
前回の記事はこちら
前回に引き続き「良い情報が来るためには?」というテーマに基づいてお話してみようと思います。
今回は逆に売買を行う業者さんが「こういう人にはいい情報を持っていけない、言いづらい」という話をご紹介しましょう。
あくまで私が売買系営業マンから聞いた範囲ですから、不動産屋の勝手な都合と思われるかもしれませんが、最前線に立つ彼等の本音ですから、聞いておいて損はないかと思います。
よく勘違いされている部分もあります、その一つは「大金持ちにだけ情報が先に回る」
確かに現金一括で買えるというのは魅力です。
しかし、現実には大金持ちにだけ情報が周るかといえば、そうとも限りません。
彼らの本音を考察して、みなさんは「良い情報が早く来る」ためには何が必要か?の参考になれば嬉しいです。
感謝しない人

かなりの割合でこれを言う営業マンが多い印象です。
この後出てくる「価格交渉」や「仲介手数料の値下げ」よりも割合としては多い気がします。
お金さえ入れば不動産屋はなんでもいいんでしょ!と思われがちですが、不動産業というのは意外と
義理人情浪花節 が強い業界なのです。
もちろんお金が大事であることは言うまでもないのですが、「お金がある」というだけで皆が言うことを聞く業界かと言われたらハッキリと「NO」と言えるでしょう。
不動産というのは大きな金額の買い物です。
買うにはかなりの労力や信用、そして大きな出費や借金であることは間違いありません。
その為、買うという行為で尊大な態度を取ってしまう方もいるのです。
要は「こんなに大きな金額で買ってあげてる」という感覚に陥るのです。
そうすると買主だけがリスクを負って売主にお金を「払ってあげてる」という態度になり、仲介に入る不動産業者にも「仲介料を払ってあげてる」という態度を取ってしまいがちなのです。
もちろん、買主さんがいなければ売主も困りますし、仲介業者も収益になりません。
ですが裏を返せば「売主がいなければ買えないし、仲介業者がいなければ買えない」のです。
先日地元の不動産業者の社長さんにお会いして雑談していたところ、こんなエピソードを聞きました。
Aさんという売主が高齢の為、いくつかあるアパートマンションを順番に手放すことにしたそうです。
社長さんはあるBさんというオーナーに小さなアパートを売却することにしたそうです。そのアパート自体はまあまあの条件であったとのことです。
しかし、社長さんは売買契約時や決済などのBさんの態度や物言いがとても不快に感じたそうです。
売主と買主が顔を合わせる契約時にも「こんな金額ですけど、買ってあげますから」と言ってみたり、「これからは若い人でないと賃貸経営は難しいから、僕に売って良かったですね」などと失礼な対応を取ってしまったようです。
また当の社長さんにも「この物件が売れて社長も儲かったんですから、私を大事にした方がいいですよ」などと言ってしまったようです。
社長さん自身も「そんな対応をしそうな人とは思わなかったんだけどね・・」と後悔したそうです。
これに大変立腹した社長さんはAさんの残りの物件で更に条件が良い物件がまだまだあったそうですが、Bさんへ紹介したかというと・・・・・
このケースはいささか極端すぎるエピソードではありますが、不快な態度や物言いをして敬遠されるというのは思いのほかダメージが大きいものです。
下手に出る必要まではありませんが、せっかくご縁有ってのものです。
売主や仲介業者に対しての感謝というのはお金が掛かる訳ではありません。
言葉や態度だけで良いのですから。
感謝というのはしておいて損はありません。
仮に今回のBさんが素敵な対応をしていれば、Aさんの残りの物件もきっと紹介されたハズでしょうからね。
お金があるから尊大に振る舞うという人には良い物件情報というのは来ないものですよ。
過度な価格交渉

収益用の不動産である以上、安く買えればそれだけで収益性は違います。
当たり前ですが「買主は出来るだけ安く買いたい、売主は出来るだけ高く売りたい」のです。
たまに見かけるのは「自分が買う時は凄い価格交渉をするが、自分が売る時はびた一文下げない」という剛の者もいますね。
物件の価値というのは様々な要因の組み合わせですし、不動産という2つとして同じ物が無い物である以上、適正価格というのが測りづらいものです。
価格交渉も不動産投資の醍醐味の一つであるのも事実ですからね。
売主も売ろうという決断をした以上、売れてほしいのも事実ですから「この位ならいいかな?」と両者が合意すればいいのですから、価格交渉それ自体が悪いことではありません。
しかし、例えば先ほどから出ている「良い物件情報」が来たときに価格交渉を過度にしすぎるとどうでしょうか?
不動産営業マンが苦労して勝ち取ってきた「良い情報」を伝えたとしましょう。そこに過度な価格交渉をすると、どうなるかというと・・・
「この物件の価値が分からないのか・・・」と思われるかもしれませんし、「こんな好条件で売主が出しているのに、流石にここからの価格交渉の話を持っていけない」となるかもしれません。
そうなると、次の人へ紹介されてしまうことでしょう。そして以降、連絡がくることは減るかもしれません。
「じゃあ勧められたら黙ってYESと答えろってことか?」という極論原理主義の方の為にもハッキリといいましょう
「良い情報」かどうかを見極める眼は持ちましょう
今のあなたにとって「良い物件」では無かった場合はお礼を伝え、いい物件であることは認めればいいのではないでしょうか?
出された情報が「良い条件か悪い条件か判断もせず(出来ず)に、とりあえず価格交渉をする」というのがダメなだけです。
みなさんもご自身の仕事などで「特別に良いサービス」や「特別に良い商品」をお客様に勧めた時に過度な値下げ交渉などが来たらどうでしょうか?
