
自己破産するオーナーはどれくらい?
今回は不動産投資を始めたい人向けの情報になるかもしれません。
私はこれまでに賃貸物件を持っているオーナーに数百人程度しかお会いしたことはありませんが、私が見てきた(その後の動向も出来る限り調べてみた)結果で不動産賃貸を行っているオーナーで自己破産、もしくはそれに近しい状態まで行ってしまったオーナーの実際の数と確率なるものを出して見ようと思います。
まずは結論からいきましょう
不動産投資を行っているオーナーの内、自己破産やそれに近しい状態(支払不能や延滞)になる確率は
0.5%程度です
おおよそ200人のオーナーさんがいると1人出てくるかどうか。これを多いと見るか、少ないと見るかはそれぞれだと思います。
これは私が自社、他社のオーナーさんの内、動向を知ることが出来る人の中での実際の体感値です。
当社のオーナーさんでそのような方は現在、過去もちろんいらっしゃいませんが、他社のオーナーや過去に勤めた会社でのオーナーで私が知り得る範囲も含めると、大体この程度になろうと思います。
東京商工リサーチの「リスク管理債権状況」などのデータによれば「リスク管理債権」という、簡単にいうと多数の銀行が貸しだした金額の内「破綻先債権」「延滞債権」「3カ月以上延滞債権」などを合計した数字が1.33%という数字から不動産オーナーの自己破産の確率を1.33%とするような記事もあります。
しかし、この数字は中小企業など不動産投資と関係のない融資が多分に含まれている為、不動産投資における自己破産比率を計るのに適当ではない気がします。
では自己破産に至る人の原因は?

私からすると0.5%というのは多額の資金を要する投資の中では自己破産の比率は「低い」部類だと思っております。
ではこの0.5%の人たちの破産、破綻の原因とは何か?という部分ですが
0.5%の人たちのほぼ9割は不動産投資以外が原因
こうなると思います。
私が知る限り、自己破産、返済不能まで至った人の原因は以下のようなものです。
- 本業(自営業)が上手くいかずに自己破産
- 不動産投資以外の投資(海外の新事業への投資、FXなど)の失敗
- 不動産収入以外の収入が無く、別の借金による返済不能
- オーバーローンで返済比率が高すぎて原状回復が出来ず空室が増えすぎて返済不能
- ギャンブル狂いの家族がいる方
こちらの例では自己破産まで至らずとも、不動産のローンを支払うことが出来なくなった方の原因を挙げてみました。
こうやって見ると買った物件が直接の原因というよりはプライベート、もしくは家計自体に問題のあることがほとんどであるということが言えると思います。
しかし、賃貸物件自体でも負のスパイラルというのは確実にあります。
上記は赤信号ですが、その手前の黄信号というのもあります。
全ての引き金は安易な「貸し止め」

それでは、返済不能などに陥る方の負のスパイラルの説明です。
正直、このような状態を招くと一気に収支状況は悪くなっていきます。
空室が出る
↓
原状回復をしないといけない
↓
手元にお金が無い、もしくは掛けたくない
↓
お金が溜まったらやろうと考える
↓
とりあえず今はやらない
↓
貸し止めになる
↓
全体の賃収が減る
↓
お金が溜まるスピードが落ちる
↓
最初に空いた部屋の原状回復が溜まる前に他のお部屋の退去予定が来る
↓
家賃収入が減る
↓
最初に戻る
このように安易な「一部屋の貸し止め」が全体の収支を圧迫し、負のスパイラルとなってしまいます。
そして自己破産や返済不能となったオーナーはほとんどこの状態を生み出しているのです。
本来はこの逆のスパイラルにしなければいけないのですから、当然の結果ともいえます。
不動産が原因という訳でもない
ここまでご覧になっていただければお分かりになる通り、よっぽどひどい不動産(新築ワンルーム投資など)でない限りは不動産が原因で自己破産や返済不能などになるケースというのは非常に稀であるのです。
また、不動産投資で立ちいかなくなるケースというのも、不動産に原因があるというよりは、家計や収入のコントロールなど個人の資質による部分が大きく占めています。
不動産収入というのは額が大きいのですが、使い方や貯め方という投資判断はオーナーによるものです。
物件を「買って終わりであとは永久にお金を生むマシーン」という考え方をする人はいないでしょうが、貸し止めによる負のスパイラルなどに陥れば簡単には立ち直れない状態になってしまいます。
私たちが関わっているオーナーさんの中では上記の事例や負のスパイラルなどはあまり見かけないものですが、不動産投資というのは「何を買うか?」も大事ですがそれ以上に「どう運営するか?」が非常に大事だと思っています。
当社でも入居率が芳しくない物件がオーナーチェンジした途端人気物件になる事例もあります。
不動産の価値を活かすも殺すもオーナー次第であるとも思います。
不動産自体に罪がある訳でもないのです。
賃貸不動産投資を始めたい方はその点をご注意ください。
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あなたの風邪はどこから?「私はヒザから」雨漏り編
