
そもそも特約とは?
私たちの日常というのは「契約」でありふれております。
例としてはコンビニでガムを買うのですら売買契約ですし、保険や携帯電話など支払うお金についてはほぼ全てでしょうし、皆さんが働いてお給料をもらうのも契約です。
本来、契約というのはお互いに合意できれば自由に設定していいのです(契約自由の原則)
そんな中でも不動産の契約というのは特殊です。
それは「2つとして同じ物がない」ということも大きな要因であります。
その為、いわゆる一般の契約より個別の事情や貸主の意向など含めて「特別の条件を伴った契約」=特約というのが多く交わされます。
通常の契約書に追加で特約が付いてくるというイメージでOKです。
ちなみにザックリと不動産の特約というのは一般的にはこんな特徴があります。
- 元の契約条項と特約条項がぶつかる場合は特約が優先される
- 公序良俗(ざっくりといえば常識や道徳)に反しない限りは特約は自由に設定できる
- 契約を結んだら特約を了承したということ
- 「特約」だけ解約することは出来るが、「特約」だけ残すことはできない
不動産賃貸契約でも特約というのは大なり小なり「ほぼ必ず」入っていることでしょう。
それは例えば「ハウスクリーニング費は借主負担」「ペットを飼う場合の原状回復の範囲」「家賃が遅れた場合の罰則」など私たち不動産業者が見慣れたものから「ある特定の物件だけのマイルール」的な変わった特約まで
これからお部屋を借りたいと思っている方はこの「特約」については「特に注意して見た方がいい条項」だと思っておいて損はないと思います。
そんな「特約」ですが、昨今では法律の規制や慣習でメチャクチャなものは殆ど無くなっていきましたが、ほんの少し前までは「これはナンだ?」という特約がたくさんありました。
今回は私が見たり、聞いたことのある「変わった特約」をご紹介してみようと思います。
今では違法だったり、やり過ぎだ、変わってる!などの思い出ですので、肩肘張らず気楽に見てください。
①転職したら退去

これは東京で賃貸営業として働いている時に出会いました。
この物件は東京23区の中でも地下鉄の駅から徒歩2分の好立地にあるマンションでしたが、まず家賃設定が激安!
近隣相場からすると賃料で10,000円~15,000円位安い物件でした。
何でそんなに安いかと言えば
審査と特約が最強レベルに厳しいから
ちなみにザッとこんな条件でした。
- 本人の勤め先は公務員か上場企業勤務
- 連帯保証人は親以外NGで親の勤め先も本人と同等
- エアコンは故障したら「自腹」だけど退去する時は置いていかないといけない
- 家賃滞納はうっかり忘れてても1か月で退去
- 契約者以外は部屋に上がるのもNG
どうです?厳しいでしょう?
私も一度申し込もうとした際の契約者の勤め先は、世界的な企業であるアメリカの大手ヘルスケア企業「ジョン●ン エンド ジョンソ●」で全く問題ないと思ったのですが、審査はNGでした。「なぜですか?」と詰め寄る私にオーナーの一言
「私はそんな会社知らないから」
OH!ファンキー!
とまあこんな始末なんですが、その中でも異彩を放つ特約というのが
転職したら退去
オーナーの言い分としては「入居審査では職場を信用して貸すのに、勝手に辞めるのは契約違反だ」とのこと
ちなみに「転職する前に相談して再審査はOKですか?」と聞いたところ
「審査はするけど転職する人は信用できないから、9割方ダメ」とのことでした。
そんなクセありオーナーだった為、マンションは常に空室だらけでした。しかしオーナーは意に介さず「分かる人だけ住めばいい」という振り切ったオーナーでした。
まあ、その分破格な家賃設定ですから仕方ないのかもしれません。
ところが困ったことに、この物件はインターネットに募集を出すと反響が多いもんだから対応に苦労する訳です。
ほとんどの方は審査NGか「そもそもそんな条件ならこっちから願い下げだ」ですからね。
この物件を目当てにご来店頂く方は多かったのですが、諸条件を伝えると可哀想な目に遭うだけなので、いつからかネットには掲載しなくなりましたね。
あの物件、今でも同じ条件なんでしょうか?気になります
②家賃滞納したら所持品売られる

泥棒もビックリ!
特約にはこう書いてありました。
・家賃を1か月滞納した場合、貸主が委託する業者に家財処分を依頼し、その費用を賃料弁済に充てることとする
ということは、私が家賃を滞納してしまった場合、プレイステーションなどは勝手に売られても文句は言えないんでしょうね。
なかなかスゴイ特約だと思いませんか?
住居侵入罪から窃盗など触れる法律は一つや二つではありませんよね。
管理会社に問い合わせたところ「今まで実際にやったことはないそうです・・・」との返答ではありましたが、家賃滞納を許さないという強い意思を感じます。
しかし、当然ながらバッチバチに違法であることは間違いなく、仮に本当に実行した場合は訴えられた貸主は負けることでしょう。
③作文を書かないといけない

これは読んで字のごとくですが
1年に1回自分の「夢」に対する想いを作文にすること
という特約でした。
この物件がいわゆる「若者の町」にあるのですが、オーナーも実業家として夢を叶えた人で
「自分も何も無いところから這い上がったので、若者にも成功して欲しい」「夢はついつい忘れてしまうので、1年に1回作文にして思い出してほしい」
という混じりっ気なしの善意で導入されたそうです。
しかし、当の借主たちからは大不評だったそうで適当に書いた作文を提出されたり、そもそも書かない人も多数だったようで、あっけなく終了したそうです。
私も同業者から聞いた程度だったので、実際の契約書を見たわけではありませんが、どんな文言で書いてあったのでしょうか?
