(13ページ目)お部屋探しの閑散期(夏)、管理会社は何をしているのか?

賃貸営業の閑散期(夏)、実は何をしているのか?

「賃貸屋さんって、夏は暇なんでしょ?」

これ、本当によく言われるんです。

友人からも、オーナーさんからも、たまに社員の家族からも。

まあ、確かにお部屋探しをしている人の数でいえば

否定できません。

梅雨が明けて8月に入ると、お問い合わせも来店もガクッと減ります。

学生さんの一人暮らし探しは春には落ち着き、転勤シーズンのピークも過ぎ、秋の実需期にはまだ早い。

お部屋を探す人自体が、この時期は単純に少ないのです。

傍から見れば「暇そう」に見えるのも無理はありません。

さて、ここからが本題です。

「反響が減ること」と「やることがないこと」は、実はイコールではありません。

むしろこの時期、我々の裏側では意外とやるべきことが山積みなんです。

今回は、管理会社が夏にしていることの一例として、当社の夏をご紹介してみましょう。

草刈り

物件の草刈り、清掃です。

都会の方にはピンとこないかもしれませんが、地方の物件では夏の草の勢いは本当に凄まじいものがあります。

ちょっと油断すると、あっという間に膝丈、下手すれば腰の高さまで草が伸びてしまう。

「先月やったばかりなのに、もうこんなに?」と驚くことも珍しくありません。

これを放置すると、物件全体が「荒れた印象」になり、せっかくの物件が台無しになってしまいます。

炎天下での草刈りは正直かなりキツイ作業ですが、秋の内見シーズンに向けて、地道に手を入れ続けるしかないのです。

最近は良い除草剤や防草シートなども出てきているので、そういった対策も一つではありますね。

しかし、地方の雑草の力強さといったら、本当にたくましいですよ。

条件の見直し 実は「待つ」も立派な選択肢

二つ目は、募集条件の見直しです。

繁忙期を通過してしまった空室があれば、何かしら手を打つ必要は出てきます。

それがリフォームなのか、賃料などの賃貸条件なのか。

オーナーさんと一緒に検討する時期でもあります。

もちろん、これ自体はとても大事なことです。

ただ、ここで気をつけたいのが「一刻も早く決めたい」という焦りです。

早く埋めたい一心で賃料を下げすぎて安売りになってしまったり、逆に「とにかく直せば決まるだろう」と費用の嵩むリフォームだけに頼ってしまったり。

これでは、目先の空室は埋まっても、長い目で見た収益はむしろ悪化してしまいます。

大事なのは、オーナーさんとしっかり意思統一をしておくことです。

必要な部分にはきちんと手を入れる、でも急いで安売りやリフォーム頼みに走らない。

そして、必要なことが完了したら、動かずにじっくり「待つ」という選択肢も、長い賃貸経営の中では十分にアリなんです。

焦って動くことだけが正解ではない、というのは意外と知られていません。

この辺りの「どの位の期間で決めたいか?決まるか?」の感覚をオーナーさん毎に調整することが必要かなと思います。

秋広告・物件写真の仕込み:本番はこれから

三つ目は、秋からの繁忙期に向けた仕込みです。

掲載中の物件写真、実は強い日差しの下で撮ると、影が濃すぎたり逆光になったりして、案外使える写真が少なかったりします。

だからこそ、天候や時間帯を選んで撮り直しをすることも多々あります。

ポータルサイトの掲載情報も、この時期に一度棚卸しをして整えておく。

繁忙期に入ってから「あ、この写真古いな」と気づいても、もう遅いんです。

静かなこの時期にこそ、地味に、でも確実に仕込んでおきます。

台風・防災対応:空室物件のチェックも忘れずに

四つ目は、台風シーズンへの備えです。

夏から秋にかけては台風シーズンでもあります。

人が住んでいる物件はもちろんですが、意外と見落とされがちなのが空室物件です。

飛ばされそうなものが周りに落ちていないか、雨戸やシャッターの動作に問題はないか。

台風が来る前後は、こうした空室物件のチェックにも時間を割く必要があります。

我々の夏は忙しい

いかがでしたでしょうか。

正直、この時期の反響が減るのは紛れもない事実です。それはその通りです。

ただ、反響が減ることと、やることがないことは別問題。

草を刈り、条件を見直し、秋に向けて仕込み、台風に備える。

管理会社の一年は、目に見える忙しさだけでなく、目に見えない忙しさでできているものです。

しかし、最近の夏の暑さはスゴイですね。

本当にいつか「南向き」が嫌われる条件になるかもしれませんね。

みなさんも熱中症には気を付けて、来る秋に向けて自力を鍛えておきましょう!

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