(7ページ目)障害者差別解消法の改正 ~不動産屋は注意しよう、不当な差別的取り扱いとは?~

差別とは?

不動産屋のみなさん、こんにちは

久々の更新となりました。

早速ですが、みなさんは「障害者差別解消法」の改正をご存じでしょうか?

令和6年4月1日から改正されていますが、意外とみなさん知らないようです。

ちなみに、私は霧島市の居住支援協議会にも属している関係で勉強する機会がありました。

この「障害者差別解消法」ですが、読んで字のごとく障害者に対する差別を解消する為の法律なのです。

「私は障害者を差別なんかしていないよ」という方がほとんどになるでしょうが、今回の改正では以前までの「合理的配慮の提供が」が努力義務から義務に変更となっています。

今回は不動産会社が注意するべきポイントについて、私なりの解釈でお伝えできればと思います。

差別は決してあってはなりませんが、不動産会社が陥りやすい部分をご紹介して、障害のある方との分断をなくせればいいですね。

簡単に概要を

詳細については、内閣府のHPにて確認していただきたいのですが

https://www.cao.go.jp/press/new_wave/20240520.html

要は「障害を理由に不当な対応をしてはいけない」という至極真っ当なことになっています。

しかし、この至極真っ当と思える部分に落とし穴があるのです。

これをご覧になっていただいている不動産会社の方々はほとんどが「障害者に対する差別などしない」という方々だと信じておりますが、そんな方々ですら今回の改正はしっかりと見ておいて欲しいと思います。

なぜなら

内閣府発表の「不当な差別的取扱いとは?」の例に不動産会社は登場しています。

内閣府から広報されているこの資料の「不当な差別的取扱いとは?」の例に

・障害のある人向けの物件はないと言って対応しない

このようにあります。

これまでの不動産業界ではこのような対応があったことも事実でしょう。

そして、それは不動産会社だけのせいではないこともまた事実としてあります。

正直、不動産会社が紹介するのは委託してくれている不動産オーナーの物件です。入居審査なども最終的には不動産オーナーの可否に掛かっている部分がありますので、一概に不動産会社だけがNGを出していた訳でもありません。

また、一部の障害がある方の対応で大変な思いをしたことがある業者さんが過去の経験からNGだったということもあるでしょう。

また「もし何かあったら大変だから・・・」や「今まで前例がないから・・」なども「正当理由」としては認められない可能性があるのです。

それでも今後は上記のような対応をしてしまうと、この法律には違反してしまう訳です。

「じゃあどうすればいいんだ?」と思われるかもしれませんが、そこはしっかりと「対話」と「根拠」をしっかりと説明することです。

今回の法律では「特別扱いしなさい」と定めている訳ではありません、「出来る限り配慮する」ことが必要なだけで無理なことはしっかりと説明し、記録に残しておけばいいのです。

ちなみにこの法律には現在のところ、罰則は設けてありません。

しかし、この法律が出来たことから予想されうるのは

不当な差別的取扱いを受けたことによる民事訴訟は想定されます。また、口コミなどの風評被害もあり得るでしょう。

このように、今回の改正については不動産業者は一度しっかりと確認をしておくことをおススメします。

今までの認識では足りない場合もあるかもしれませんよ。

あるべき未来とは

私は当初、この法律改正を歓迎していました。

というのも、私の子供に障害者がいるのです。

私の子供が障害による差別を受けなくなる日が来るのであれば、当然歓迎しますよね。

一方で不動産会社としては、これまでの慣習を見直さなければ危険だなと思う局面も見受けられるのも事実です。

私自身ですら、不当な差別的取扱いというのをしていたんじゃないのか?と思うことすらありました。

この改正により、中には「障害者を特別扱いしろってことか?」という暴論を見かけたこともあります。

しかし、法改正しなければ差別的取扱いというのが社会から解消しなかったことも又事実なのでしょう。

それでも、今回の改正を知らずに昔ながらの対応をしてしまい、その後この法律で罰せられてしまう人は、障害者への悪意を持ってしまうかもしれません。私はそうなって欲しくないのです。

今回の改正が障害者とそれ以外の方との分断を生むことに繋がって欲しくありません。

特に不動産業界に身を置くものとして、不動産業界が叩かれることも望んでいません。

そうなる前に、今回の改正をしっかりと知り、毅然と明るい共生への道をみんなで進んでいきましょう。

この法律の改正が今回で最後となることを願ってやみません。

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