借主は1年毎に自己の目標への想いを400字詰原稿3枚以上に記し、貸主へ交付しなければならない
こんな感じだったのでしょうか・・・
④月1で家主の部屋チェックがある

これもそのままですが家主の言い分としては
「キレイに使っているかどうかチェックするのは当たり前のこと」だそうです。
過去に退去したお部屋がかなり汚かったことでショックを受けるとともに、国土交通省のガイドラインに抵触することが多く、思った通りの原状回復費を貰えなかったことから発動したそうです。
「退去してからは借主が強いなら、借りてる間にチェックしよう」という歪んだ発想でした。
そんな特約を入れようとするもんだから、元の管理会社には管理を打ち切られ自主管理に
客付けを依頼する為に各不動産会社を周るものの、この特約でお客さんを紹介してくれる不動産会社は中々現れず、本人も憤っていました。
確かに運悪く、良くない入居者に当たってしまったことは同情するのですが、賃貸経営をやっていると一定数このような人に当たってしまいます。それをケアする為に普段から備えておく必要があるのですが、それはご理解いただけなかったようです。
当然私が勤めていた会社も「あてはまる方がいれば紹介しますねー」と言いながら店長は図面をゴミ箱へ捨てていました。
最終的には地域の顔役的な不動産会社の社長に
「あんたは不動産のオーナーに向いてない」と一括されたそうです。
その後の動向は知りませんが、売却して見切りをつけたのか、はたまた方針を転換したのか、その後見ることはありませんでした。
⑤貸主の庭掃除をすること

タイトルだけ見ると「何様なんじゃい?」というような特約ですが、これには理由がありまして
オーナーは近くに住むお年寄りのおばあさんでした。
息子夫婦も遠方に住んでおり、お母さんが心配だ!
そこで何かいい方法がないか?ということで
「家賃を安くする代わりにお庭掃除兼おばあちゃんの安否確認をして欲しい」というからくりでした。
週に1日、20分程度の簡単な作業だそうで、その代わりに家賃が激安という仕組みでした。
都心に近い場所ということもあり、地方からの真面目な学生さんや夢を持った若者に人気だったそうで、退去する時などは先輩が後輩を紹介したりと和気あいあいとしたものだったそうです。
しばらくしておばあちゃんが施設に入ることになり、この人気の特約は無くなってしまいましたが、タイトルとは裏腹に人情にあふれた特約だったのです。
もちろん、今同じことをしようとしてもトラブルの種になりそうなのでおススメはしませんが、当時の時代が許した奇跡のようなマッチングだったのでしょう。
今では健全になってきたが・・
いかがでしたでしょうか?
このような変わった特約が多く見られたのも、平成の中盤頃まででした。
その後は特約といえど無制限でもなく、法律の普及や裁判などで変わった特約は消えていきました。
有名なものでいえば「滞納したら鍵を変える」などの鍵ロックなども多くの人が「違法でやっちゃダメ」と認識してからは脅しにもなりません。
昨今は大体の特約は違法性もなくなり、健全なものがほとんどになりました。
しかし、契約というのは一旦結んでしまえば「有効」になりますから、みなさんはご自身の契約ではしっかりと契約書の内容と特約を確認してくださいね。
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不動産業界あるある ~不動産業信用ないけど、初手から敵視はしないで編~
不動産業のイメージは悪い 私はもう慣れてきましたが、不動産業のイメージはよくありません。 正直、今でも初対面の人から警戒心や拒否感を感じるときはあります。 私は慣れているので、まずは「怪しい者ではないですよアピール」から入るのがデフォルトですらあります。 なんでしょうね、最初にこんな自己紹介からしなければならないのは? みなさんは、不動産業界にどんなイメージをお持ちでしょうか? 以前、不動産団体が「不動産業界にどんなイメージがありますか?」というアンケートを実施した際に、多く挙がった内容は以下の通りでした。 「金に汚い」「嘘をつきそう」「営業がしつこそう」「恐そう」「人によって態度を変えそう」「騙しそう」 なんでしょう、反社のイメージアンケートと言われても仕方ない文言が並んでいますね・・・・ 一部の先人たちの行いにより、仕方ないのかなあ・・と思うこともあります。 昔の先輩がたの話を聞けば「そりゃ悪人扱いもされるだろ」とツッコみたくなるような人がいたことも事実です。 このご時世では減ってきましたし、出来れば不動産業界のイメージが良くなって欲しいと思っています。 事実、最近の不動産屋さんはクリーンな人が大半だと思います。 それでも業界全体が撒いた種なのかもしれませんね。 今回はそんなイメージが悪いことを認めたうえで、それでも不動産業界に関わる時のおススメの対応方法について業界人として書いてみようと思います。 不動産業界のイメージを向上させるのは、不動産業界人の振る舞いであることは間違いありませんからね。 「初手から敵視はしない」をおススメする理由 お客様の中には「絶対に騙されるもんか」「不動産業者は悪人だ」というスタンスを最初から最後まで崩さない方も多くいらっしゃいます。 お気持ちは分かるのですが、不動産業者として接した場合、このスタンスが強すぎると正直良い結果を生まないことが多いと思います。 