突然の連絡「なぜ2階から?」 さて、全国の管理会社同志の皆さん、台風シーズン真っ只中になりましたね。進路予測を見て、現地に置いてあるノボリ旗の撤去をいつにしようか? 台風後の損害チェックなど忙しい日々ですね。さて、タイトルにもある通り、今回のお話は「雨漏り」です。物件を管理していると必ず経験する雨漏り、漏水、嫌ですね。一度発生すると被害は甚大、お客様も流石にこれは我慢できません。一刻を争う事態です。今回の事例でも夜間対応のコールセンターより入電です。その日は台風ではなかったのですが、記録的な豪雨に見舞われた日でした。「○○マンションの2○○号室の方より天井から雨漏りしている」との連絡です。よし分かった、すぐ準備をして出かけよう!待てよ、そのマンションは3階建てです。連絡があったのは2階。この場合考えられるのは2つです。さてどちらか① 3階の人が不在で雨漏りが貫通してしまった② 雨漏りではなく、3階の水周りからの漏水細かく言えば雨漏りでも配管や外壁を通り貫通することはあるのですが、まあ現状この2パターンかと思っていました。とにかく現地へ向かいます。 いた!いました 現地へ到着し、ご連絡をいただいたお部屋に訪ねます。お詫びを申し上げお部屋へ入ります。クローゼットから水が漏れてきたとのこと、入居者さんが中の荷物を移動した後でしたが、水は床を濡らして上から見える範囲で次から次へと落ちています。急いで拭き上げます。そして尚も止まらない水。ここではまず応急処置が求められます。水が長時間床を濡らすと当たり前ですが、床材を腐らせてしまいます。私は雨漏り応急処置セットを取り出します。 押入れの天井です。次から次へと水が染みています 写真には中々写らないのですが、横の柱を伝って床を濡らしています 柱を伝い次々と床へ到達する水 この時点で、雨漏りが濃厚と思われました。というのも、このマンションでは鉄骨造であり、比較的上階から下階へは真っすぐ水が落ちる造りなので、水周りの漏水であればこの辺りには漏水することは考えにくいものでした。鉄筋コンクリート造などになると、水周り設備から漏れた水が床下コンクリートを伝い、別の場所へ漏れることもありますので、漏水=上のその場所とはならないことも多くあります。以前などは10階から漏れた水が配管を伝い、3階に漏水したこともありました。途中の階は全スルーで10階から3階へダイレクトにいきました。その時は配管図などを見て特定に至りましたが、大分レアケースでした。この時点で、急いで3階へ向かいます。しかし、不在であろうことは予測できました。一応インターホンを押すと、「はーーーい」という声と共にドアがあきました。「え?いるの?」ドアが開くと多分東南アジア系の青年!しかもこんな時になんですが、かなりのイケメン! ※画像はイメージです。本人の写真ではありませんが、何となくこんな感じの優しい雰囲気のイケメンです。そしてなんと家の中でカッパを来て笑顔で立ちすくんでいるのです私はあまりの光景に言葉が出ませんでした。とにかく事情を聞こう、しかし頭の中は目の前の光景が頭に入りません。「え?笑ってる?」 「なんで家の中でカッパ?」 「日本語通じる?」 「水が現在進行形で落ちてるのに?」色々なことが頭を駆け巡りますやっと出た言葉は「なんでなん?」やってしまいました。関西に縁もゆかりもないのに、変な関西弁になってしまいました。そう、もちろん会社を出る前に上階に連絡はしましたが、上階は法人契約だったため時間外で連絡が付かなかったのです。入居者の連絡先も電話がつながらず、しかしまさか入居者さんがいるとは さあ急げ、まずは止めよう そう、そうだったのです。法人契約で契約している会社で働いている青年です。言葉もまだカタコトで、日本でこのような状況になった時にどのように連絡をすれば良いのか分からなかったのでしょう。しかし、ここで私と入居者さんに救いの手がやってくるのです。彼は会社の上司に連絡をしてくれていました。そしてその会社はなんと「建設業」社長さん自らが到着し、あっという間に屋根へ上っていきます。傍らには自社の従業員を引き連れ、屋根へと向かっていきました。ちなみに屋根への階段などないマンションで曲芸のごとく上がっていきました。社長さんは大きなブルーシートを片手に屋根へ行き、応急処置を施してくれました。では後は私の出番です雨漏りは水の侵入口を止めてもしばらくは溜まった水が出続けます。そこで このようにブルーシートで「ジョウゴ」を作って残りの水を受けることにしました。ちなみにこの時はブルーシートとタッカーというホッチキスの大きな物を使い、下は洗濯バサミです。写真を消してしまいましたが、3階はもっとひどく天井にこのジョウゴを3ヵ所ほど作りました。そして、少しずつ収まっていく水を安堵の気持ちで見ていました。 あなたの風邪はどこから?「私はヒザから」 一旦収まってきたものの、3階は水浸しです。カッパを着て耐えるしかなかった彼に申し訳ない思いをさせてしまいました。せめて、しっかり拭こうと思い、ヒザをつき、びしょびしょに濡れた床から水を拭き取ってはバケツへ絞っていきます。この時点で私も頭から全身濡れていました。ヒザをつき、必死に床を拭く私に青年は「アリガト、タイヘンですね」と言ってくれました。家の中でカッパを着せてしまったことに対する怒りなど全くなく、こちらの労をいたわってくれる優しい青年でした。その後社長さんにお礼をし、2階の方も優しく労いの言葉をいただき現地を離れました。大変ではありましたが、解決した時の「ありがとう」はやっぱり最高のやりがいなのでしょう。ある種の達成感とともに帰路へつきました。帰ってから風邪はひきました
