社長なりすまし詐欺メールの手口と、導入すべき対策

なんじゃこれ?自分からメールが来たぞ?

おや?「私がみんなにメールを出しているぞ?」最初の違和感は正直これでした

冒頭の画像がそのメールです。

最近、法人の代表メール宛てに、社長になりすましたメールが届くという事案が多発しているそうです。

手口はこうです。

まず代表者や社長の名前を騙ってメールを送り、LINEグループを作らせる。

成功した場合、そのグループ内で「今、出先でどうしても外せない急用ができた」とか「緊急で支払いが必要になった」と、権限を持っている社員に指示を出す。

そして、そのまま一気に指定の口座へ振り込ませる、という流れだそうです。

犯人が事前にうちの組織図を徹底的に調べて……なんていう、映画のような話ではないと思います。

ただ単純に「社長」という名前を使い、「緊急だ」と煽る。

たったそれだけで、真面目に仕事をしている人ほど「なんとかしなきゃ」という責任感から、冷静な判断力を奪われてしまう。

実は、当社でも最初は同じようなことがありました。

幸い、スタッフから「内田さん、これ違いますよね?」という確認が入ったので事なきを得ましたが、その報告を受けた時は正直、「ようやるな」と思いました。

対策はしておこう

「自分だけは大丈夫」 「うちの社員に限って」

そう思いたい気持ちもありますが、今の詐欺はそんな甘い考えを軽々と越えてきます。

一瞬の隙や、忙しい合間を縫って滑り込んでくる。

確認してくれたスタッフには感謝しかありませんが、個人の機転だけに頼っていては、いつか限界が来ます。

そこで当社では、もう「ルール」を決めました。

「このルート以外での金銭的な指示は、たとえ私からの言葉であっても、100%無視すること」

これだけです。

「おかしいな」と疑う必要すらありません。

決められたルール以外の連絡は、すべて「偽物」として扱う。

そう決めてしまえば、スタッフも迷わなくて済みます。

私自身、もし本当に急な支払いで困ったとしても、そのルールを破って指示を出すことは絶対にしません。

それにしても、嫌な世の中になったものです。

悪人はどんどん賢くなりますし、今後はAIを使って、私の声や喋り方まで完璧に模倣した「偽物の指示」が飛んでくるようになるでしょう。

いつの時代も最新の技術は戦争や悪事に使われるものです。

技術の進歩が、人を騙すために使われる。

今一度、これまでの防犯をもう一段階強化していく必要があるんでしょうね。

便利を追及した私たちは、最終的には、アナログに戻らざるを得なくなるんでしょうか。

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