冒頭に申し上げたとおり、不動産業界のイメージは良くないことは重々承知しています。 一部の先人たちや、それを排除できなかった不動産業界にも問題があるのは事実でしょう。 現在では、そういったイメージを払拭しようと様々な努力が重ねられています。 現在、大半の不動産業界で働いている人達は初対面時、努めて明るく振舞ったり、自己開示を早めにするなどの行動をする人が多いものです。 いわゆる「怪しい者ではありませんアピール」ですね。 働いている我々も不動産業界のイメージが良くないことを知っていますから、まずは疑念を持たれないような振る舞いを心掛けているのです。 しかし、このようなことをしてもなお、不動産業界に不信感を持っている方は、警戒と拒否感を強めに出されることがあります。 よくあるのは 予算を言わないか、低めに言う 引っ越し理由などは言わない 条件は言うが、自分に関することは極力明かさない こんな感じの方は時折いらっしゃいますね。 恐らくあまり正直に話すと「高いものをわざと出されそう」「個人情報をあまり出すと恐い」などと警戒されていると思われます。 再三になりますが、お気持ちは分かります。確かに初対面で信用ならない人に答えたい事柄ではないでしょう。 しかし あまりに答えてもらえないと、アナタが損してしまいます 初手から敵視はしない方があなたの得になるのです。 100点の物件を紹介したいが・・ 不動産業界ではこのような言葉があります。 不動産に100点はない 確かに、100点満点という物件は存在しないかもしれませんね。 何かが優れていれば、他の部分で減点はある。 全てパーフェクトというのは、この世にないと断言は出来るでしょう。 そういった意味では、不動産探しなどはいかに「100点に近い」物件を探すか。ということですね。 それを踏まえて、私がもう一つ言いたいことは そもそも「どれが100点か?」は人によって違う です。 私たち不動産業界人はお客様から聞きたいのです。 「あなたの100点はどんな物件ですか?」を聞きたいのです。 そもそも物件探しは無数の組み合わせにより、成り立っています。 予算、周辺環境、所在階、築年数、間取り、広さ、設備、眺望、日当り、配色 これ以外にも様々な要素が組み合わさっており、どの項目をどれほど重視するかは正に十人十色です。 予算一つとっても、収入や価値観により「どこまでが割安と思えるか?」は人それぞれでしょう。 収入が多いからといって家賃に充てたいか?は別問題ですからね。 そういった価値観なども含めると、無数の組み合わせの中から良い物件を探す作業なのです。 その作業をプロとしてご提案する時に必要なのが「お客様の情報や価値観」となるのです。 私たち不動産業界に身を置く者で真剣に「いいお部屋をご紹介したい」と考える人ほど、この「お客様の情報や価値観」を聞きたいのです。 どんな物件にもメリットもデメリットもあるのですが、人によっては物件のメリットがデメリットにもなり得るし、逆もまた然りです。 出来る限り、あなたの価値観や引っ越し理由などを聞けることで、その精度が高まるわけですね。 まるで人工知能が多くの前提条件を提示することで、精度の高い回答を出すように その為、優秀な営業マンほどあなたに満足して欲しいがゆえに、あなたのことを知りたいのです。 初手から敵視してしまい、あまりに情報や価値観を話して貰えないと「あなたの100点」が分からずに、100点の物件からドンドンと遠ざかってしまうのです。 まずはフラットに話してみよう じゃあ、初手から全てを話さなければならないか?と言われたら、そうではありません。 まずはフラットに話してみるだけで結構だと思います。 全ての事項を初対面の人に最初から話すのは、私でも気が引けます。 「初手から敵視しない」という程度の心持ちで十分だと思います。 一生懸命に親身になってくれる不動産業者であれば、必要な事項をしっかりとヒアリングしてくれるでしょう。 その中で「言ってもいいかな?」と思えるような事項は話してあげればいいと思います。 人と人のことですから、合う合わないもあることでしょう。 目の前にいる人を最初から決めつけることなく、フラットな目線で判断して話してみる程度ではどうでしょう。 そうするだけで、お部屋探しが一気に進んだり、思ってもみなかった良い物件と出会える確率が上がることは間違いないでしょう。 冒頭に申し上げた通り、不動産業界のイメージが悪いのは、私たち不動産業界に身を置く者の責任だと思っています。 そんな中で「初手から敵視しないで」は虫のいいお願いかもしれません。 ですが、過去のことに縛られ過ぎて、いいお部屋に住みたいだけのお客様が不利益を被るのもまた、不毛なものだと思います。 いつの日にか不動産業界のイメージが逆転することを願って、ささやかながら一生懸命仕事をしたいと思っております。