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お引越しの挨拶 いる?いらない?【2022年最新版】
お隣さんへのご挨拶、するしない? 皆はどうしてるの? さて、ご入居前に聞かれるこの質問今回は管理会社としての方針と、もし引っ越し挨拶をするならどのようにすればよいのか?挨拶の仕方から挨拶時の物、文面をお話しします。管理会社として見解を出す時が来ました。昔は引っ越してきたら両隣と上下階は挨拶にいくものだ!なにかあった時の為に挨拶にはいった方が良いというのが定説でした。我々ロータスホームでも最近お話しすることも多くなってきたこともあり、ある程度のラインをお出ししようと思います。結論からいきますと「引っ越し挨拶はしなくてOKです」その為、当社物件などお住まいになる場合などはお引越し挨拶はしなくても結構です。管理会社としての方針はこのようにしています。もちろん、「するな」という訳ではありません。やはりご挨拶をしておきたいという方はしていただいて大丈夫です。「なんで?した方がいいんじゃないの?」という意見も分かります。・ご迷惑をお掛けした時に挨拶に行っておいた方が許してもらいやすい・自分に何かあった時の為に助けてもらえるかもしれないしかし、このご時世でご挨拶の弊害もあります。・女性の一人暮らしであることが分かる・お隣さんとの「近所づきあい」の感覚の違い・そもそも挨拶される側も望んでいない・防犯上の懸念特に最近はこの「近所づきあいの感覚のズレ」が大きいような気がします。「ご挨拶に行った先が変な人や怖い人でトラブルになる」 実はこのようなケースはほとんどありません。それよりも多いトラブルは「いい人過ぎて困ってしまう」このケースがの方が多いように思います。昔あったのですが、ある入居者Aさんがお隣のBさんにお引越しのご挨拶をしたところ、BさんはとてもAさんに好感をもちました。その後Aさんから管理会社へ連絡が来ました、その内容は「Bさんからおすそ分けや長時間の雑談などで困っている」とのことでした。聞けば、事あるごとにBさんからおすそ分けや、顔を合わせれば世間話などをしていたのだが、頻度が多くなってきてお返しをしたり、お話しをすることが大変になってきたとのことでした。お互いに良い人同士だったために、良くしてあげたいという気持ちがこの結果になってしまいました。ちなみにこの事例ではBさんが変わり者ということはありません。近隣とのトラブルなども一切なく、他の方とは会釈をする程度の方だったそうです。挨拶をきっかけにお互いの感覚のズレがお互いの重荷になってしまった悲しい事例です。では、ご挨拶は完全にしない方がよいか?と言われたら1つだけ例外があります「小さいお子さんがいて周りへの迷惑が気になる」という場合はご挨拶をしておいた方がよいでしょう。この場合は大体ファミリー向け物件になるため、お互いの感覚も近く、コントロールしづらいお子さんの騒音に対して事前にご説明したほうが良い結果になることが多いと思います。しかし、その場合でもおススメしているのは「会わずにご挨拶してください」これです。それではご挨拶をする場合のおススメのご挨拶の方法、贈り物、文面などについてお話していきます。1.ご挨拶の方法基本的にはお引越し当日、もしくは翌日までに両隣と上下階へ物とお手紙を添えてポスト、もしくはドアノブなどで会わずにご挨拶 特に新型コロナウイルスなどにより来訪者そのものに気を遣われる方も多いため、ご挨拶それ自体が不快感になる可能性もあります。 お手紙と粗品があれば「わざわざ来てくれたのだな」と思ってもらえます。 2.贈り物洗剤やタオルなど食品以外の物で金額は200円~700円程度の物特に多いのは・タオル(紙のし付き)・台所用洗剤 ・サランラップ ・フリーザーバッグなど生活必需品が多く、ネットで「引っ越し挨拶 粗品」とでも検索して出てくるもので十分です。ポストやドアノブでの受け渡しとなるため食品関係は避けた方が無難です。好みもありますからね。3.手紙の文面例文「〇月〇日に○○号室に越して参りました○○と申します。 このご時世ですので、ご挨拶をお手紙にて失礼いたします。 こちらには小さな子供が2人おり、何かとご迷惑をお掛けすることもあろうかと思います。 注意を促してご迷惑にならないよう努力いたします。 また、心ばかりではございますが、ご挨拶の品を入れておりますので、お使いいただければ幸いです これからお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。」お伝えするポイントとしては ・子供がいること ・こちらとしてもなるべく迷惑にならないよう注意していくこと これがあれば十分だと思います。一人暮らしで挨拶をしたいという場合でもこのようにお手紙と粗品でご挨拶すれば良いでしょう。あとは、集合住宅ですからお隣や上下階の方へ配慮しながら生活していけば、それが何よりのお気遣いになるのです。よく聞かれるお引越しの時のご挨拶。皆さんも他の方がしているか?不動産屋としてはどのように考えているか?当社としての立場をハッキリとお伝えしようと思いました。