仲介手数料の値下げ要求

良い情報にも関わらず仲介手数料の過度な値下げ交渉をする
これはガッカリされるでしょうね。
仮に良い情報だった時には尚更でしょう。
売買をメインとしている会社というのは皆さんが思っているほど「ボロ儲け」という訳ではありません。
よく売買仲介の手数料を知って「こんな簡単に儲かるんだ」とか「ちょっと紹介するだけで何十万、何百万とか楽な仕事」というイメージを持つ方もいますが、売買の仲介というのは簡単なものではありません。
良い情報が来る為には普段からの実績も大事です。
「あの人にお願いすると高く売ってくれるから」 「スムーズに取引してくれる」 「銀行融資も厳しいのに積極的に取り組んでくれて融資を受けられた」など普段のたゆまぬ努力の賜物なのです。
しかも、売買契約に至らなければどんなに調査に時間や労力が掛かったとしても報酬は貰えません。
売買契約自体は期間が短いかもしれませんが、そこに至る為に業者が使った時間や経験なども踏まえての報酬である訳です。
もちろん、買う側から見れば売買価格の3%と額が大きいものですから削りたい気持ちも分かります。
これもお願いするのが全くダメかと言われるとダメではないのですが、同時に業者側に立って見てみると気持ちも分かるかもしれません。
あなたが不動産の営業マンとしましょう。とても良い物件情報を手に入れたとします。
今月のノルマもこの売買を終えれば達成できることでしょう。
そこであなたの頭には興味を持ちそうな2人のオーナーが頭に浮かびました。
あなたはどちらに物件情報を持って行きますか?
Aさん=現金一括で買えるが、仲介手数料を値切ってくる
Bさん=ローンでの購入だが、仲介手数料は普通通り支払ってくれる
現金一括で買えるというのはかなり大きいですよね、銀行の融資は関係ありませんから。
しかし、良い物件情報を苦労して手に入れたあなたはこう考えませんか?
「Bさんに勧めてみて、ダメならAさん」
自分のノルマや歩合などもある場合、仲介手数料の額というのは重要になってきます。
もちろん、売らなければ報酬もありませんが、そこは「良い物件情報」ですからまとまるでしょう。
あとは誰に一番最初に持って行くか?という点で見るとどうでしょう?
例えば今回だけ買って、これ以降は増やさないというのであれば値下げ交渉もガンガンやってもいいかもしれませんが、今後もその業者さんから鮮度の早い情報や良い情報が欲しければ、過度な交渉は考えてみるのも一つかもしれませんね。
ちなみに私は個人的に付き合いのある不動産業者さんがおりますが、彼から買う場合は同じ不動産業者ですが、仲介手数料の値下げを彼にはお願いしない。という業者さんがあります。
その業者さんは融資関係にも明るく、良い情報を持っております。非常に精力的に活動しています。
そんな彼のファーストチョイスにいられるなら仲介手数料の値下げより私には大きな利益になるだろうと思っています。
決断や返事が遅すぎる人

これもまたよく言われる話です。
良い物件情報だった場合は尚更でしょう。
売主側に1社しか不動産業者がいない場合は多少時間が貰えるかもしれませんが、売主側に複数の不動産業者が入った場合、どこの業者が仲介手数料を貰えるかは
ヨーイ ドン!
と一斉に競走になります。
そうすると、不動産業者が考えることは一つ
「欲しいと言ってくれる人で返事が早い人は誰だ!」
と思う訳です。
ここまで聞くとキョクタン星人の方は
「勧められたらすぐ買えってことか?」「不動産屋に騙されるかもしれないし、慎重になるのは仕方ないじゃないか」と言われるかもしれませんが、ここは難しいかもしれませんが
慎重に早く決断する
これに尽きます。
また「勧められたら買えってことか?」については
買う返事だけでなく、買わないという返事も早くすればいい
これです。
なにも勧められたら全部買えなんていいません。
しかし、一番困るのは
買いそうで買わないまま時間が過ぎること
あなたに良い物件だと思って勧めた以上返事が欲しいのです。
ダメなら次の人に勧めたいのです。
仮に「いいかもな!買おうかな」と思って業者には「検討する」と返事をして時間が経つと、業者は一応待たねばならない状態になります。あなたが決断した時に別の人に勧めていたらどうでしょう?嫌な気分になりませんか?
不動産業者も不義理なことはしたくないのです。
しかし、先ほども話した通り複数社での取り合いになっている場合などは死活問題です。
買うか買わないかハッキリして貰えれば、次の人に当たることも出来る訳ですからね。
これを頻繁にされた場合、ヨーイドン!物件が出た場合にあなたに情報を回すことは難しくなってしまうのは当然かもしれません。
買う時だけでなく、買わない時でも返事は早い人だと皆さん助かるそうですよ。
次回はどういう人になれば良いのか?編です
ここまで書いた事項は営業マン達の意見のうち、私も同意出来るし、筋が通っている内容をまとめてみました。
中には過激な意見もあったのですが、「それは業者のエゴじゃないかな?」と思うものは省きました。
過激な意見も聞きたい方は個人的にお話ししますが、「そんな無茶な」とか「何様だ」と思われるでしょうからおすすめはしません。
今回はNG集でしたが、次回は
「じゃあどういう人になれば情報が早く来るようになるか?」を書いてみたいと思います。
前回も書きましたが、「こうでなくてはダメ」と言いたい訳ではありません。
でも、建前でもない本音がみなさん聞きたいのでは?と思っているので紹介してみます。
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賃貸管理スタッフには「他責も必要」な訳 ~自責ブームに警鐘を~
世間は「自責ブーム」 「すべては自分の責任」という“自責思考”が、近年のビジネス界では美徳のように語られがちです。 もちろん、自らを省みて成長につなげる姿勢は大切です。 しかし、賃貸管理の現場においては、過度な自責がかえって人材の疲弊や離職を招く原因にもなっている気がします。 そんな中、私は分譲マンション管理を皮切りに、賃貸管理を今でも行っております。 昔はこの「自責思考」に捉われ過ぎてしまい、一度は賃貸管理の仕事そのものを嫌になってしまった経験もあります。 そんな私ですが、ある時から仕事上で「程よい他責思考」を手に入れてからというもの、仕事が上手くいき、ストレスが軽減し、賃貸管理の仕事が好きになりました。 そこで今回は、管理業務のリアルな現場を踏まえ、「程よい他責思考」がなぜ必要なのかを解説してみようと思います。 一番は、この瞬間に辛い想いを抱えている全国の賃貸管理業務に従事している「同志」の支えになれば嬉しいです。 また、賃貸管理部門を持つ会社の社長や役員の方々にぜひご覧になって、参考にしていただければ幸いです。 