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お隣さんへのご挨拶、するしない? 皆はどうしてるの? 隣近所への引越し挨拶はいるのか? さて、ご入居前に聞かれるこの質問 引っ越し時の近隣への挨拶はした方がいいのか?それともいらないのか? 管理会社として見解を出す時が来ました。昔は引っ越してきたら両隣と上下階は挨拶にいくものだ!なにかあった時の為に挨拶にはいった方が良いというのが定説でした。 賃貸の管理会社としてお話しする機会も多くなってきたことですし、管理会社としての見解を皆さんも聞きたいことでしょう。 結論からいきますと 「引っ越し挨拶はしなくてもOKです、ただしお子さんがいる場合はしてもいいかも」 管理会社としての見解はこのようにしています。 「なんで?した方がいいんじゃないの?」という意見も分かります。もちろん、「するな」という訳ではありません。やはりご挨拶をしておきたいという方はしていただいて大丈夫です。挨拶をするメリットもあります・ご迷惑をお掛けした時に挨拶に行っておいた方が許してもらいやすい・自分に何かあった時の為に助けてもらえるかもしれない確かに、そういった側面はあるかもしれませんね。しかし、このご時世でご挨拶の弊害や不要論もあります。そして、どちらが多数になったかというと「挨拶は不要」と感じる方が増えてきたのです。引越し挨拶のデメリットとしては 女性の場合、一人暮らしであることが分かる お隣さんとの「近所づきあい」の感覚の違い そもそも挨拶される側も望んでいない 防犯上の懸念 コロナウイルス等で他人と会いたくない 特に最近はこの「近所づきあいの感覚の違い」が大きいような気がします。「ご挨拶に行った先が変な人や怖い人でトラブルになる」 実はこのようなケースはほとんどありません。それよりも多いトラブルは 「いい人過ぎて困ってしまう」 このケースの方が多いように思います。昔こんなことがありました、ある新入居者Aさんがお隣のBさんにお引越しのご挨拶をしたところ、BさんはとてもAさんに好感をもちました。入居後しばらくして、Aさんから管理会社へ連絡が来ました、その内容は「Bさんからのおすそ分けや長時間の雑談などで困っている」とのことでした。聞けば、事あるごとにBさんから野菜などのおすそ分けや、顔を合わせれば世間話などをしていた、当初は嬉しかったが、頻度が多くなってきてお返しをしたり、お話しをすることが大変になってきたとのことでした。お互いに良い人同士だったため、良くしてあげたいという気持ちがこの結果になってしまいました。ちなみにこの事例ではBさんが変わり者ということはありません。近隣とのトラブルなども一切なく、他の方とは会釈をする程度の方だったそうです。挨拶をきっかけにお互いの感覚のズレがお互いの重荷になってしまった悲しい事例です。では、ご挨拶は完全にしない方がよいか?と言われたら1つだけ例外があります 挨拶しておいた方がいいケースも 例外もあります 「小さいお子さんがいて周りへの迷惑が気になる」という方はご挨拶をしておいた方がよいでしょう。 この場合は大体ファミリー向け物件になるため、お互いの感覚も近く、コントロールしづらいお子さんの騒音に対して事前にご説明したほうが良い結果になることが多いと思います。 お子さんの音が聞こえてきたとしても挨拶があったことで「挨拶も来てくれたし、まあいいか」と思ってもらいやすい側面はあると思います。しかし、その場合でもおススメしているのは 「会わずにご挨拶」 これです。それではご挨拶をする場合のおススメの方法、贈り物、文面などについてお話していきます。 お引越しの挨拶「するならコレ」 1.ご挨拶の方法基本的にはお引越し当日、もしくは翌日までに両隣と上下階へ物とお手紙を添えてポスト、もしくはドアノブに掛けるなどで会わずにご挨拶現在はコロナウイルスも一定落ち着いてきた様子で、ひと頃よりは来訪者に対する嫌悪感は無いことでしょう。 しかし、それでも伺ったタイミングが丁度忙しい時間だったり、或いは単に機嫌が悪い時だったらどうでしょうか。 お互いに良い気分がしない初対面になってしまうかもしれません。 それよりは、挨拶に来てくれたことが分かれば大体大丈夫です。 お手紙と粗品があれば「わざわざ来てくれたのだな」と思ってもらえるため、それで十分でしょう。 その後に出かける時などに顔を合わせたタイミングにでも「こんにちは」と挨拶すれば印象は良いはずです。 2.贈り物洗剤やタオルなど食品以外の物で金額は200円~700円程度の物特に多いのは・タオル(紙のし付き)・台所用洗剤 ・サランラップ ・フリーザーバッグなど生活必需品が多く、ネットで「引っ越し挨拶 粗品」とでも検索して出てくるもので十分です。ポストやドアノブでの受け渡しとなるため食品関係は避けた方が無難です。食品は好みやアレルギーなどもありますからね。 金額も高い方がいいという訳でもありません。 ポイントは「誰もが簡単に使うであろう物」です。オシャレな物やこだわりの逸品などではなく「使えば消えてなくなる物」が贈られた側も気を使いませんからね。 ここに金額の多寡は関係ありません。3.お手紙の文面カード程度の大きさで結構です。例文「〇月〇日に○○号室に越して参りました。 ご挨拶をお手紙にて失礼いたします。 こちらには小さな子供が2人おり、何かとご迷惑をお掛けすることもあろうかと思います。 注意してご迷惑にならないよう努力いたします。 また、心ばかりではございますが、ご挨拶の品を入れておりますので、お使いいただければ幸いです。 これからお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。」お伝えするポイントとしては ・子供がいること ・こちらとしてもなるべく迷惑にならないよう注意していくこと これがあれば十分だと思います。 名前も記載するのであれば苗字程度でよいでしょう。フルネームだとSNSなどで特定されることも懸念があります。 余程珍しい苗字でなければ苗字程度はいいのではないでしょうか。 但し、苗字も明かしたくない場合は例文の通りでいいと思います。一人暮らしで挨拶をしたいという場合でも、このようにお手紙と粗品でご挨拶すれば良いと思います。あとは、集合住宅ですからお隣や上下階の方へ配慮しながら生活していけば、それが何よりの気遣いになるのです。 いかがでしたでしょうか。よく聞かれるお引越しの時のご挨拶。皆さんも他の方がしているか?不動産屋としてはどのように考えているか?気になるポイントでしょうから、賃貸管理会社の立場と見解として書いてみました。 参考になれば嬉しいです。