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家賃を滞納する人が必ず言うこと
家賃滞納は得意ですが、好きな業務ではありません 今回はなぜか家賃を滞納する方々が多く言うこととその対策についてお話します。賃貸管理で必ず出てくるこの問題 我々、賃貸物件の管理会社は毎月の家賃を入居者さんからお預りし、その月の支払いなどを代行し、残った金額を大家さんへ送金する。 その業務でお金をいただいております。ということは、家賃が入らないと大家さんだけでなく、我々管理会社も対価をいただけません。ちなみに皆さんは、物件の大家さんというのは大金持ちの方がアパートマンションを作って家賃収入でウッハウハというイメージでしょうか?現実は一部の例外を除けば、そんなこともなく、当社で管理させていただいている方のほとんどは本業を持ち、必死で貯めたお金を元手に将来のため、お子さんやお孫さんのためなどを思い、銀行さんで借り入れをして大家さんを営んでいる方が多いものです。つまり、家賃滞納というのは管理会社だけでなく、借金を返せなくなる大家さんにとっても重大な事案となるのです。 そんな一大事の家賃滞納の解決ですが、私はこういっちゃなんですが上手です。こんなことを書くと、「悪徳不動産屋が脅したり、嫌がらせをして無理やり回収するんだ」 などと思われるかもしれませんが、家賃滞納の対応はそんなに甘いものではありません。断言できます。 脅したり嫌がらせで払ってくれるならこんなに苦労などしません。またそんないわゆる「滞納者」という方が必ず言うことがあるのです その前に、これから私がお話しする「滞納者」とは ・家賃が遅れるなどの連絡もなく ・3ヶ月以上の期間家賃を1円も支払わない 方となります。「引落しがたまたま出来なかった」「うっかり残高確認していなかった」などの過失などによる遅れた方などは除きます。 では本題になりますが、その一言とは最初に電話や訪問でお話しして、「〇〇月からお家賃が〇〇万円未納となっておりますが~」 と言うと 「来月まとめて払います」※正確には全額もしくは2ヶ月分など と即答するのです。 そして滞納督促に慣れていない社員などはその言葉を鵜呑みにして、大家さんや上司に「○○さん、来月支払う約束してきましたー」と誇らしげに報告するのです。 大体95%位の確率で入金はされません そもそも考えてみれば当たり前なのですが、来月少なくとも2ヶ月分かそれ以上払えるのなら何故滞納してしまうのか? 毎月月初に送る未納のお手紙や電話での督促でなぜ払わないのか?を考えていないのです。 これを読んでいる皆さんはおよそ滞納などされないと思います。そんな皆さんに質問しますが、来月2~3倍の家賃相当額のお金を家計から払えと言われてポンと出せますか? 出せるという方はそっとブラウザを閉じていただいて結構です。 そう、お金に困ったから支払わなかったはずでしょう?そして来月本当にまとめて払えるのなら、事情を先に話して待ってもらうなどの行動が先にくるのではないでしょうか? 本当にある事例としては今まで家賃の遅れもない方で「コレコレこういう事情で今月入金が間に合いませんが、来月〇日に入るのでその時に支払ってもいいでしょうか?」という電話をしてくださる方もおります。 そういった場合、過去の履歴などを照らし合わせて大家さんに掛け合い、少し待つこともレアケースではありますが、以前は行っていました。※最近はシステムで管理しており、家賃保証会社から自動で入金がある場合が多く。現在は原則として行っておりませんそう、そうなのです。いよいよまずい事態になった時に人は悪意なく咄嗟に言ってしまうのです。そうして期日を迎えるが、手元にお金が準備できない。そうすると約束を破ることになる→気まずくなって電話も出ない→滞納が積みあがる負のスパイラルに突入です。これは何も滞納する方だけが悪いのではないのです。その場、その瞬間では本当に支払うつもりなのです。ではどうしたら良いのでしょうか。まずは「何故支払うことが出来なかったのかをしっかりと確認しましょう」「来月払われるとのことで、ありがとうございます。ちなみにすぐのご入金が出来ない理由を聞かせてください」ここではしっかりとストレートに聞きましょう。お金のことなので聞きにくい、その人の懐事情を探っているようで嫌だなどとボカシてはいけません。そして、それは絶対にお互いの為になりません。残念ながら滞納になってしまい、滞納者の方も最初は恥ずかしい、申し訳ないという気持ちがある内に解決へ向かわなければなりません。ここで解決しないと「遅れても大丈夫」のマインドが育ってしまい、本当に常習化してしまいます。ここで大事なのは、「確かにそういうことなら理解できる」という所まで到達することです良くある事例と不審に思わなければならないポイントは以下 ・会社からの給料が遅れて・ではいつになるのか?今後もそういったことがあるのか?・今月別の支払いが多くて・なぜ家賃を後回しでいいと思えるのか?・病気やケガなどで収入が減った・現在の状態は?今後の回復の目途は?・単に支払いを忘れていた・それでは今日、もしくは明日ではダメなのか?