そもそも不動産業は離職率高め そもそも不動産業は全産業平均と比べても離職率は約13%~15%程となっており、やや高い傾向であります。 これは賃貸管理に従事する人だけを対象とはしていませんが、賃貸管理のスタッフの入れ替わりが激しいという点は同業者なら異論はないでしょう。 ちなみに米国での管理会社といえばPM(プロパティマネジメント)会社ですが、ここの離職率はなんと従業員の離職率が約33%/年 と推計された調査があります。元々雇用形態の違う米国とはいえ、この数字はやはり平均よりも高い数値であることが、賃貸管理業務でのストレスを物語っています。 ※国内賃貸管理部門のみを対象とした統計は公的データとしては少ないため、あくまで「不動産業界全体の傾向」と「海外の業界データ」を参考として紹介しています。 現在日本では、労働者不足が深刻な問題となっており、特に日本語での対応が必須となる賃貸管理における離職率の高さは賃貸不動産会社を営むには今後対策が必須であることは想像に難くないでしょう。 ちなみに当社の管理スタッフは当社での在籍年数が8年以上となっております。 そもそも大きな会社と比べると社員数も少ないのでデータとしては参考になりませんが、それでもこの賃貸管理スタッフの「ストレス軽減」には細心の注意を払っています。 その対策の一つが「程よい他責思考」なのです。 それでは本題に入っていきましょう。 そもそも多くのトラブルは管理会社のせいではない 賃貸管理の仕事をしていると、クレームやトラブルに日々直面します。 その対応でオーナーと入居者、業者と入居者、仲介会社と自社などあらゆる場面で板挟みになるのが、管理会社の賃貸管理スタッフです。 しかし、よーーーく考えてみましょう。 そもそもトラブルのほとんどは 管理会社が原因で起こっているわけではありません 入居者同士の騒音トラブル 近隣のゴミ問題 経年劣化による設備の不具合 天災地変 家賃滞納 これら代表的なトラブルの原因が管理会社の責任であることはほとんどありません。 というか、このようなトラブルはどんなに気を付けていたとしても定期的、必然的に発生するものですよね。 こういったトラブルに対応する為にいるのが「管理会社」なのですから。 管理会社は“対応者”であって、“原因者”ではないケースがほとんどです。 にもかかわらず、「自分の対応が悪かったから…」「自分の説明が足りなかったから…」と、自責で考え続けると、心身ともに疲弊していきます。 自責で考えすぎると、ストレスが限界に 真面目で責任感の強い人こそ、賃貸管理スタッフとしては優秀です。 しかし、こういった人材こそ「すべて自分の責任」と抱え込んでしまいがちです。 この思考こそが、精神的な負担となり、最悪の場合は離職にもつながります。 まさに自責思考の被害者となってしまいます。 本来は称賛されるべき、自責思考、真面目さが却って自分を苦しめてしまうのです。 そして、限界を迎えたスタッフは会社や業界を去ってしまうという、なんともやり切れない結末を何度も見てきました。 そんなスタッフにおススメしたいのが、この「程よい他責思考」です。 程よい他責思考とは? 実践編です。 まずは重大なトラブルが耳に入った瞬間に、こう思いましょう。 「俺のせいじゃねーよ」 この表現は各自変えていただいて結構ですが、私はこのように思っています。たまに口にも出しています。もちろんお客様、オーナーさん、同業者には言いません。 「そうだ、このトラブルの原因は自分ではないんだから」とセットします。 言い方を悪くすれば他人事にするのです。そうすると、不思議と冷静になれます。 前述したように賃貸管理のでは「問題が起きないようにすること」も重要ですが、本質的には「起きた問題にどう対応するか、できるか」で価値が決まる仕事です。 先ほど例として挙げたトラブルは正直どれも「いつか起こること」であり、避けられないものです。 つまり、「起きてしまったこと=失敗」ではなく、「どう収めたか=成果」なのです。 まずはここがスタートラインです。 「自分には限界がある」という事実 もう一つの思考として大切なのが 「自分ではどうしようもない範囲がある」ということを割り切りましょう。 これは「投げやり」や「他人事」ではなく、事実です。 なぜなら賃貸管理で起きる問題は最終的には自分だけではどうしようもないことがあります。 代表的な限界は 修繕や金銭を伴う判断は「オーナー判断」 犯罪に関することは「警察」 法律や条例の問題「裁判所」「弁護士」 設備のトラブルなら「業者」 ね? こういった部分はどんなに賃貸管理スタッフが頑張ろうとも、どうにもなりません。 勝手に法律を飛び越えることもできませんし、その権限もありませんし、やってはいけません。 こういった事実を冷静に整理し、「ここからが自分の出番だ」「これ以上は自分の範囲外だ」と割り切る思考が、現場では非常に重要です。 責任を押し付け合うのではなく、事実として他の要因を認識し、自分の役割に集中する。 私はこの思考方法をスタッフに伝える時にこんな風に言っています。 「まずは諦めることからスタート」 起こってしまったことを悔やまない 次に自分が出来ることを洗い出す やった方がいいことを淡々と行っていく 逆にそれ以上のことは出来ませんからね。 こうやって言われると当たり前のことなんですが、トラブルで気が立っている人やこちら側を責めてくる人がいると、ついつい「自責思考」になってしまうのです。 このように自分の限界をしっかり把握して、出来ることだけをしっかりやる。 この「最初に諦める」ことで、最短でかつ最小限の被害で終わることが出来たりするのです。 まずは落ち着いて、着実に業務を行う為のステップですね。 我々はピンチに輝くヒーローだ もちろん、「他責だから自分は関係ない」と開き直ることは、プロではありません。 そして「他責だから日頃の予防は必要ない」という訳でもありません。 起こさなくていいトラブルや予想されるものは、予めできる限り潰しておくのもプロの仕事です。 関係ないから対応しない、ではなく、関係ないからこそ冷静に対応する、です。 自分のせいではないからこそ、冷静にこの局面を最小限の被害、最高の結末にもっていく 逆境にこそ現れるヒーロー、それこそが管理スタッフなのです! 呪術廻戦の五条悟、シティーハンターの冴羽獠、ドクターXの大門未知子、アベンジャーズのトニー・スターク、キングダムの楊 端和などなど 我々はピンチの時にこそ現れる「頼れるアニキ」ポジションなのです。 カッコイイ・・・・・ 冗談はさておき、本当に賃貸管理スタッフというのは非常に責められやすい構造になっています。 入居者から、オーナーから、業者から、時には自社の営業部門などから・・・ だからこそ、この「程よい他責思考」というのは自身の精神安定剤しても、良いお仕事をするため、冷静でいる為にも必要だと思います。 