幽霊を信じない営業マンも逃げ出した物件

写真はイメージです!本物はもっと不気味でした。

余りの怖さに逃げた物件

私は幽霊を信じていません!しかし、それは「見たことない」「信じたくない」からです。


決して幽霊が怖くない訳ではありません。怪談番組などは真剣に怖がって見てます。


恐らく見てしまった日には一人で夜トイレにも行けないでしょう。


しかし、不動産屋ですし、基本的には信じていませんので事故物件や空家などに入ることに抵抗はほぼありません。


以前から話した通り、事故物件などでも心霊体験などはしたこともありませんからね。


そんな私ですが、過去一度だけ逃げ出した物件がありますので、今回はその話をしてみましょう。

それは格安の戸建でした

当時私は東京都の新高円寺という所で賃貸仲介の営業マンでした。


今もそうですが、当時もインターネットに物件を掲載しておりました。


いい物件があれば鍵を借りに行って写真を撮る、掲載する、反響がくる、お客さんを呼ぶ、決めてもらう。この流れですからね。


そして、その日も朝から新着物件を確認していました。すると

「西荻窪 徒歩〇分 5DK 貸家 6万5千円 築50年」


という物件が出てきました。


古い戸建ではありますが、当時でも激安でした。中は相当に古いだろうが、写真を撮って掲載してみようということになりました。


その日の写真撮影当番は私でした。早速鍵の手配をすると「貸主は遠方だから開けてある」とのことでした。


さあレッツゴー!と意気揚々と私は車で向かいました。

竹藪の中の古家

着いたのは普通の住宅街でした、西荻窪駅から少し離れていましたが、実際に行って見るとビックリ

その家だけ竹藪で囲われている

冒頭の写真のようですが、もっと手入れのされていない竹藪に囲まれていました。


住宅街の中にポツンと異質な空間になっていました。


建物は2階建ての築50年、流石に傷んでいますし、玄関も昔ながらの引き違いのサッシでした。


竹藪が影を作っています、雨戸は全て木製の古いタイプで閉まっています。


正直、雰囲気も最悪 「こりゃ安いハズだわ」と思いました。


しかし、こんな物件でも中はキレイにしてあれば借りたいという方もいるでしょう。


この時はあまり気にせずに中へ入っていきました。


この5分後にはダッシュで出てくるとも知らず・・・

押入れの中には・・・

そうして入った戸建ですが、まずは中が暗い!木製の雨戸が全部閉まっている為、真っ暗、そして湿気というかカビ臭い匂いがしました。


私はブレーカーを探しました。ブレーカーというのは大体家の構造上、キッチンや洗面室などの近くにあるものです。


しかし、ブレーカーを上げても電気が点きません。契約がされていないのでしょう。これも珍しいことではありません。


私は古い木枠のサッシをガタガタと動かして雨戸を1枚開けました。


すると光が室内に入ってきました。


中は大変古く、居室のほとんどは和室でした。古くなった畳が柔らかくなっていました。





そして、最初の部屋にあった押入れを何となく開けてみました。



そこには白黒の写真が一枚置いてありました。

これもイメージです、実際はアルバムなどではなく、一枚だけでした。


「なんで一枚だけ?忘れ物?」と何気なく手に取りました。



それは古い家族写真でした。



お爺さんとお婆さん、年齢的には叔父さんらしき中年男性が2人位、お母さんのような人、小さい子供が2、3人位写っている写真




恰好は簡単な着物を着ていました。かなり古いものでしょう。明治位なんでしょうか



全員無表情です、なんだか楽しそうでもない写真です。



しかし、私はなぜかその写真に強烈な違和感を感じました。



全員笑っていないから? いや違うような・・・



なんだか変な写真に思えるのです。



そして、違和感の正体に少し気づきます。


「なんだか全員の目線が変だ」




そう、カメラ目線のようでしたが、なんだか全員の焦点がカメラでは無い気がしました。




そう思った瞬間一気に恐怖が込み上げてきました。



私にはどうしても

写真の人たちは 私の後ろを見てる気がする

写真を見ている「私」の肩辺りを見ているような気がしたのです



その瞬間に私はダッシュで写真をその場に置き、家を出ました。もう恐怖でいっぱいでした。



雨戸を閉めるのも忘れ、とにかく帰りました。



後にも先にも物件で怖くて逃げたのはその1件だけでした。



特にオチもありません、写真の正体も知りませんし、いわくつきの物件でもないようでした。



もちろん後日何かあったということもありません。その家について調べもしませんでした。




事実だけ話すなら「忘れ物の家族写真に勝手にビビった営業マン」です。




でも、私にはあの写真の目線が怖すぎたのです。



ちなみに今でも古家などは怖くはありませんよ。幽霊は信じていませんからね。



そんな私の唯一の恐怖体験でした



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