・落とした、盗難にあった・被害届、保険会社への申告の有無・葬儀や結婚式などが多くて・なぜ家賃を犠牲に?・クビになった、失業した・失業保険その他の申請などは このように不審と思われる点をついていくと、嘘の場合はボロが出ますし、本当の場合は本人も今後の道筋が見えていない場合が多いのでアドバイスをしていきます。今後の道筋を何も分からない本人に任せてしまうと負のスパイラルへまっしぐら。ある程度のところまでは導いてあげましょう。 「そんなこと言っても、ケガや病気は治せないし、盗難にあった人を助けることもできない、ましてや貸してあげろとでも言うつもりか?」そうではありません、不動産屋たるものそういったサポートを勉強しておかなければいけません。例えば盗難にあったなら入居者が加入している家財保険に盗難補償などがついていますし、ケガや病気で働けないなら生活福祉資金や住居確保給付金等の公的サービスの存在をお知らせする、雇用保険の要件など、そういった知識を教えてあげるだけで、ようやく目途が立つのです。あとは、細かく連絡を入れることで「家賃は遅れてはいけない」「遅れるとしつこく連絡が来る」というマインドを持ってもらうのです。なぜか後回しにされやすい家賃、その家賃はだれかの借金なのです。滞納督促には必殺技など残念ながら無いのです。我々にできることは地道な作業の連続です。でも地道な作業を行うと、毎回の督促対応は確実に減っていきます。一度正しい流れに乗ってしまえば本当に期日通り支払ってくれるようになります。実際は悪質な滞納者へ変わる方は少ないものです。初期対応や言い訳に対する対応を間違わなければ解決へ向かうケースがほとんどです。疑う訳ではなく、一緒に解決へ向かうという姿勢でいきましょう。「キレイゴトばかり言いやがって」「現実はそこまで甘くない」そう思われる方は、最初から根本を解決しないから大変なのです。目先の家賃の入金だけにこだわると毎月督促を行わなければならないので、私はこの方法で1件解決したら後は連絡をしなくて済むように楽をしたいのです。本当に物事は最初が肝心です。最初にとことん突き詰めれば後で楽できるのです。だからこそ、「キレイゴト」「耳ざわりのよい言葉」を使わないといけないのです。苦境に立っている人に厳しい言葉を投げつけても受け止める力はありません。あとは聞く耳が閉じて負のスパイラルです「キレイゴト」でも「この人の言うことを聞いていれば何とかなるかも」と思ってもらえれば、明日から鬼の督促などを行わなくても良くなるはずです。 現実は嘘をつかれることも多い。約束は破られることも多いのは分かります。それでも自分自身が楽になるために、明日気分よく仕事を終えられるために私はこのように考えてます。
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怒鳴る人 そのメカニズムと対処 どなるドさん
怒鳴る人の習性やメカニズムを知れば対策も見えてきます 賃貸管理を行っているとこの「怒鳴る人」というものに一定数遭遇します。大きな声でまくしたて、時に威圧的な言動で向かってきます。私はこの「怒鳴る人」の対応は得意です。今回はこの「怒鳴る人」のメカニズムと対応策についてお話していきます。その前にここでいう「怒鳴る人」というのは基本的には悪質クレーマーと呼ばれるような人であり、上司や親などの関係ではない人を対象としています。理不尽(理由は正当かもしれないが度を越した物)や、こちら側が関わらないようにすることが出来ない人の対策となります。基本的にはプライベートなど関わらないことが出来るなら関わらない方が一番だと思います。しかし、お客様にこのような方がいた場合、安易に謝ったり、要求を飲んだり、無視をするということは難しいでしょう。そういった時の為の対策と思ってください。 メカニズム 成功体験が「怒鳴る人」を作った ではこの怒鳴る人ですが、なぜ毎回「怒鳴る」という解決方法を取るのでしょうか?まず一つは「それで解決して(出来て)きた」からです大体の人は大きな声を出されるとビックリして萎縮してしまいます。特に男性の大声はお腹に響き、小さい子供や女性などは恐怖を感じることでしょう。そう、相手から思考力を奪い、反論の余地を与えないのです。多少、暴論でも反論させない。相手は言いたいことがあっても言えない。結果的に、怒鳴ることで「得をして生きてきてしまったのです」この人生においての数々の偽物の勝利により、「怒鳴る=勝利」の方程式が育ってしまったのです。この誤った方程式により「怒鳴る人」=「ドナルドさん」は物事の解決方法の第1選択に「怒鳴る」を選択してしまうようになるのです。しかし、同時にそれは最大の弱点をも育ててしまっているのです 対策編1 「ドナルドさん」が苦手なこと ではそんな「怒鳴る人」=「ドナルドさん」ですが、苦手なことがたくさんあります。苦手リスト・沈黙・目をまっすぐ見られること・理論的な話・逆に大声を出されることまとめると、「怒鳴るという行為が無駄な人」これに尽きます。では具体的にどうすれば良いのでしょうか? 対策編2 クレームマニュアルと真逆の方法「相手の言葉を遮ろう」 まずは、たいていのクレーム対応の指南書や方法とは全く違う方法になります。相手の言葉を遮ってみましょう。通常の苦情や正当なクレームなどでは相手の話を良く聞きましょうと言われます。