「全部自分の責任だ」と思い込むことは、誠実さの裏返しですが、それが自分自身を追い詰めてしまっては本末転倒です。 感覚として「自責:他責=6:4」くらいのバランスで考えるくらいが、現場ではちょうどいいのかもしれません。 「人のせいにしていい」と言いたいのではなく、「人のせいにしないと潰れてしまう仕事がある」という現実を、もっと業界全体で共有すべきではないでしょうか? ちなみに当社ではクレームの最後方には私が直接対応します。 最後はどんな問題でも持ってきていいよ!とスタッフには本気で言っています。 そういった上司や会社からの「最後の逃げ道」も必要だと思っています。 こんなことを書いておいてなんですが、こういった思考を持つようになってから管理の仕事の楽しさに気付きました。 今では天職だと思っていますし、この「最後に出てきて、問題を解決して感謝される仕事は最高」と思っています。 全国でお悩みの同志のみなさん 起きてる問題はそもそも「あなたのせいではないですよ」 ではまた
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後悔しないために!自宅を貸す前に知っておくべき落とし穴と対策
転勤や住み替え、相続などで空いた自宅。「せっかくだから誰かに貸して収益を得たい」と考える方は少なくありません。 空き家のままですと収益は入ってこないどころか、固定資産税や住宅ローンの支払いなど支払いは必ずあるわけです。 そういった部分を埋めることや、少しでも家計の足しになればと思う気持ちは当然だと思います。 しかし、自宅を初めて貸す際には、予想外のトラブルやリスクが潜んでいます。 この記事では、不動産賃貸業をしてこなかった方向けに、自宅を貸すときの注意点とその具体的な対策をわかりやすく解説します。 リスクやトラブルを事前に把握しておけば「こんなはずじゃなかった」とはなりません。 それではいってみましょう。 貸す期間を明確にしないと、戻れなくなることも 「〇年後にまた住むつもりだったのに、入居者が退去してくれない…」 転勤などであくまで期間限定で貸したい場合には、しっかりと備えておかねばなりません。 自宅を一時的に貸す場合は、「定期借家契約」を検討しましょう。 これは、契約期間が満了すれば自動的に終了する契約で、更新義務がありません。 逆にこの定期借家契約以外で契約した場合は、基本的には貸主の都合では解約することは困難になります。 しかも契約書には「○年後に自分で住む予定」など、将来の計画を明記しておくことが重要です。 そうすることで、基本的には契約期間満了とともに明け渡してもらえるようになります。 しかし、この便利な定期借家契約にはデメリットもあります。 それは「普通賃貸借契約に比べると賃料が低くなってしまう」ことです。 借り手からしても「期間限定でしか住めない」ということになりますから、地域や設定年数にもよりますが、約15%~20%程度下がる印象です。 転勤などで空き家ということで多くはファミリー層がターゲットとなりますが、ファミリー層ほど長く居住することを目的にしているため、一般的な普通賃貸借よりは家賃のメリットがないとね。というのが建前になります。 当然契約期間が短い方が割引率が高くなる傾向があります。 賃料設定を誤ると空室期間が長引き、残りの定期借家契約期間をいたずらに減らすだけになってしまいます。 どの程度の賃料に設定するかは、地元の不動産業者などに聞いてみることをおススメします。 家賃の相場を知らずに損をすることも 「相場より高く設定してしまい、半年経っても空室のまま…」 家賃は周辺の相場と比較して設定する必要があります。 地域、築年数、広さ、駅からの距離、設備などを考慮して、近隣の類似物件と比較しましょう。 ここで問題になりやすいのは 家への愛着です。 自分が手塩に掛けて建てた自宅 大切に扱ってきた方ほど「うちの自宅は高く貸せる」と思ってしまいます。 多くの場合、賃貸用のグレードより高い設備がついていることが多く、賃料は当然高めの傾向になるのですが、青天井ではありません。 地域、築年数、広さ、駅からの距離、設備などを考慮して、近隣の類似物件と比較しましょう。 とはいえ、早く決めることだけを重視して安すぎる設定にしてしまうと、収益は悪化し「何のために貸し出したんだっけ?」となることも。 高すぎても空室リスク、安すぎても収益が圧迫されます。適正価格の見極めが重要です。 設備や室内の状態を放置するとトラブルの原因に 「水漏れや故障の連絡が相次ぎ、修理代がかさんだ…」 一旦、自宅を貸しだすことというのは「不動産賃貸業としての事業者」という立場になります。 「いやいや、そんな投資家みたいな立場じゃなくて、もっと気楽に貸し出すつもりで・・・」と言いたい気持ちはありますが、法律上は「不動産賃貸業としての事業者」となってしまうのです。 その為、入居者が決まり、実際に入居した後は、入居者に適切な住宅を使用させる義務が発生します。 もちろん、全ての物を新品に交換しなければいけないという意味ではありませんが、修理や交換が必要な箇所は、事前にメンテナンスを済ませておくことで、入居者満足度も上がり、長期入居につながります。 特に多いのが「ハウスクリーニング」に関するものです。 貸し出す前に清掃をするのですが、これは出来れば専門の業者さんに任せることをおススメします。 このハウスクリーニングでは、入居者と貸主側で「キレイ」の線引きがズレやすく、入居してからの苦情に繋がることが多くあります。 多少コストが掛かりますが、プロに行ってもらい、責任を果たしてもらった方がストレスはありません。 賃料を受け取るからには事業者としての責任も出てきますが、しっかりと事前準備をしておけば多額の出費になることはありません。 また、多額の支出になりそうな箇所は貸し出す前に「対象外」とすることも可能だったりします。 そういった点も不動産賃貸業者に相談してみるといいと思います。 入居者選びを甘く見ると後悔する 「家賃が支払われない、苦情が多いなどのトラブルが続出…」 家賃の支払い能力や生活マナーは、外見だけでは判断できません。 特に「親族や友人、知り合い」などの距離感が近い人へ貸す場合こそ注意が必要です。 信頼できる人だからと思って契約したのに、後になって滞納などが発生し、身内だからこそ督促しずらい・・・ 身内とはいえ、お金が絡むことだからこそ、しっかりと入居審査や契約書を丁寧に作成することが大切です。 現在は家賃保証会社の加入をすることが一般的になっており、滞納リスクはほとんどカバーできます。 この辺りの契約書と保証会社をしっかりと準備することで、お互いに「こんなはずじゃなかった」を防げるのです。 