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STOP!満室詐欺 ~地面師ならぬ空室師に引っかからないように~
空 室 師 た ち 満室詐欺の見破り方PARTⅡ 収益用不動産を購入しようとする時に一定確率で見かける「満室詐欺」 実態は空室であるにも関わらず、満室を装って売却する手口として前回ご紹介しました。 前回のブログはこちら https://lotushome.jp/blog/4057/ そんなの詐欺じゃないか? 前回も書いたのですが、騙していることは間違いないでしょうが、それを詐欺として立件できるかどうかは別問題です。 また、オレオレ詐欺などの一般人をターゲットにした詐欺行為に対しては、法制度や警察の捜査の力の入れようなどはかなりのものです。 一方、不動産投資にまつわる詐欺などは、巧妙かつ収益の為ということもあり、警察の力は限定的になってしまうのが、現実です。 不動産投資を志すものは「事業者」として見られますので、一般消費者よりも深い「注意」が要求されてしまうのです。 先日も元セクシー男優のしみけんさんが、購入予定物件で、直前での賃借人の大量解約騒動として記憶に新しいところです。 この件については、世間では「満室詐欺だ!」とされておりましたが、私からすると結論は「分からない」としかいいようがありません。 どのような経緯であったか、どういった物件か、事前のやり取りなども見えておりませんので、この件が満室詐欺かどうか判断できないのです。 実際に繁忙期であれば、運悪く大量の解約が重なることも、なくはない話ですから、一方的に「これは満室詐欺だ!不動産業界はやはり信用できない」とは言えないと思います。続報をまつしかありませんね。 しかし、実際の満室詐欺に遭ってしまった場合は、被害は甚大です。 おさらいになりますが、満室詐欺の被害とは 実際の相場とかけ離れた想定利回り 原状回復やリフォームが適切に行われず放置された物件 架空の家賃を元に設定した売却価格 それによる 収益性の低下 多額の原状回復・リフォーム費用 適正家賃への変更 などを満室詐欺に遭ったと認めて、実行していかなければなりません。 多くの方は、最初は受け止めきれず「想定の家賃で貸せるハズ」という確証バイアスをはたらかせてしまいます。 ようやく受け止めて再起を図ろうとしますが、やはり大きな痛みを伴います。 皆一様に自分が騙されたというのを受け止めるのは、簡単なことではありません。 そんな被害の大きい「満室詐欺」を仕掛ける業者や売主を「地面師」ならぬ「空室師」として よくある手口や、怪しいポイントなどをお伝えしていこうと思います。 あくまで「確率が高まる」という程度ですので、該当するからといって「満室詐欺」という訳ではありません。 そんなに簡単に断定できないからこそ恐いのです。 それでも幾つかの手段を知っていれば想定することが出来ます。 今回は購入前の段階での「資料」等から浮かび上がる可能性のある内容をお伝えしてみようと思います。 法人契約 民間住宅を社宅や寮として法人が借り上げる「法人契約」 これは一般的なものであり、なんら怪しいものではありません。 当社でも法人契約は受け付けますし、法人契約そのものには善悪もありません。 但し、購入検討する段階での資料から浮かび上がることもあります。 それは「レントロール」です。 ちなみにレントロールというのは賃貸物件の入居者に関する契約条件や情報を一覧表にしたものです。家賃明細表とも呼ばれます 購入段階で売主、もしくは売主側の仲介業者から示されることでしょう。 このレントロールに以下のようなものがあった場合は注意してもよいでしょう。 同時期に複数の部屋を同時に借り上げている・法人が借り上げるタイミングで複数の部屋が空いていたという証拠 売主に近い関係先法人が借りている・売却へ向けて状態の悪い部屋を借りてもらう、空室数を減らす狙いの疑い 使用目的が「倉庫」である・状態が悪い部屋である可能性がある 周辺で一時的に部屋を借りる予定があっただけで短期解約の可能性 このように予測することも出来るわけです。 特に同じ法人が多数のお部屋を借りている場合などは注意が必要です。 そもそもの売却理由も「近々、法人契約がなくなる可能性を知ったから」という可能性も浮上してきます。 そうすると、所有者変更が終わったタイミングで大量の解約予告ということもありえます。 他にも法人契約が満室詐欺に使われやすい点としては「個人契約の場合、本人確認書類などが大量に必要になる」などの理由があります。 個人契約で満室詐欺に加担する目的で身分証などを提供した場合、ハッキリと詐欺の片棒を担いだとなり、最悪は逮捕もあり得るでしょうから、提供する人も少ないことでしょう。 法人の場合、複数部屋を一括で借り上げる行為自体は実際にも多くありますし、必要書類が少なくて済む為だとも言われています。 