(58ページ目)安易に除草剤を使ってはいけない理由 ~失敗談と正しい使い方~

草むしりするより楽に見えるんですが、当社でも大失敗の経験があります

効果はあるが使い方は注意

全国の地方物件をお持ちのオーナーの皆さま、夏場の雑草との闘いお疲れ様です。

そう、日差しの強いこの季節、雑草のやる気は気温と共にグングンと伸びてきます。

「2週間前に完璧にキレイにしたのに・・・・」

あっという間に雑草は辺りを覆いつくします。

ちなみに夏の雑草の復活の早さを例でご紹介しましょう。

こちらは賃貸居住用ではありません。雑草が伸びてきた為、6月に除草を行いましたが、わずか2か月で覆いつくしてしまいます。

こちらは6月の中旬頃草刈りを終えた直後、しっかりとキレイになりました
7月上旬、チラホラと伸びてきました
7月下旬、いよいよ全体を覆いつくしてきました。
8月上旬、高さが出てきました
8月下旬、刈ったころの面影はありません。また除草です。

雑草の力強さを見るには十分だといえるでしょう。

そんな雑草との闘いですが、便利な物があります。

除草剤

ですが、使い方を間違うと効果どころか痛い目を見てしまいます。

私も過去に痛い目をみてしまった恥を皆さんに経験談としてお伝えしようと思います。

除草剤には大きく2種類

一口に除草剤といっても2種類程あります。

液体タイプと粒材タイプに分かれます。

色々と違いは各社であるのですが、ざっくりと説明するなら

今生えている草を枯らすのが液体タイプ

これから生えないようにするのが粒材タイプ

と覚えておけばいいと思います。

効果は液体タイプはすぐに枯れますが、土壌への影響は軽微で、その後も植物を植えることも可能です。

一方粒材タイプは、土壌から浸透していくので効果は遅いですが、持続性は3~6か月持続するそうです。

液体タイプはこのように大きなボトルが特徴 ●ッグ●モーターの件で一躍有名になった除草王、確かに効果は抜群です
こちらが粒材タイプ、雨などで浸透していきます。土壌自体に効果がある為、しばらくは作物も植えることは出来ません。

ちなみに液剤タイプを使う場合でも枯れた雑草の処分などは必要になってきます。

大失敗

やってしまいました

このような特徴があることから、除草剤を使う場合でも液体タイプを使うことが多かったのです。

その理由としては

土壌まで影響のある粒材タイプでは、隣地も含めてどのような影響が出るか分からない。という点でした。

しかし、その日はやってきたのでした。

ある日のこと店舗の電話が鳴ります。

「そちらの物件の隣にある畑の作物が枯れた」

冷や汗が出ます。

しかし、私たちはお隣が畑や花壇などがある場合には除草剤は使わない方針でした。

その為、最初は当社の落ち度か半信半疑ではありました。

現地にいくと、確かに作物は枯れていました。

そして当社の作業スタッフに確認をすると

「液体タイプだったので、雑草にしか掛けていません」とのこと

あー、使っていたのか・・・

液体タイプは掛けた範囲にしか効果は出ないのですが、因果関係を証明するのは難しいものです。

先方も「液体タイプでも、その後に雨が降れば土壌に染み出すこともある」とのこと

この因果関係の証明は難しいものです。

結局、私も畑や花壇の近くでは使わないという方針を破ってしまっていたこと、影響が無いとは言い切れないことから作物分を買い取らせていただくという結果になりました。

隣地の方はこちらの謝罪と対応を評価していただき、無事和解することができたのは幸いでした。

便利だが正しい使い方を

これを教訓にし、除草剤は原則禁止としました。

やはり隣地との因果関係を証明することは非常に困難であることと、一旦トラブルになってしまえば今後お隣さんとの関係をまずくしてしまいます。

いかに「関係ない」としても疑念などを払拭するのは困難になります。

その為、やむを得ず使う場合でも以下のようにしました。

  • 隣地に畑や田、花壇、お庭などがある時は使わない
  • 傾斜地の上の方では使わない
  • 水路が近い場合も使わない
  • 上記に当てはまらない場合でも風の強い状態で使用しない

これらはメーカーの注意文にも書いてあったりしますが、一層注意が必要です。

傾斜地や水路などは雨などにより成分が流れていくことを懸念している訳です。

除草剤自体は便利で効果的ですが、一旦被害が出てしまうと立証は困難なうえ、ご近所トラブルになり、気まずい関係になるのは得策ではありません。

今回は大失敗の経験談も含めて、除草剤についてご紹介しました。

最近、地域によってはシルバー人材センターが草刈りなどの受託を辞めていくエリアも多く、オーナーにとっては大変な作業となってきますが、除草剤なども上手に使っていけばいいと思っております。

みなさんの参考になれば幸いです。