確定申告を怠ると税務上のリスクが 「家賃収入を申告しなかった結果、後から追徴課税を受けた…」 家賃収入が年間20万円を超える場合、原則として確定申告が必要になります。 自宅を賃貸して得た家賃収入は「不動産所得」として扱われ、所得(=収入-経費)に応じて所得税・住民税が課税されます。 所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です(20万円以下なら原則不要)。 給与所得者も不動産所得があれば申告義務がでてきます。 収入には家賃や礼金などが含まれ、経費には修繕費・固定資産税・保険料や不動産会社に管理を委託する場合の管理委託料などが該当します。 ちなみに、初年度で出費の方が多くなってしまった場合で不動産所得が赤字の場合、他の所得と合算され、税額が軽減される可能性もあります。 ちなみに具体的な金額は、所有者の本業の年収や他の収入にも左右される為、正確な金額は税理士等に相談しなければ分かりません。 いずれにしても、家賃=全額使えるとは限りませんので、注意が必要です。 申告時期は毎年2月中旬〜3月15日まで。忘れずに準備しましょう。 自主管理は意外と負担が大きい 「入居者とのやりとりがストレスに…本業に支障が出た」 管理業務には、クレーム対応、家賃回収、修繕対応、退去立ち合いなど多岐に渡ります。 深夜の電話対応や、不慣れな設備故障の相談、近所からのクレーム、家賃確認などが重なるとドッと疲れが・・・なんてことも 基本的には、一戸建ての管理自体は安定すればそこまで頻繁に連絡が来ることは稀です。 しかし、一たび問題が発生すれば業者の手配や苦情処理を自身で行う必要があります。 仮にそういったことに対応する時間が取れない、そもそもプロに任せたい。という場合は 信頼できる管理会社に委託することで、トラブルを未然に防ぎ、オーナー自身の負担を大きく減らせます。 その場合は管理手数料が月々発生しますが、それ以上の価値があると感じる方が多いです。 「貸す前の準備」がすべてを決める いかがでしたでしょうか。 自宅を賃貸に出すことは、空室期間の住宅ローンの低減や資産の有効活用として、大きな魅力です。 今回は注意点をいくつか挙げてみましたが、どれもしっかりと理解して事前の準備を行っておけば、大きな問題にはなりません。 ポイントとしては 契約形態の選定 適正な家賃設定 入居者審査と管理体制 税務処理への対応 最初のうちは初めてのことで大変だと思うかもしれませんが、やってみると「案外簡単だね」という方がほとんどです。 これらをしっかりと準備することで、安心で安全な不動産運用が可能になります。 不安がある方は霧島市・姶良市のことなら株式会社ロータスホームへご相談してみてください。 すみません、最後のは完全に宣伝でしたね。
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「えっ、違うの!?」管理会社にしがちな間違い連絡【永久保存版】
ちょっと待って!その連絡、間違ってませんか? 管理会社として働いていると、日々いろんなご連絡をいただきます。 でも、中には「それ、うちじゃないです…!」という内容もちらほら。 もちろん、入居者様が困っているときに連絡してくれるのは嬉しいことです。 でも時々、「なぜ管理会社に?!」と思うようなご連絡も…。 今回は、管理会社が対応できること・できないことを、実際の「あるある事例」とともに、ご紹介してみましょう。 【その1】「空き巣に入られました!どうにかしてください!」 定番ですね、これは当然ですが 警察(110番)です! 管理会社は防犯カメラの映像を提供したり、鍵交換の手配はできますが、犯人を追いかけたり、現場検証したりはできません! 警察に通報 → その後で管理会社に報告という流れがスムーズです。 なぜか最初に管理会社へ連絡する方が多いものです。 そして「防犯カメラを見せてください」がセットになるのですが、結論からいえば「NO」となるケースがほとんどです。 敷地内に防犯カメラがあったとしても、警察からの開示依頼などがない限りは管理会社として個人に防犯カメラ映像を開示することは基本的にはありません。 まずは110番、その後に管理会社へ連絡があると管理会社も動ける範囲が増えますので、まずは警察です。 この空き巣などの例の場合は、まずは通報して、その後に窓ガラスの復旧などの対応を管理会社と行っていく。という順番になります。 管理会社としても、犯罪に関することは警察を挟むことで、その後の対応がしやすいという側面があります。 大家さんに説明するにしても、「空き巣の疑いがある」より「警察からも空き巣であろうと聞いてます」の方が説得力がありますからね。 【その2】「隣の部屋から叫び声が!なんか様子がおかしい!」 まれなケースですが、これも定番ではあります。 「なんか異臭がする」「奇声がする」「安否が心配」…そんな時は―― まずは110番 or 119番! 単純な騒音被害であれば管理会社で大丈夫ですが、隣人が心配になるような奇声や揉め事に近い音などは管理会社では役に立たない可能性が大です。 もし急病や事件性があるなら、初動対応は管理会社ではなく緊急機関です。 仮に管理会社に連絡したとしても、「今すぐ駆けつけて中を確認してください!」というのは法律上も難しいんです。 警察や消防からの求めであれば管理会社は鍵の貸出や開錠などをスムーズに動けますが、隣人や入居者さんの求めでは、ほとんど全ての行動を管理会社はすることができません。 それくらい不動産会社というのは権限を持っていません。 仮にそのような権限や権利を不動産会社が持っていたら、恐くないですか? 少しの疑いで、アナタの家に不動産会社が入ってくるのですから・・・現実的ではありませんね。 まずは公的機関に連絡することです。 【その3】「部屋の中に虫がいる!どうにかして!」 虫問題…意外と多いんです。 でも残念ながら… 虫退治は自己対応が基本です…! 室内の害虫(ゴキブリ、蜂、クモなど)は、生活環境に起因することが多いため、原則ご自身での対応になります。 「私は住んだばかりで私のせいではない」などのお声もありますが、虫の出現は必ずしもご自身や隣近所、建物に起因する訳ではないのです。 清潔にしていて、建物自体に問題はないのに、たまたま虫が外部から侵入したということもあるのです。 一義的には自身で対応していただくことになります。 もちろん、かなり頻発するようであれば、建物などに原因があるかもしれませんから、そういった場合は管理会社へ相談することをおススメします。 ただし、例外として 建物全体に影響する「シロアリ」「外壁の蜂の巣」などは管理会社で対応可能です! お部屋内の虫は初動としては自己対応となります。 【その4】「Wi-Fiがつながりません!」 