なぜ騒音問題は解決しづらいのか?管理会社が本当に守りたいもの

管理会社は何もしてくれない!本音は?

一番多く一番解決が難しい「騒音」

共同住宅であるアパート・マンション たくさんの方が一つ屋根の下に住むことで起こること。


価値観の違い、生活スタイルの違い、育った環境の違い、性格の違い 数えたらキリはありません。


管理会社に寄せられる苦情で難易度断トツ1位 「騒音問題」


これ以外が第1位の管理会社はそれはそれで恐怖ですが・・・設備系は直す、改善しか選択肢はありませんから件数は多くても難易度はそんなに高くありません。


ちなみにグーグルで検索すると

管理会社が役立たずであるかのようです

色々なブログや法律事務所が好き放題書いてあります。


「管理会社が何もしてくれない」 「紙を配布しただけ」 「管理会社は快適な生活を提供する義務がある」 「しつこく言わないと聞いてくれない」 「しつこく言えば聞いてくれる」 「周りと協力して集団で管理会社に言う」 「直接大家に言って大家から管理会社を叱ってもらう」 「管理会社の社長など上に言う」

ただし、世の中には放置する管理会社があったというのも事実でしょう。


対応を放置したり、軽く考えて適当な対応に見舞われた方は怒っていいと思います。確かに管理会社業界でもそのような不誠実な対応をする所があることを知っているだけに、そういった管理会社にあたってしまったら怒るのも無理からぬことだと思います。


なぜか、この騒音問題について弁護士事務所や被害者は多く発信をしているのですが、当の管理会社が発信しているケースが少ないので、誤解を恐れずに今回はこの騒音問題について書いてみようと思います。

まともな管理会社なら管理会社も「解決したい」

この騒音問題、実は管理会社も解決したいのです。


私が今まで働いてきた管理会社では、騒音問題も少しでも良くしよう、何とか解決しよう!と取り組んできました。そしてもちろん、今の当社も


音に苦しむというのは、想像以上に苦痛です。特に睡眠にも関わるとなると、日中の集中力や運転などにも支障が出てきます。


平穏な生活を送りたい、それを叶えたいという思いは管理会社は持っているべきですし、大体の管理会社は持っていると信じたいものです。


しかし、騒音問題というのは幾重にも問題が積み重なっているのです。


今回は言い訳とも思えるかもしれませんが、騒音問題の本当の問題をできるだけ書いていきたいと思います。


そして、世の中が変わる一助になればと思います。もっとこの問題を解決しやすい社会になればと切に思います。


その役目を第一に受け取る管理会社の意見を知って欲しいのです。そして管理会社で解決できればと本当に思います。


今まで訴訟なども含めて、本当に騒音問題はスッキリとした解決というのが難しいのです。

感覚的には管理会社は「裸で武器もなく戦場に飛び込まねばならない」のです。ぜひ法制度も含めて変わって欲しいのです。


根底には入居者全員に平穏な生活を送ってもらいたいという一心なのです。

騒音問題の難しい点

まずは、難易度がなぜ高いかをご紹介します。項目ごとに詳細を説明していきます。

  • 音の基準がない
  • 人によって違う感覚
  • 発生源の勘違いの可能性
  • 強力すぎる「借地借家法」
  • お互いが感じる「被害者意識」の調整
  • 多大すぎる労力と費用
  • 過去の悲惨な事件
  • 管理会社は「人の管理はできない」
  • 救われない「専門家や訴訟」という手段
  • まとめ もっと法律や基準が厳しければ

長くなりそうなので、何回かに分けましょうかね。


1 音の基準がない

騒音問題の難しさ トップバッターです。


音の基準というのがないのです。よくサイトなどには40デシベルから60デシベル以上が騒音!この位の音はアリエナイ位に書いてあります


しかし、この続きで建物の立地、周辺の環境、住人同士の交渉の結果など総合的に判断する

となっているのです。


ちなみに40デシベルとは図書館の館内程度で60デシベルとはトイレの洗浄音、洗濯機、掃除機が出す音です。


結構厳しいなと思います。もちろんトイレの洗浄音が間近で聞こえる訳ではないのですが、音の種類によっても違います。


もちろん、頻度や時間帯に応じても判断しないといけません。でなければ一度物を落として音を発生させただけでアウトなのは厳しすぎます。


そうすると、どこからが騒音になるのでしょうか。裁判所の見解も様々なのです。


そんな中で騒音を立証する難しさがあるのです。音の種類、頻度、回数、時間帯等、正直、基準がハッキリしてくれると管理会社としては大助かりです。


確かな基準を示してもらえないと、管理会社という警察や弁護士、裁判所でもない立場から人の行動を縛ったり、何かを禁止するという根拠はどこにあるのでしょうか?


契約書などにその基準を記載し、違反したことで対応する根拠になればと全国の管理会社同志は思っていることでしょう。



2 人によって違う感覚

前述した通り、人の感覚というのは大分違います。それは音に対する感覚にも出てきます。


同じ音が聞こえていても「気になる人」「気にならない人」があります。


そして、自分の音が許せるから「この位は大丈夫だろう」となってしまうことが多くあります。


そうすると、この「ここまで許せる」範囲が全員で少しずつ、そして時には「種類」によって違うのです。


「ここまで許せる」は音量と時間です。生活スタイルが夜型の人は深夜の洗濯機も許せますが、早く寝る方に取っては迷惑でしょう。


また種類は「話し声はダメだが、掃除機などの生活音はOK」とか「足音がとにかく気になる」などです。


これは神経質かどうか?という話ではありません。気にする方が悪いという話でもありません。


当人にとって気になる音というのは、当人にはどうしようもなく、他人に理解がしづらいという所が問題なのです。


私は足音などの騒音は気にならない方ですが、電化製品が出すブーンという音は気になって眠れないこともあります。


そう、音量の問題とは別に人の「種類」という点があるのです。音量だけなら基準も分かりやすいのですが

3 発生源の勘違いの可能性

これは管理会社の対応が遅い要因の一つにあります。


苦情を言ってくる方は大体特定して連絡をくれます。「上の階が」「隣が」などとなります。


管理会社のスタッフならもちろん分かっていますが、音の発生源は多くの場合で違うケースがあるのです。


「いや、間違いない上だ」といった方の上には誰も住んでいないということも良くあります。これは心霊現象などでもなく、斜め上や場合によっては上からと思っていた音が下だったということもあります。


時には人の足音だと思っていたものが、水道管から発生する音(ウォーターハンマー現象)ということもありましたね。


このように音の問題というのは一概に聞こえた音が全てではないのです。


マンションやアパートなどの共同住宅は造りによって、環境によって本当に音の伝わり方が複雑な建物もあるのです。


一刻も早く対応してほしいというお気持ちは分かります。しかし、勘違いで注意された方はどんな気持ちになるでしょうか?


強い注意をする為には確かな証拠が必要なのです、最初から強い注意をすると、音の発生源が違った場合に本来被害者だった方に矛先が向かうこともあります。


それだけは管理会社も避けたいのです。

続きます

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