だからといって法人契約=悪という訳ではありません。 実際にはそんなことは無いかもしれませんが、精査したり、聞き取りをしっかりとしておいて損はないでしょう。 売主が知人・親戚へ貸している これも多くみられます。 「〇〇〇号室は売主の親戚が住んでいます」だったり「知人に貸している」などのパターンです。 このケースでは 売却後、高確率で解約となることでしょう。 そもそも、知り合いに借りるというのは、よほどのことが無い限りは不自然なものなのです。 解約後にお部屋へ行くと状態が悪かったり、不相当に高い家賃設定をしている場合などもあります。 また知り合いがゆえに原状回復も免除だったり、変な特約などがついた契約書だったりもします。 しかし、このケースで稀にあるのは 本当に知り合いへ安く貸していて、退去したら家賃を上げることが出来た というパターンもあります。私自身も何度か経験があります。 似た状況で辛いのは 本当に安く貸しているがゆえに退去しない。という場合もあります。これはこれで「嬉しいような悲しいような・・」となってしまいますね。 いずれにしても「売主の知り合い・親戚」は、注意して確認してもいいでしょう。 以下の項目を確認してもいいでしょう。 売却後も住み続けるのか? 解約後の原状回復の扱いは? お部屋の状態はどのような状態か? この辺りは気になりますね。 もちろん知り合いや親戚に貸すこと自体は、売主の自由ですし、それ自体は善悪もありません。 ただ、買い手側がしっかりと把握すべき事項であるだけです。 昔からの入居者 最後にご紹介するのは「昔からの入居者」です。 正直、これは「満室詐欺」にはあたりませんが、満室想定利回りに影響を及ぼす為、ご紹介いたします。 みなさんご承知の通り、物件というのは基本的には築年数を経るにつれて、賃料は下がっていくことが一般的です。 経年劣化や設備の老朽化、陳腐化により少しずつ価値を下げていきます。 これは当然の流れなのですが、ここに一石を投じる存在が「昔からの入居者」なのです。 築年数が浅い時期に入居し、これまでお住まいいただいている貸主側からすると天使のような存在です。 恐らく家賃が下落した状況でも、周りの入居者さんよりも高い水準で家賃を払っていただいている状況かもしれません。 そういった貴重な方の家賃設定により、全体の利回りが変わっている可能性もしっかりと考慮しましょう。 家賃というのは年代ごとに変化していくものです。 「今だったら総賃料はいくら位になるんだろう」 現在の相場を元にしっかりと把握しておきましょう。 天使のような長期入居者さんも、いつ退去がくるかは分かりません。 また、長期間ご入居いただいたのであれば、原状回復の費用なども他の部屋より多く見込んでおかねばなりません。 感謝しつつも、リスクケアは忘れてはいけませんね。 収益用不動産の購入はプロとしての自覚も 私は収益用不動産を購入するということは「事業者」になるということだと思っています。 また様々な面でも「事業者」として見られます。 それは税制などだけではありません。 もちろん騙す側の行為が悪いというのは当然です。 悪意をもって騙そうとする売主も関与する業者も許してはいけません。 しかし、それを嘆いても事態は好転することはありません。 まずは自分自身をプロであると自負して、しっかりと調査や見極める力をつけていきましょう。 もちろん、専門的なこと全てを網羅する必要はありません。 その為に私たちのような不動産会社があるのですから 但し、その不動産会社も玉石混交です。良い業者、信頼できる業者を見抜く目も同時に必要となります。 自分だけが得する為には、他人がどうなっても構わないという「空室師たち」の被害に遭わない為にも みなさんの良い旅路の為に、今回の記事が役に立てばうれしいです。
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「マンションは音に強い」に隠されたウソ・ホント ~マンションで起きる騒音トラブルの実態~
「マンションは音に強い」というのは、不動産業界でよく聞かれる説です。 賃貸営業に配属された方が、入社初日に受ける研修でも「アパート・マンションの違いは?」で学ぶ必須項目といえるでしょう。 確かに、鉄筋コンクリート(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)の構造を持つマンションは、一般的に木造や軽量鉄骨造のアパートよりも防音性に優れています。 しかし、「マンションなら音の心配は不要」と思っていると、意外な落とし穴があるかもしれません。 今回は、この「マンションは音に強い」について賃貸管理の現場からリアルをお伝えしようと思います。 みなさんのお部屋探しに役立てば幸いです。 マンションの構造は確かに防音性が高い そもそも、アパートとマンションに明確な定義があるかといえば、実はありません。 諸説あるのが現状です。 ここでは一般的な違いとしましょう。 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 3階建以上 共同住宅 これらを満たすものを一般的にはマンションと呼びます。 「鉄骨造はアパートだ」や「1階でもマンションがある」という説はもちろん理解してますが、今回の主題はそこではありませんので割愛します。 