これはその通りだと思います。しかし、ドナルドさんへの対応は逆にしなければなりません。なぜか?ドナルドさんは「自分の言葉で怒りを増幅させる」のです独演会をしている内に自分自身の言葉に酔ったり、被害妄想的な道へ進んだりするのです。こちらが何も言ってないにも関わらず、自分自身の攻撃的な言葉で更にヒートアップしてしまうのです。以前のケースですがこんな感じですドナルドさん「エアコンがつかない、家賃を払ってるのにどうしてくれるんだ」私 「それは申し訳ありません、すぐに業者を手配して修理もしくは交換対応をしていきましょう」ドナルドさん「いつ直るんだ!今日か(この辺から怒鳴りはじめます)」私 「症状によりすぐ直せるかもしれませんが、まずは見てもらいましょう」ドナルドさん「すぐ直らなくて俺が熱中症で〇んだらどうするんだ責任取ってお前も〇ぬのか?」 「お前らは人が〇んでもいいんだな、人〇しの会社か?」 「もしそうなったら〇〇に頼んであqwせdrftgyふじこlp」※聞き取れずこのように自分自身で「〇ぬ、〇す」などの単語を口に出してヒートアップしてしまうのです。このケースは極端でしたが、皆さんの周りにも多かれ少なかれこのような人はいませんか?説教中に自分で出したワードで火がつき、説教が長くなる上司とかその為に少しずつ遮っていきましょう。遮る時は相手のワードに対して、具体的に聞くことがおススメです。例えば「昨日から下の階のやつがうるさくて眠れねえんだよ!」ときて、相手がまだ怒鳴ろうとする場合は「○○さん、昨日というのは何時ごろですか?」とか「どんな音がするんでしょう?」、「1回の騒音がどれくらい続くのでしょうか?」など、あくまで「私も解決したいので詳しく教えてください」のスタンスです。上手くいけば波に乗れないドナルドさんは、「具体的に思い出す」という作業を強いられることで怒りのエネルギーが散ってくれる場合があります。しかし、この程度で終わるようなドナルドさんは初級編です。次回は中級から上級のドナルドさん対策をお話ししていきます。経験上、クレーム対応や苦情対応を教える、いわゆる「キレイゴト系」では本当の意味で解決しづらいのです。「相手の言い分を真摯に聞きましょう」 「受け流しましょう」 「プライドが高く、認められたい人なので寄り添いましょう」しかし、私は先月も今月もはたまた来月も独自の解決法で上手く解決しているのです。しかも最終的にはそんなドナルドさんが味方になることがほとんどです。そんな、地獄と泥沼で培ってきたドナルドさん対策「中級編~上級編」はまた別の機会に
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買うよりお得だ!「家電レンタル」
とにかく壊れやすい一人暮らし用家電、何とかしたいですよね 「初期費用や契約金以外にもお金は掛かるんですよね」始まりはこのようなお言葉でした。そう、新生活を始めるにあたっては何かとお金が掛かるもの。特に初めての一人暮らしで必需品といえば「冷蔵庫・洗濯機・ガスコンロ」これらは最低限の生活をするにしても必ず掛かってきてしまいます。特に学生さんや新社会人の家電についてはこんなお悩みが・自分で買うにしてもまとまったお金が必要・学生なので長くても4年程度しか住まないし、その先は今は分からない・引っ越しの荷物が多くなり、軽トラを借りたり引っ越し会社にお願いしないといけないそれなら家電をこちらで用意してあげれば喜ばれるのではないか?これでスタートしたのが「家電レンタルプラン」でした。概要は以下の通り 費用月額1,000円~1,500円物件により多少の違いあり標準レンタル品冷蔵庫・洗濯機・ガスコンロ電子レンジ、TVも別途費用で有り故障した場合修理、交換無料(故意、重過失を除く)経年故障、突然の故障も費用負担なし期間無制限(賃貸借契約期間が続く限り)実際の家電レンタル品 ※こちらはあくまで一例です。商品の程度やサイズなどは各物件により変動があります どうでしょう、一人暮らしには十分なグレードかと思います。ちなみにご自身で同程度を用意する場合の金額を3年程度の月額で見てみると 商品買った場合の相場購入金額÷36カ月の金額冷蔵庫90L~120L¥35,000~¥40,000 ¥972~¥1,111洗濯機4.5kg¥28,000~¥35,000¥777~¥972ガスコンログリル付き¥15,000~¥25,000¥416~¥694合計¥78,000~¥100,000¥2,165~2,777 月額平均でも当社の家電レンタルの方が毎月1000円程度負担が少ない計算となります。しかもこれは商品代だけで設置費用や送料は加えておりません。しかも、このランクの家電になると結構な割合で故障も多く(特に洗濯機、ガスコンロは滅多にありません)、3年の間に1度でも交換となると、家電リサイクル料や廃棄料なども掛かってしまいます。買えるが、「あえて買わない」という選択も良いのかもしれません。ご入居してすぐに使える状態で、かつ故障も責任を持ってくれる、ご卒業や転勤などでも身軽にお引越しが出来る、本来必要と思っていた費用を他に充てることもできる そうメリットが大きいのです。そんないいサービスならオーナーさんの負担が大きいのでは? 家賃に上乗せされているのでは?従来はオーナーさんがまとめて購入し、貸し出しをしておりました。今もそのような物件もあります。しかし、今年から自社での貸し出しを行うことができましたので、オーナーさんの負担も軽減することが可能になりました。今度からのお引越しは少しでもお引越しに掛かる費用を少しでも削減できればと思います。そしてオーナーさんとしても新たな空室対策としてお問合せいただければと思います。