IT系トラブル、めちゃくちゃよく来ます。 これは プロバイダ(契約している通信会社)へご確認を! 管理会社はネット回線の保守や設定までは対応していません…。 そして昨今多い「インターネット無料」という場合でも、提供会社の連絡先などを教えてもらっている場合がほとんどです。 まずはそのプロバイダなどに連絡をするのが、最短で復旧することでしょう。 ルーターの電源が入ってない、配線が抜けている、なんてこともありますので、まずは落ち着いてチェックしてみましょう。 なぜなら不動産会社の社員はインターネットに対してそこまで知識がある人は稀です。 アナタよりインターネットに詳しくない不動産会社社員はザラにおります。 こちらはネット会社へ依頼が吉です。 【その5】「カギを無くしました!開けてください!」 これはグレーゾーンですが… カギの紛失=原則は自己責任です! 管理会社でスペアキーを管理している場合もありますが、即時開錠はできません。 最近では管理会社も鍵の保管をしないケースも増えてきています。 その為、最近では入居者向けに「鍵の紛失時に無料で対応するサービス」などを不動産会社が月額制などでサービスとして打ち出していることもあります。 この場合は指定のコールセンターに連絡するとお部屋に鍵屋さんを派遣してくれて、鍵を開錠してくれます。 その場合の費用は一般的には無料です。 もしそういったサービスに加入していない場合で夜間になると、鍵業者にお願いするしかないでしょう。 これを防ぐには「かなり信用していて、かつ近くに住んでいる人に合鍵を渡しておく」などになりますが、ハードルは高いものです。 上記のようなサービスを契約しておくのも、あながち無駄ではない気がします。 【その6】「トイレが詰まった」 最近、とても多いのがこのトイレの詰まりです。 結論から申し上げると、トイレの詰まりのほとんどの理由が トイレットペーパーの詰まりです。 「え?トイレットペーパーを流すことが何で悪いんだよ!」と思われるかもしれません。 大まかにいえば、以下のような理由が考えられます。 海外製の水に溶けにくいトイレットペーパー 一度に大量に流す 厚手のトイレットペーパーの普及 特に個人的にはコス〇コで買ったというトイレットペーパーは、非常に詰まりやすいイメージがあります。 いずれにしても、トイレットペーパーの詰まりの場合、管理会社経由で水道業者などを呼ぶと、場合によっては入居者負担という可能性があります。 自分としては、トイレットペーパーを流しただけなのに、それで詰まるトイレが悪いと思われるかもしれません。 しかし、配管やトイレ自体に故障がない場合は入居者負担となる可能性が高いのです。 他にもトイレの詰まりで自己負担になるケースは以下のような場合です。 節水をしすぎてつまった 異物(流せないもの)を落としてつまった DIYなどで手を加えて故障の原因になった トイレットペーパーや排泄物を大量に流してつまった では、どのように防げばいいのかといえば トイレットペーパーは国内産を使う(海外製は水に溶けにくい物が多い) トイレットペーパーを多く使用する場合は、何度かに分けて流す 節水しすぎない(小で流さないで、大で流す) あと、この事態の最強の小道具である ラバーカップ(スッポン)をトイレに備えておくと、いいでしょう。 https://lotushome.jp/blog/5122/ ラバーカップはアナタの味方です でも、分からない時は相談してください! ここまで書いておいてなんですが 管理会社は「困ったことがあったらとりあえず連絡してみようかな」と思ってもらえる存在でいたいです。 管理会社は「何でも屋」じゃないけど、「相談窓口」ではあります。 本当に困った場合は、とりあえず管理会社に連絡をいただければ「それは〇〇に連絡してみてください」と答えてくれることでしょうからね。 でも、今回の記事を読んで「これは管理会社で対応できること?それとも別の専門機関?」と ワンクッション置いていただけると、お互いスムーズな対応ができるのも事実です。 時に管轄外のことも「借りているんだから管理会社がするのが当然だ!」と来られると、私たちも辛いものです。 これからも快適な住環境を守るべく、情報発信に努めたいと思います。 それでも、対応が分からない場合はまずは管理会社にお気軽に連絡してみてください! 適切な対応をご案内いたしますので
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「知らなかった…」で後悔しない!大家の会で信頼を築くために|失敗しない4つのマナーとは?
振る舞いは注意 「大家の会」とは、不動産オーナー(いわゆる“大家さん”)同士が情報交換や勉強会、交流を目的に集まる会のことです。 https://lotushome.jp/blog/4259/ 以前の大家の会記事はこちら 地域ごとに自主的に立ち上げられているものから、企業や団体が主催するものまで様々な形態があります。 私は賃貸の管理会社という立場ですが、この「大家の会」は参加してみるのもいいと思っております。 基本的には大家さんというのは、孤独になりがちです。 自分が持っている資産などを他人に軽々しく話すことはしないでしょうし、不動産業のことを相談しようにも分かってくれる人が身近にいるとは限りません。 そんな中で同じ大家さんという境遇で様々なお話が出来る機会というのは、案外貴重なもので、知見を広げたりすることもできます。 多くの大家の会では、規則などで禁止事項などを定めている場合もありますが、それ以前に「マナー」とも呼ぶべき行動があります。 今回は、大家の会に参加し始めた方やこれから参加しようと思っている方向けに、実際に参加する上で「これは気をつけたい!」というマナーや人間関係のポイントを4つに絞ってご紹介します。 せっかく素晴らしい場に参加しても、マナーを守らなければ信頼を失ってしまうことも…。 お酒の席での失態に要注意! 大家の会では、懇親会や飲み会がセットで開催されることも多く、そこでは打ち解けやすい雰囲気になります。 懇親会では、勉強会やセミナーでは知ることができない情報やマインドなども話してもらえたり、アドバイスを貰えることもあります。 失敗談や成功事例、個人的な人生観など勉強になることが多いものです。 しかし、だからこそお酒の失敗は命取りになる可能性もはらんでいます。 声が大きくなりすぎる お店に迷惑な行為や店員さんへの態度 参加している方への余計な一言 こういったことを起こしてしまうと、その印象がキャラクターとして残ってしまうことも。 その結果「あの人はいい人かもしれないけど、お酒の場はちょっとね・・・」と思われるかもしれません。 特に注意して欲しいのが「お店への迷惑」です。 