マンションの壁や床は厚く、特に隣室との間の壁(戸境壁)や床スラブがしっかりしているため、一般的な話し声やテレビの音などの空気を伝わる音は、アパートに比べて遮断されやすい傾向があります。 また、高級マンションでは二重サッシや防音ドアを採用している物件もあり、外部からの騒音も軽減されることが多いです。 木造や軽量鉄骨造に比べると建物自体が「重い造り」となっているのですね。 基本的には音は分厚いかったり、重い(密度のある)素材を使うことで軽減されますから、構造が変われば音の軽減に役立つことには異論はありません。 「音に強い」というイメージが引き起こす問題 しかし、この「マンションは音に強い」というイメージが逆にトラブルを生むことがあるのです。 音に強いと思い込んで、楽器演奏や大音量での映画視聴をしてしまう住民がいる 子どもが走り回る音や、椅子を引く音などの生活音を気にしない人が増える マンションだからと安心して深夜でも騒ぐ住民がいる これらの行動が原因で、「思っていたよりも音が響く!」と感じる人が増え、結果として騒音トラブルに発展するケースが珍しくありません。 確かに先ほどの理屈上では音に強いのですが、だからといって完全に遮断できるわけではありません。 また、賃貸用のマンションと分譲マンションでは建物に掛かっているコストが正直違います。 分譲マンションでは比較的かなりのコストを構造に掛けていますが、賃貸用では分譲マンション程のコストを構造に掛けることは一般的ではありません。 その為、一口にマンションといっても築年数や構造の差もあるので、同じマンションでも「音に強い」「弱い」は起こり得るのです。 マンションでも足音や重低音は響く 実は同じ音量でも、その音の質によって騒音となる可能性が違ってきます。 一般的には「高い音は遮断しやすく、低い音は対策が難しい」というのが定説です。 例えとしては「街中で大音量で音楽を流している車」をイメージしていただけると分かりやすいと思います。 窓を閉めていると車外には「ズンズン」という重低音部分が聞こえたりしますが、肝心の歌声や楽器音などは外に漏れにくいものです。 これは住宅でも同様です。 話し声やテレビの音などは、床や天井などにより低減されやすいのです。 マンションは一般的な生活音には強いですが、足音やドスンとした衝撃音(重低音)は構造的に伝わりやすいです。特に 上階の住人が歩く足音 物を落とす音 スピーカーからの低音の振動 などは、床を通じて下の階に響きやすいのです。 これらの音が予想以上に伝わることがあります。 専門的な話になりますが、話し声などは空気伝播音としての性質が高く、吸収もされやすいのですが、重低音に分類されるものは「固体伝播音」として、柱や床そのものを伝ってしまうため、床や壁が厚く堅牢であったとしても伝わりやすい音になってしまうのです。 そういった音の性質からも、騒音の原因の上位は「足音」や「振動」になってしまうのです。 「音に強い」というイメージで選ぶとギャップに悩むことも ここまでの結論としては「マンションは音に強い」は一定事実なのです。 しかし、この「マンションは音に強い」からこそ、トラブルの元になってしまうことがあります。それは 「マンションだから静かだろう」と思って入居した人ほど、ちょっとした音でも気になりやすい傾向があるのです。 「マンション=静か」という思い込みが、実際の生活とのギャップを生み、ストレスを感じてしまうことがあるのです。 賃貸仲介の営業マンも「音が気になるならマンションですね」などと営業文句を言ってたりしますし、それ自体は根拠もあるのですが、音というのはつまるところ 音の感じ方は個人による としかいいようがないのです。 その為、このイメージによる期待と現実のギャップが騒音トラブルの元にもなってしまうのです。 同じマンションに住む人は、同じような価値観を持っていたりすることが多いのですが、こと音に関してはバラバラです。 例えば 話し声は我慢できるが足音は嫌だ 子供の声が我慢できるが音楽は嫌だ 足音は我慢できるが給排水音は嫌だ など、音の種類によっても不快と思う音量や質は違いが出てきます。 余談ですが、私は話し声や足音などは対して気にならない方なのですが、古い家電などが出す「ブーーーン」という音や蛍光灯から鳴る「ジーーー」という音は嫌いです。苦情を言うような内容ではありませんが、嫌いです。 このように音量、質によっても不快のレベルが違う騒音問題は厄介なのですね。 騒音を気にするなら選び方が重要 騒音という点に絞ったお部屋探しということであれば、マンション=静かとは言い切れないということをご説明しました。 それでは、騒音を気にするならどういった選び方をすればよいのでしょうか? もし騒音を気にせず快適に暮らしたいのであれば、単に「マンションだから静か」と考えるのではなく、次のようなポイントを押さえて物件を選ぶことをおすすめします。 最上階を選ぶ 上の階の足音や物音が気にならないため、ストレスが減ります。 角部屋を選ぶ 隣接する部屋が少なく、横からの騒音が少なくなるため騒音トラブルの確率を下げる。 ファミリー向け物件を選ぶ 単身者向けの物件は夜遅くまで音が響くことがあるため、あえてファミリー向けの物件を選ぶという選択肢です。 間取りで選ぶ ・隣接区画が水周りになっている。寝室が音の影響を受けなそうな配置である。など 騒音が気になる場合は「マンションだから大丈夫」と思い込まず、間取りや設備をしっかり確認して選ぶことが大切です。 静かで快適な住まいを選ぶためにも、「マンション=音に強い」というイメージに振り回されないようにしてみてはいかがでしょうか。 そのうえで、音を気にするお部屋探しでは「自分はどういった音を避けたいのか?」に応じたお部屋探しが重要です。 音の種類や性質により選び方も異なってきます。 参考になれば嬉しいです。
