
涙の娘さんご来店!何があった?
いつも社長の私のエピソードばかりなので、今回は当社営業スタッフ緒方のエピソードを
とある繁忙期の当社。ある日、一組のご家族が来店してくださいました。
お若い娘さんとご両親のご家族
しかし、何となくご家族全体が暗い雰囲気。
申し訳なさそうに口火を切るお父さん
「昨日娘が申し込んだお部屋をキャンセルしたいのですが・・・」
そう、この前日娘さんは一人で当社にお部屋探しに来ていただきました。
そこであるお部屋を気に入り、一旦申込をしていたのです。
もちろん、未成年の娘さんですから正式なご契約はご両親の理解を得てからという状態でありました。
その翌日に改めてご家族でお越しいただいたという訳ですね。
当たり前ですが、正当なキャンセルですから当社としても異論はありません、キャンセルを受けないことなどありえませんので、これ自体は全然OKなのでしたが・・・
お父さんの隣で無表情でいる娘さん
キャンセルは全然大丈夫ですよ、もちろん正式な契約などもしていませんから。と説明し、事情を聞くことになりました。
すると、この辺りで娘さんが
泣いているではありませんか
そして、娘さんが泣いていることで困惑しているようなお父さん
一体何があったのでしょう。
愛情が故に・・

「娘には女子寮に入って欲しい」
ということでした。
娘さんは進学の為、親元を離れて一人暮しをするため、昨日までの段階ではご両親の許可を得てお部屋探しをしていたのですが、その後ご家族での話し合いで「女子寮の方がいいのではないか?」との結論に至ったとのことでした。
確かに、この女子寮は私たちもよく知っています。
学校からも近く、女子寮のオーナーさんも私はお会いしておりますが、とても熱心な方で管理状態も素晴らしい寮です。
例年、この女子寮に入る方はたくさん見ております。
安心できる女子寮です。この決断に反対する理由など我々には全くありません。
しかし、話し合ったにしてはご家族全体が暗く、娘さんは泣いているのです。
なぜでしょう?そう
娘さんは一人暮しをしたいのです
お父さんとしては、初めての一人暮らしが大変であること、大事な娘さんですから心配なのです。
余談ですが、私にも娘がいます。まだ全然小さいのですが。
だからこそ
お父さんの気持ちは痛いほど分かる
もちろん、会社のことを考えれば娘さんには一人暮らしをして、当社でお部屋を決めていただきたいところです
しかし、それではご家族は幸せになりません。
当社スタッフ緒方も同様でした、この理由でのキャンセルを止めることは「良いこと」ではありません。
しかし、同様に泣いている娘さんを見るのも忍びない
そして我々の決断は
「どういう結末になるかは分からないが、プロの第3者としてご家族の合意を手伝う」
これに決めました。
この段階で私も接客に入り、お父さんの想いと娘さんの想いを聞くことになりました。
お父さんは心配
お父さんとしては防犯面を特に心配していました。
女性の一人暮しで何かあっては大変であること。
とても良く分かります、私も娘を持つ父親の一人ですから
娘さんとしては、やはりそれなりに制限のある女子寮がどうしても受け入れ辛いとのこと。
とても良く分かります。私も初めての一人暮しを楽しみにしていた時期、そして実際に楽しかった一人暮しを経験しています。
しかも、お父さんも娘を泣かせたくないという気持ちが痛いほど伝わってきます。
娘さんもそれが分かっているだけに、文句を言ったりもしません。だからこそ見ていて胸が痛い状態でした。
普段はとても仲の良い父娘なのでしょう。それも伝わってきました。
お互いの気持ちが分かるが、お互いに中々譲れない点でした。
どうしたものか・・・
そうしたところ、当社スタッフ緒方が口火を切ります。
お互いに想い合う父娘!結末は?

「学校からも近く、例年同じ進学の女性がたくさん住むマンションでも難しいですか?」
お父さんと娘さんの想いを聞いてあるマンションをご提案しました。
そのマンションは進学先からも近く、大通りだけを通って帰れるマンションでした。
しかも例年、娘さんの進学する学校の生徒が何名か住んでいるマンションでした。
そこからはお父さんと娘さんへ双方にメリットデメリットを説明していきます。
- 学校からも近く、大通りを通って行けるので、夜道も安心であること
- これまでに学生さんが何名も住んでいるが、トラブルなども無かったこと
- 女性でも安心なセキュリティがあること
- しかし、それでも女子寮ほどのセキュリティは望めないこと
- 女性の一人暮しで気を付けないといけないこと
- 学校に近い物件で気を付けないといけないこと
そう、学校に近いということは良いことでもあるのですが、全くデメリットが無い訳でもありません。
そういったメリットもデメリットも正直に話していきました。
お父さんも真剣に話を聞き、たくさん質問もしてくれました。
「同じような年齢の子たちがどんな物件を選ぶのか?」「その物件で今まで何かトラブルがあったか?」「周りの環境はどんな感じか?」
お父さんも娘さんの意向を叶えたい気持ちがあったのでしょう、思いつく限りの質問をしてきました。
質問には出来る限り正直に答えました、デメリットとなることも当然。
お父さんの出した答えは
「物件を実際に見せてもらえませんか?」
お父さんの不安が少し和らいだのです。
そこからは物件に実際に行き、周辺の環境やマンションの状態などをしっかりと見て貰いました。
そして出した結論は、「この物件なら大丈夫な気がします」
そう言って娘さんの一人暮しを認めることにしたのです。
その日、内見からお店に帰ってきた時の娘さんとお父さんの顔を見た瞬間
お店で待っていた私もホッとしました。
後日、契約で当社にお越しいただいたご家族
あの日と打って変わって満面の笑顔でご来店いただきました。
春からの新生活を楽しみにしている娘さん、娘さんの晴れやかな顔を見て嬉しそうなお父さん。
女子寮という結末でも一人暮しでもどちらでも私たちにとっては良かったのです。
一番はご家族が全員納得してもらえれば
新生活を迎える学生さんへ

いかがでしたでしょうか?
今回はたまたまこのような結末になりましたが、親というのは多かれ少なかれ、子どもを送りだす時には心配があるものです。
皆さんが一人では生きていけない赤ん坊の頃をいつまでも覚えています。
皆さんはもう一人で生活できると思っているでしょうし、その能力があることも分かっています。
しかし、それでも親は心配するのです。
そして社会に旅立っていく姿を応援しているのです。
だからこそ、そうやって送りだして貰ったことへの感謝と信じてもらったことの責任を少しだけでもいいので、心に留めておいて欲しいなと思います。
そのうえで多いに一人暮らしを楽しんでください。