このような懇親会などを開く場合、誰かのおススメのお店でセッティングされることが多いものです。 そういった場所でお店や店員さんに迷惑を掛けると、お店をセッティングしてくれた方の面子丸つぶれです。 誰かに紹介を受けたら、必ず「結果報告」をしよう 大家の会では、様々な人を紹介してもらえることがあります。 不動産会社や仲介会社、リフォーム業者や金融機関の担当者など、賃貸業の運営に欠かせない人達との出会いを紹介してくれる会や人がいます。 これも大家の会に参加するメリットの一つといえるでしょう。 多くの大家の会のメンバーというのは、仲間に対しての手助けを善意でしてくれる人が多い印象です。 みなさんが思うより、大家の会にいる人たちは見返りを求めない方ばかりです。 しかし、ここで注意点があります。それは 「紹介してもらって終わり」にしないことがとても大事です。 え?ということは金銭的なお礼や菓子折りなどを持って行けってことかな・・・・ そうではありません、もっと簡単でシンプルなことです。 紹介してくれた方に必ず結果を報告するのです。 どういうことでしょうか? これは、紹介を受けた人に連絡したり、成果が出ても出なくても報告するだけでいいのです。 例えばですが 実際に連絡してみた 契約が成立した 話を聞いてみたが、今回は合わずに見送った 単にこのようなことをお礼とともに紹介してくれた方に報告するだけでいいのです。 ね?難しくはないでしょう? でも、こんなことが出来ないと信頼を失ってしまうのです。 なぜなら、紹介してくれる人は事前に「今度○○さんという方から連絡が入るかもしれないから、良くしてあげてください」などと前もって連絡をしてくれたりするのです。 でも、その結果などの報告がないと「あの人、ちゃんと連絡したのかな・・・?」と思ってしまいます。 自分にとっても大事な人を紹介するので、紹介された方が不義理なことをしてしまっては、紹介者の面子もつぶれてしまいます。 紹介してくれた方は自分から「あの件どうなった?」などとは確認はしないことでしょう。 だからこそ、自分から報告などをした方がいいでしょうね。 もちろん、報告が無かったからといって怒るような方も少ないでしょうが、次からの紹介などは・・・・・ 成果が出ても出なくても、一言お礼と共に結果報告するだけで 「律儀な人だ!この人には大切な人を紹介しても大丈夫」 と思ってもらえると思いますよ 知識はもらうだけじゃなく「自分も出す姿勢」も大切 「大家の会でいろいろ教えてもらえてラッキー!」 それはとても良いことです、本来はそのように知見を広げる為のものですからね。 でも、それだけでは片手落ちになってしまうかもしれません。 自分が学んだことや経験したことを、誰かにシェアする姿勢も大切にしましょう。 「でも私はまだ初心者でみんなが知らないようなことなど話せない・・・」と最初は思うことでしょう。 「百戦錬磨の大家さんたちに自分が話せるようなことは・・・すでに知っていることだろうし・・・・」 気持ちは分かります。でも実はアナタにも話せる内容はあるのです。 それは、「失敗談」です。 融資が否決された経験 空室対策が上手くいかずに長期間空いてしまった 所有している物件のエリア情報 賃貸業をやっていて失敗したことがない人はいません。 小さい失敗かもしれませんが、そういったことこそみんなが知りたい内容だったりします。 特に融資の否決などは、目まぐるしく変わる金融情勢で、どの大家さんも興味があります。 「なるほど、あの金融機関はこういった物件には否定的なんだな」とか「そんな条件が出るなら、自分ならアリかも」など 大切なのは「自分もみんなに情報を与えようとする姿勢」です。 情報の活用の仕方は人それぞれです。 あなたは価値がないと思っている情報も、誰かにはとてつもない価値があるかもしれません。 そういった方たちの集まりが「大家の会」だったりするわけです。 知識の循環があるからこそ、その会は長く続くのです。 最初は難しいかもしれませんが、少しずつ経験してきた場合は積極的に開示してみてください。 意外とみんなはアナタの話を聞きたいと思っているものですよ。 変な“マウント”はNG! 「家賃収入が〇〇万円以下は投資家とは呼べない」「フルリノベで即入居させないなんて・・」「まだ1室しか持ってないの?(笑)」 …そんな発言、聞いたことありませんか? 会話の中で自慢話をしてしまうのは誰にでもあることですが、“マウント”になってしまうと一気に空気が悪くなります。 なんでもかんでも自分を卑下する必要は全くありませんが、他人に対しての「マウント」はやめておいた方がいいと思います。 特に不動産賃貸業では必ず「上には上がいる」ものですから、変なマウントを取ってしまうと、いつの日か自分も痛い目を見てしまいます。 自分にとって嬉しいことなどを話すのは全然問題はありません。 大体の大家の会のメンバーの人たちは他人の成功を一緒に喜んでくれたり、その話で「自分も負けないぞ」というエネルギーに変えたりします。 でも、そこに相手に対しての「マウント」や「嘲笑」などが含まれてしまうと感じが悪いですよね。 私もたまに今でいう「ギガ大家」と呼ばれるような方とお会いしますが、その姿勢は本当に謙虚で気さくな方が多いものです。 そういった方たちは変なマウントを取ることもなく、初心者の方からも学ぼうという姿勢に驚かされます。 恐らくはそういった謙虚で熱心な方たちなので、拡大したり、周りの人が支えてくれるんだろうな。と思います。 自分の嬉しかったことは素直に話し、相手の話もしっかり尊重して一緒に喜べる。 こんな人とはまた話したくなりますよね。 そんなに難しいことではない いかがでしたでしょうか。 書いてみて思うことですが「人と人のお付き合い」として考えれば至極普通の内容でしたね。 でも、大家の会を主催している方に話を聞くと、そういった普通のことができない人が多いようです。 そういったことができない方に対して、強く注意したりはしないそうですが、やはりお付き合いの仕方は考えてしまう。とのことでした。 せっかく参加するのであれば実りの多いものにしたいものです。 大人になると自分の振る舞いに注意してくれる人というのは減っていきます。 ただ距離を置かれたり、周りの人が離れていくだけになってしまいます。 自分も含めて、人への振る舞い方やマナーというのは注意しなければいけません。 こういった人としての当たり前の礼儀だけ守れば、大家の会への参加は特段難しいものではありません。 大家の会に参加している人は、大体は気さくな方々ばかりですから、多いに楽しんで学んでもらえればいいと思います。 ※当ブログの画像はChatGPTで作成してます、お分かりかとは思いますが念のため、実在しませんからね。