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管理スタッフあるある ~ベテラン・上級者向け~
さあ、あなたは共感できるか? 不動産業界では、勤続年数10年ではまだまだ「ひよっこ」扱いされます。 町の不動産屋さんを見れば、50年は不動産業界にいるという重鎮たちも現役として働いています。 そういう意味では、私なんかも不動産業界では、まだまだケツの青いガキですらあります。 しかし、私もそれなりに分譲マンションの管理や賃貸管理を一生懸命やってきました。 今回は、そんな管理会社勤務の経験の中から 「ベテラン管理スタッフあるある」をご紹介してみようと思います。 新米管理スタッフだったころとは、一味違う「あるある」がそこにはあるのです。 さあ、みなさんは共感できるのでしょうか? それとも私はまだまだ「ひよっこ」なのか? 怒鳴る人より丁寧な人が恐い まずはこの関門を突破することが、ベテランへの第一歩という感じです。 最初のうちは、不動産業界に入って、お客から怒鳴られる経験をすると恐怖を感じたり、強いストレスを受けるものです。 しかし、そのうちに気付くのです。 怒鳴る人というのは、そこまで対応は難しくない と 本当に厄介なのは 丁寧に淡々と対応してくるタイプだ と 私もこれです。 怒鳴る人といのは、良くも悪くも感情がハッキリと分かります。 分かり過ぎると言ってもいいくらいです。 求めているものや解決までのラインも、ハッキリと見えますので、あとは「飲めるのか飲めないのか」を判断して、粛々と対応をしていくだけです。 しかし、物腰だけが丁寧な人というのは 「どこまでをゴールとして見ているか分からない」という不気味さがあるのです。 映画でも真の悪役などは、意外に丁寧な口調だったり、紳士的だったりするじゃないですか? あんな感じです。 相手の感情が全く読めないというのは、対応を間違えられないな!というプレッシャーがありますね。 他人事のような態度 ベテラン管理スタッフになると、問題の当事者であるのにも関わらず、他人事のような態度を取っている人が多く見られます。 はたから見ると「真剣さが足りない」「自責の念が感じられない」「自分には関係ないと思っている」などと映ったりすることもあります。 しかし、多くの優秀な管理スタッフほど、「他人事のような態度」は強い傾向があります。 なぜこのような態度に映るのでしょうか? それは複数の要因があります。 今まで同じようなトラブルを経験している 慌てても解決しないことが分かっている 感情に流されると判断を間違う 頭の中で既に解決策を考えている 管理スタッフの仕事は、多くの場面で「冷静」であることが求められます。 オーナーと入居者、入居者と入居者、管理会社と入居者 対立軸になりそうな局面に、中立であるべき存在として立たされます。 そんな中で共感し過ぎたり、慌てて対応したりすると、却って自体を難しくしてしまうものです。 他にも単純に「この手のトラブルを何度か経験がある」となると、冷静にもなるものです。 落ち着いて対応しようとする。 その佇まいなどから「他人事」感が出るのかもしれません。 もちろん、完全に他人事として放置したりするのは論外ですが、仕事の出来る管理スタッフはどこか「冷たく」見える人が多いのも事実です。 私はそんな対応が出来る人を見ると「プロだな・・・」と憧れたりします。 謝罪がオーバー 謝って済むなら警察はいらない みなさんも小さな頃から聞いたこの言葉 確かにそうかもしれませんね。 ただ 意外と世の中では「謝るだけで済むこと」って多いんです。 それを肌感で理解しているスタッフも多いのです。 人間というのは感情の生き物だったりします。 その為、優秀な管理スタッフは謝罪すべき時には「これでもか」という位謝罪がオーバーだったりします。 そもそも、入居者さんの怒り等は本来、管理スタッフの「せい」でないことがほとんどです。 しかし、そんなことを言っても事態や感情は解決しません。 だからこそ、謝罪が有効な場面では謝罪をハッキリとすることで、相手方にも冷静になってもらうことも必要なんです。 逆に「謝罪してはいけない」場面の時には、テコでも動かぬ頑固さを発揮します。 問題解決の為にプライドを捨てるその仕草は、大人のカッコよさが漂います。 頂は遠い いかがでしたでしょうか。 私はまだ10数年の業界歴ですから、当初にあげた例の重鎮たちからすれば、初心者に毛の生えた程度かもしれません。 私自身もそう思っています。 なぜなら10数年経った今でも なにこれ?どうやって対応すればいいの? といった事例が毎日のように起きるのが管理会社です。 そして、それこそが魅力だったりします。 私は飽き性なのですが、この仕事は適度に刺激的な毎日で飽きないです。 経験が蓄積するごとに問題解決も楽になり、自分の成長を実感しやすい点も好きですね。 まだまだ青二才であることを自覚しつつ、真のベテラン管理スタッフになるべく、今日も精進していきます。