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諦めないで!10年何もしなくていいリフォーム
株式会社ロータスホームの強みの一つがこの「リフォーム力」です!「お金さえかければこんな風になるのは当たり前でしょ」それはそうなのですが、それを安くクオリティを高めるからこそ「強み」になると思っております。やはりオーナーさんとしては家賃収入が大事になりますので、費用を掛けすぎてしまえばマイナスになってしまうため、その費用対効果はやはり問われるところです。なぜ安くすることが出来るかといえば、一つには「自分たちで施工管理が出来るから」です。私と管理部スタッフは大手ハウスメーカーのリフォーム部門で積算から施工管理までを行っておりましたので、リフォームの際には自分たちで部品や資材の見積り、各職人さんの手配が可能となっております。施工単価を少しでも抑えるため、安い部品を仕入れて自分たちで物件へ運ぶことも日常茶飯事です。通常のリフォームでは、各工務店やリフォーム会社に見積もりを依頼し、上がってきた見積りをオーナーさんへ提出となります。もちろん、それでも仕上りと費用対効果が高ければ言うことはありません。しかし、当社に管理物件として新たにいらっしゃるオーナーさんの物件のリフォームを見たり、掛かった金額を聞くといつも「それだけのお金掛けるなら、ここまではやって欲しいなあ」と思ってしまう物件が多いのです。そのうえで、「単に見栄えの良いお部屋」ではなく「決まるお部屋」更に「資産価値の上がるお部屋」「今後リフォームをなるべくしなくて良いお部屋」を目指して施工しております。これからお出しする事例は築30年以上の物件でこれまでのリフォーム履歴は無し物件でした。これまでお住まいになった方は長期間お住まいになっていただき、初めて空くお部屋でした。ご入居者さんは普通の使い方をされておりましたが、いかんせん年月が経ち、脱衣所の床は腐って抜けている状態でした。浴室は置き型の浴槽で壁面タイルはひび割れも多く、何枚かは落ちていました。ユニットバスへの入替も検討しましたが、写真右奥の柱が障害となり、箱型のユニットバス施工は費用面でもかなり高額になりそうでした。 壁タイルは割れており、床面のタイルは現在少し敬遠されがちなタイプ 今回は浴槽交換と壁を貼替え、床もタイルから貼替えを選択しました。水栓もサーモ式に替えました。浴槽のサイズが規格的にあまりないサイズでギリギリの物を探すのに苦労しました 床の傷みはひどく、各所でベコベコになっていました。まずは下地を補修することにしました。 靴箱はシートを貼りお化粧、奥の建具も今回交換しました。広いキッチンスペースは照明が1基で暗い印象のため、ダウンライトを縦に並べて明るい室内へ変更 奥は6畳の和室、TV端子も昔の古いモノになっており交換、スイッチプレートなど細かい点も全て交換します。こういった細かい部分に古さを残すとせっかくのリフォームも残念になります。 壁面は落ち着いたグレーのアクセントと天井は木目にしました。それでも残る古い部分やサッシ周りと合わせるためにナチュラルな色調にします。 キレイに使っていただいた洗面台もボウルにひび割れ、洗濯パンも日焼けし黄色く変色しています。 今回はミラーキャビネットタイプの洗面台が安く仕入れられたので少し豪華にしましたが、お値段は施工店価格の6掛け程度です。しかし運ぶのは重かった。洗濯パンも運びました 中々勇気のいる建具施工ですが、これも資財屋から直で仕入れることでコストカット! 10年大きなリフォームしないために建具を交換。少しずつ施工すると単価が上がりますが、今回は大工さんが入るのでここまでをお願いしました。 温水洗浄便座と棚付きのペーパーホルダーにしました。ウォシュレット機能は個人的には好きですが、冬場便座が暖かいという点でも私たちはおススメしています。これも大量入荷して安い時期に仕入れました。 キッチンはなんと2600mmの大型サイズがついていたのでもったいないのでそのまま利用しました。キッチン蛇口をシングルレバーに変更しました ここまで来たなら天井ダウンライトも施工しました。この6畳間にダウンライトと壁紙変更で十数万の提案をするところもあるようです・・・・ ダウンライトは淵のカラーもお部屋や壁紙に合わせて色を変えます。電球色を使うことも無くはないのですが、今回は昼白色で明るいお部屋に仕上げます。 元は押入れでしたが、大工さんが入るのでついでにクローゼットへ変更。収納の中までクロスは貼った方が良いです インターホンもモニターホンへ交換!これはネットで見つけた安い物をそのまま持っていき、職人さんにダウンライトと同日に施工をお願いします。別日になるとそれだけで日当分発生してしまうので、工程管理と資材の搬入タイミングは大事です。 水栓と壁面を変えるだけでまるで新品ユニットバスのような浴室になります エアコンは新品です。