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賃貸生活のウワサ検証!よく聞く“あの防犯対策”は意味があるのか?~一人暮らしの女性が男物の下着を干す等~
防犯対策を現役不動産屋が判定 さて、今回は防犯対策について書いてみようと思います。 昨今、治安が悪くなったなどのニュースが見られますが、これは本当なのでしょうか? データで読み解くと、犯罪認知件数(警察が認知することが出来た刑法犯)は平成14年をピークに令和4年まで基本的には減少傾向となっています。 基本的には犯罪件数自体は減少傾向になっていると見るのが主流です。 しかし、同じデータで令和5年~6年になると微増傾向にあるようです。 窃盗犯や詐欺事件などが増えてきているようですが、いつの時代も防犯というのは大切であることは異論はないでしょう。 今回はそんな状況の中で、みなさんが一度は聞いたことのある「防犯対策」のウワサを現役不動産業の私が判定していこうと思います。 実際に効果のほどやデメリットなどがあるのでしょうか? また私自身がおススメしている対策などもお伝えできればと思います。 一人暮らしの女性が男物下着を干す まずはこちらですね。 あまりに有名です。 一人暮らしの女性が彼氏や結婚相手がいるようにふるまうことで、空き巣やストーカーへの警告となるようにという対策ですね。 昔であれば「一人暮らしする娘に父親の下着などを持たせた」などのエピソードもありますね。 では、こちらはどうでしょうか?いささか使い古された方法ですが 答えは ◎ やって損はありません。 この方法は古典的ではありますが、効果は高いといえると思います。 よく「そんな真似しててもすぐにバレるよ!」という意見を聞いたりするのですが、実際にバレるバレないは大した問題ではないと思います。 大事なのは悪意をもった犯罪者に対して 「本当にいるかもしれない」と思わせるだけでもいいのです。 空き巣にしても侵入をしようとしている人に対しても ひょっとしたら男性がいるかも?という疑念が沸くだけでも十分に効果はあるでしょう。 以前、盗犯係の警察官に聞いたのですが、空き巣が嫌がることがまさに 留守の確証が得られないこと だそうです。 例えば空き巣が狙っているお部屋から、女性が出てきます。 よし、入ろうと思ったお部屋に男性用下着が干してあったら? 「まだ男はいるのかも?」「いなくても帰ってくるかも」と疑念が沸くことでしょう。 要は嘘か本当かを確かめることが簡単ではない以上、抑止力としては効果はあるでしょうね。 但し、同じ物を常に干しっぱなしなどは対策効果が薄れてしまいますので、ローテーションなどは行った方がいいでしょうね。 ちなみに今までの入居者さんで行っていた対策で面白かったのは 男物のバンドTシャツをパジャマにして、干している お父さんの作業着を貰って定期的に干している 釣り竿をベランダに置いている 変わり種ですが、共通しているのは男性の影を匂わせておくということですね。 お金や手間が掛かってしまうのも事実と思いますが、防犯対策としては一定有効だと思います。 表札を出さない ポストや玄関先に表札を出さない。 これも最近は特に聞かれる話ですね。 果たしてこの方法は有効なのでしょうか? △ これは防犯対策としては微妙です。 というのも、これは防犯対策としてよりも「特定しにくい」位の効果しかありません。 例えばストーカーの恐れがあり、この建物に住んでいることや号室を特定されたくない。位です。 またデメリットとしては引っ越し当初は配送や郵便物の誤配がある可能性があります。 でも、現在賃貸で表札を出す方は正直かなり少数です。 どちらにしても表札を出す習慣自体が風前の灯火です。 私も正直出すメリットは特にないと考えてもいますが、出さないことが防犯になるかといえば微妙な感じです。 遮光カーテン・ミラーカーテン お次はカーテンです。 遮光カーテンは光を通さない、通しにくいカーテンで、ミラーカーテンはレースカーテンの中でも透けにくいカーテンです。 遮光カーテンは単純に分厚かったり、織目が細かかったりして光を通さない。 ミラーカーテンは日中レースカーテンで光は取り込みたいが、外からは見られたくない。という商品です。 特にミラーカーテンの中には「室内から外は見えるが、外からは見られにくい」という商品もあるそうです。 これは防犯対策としてどうでしょうか? 〇 一定効果があると思われます。 というのも、これは自宅にいる際などに「部屋に一人かどうか判別できない、部屋の様子が分からない」という点が大事です。 また室内の様子がそもそも見られない、という当たり前の安心感の為にも損はありません。 但し、ミラーカーテンには以下の注意点があります。 あまり遮光性が高いと、昼間の光も入りにくい 夜になって室内側が明るいと外から見えやすくなる その為、商品の選び方は大切です。 個人的にはあまり遮光性が高いと、そもそも部屋が暗くなり、遮光カーテンと効果が変わらない物もありますので、UVカット率が50%以上の物がいいかもしれません。 カーテンは割と価格と性能が比例しやすい商品になります。 防犯対策としては、少し奮発してもいいかもしれませんね。 一人暮らしでも「ただいま」を言う この方法はその昔、入居者さんに教えてもらった方法です。 一人暮らしの女性が帰った際に、ドアを開けたタイミングで「ただいま」と声に出してから部屋に入るという方法です。 「一人暮らしじゃないのか?」「誰かが来ているのか?」と思わせるということですね。 これはどうでしょうか? ◎ これは多いに賛成です。 この方法を刑事さんに話したところ「もしその光景を見た空き巣や強盗などは躊躇すると思いますね」と言われました。 メリットとしてはなんと言ってもコストや手間も掛からないという点ですね。 また男物の下着の時にも書いた通り「いるかもしれない」と疑念を沸かすには十分効果があるでしょう。 また毎日習慣のように行うこともできますし、少し恐いと思ったタイミングでも実行することもできます。 手軽な方法としてぜひおすすめします。 男性ももちろん必要だが いかがでしたでしょうか? 今回は女性の防犯対策と呼ばれるもののうち、効果がありそうなものをご紹介してみました。 もちろん女性だけでなく、男性も防犯対策は必要です。 しかしながら、女性ということで被害に遭いやすい犯罪が多いのも事実です。 私が以前聞いた言葉でハッとさせられた言葉があります。 「法も正義もその瞬間は助けてくれない」 残酷ではありますが、真理だとも思います。 だからこそ、出来る限りの対策はしておくに越したことはありません。 防犯対策のポイントとしては「人の影を疑わせる」という点は大切なのでしょうね。 昔ながらの近所づきあいや顔見知りなどの関係性は希薄になってきた昨今、自分の身を守る対策は必要かもしれません。





