(23ページ目)管理会社が作って欲しい法律3選 ~本気で解決できると思ってるのか?~

私たちが行っている「賃貸管理」は、思っている以上に範囲が広い仕事です。


お部屋の設備故障から、お隣さんとのトラブル、地域との問題まで・・・本当に多岐にわたります。

ただ、ほとんどの問題は、丁寧に対応していけばいつか解決します。

設備なら、直すか交換するか。対処法があるんです。

一番厄介なのは、最終的な解決が「法律」に委ねられている問題。

法律そのものはあるものの、実際の現場で問題を解決するには、心もとないケースが本当に多いんです。

今回は、そんな問題点と、管理会社として「これは法律で作ってほしい」と思うものを3つ挙げてみようと思います。

みなさんも不満に思っているであろうこの問題、実はこんなにややこしいんですよ。

この問題に真摯に取り組んでくれる国会議員さんがいたら、全力で応援したい・・・。

そう思っている管理会社のスタッフは、きっと全国にたくさんいるはずです。

それでは、いきましょう。

①無断駐車


「私の駐車場に知らない車が停まっているんですけど(怒)」と言われる無断駐車。

困るのは、これが基本的に「私有地内のトラブル」として扱われること。

110番したところで、警察が来てくれることはまずありません。

「当事者同士で解決してください」と言われて終わりです。

そうなんです、無断駐車は基本的に民事上の問題であって、刑事事件として動いてもらえるケースはかなり限られているんです。

警察に依頼しても、その車が盗難車であるか否かを調査して、盗難車の届けが出ていなければ基本的に警察は介入できません。

かといって、管理会社や土地所有者に強い権限があるかというと、これがまた何もない。

勝手に他人の車をレッカー移動させることはできませんし、タイヤロックで閉じ込めるようなことも、下手をすればこちらが訴えられるリスクすらあります。

できることといえば、警告文を貼る、看板を立てる、チェーンを張る・・・正直、気休め程度の対策しかできないんです。

だからこそ、無断駐車をきちんと「違法駐車」として扱ってくれる法律があれば、どれだけ楽か。

一番は私有地の無断駐車でも一定期間過ぎたら違法駐車として罰金やレッカーの対象になればいいんですけどね・・・・難しそう

ちなみにこの無断駐車の所有者を照会する仕組みもあるにはあるのですが、やはりかなりの期間と労力が必要です。

せめてこの照会をオンラインとかで出来るようになっても欲しいですね。

②ゴミの不法投棄・分別違反


分別されていないゴミが収集されずに、そのまま放置されるアレです。

これも結局、「誰が捨てたか分からない」となれば、警察はほとんど動いてくれません。

不法投棄自体は法律上罰則がある行為のはずなのに、少量のゴミや一回きりの違反では、実際に捜査・摘発までいくケースはごくわずか。

「防犯カメラでもない限り、犯人の特定は難しいですね」で片付けられてしまうことも多いんです。

管理会社にできることも限られています。

注意喚起の張り紙をする、分別ルールを再周知する・・・それくらいしかできません。

ゴミを出した本人に直接注意することも、誰が出したのか分からなければ不可能ですし、仮に分かったとしても、強制的に片付けさせる権限まではないんです。

結局、収集されなかったゴミは管理会社や大家さんが自腹と手間で片付ける、というのがよくある結末です。

これも、分別違反や不法投棄にもっと踏み込んだ罰則があれば・・・と思わずにはいられません。

ちゃんとルールを守っている入居者ほど損をする今の状況、法律でしっかり後ろ盾を作ってもらえれば、管理会社も入居者もずっと守りやすくなるはずです。

個人的には罰則が厳しくあることも必要だとは感じますが、保険などでもカバーできるような仕組みがあればいいなとも考えます。

③長期間放置されたバイク・自転車の処分


駐輪場や駐車場の隅に、持ち主不明のまま何年も置かれている自転車やバイク・・・。これも管理会社の悩みのタネです。

「持ち主が分からないなら、警察に言えばいいんでしょう?」と思われがちですが、実はそう簡単にはいきません。

防犯登録を照会してもらっても、盗難届が出ていなければ、警察としてはそれ以上動けないことがほとんど。

「所有者に心当たりはありませんか?」と逆に聞かれて終わる、ということも珍しくないんです。

「じゃあ、不明で放置されているなら管理会社や大家さんが勝手に処分すれば?」

しかし、それも簡単ではありません。

所有者が分からないまま撤去・廃棄してしまうと、後から持ち主が現れて「器物損壊だ」「窃盗だ」と言われるリスクがあるんです。

張り紙をして一定期間様子を見る、保管場所を確保する・・・できることはそれくらいで、結局は「動かせないスペース」として、何年も駐輪場の一角を占領されたままになってしまいます。

本来の手続きでいえば、妨害排除請求権というものを根拠に裁判所に訴え出て、勝訴はすることでしょうが、そこから更に時間を掛け、費用も掛けてと放置された側の損失は計り知れないのです。

大体、公道上のバイクは簡単に撤去できるのに、私有地はダメってのはねー。

また、放置した人物にそこまでの権利を与えなくても良い気がします。

せめて、放置されたバイクを適切に処分した場合には、後から所有者がいちゃもんとか損害賠償する権利などは無くして欲しいものです。

やったもん勝ちはダメだと思う

さて、いかがでしたでしょうか。

結局、これらの問題は法律上での解決は「あるといえばある」ただし、その方法は「やられた側が多大な労力や金銭負担を生じる」

こういった点が問題になるのかなと思います。

もっと簡便な方法で解決が出来るような仕組みになればいいなと感じますね。

そうでなければ、結局はやったもん勝ちになってしまうのです。

そして、そういったコストは大家負担だから関係ないと感じるかもしれませんが、このコストは回りまわって、家賃として善良な入居者が負担せざるを得なくなってしまうのです。

だからこそ「正直者が馬鹿を見る」ような社会ではいけないと思うんです。

誰か「不動産新党」なるものを掲げて、このような法律を作ってくれないでしょうかね・・・・

投票するのは全国の管理会社や大家さんだけになりますかね、票が取れなそうですね。

ぜひ議員のみなさん、よろしくお願いいたします。

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