これは馴染みの業者さんにお願いしました。こればかりは自分たちで仕入れてもかないませんでした。 いかがでしたでしょうか?このお部屋では賃料を結果として以前の築浅当時の水準までもっていくことが出来ました。また、今後このお部屋でリフォームがあるとしても部分的な壁紙程度で済むことでしょう。今回のリフォームは丸ごと大掛かりになりましたが、普段から規模の小さいリフォームでも「少しでも今後費用が掛からないように」「掛けてもらえるなら少しでも入居につながるように」「住んでくれる方が少しでも快適なように」不動産屋からおススメされるリフォームは「マージンが乗っているんでしょ」と思われることも多いものです。本来不動産会社は決まりやすいお部屋を知っているものです、ただそれをコストも含めて自分たちで作り上げることが苦手なのです。当社では「決める為に必要なことを知っている者が、少しでも費用対効果を上げようと本気で頑張るリフォーム」です。右から左のマージンではなく、安さのカラクリをいつか発表したいと思っていたので、熱が入りすぎました。すみません。そんなロータスホームのリフォーム。ぜひ一度ご体感ください。定期的にリフォームや空室対策になりそうなものをご紹介したいと思います。
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事故物件と幽霊について
不動産屋さんを怖がらせないで 「オバケの出る物件ってあるの?」私が不動産屋で働いていると話すと結構な確率で聞かれることがあります。まず大前提として私に霊感はありません。これまでの人生において幽霊や妖怪その他怪奇現象といった類の経験をしたことはありません。その為、幽霊の存在は信じてはおりません。原則としてしかし、だから怖くないか?と言われたら別です。ホラー映画を見れば怖いですし、怪談を聞けば背筋を凍らせてビビッてしまいます。そうです、体験したことがないから「いない」と信じていますが、もし体験してしまったら怖くてイヤだという普通の感覚です。ですから夜中の空き部屋管理などで恐怖を感じることも少ないですし、そんなことを言っていたら仕事になりません。しかし昨今TVで「本当にあった怖い話」系ではいわゆる「事故物件にまつわる幽霊話」などを多く目にします。そういったTVが多いせいか冒頭の「オバケの出る物件ってあるの?」をよく聞かれます。これについて実際のいち不動産屋として答えるなら「オバケが出るといわれる物件は確かにある」という程度しか言いようがありません。私は東京都で不動産業をスタートして十数年東京近郊におりましたので、その間は非常に多くの噂や有名な物件を見聞きしてきました。なぜか鹿児島県に戻ってきてからはそのような噂や有名な物件などは少ない印象です。地域性なのかそもそも鹿児島県が幽霊が少ないのかはわかりませんがとにかく鹿児島では圧倒的に少ないと思います。鹿児島では全くないとは言いませんが、東京にいた時はそこかしこで同業者や同僚などから聞いていたものです。「〇〇マンションの○○号室」とか「○○アパートの階段」とか様々です。いつか機会があればそのような物件でお話なども書いてみたいものですが、いかんせん自分に霊感がなく体験していないので、あくまで噂や見たという人の話になるので、信憑性もないですからあまり面白いものにはならなそうです。しかし、経験上なのですが、いわゆるお化けの出ると言われるお部屋や物件の多くがなぜか「事故物件ではない」ことが多いような気がします。これはどういうことかというと、よくTVなどでは「この部屋に住んでいた人が亡くなったことが後に判明した」というオチが多いのですが、実際に幽霊が出ると言われるお部屋は不動産の記録などからも事故物件であることが少ないと思います。私もこれまで不動産業に従事する中で事故物件と呼ばれる、お部屋で亡くなってしまった事例は何度も経験がありますが、不思議とそこに入る時などは怖さを感じたことはありません。それは、今まで生きていた方を感じられるからなのでしょう。入居中も特に問題などない良い方が亡くなって急にオバケになるとは思えませんし、事故物件の後片付けなどを行っている私たちを恨むはずもないだろう。と強く確信しています。これが当たっているから事故物件ではそのようなことがあまり無いように思います。事故物件に入る時は特定の信心はありませんが、自然と手を合わせ故人のご冥福を祈っております。人は必ずいつか亡くなるものですし、それは自然なことですから。話は戻りますが、今まで入居中の方や退去される方から幽霊などが出た等は聞くこともあるのですが、あったとしても1度だけ体験したとか、前の入居者もその後の入居者も1回もそのようなことがなかったケースがほとんどです。オバケがいるという前提なら「たまたま見た」とか「お部屋にいる訳ではない」という感じなのでしょう。しかし、特に有名な物件やお部屋というのはなぜか「誰が入居しても言う」「なぜか入居が長続きしない」など霊感の無い私でも「さすがにこれは本当なんじゃないか?」と思ってしまいます。そしてそのほとんどが「事故物件ではない」ことが多いと思います。できれば人生の中でそのような経験はせずに済んできましたので、オバケの方々には私を見逃していただけるように切にお願いしたいものです。







