論破することの意味 ~正論に価値はない~

カッコいいんですけどね

世は大論破ブーム

昨今、ひろゆきさんをはじめ、たくさんのメディアにて「論破」が行われております。

正論をぶつけ、相手をぐうの音も出ない状態にする。

勧善懲悪であり、関係のない他人でも見ているとスカッとするものです。

タイトルとは裏腹に個人的にひろゆきさんの動画だったり、ひろゆきさんの問題解決へのスタンスはとても好きです。

動画も楽しいので見たりします。

頭の回転も早く、感心してしまいます。

しかし、この論破ブームにより巷には「エセひろゆき」が大量発生している気がします。

ネコも杓子も論破する傾向があります。

今回は毎日をトラブル解決に費やしている管理会社、不動産業者の立場から「論破」と「正論」について語ってみたいと思います。

論破することで得することはあるのか?

データはありません、すみません

ハッキリ言っておきます。

社会で論破することで得する(価値が出る)のはひろゆきぐらいです。

たまに弁護士は?とか聞かれますが、弁護士さんだって相手を論破してぐうの音も出させない状況というのはごく一部でしょう。

ほとんどは依頼人だったり、相手方との調整だったり、交渉がほとんどです。

当のひろゆきさんもメディア以外の仕事で論破ばかりしている訳でもないでしょう。

もっと言えば

正論をぶつけることには価値がない

とすら思っています。

そもそも正論が通じる世の中なら裁判所も警察もいらないんです

正論というのは「正論をぶつけられても怒らない人」にしか価値がないからです。

大抵の人は正論をぶつけられるとほぼ「怒り」が出ます。

正論であればあるほど怒ります。

では、これを社会の中で実践するとどうなるでしょうか?

嫌われたり怒られるだけで得しないんです

もっとハッキリ言いましょう。

正論をぶつけられて納得する人はいない

残念ですけどね

私も若い頃は「間違っていることは間違ってると言えばいい」と思っていました。

先輩や上司、お客さんに自分の「正論なるもの」をぶつけることもありました。

しかし、それで得られる結果というのは

「オレは言ってやったぞ」という幼稚な自己満足だけでした

結果、論破された側は怒り(表面には出さなくても)、私の得なるものは消えたり、失われたりしました。

結局、みんな「恥をかかされたり」「あなたは間違ってる」「お前はバカだ」と言われて

「なるほど、自分が間違っていた、教えてくれてありがとう」とはならないんですね。

みんな自分は頭がいいと思っており、自分には能力があると思っているのです。

その為、正論というのは相手にとって受け入れがたいものになってしまうのです。

相手の面子は保ってあげよう

ではどうしたらいいのでしょう?

社会の中であなたが達成したいことは何でしょう?

論破して相手をやっつけることでしょうか?

相手より賢いと思われることでしょうか?

そうではないですよね。

自分の思った通りに進むこと

ですよね。

相手を論破することで、相手が自分の思う通りに行動してくれるなら私は論破し続けます。

しかし、前にも書いた通りですが、反応は真逆です。

論破された側は不貞腐れ、怒り、私のいうことなど聞いても貰えないでしょう。

それどころか、敵対心を持ってしまえば損得すら度外視で向かってくることすらあるでしょう。

みなさんが望むのは血で血を洗う世界でしょうか?そうではなく、あなたの得だったり、スムーズに物事が進むことですよね。

相手の面子(メンツ)だけは保ってあげないといけません。

あなたが、相手と二度と関わり合いを持ちたくなければ論破してもいいでしょう。

しかし、お客さんや関係者、家族などの関係を継続したい場合は論破しても良い結果は起きないでしょう。

それではまとめに入りましょう。

一番は気づいてもらうこと

自分が賢いと思うなら

さて、みなさんはどうしたら気分よく決断が出来るでしょうか?

お前はバカなんだから、俺の言うことを聞いていればいいんだ」と言われたらどうですか?

私なら「バカで結構だが、お前の言うことだけは聞かん」と言ってしまいそうです。

そう、人から言われたことでは動かないものです。

だからこそ、下手に出てみてはいかがでしょうか?

相手が飲んでもらえるように材料を道に置いていくイメージです。

相手が自分でゴールに辿り着いたと思ったが、実は手のひらで転がしていた。という風に

あなたが自分のことを賢いと思うなら、導くことに使ってみてください

その方があなたの得にもなりますし、物事も上手く進みますし、何より気分も良いですよ。

私も日々たくさんの苦情や問題解決をしますが、論破することを捨ててからは物事は圧倒的に上手く進むようになりました。

理不尽なことで怒られたりすると論破したい欲求は出るのですが、グッと我慢して諭すように話すのです。

そうすると、不思議と穏やかになり、以降良好な関係になります。

これは物件を買う時にも表れます。

安く指値をしたいが為に物件のダメな部分を指摘する人は上手くいかないケースが多いものです、しかし人間性などが伝わり情の部分で値下げが通ったりもします。

論破ゲームはメディアで楽しむ程度にしてみてはいかがでしょうか?

え?それってあなたの感想じゃないの?

胸を張って言います

「私の個人的な感想なので気にしないでください」

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