
満室詐欺とは?デメリット満載
さて、みなさんがアパートやマンションを買う時にはどういった物件が欲しいでしょうか?
A 満室の物件
B 空室だらけの物件
しかも同じ築年数で隣同士の物件です。値段も同じ
当たり前ですがAですね。
好き好んでガラガラで空室だらけの物件が欲しいという人は少ないでしょう(それが理由で値段が安ければ別でしょうが)
そう、現在の入居率というのは売却の価格に影響が出てきます。
もちろん高く売却したいのであれば日頃からメンテナンスを行い、高稼働の物件にする必要があります。
満室であれば買主候補に「こんなにいい物件なんだ」「高くで買っても元は取れそう」と思えますし、本来は事実そうです。
よく手入れされていれば入居率は自然と良くなるものですし、市場からも人気物件として扱われる。
もちろん、そんな良好な物件は当然高くで売れることでしょうし、買ったオーナーも引き続き良好な賃貸経営が出来ることでしょう。
それを逆手に取って買主候補となるターゲットに「本当は空室なのに満室を装う」ことを「満室詐欺」と呼んでいます。
これは売主と結託して不動産業者が加担する場合もありますし、売主だけが画策する場合もあります。
この満室詐欺は単に「思ってたのと違う」という予想を裏切るだけでなく、実害も多くあります。
今回は実際にあった事例なども踏まえて、この「満室詐欺」に合わないように注意する点をご紹介したいと思います。
満室詐欺の実害とは

この満室詐欺に掛かってしまうと実害やダメージは甚大です。
ここからは満室詐欺によって被る実害をご紹介しましょう。
原状回復されていない部屋が多数

この満室詐欺をする売主や不動産業者というのは「自分だけが儲かればいい」という悪質な性根があります。
その為、空室も放っておきがちで、ろくに原状回復やリフォームをしていない部屋が多く存在します。
しかし、そんな状態で売りに出したなら当然ですが高値では売れません。
買主からすれば空き部屋のリフォームを想定しなければいけませんから、予算の中にリフォームを組み込まなければなりません。
目標とする利回りを確保する為にはリフォーム代を差し引いた金額である必要があります。
そこで満室詐欺ではボロボロで状態の悪い空室を「入居者がいる」ということにするのです。
そうすると買主候補に中を見せる必要もなくなりますし、現況利回りも上がって見えるし、最悪の一石二鳥なのです。
後は売れた後にしばらくして解約を出せば一丁あがりです。
本来自分がしなければいけなかった原状回復をすることなく、高値で売却出来てウッハウハという訳です。
売れた後にしばらく家賃を負担しなければいけませんが、高値で売れたことを考えればその程度痛いものではありません。
利回りを捏造される

表面利回りは当然ですが
満室想定の賃料の1年分÷売買価格=利回り ですね。
あまりに空室が多い場合はこの想定利回りを見ても「本当はこうならないんだろうな」とか「家賃設定が高いから空室が多いんだ」と利回りを低く見られてしまい、結果売れないのです。
しかし、満室詐欺ではこの「無理がある家賃設定」でも問題ありません。
満室詐欺を行えば「この家賃設定でも入居する位いい物件なんだ」と誤解させられます。
これも同様に売れた後に解約してしまえばいいのです。
買主さんは可哀想に相場とズレた金額で募集を掛ける羽目になり、空室期間が長くなり収益になりません。
しかも、買ってすぐに仲介業者から「家賃を下げた方がいいですよ」という提案も飲めないでしょう。なぜなら
「この条件で決まっていたんだから」という誤った相場観も植え付けられてしまっていますし、「想定と違う」ということを受け入れるのに時間や覚悟も必要になってしまいます。
大抵のオーナーはこの段階では苦言を呈してくれる仲介業者を「客付け力の無い不動産屋だな」と思ってしまい彷徨ってしまいます。
そしてその後「満室詐欺」に遭ってしまったことを飲み込むしかなくなるのです。
このように総じて満室詐欺が行われると適正な売買価格から外れてしまい、買主にとっては正に「想定外」の収益や出費となってしまう恐れがあるのです。
こんな状態があれば疑おう

ではよくある手口とその特徴と対策をいくつかご紹介してみましょう。
当社の管理物件を購入される場合などは間違ってもありえませんが、この満室詐欺は規模や悪意の大小にもよりますが、結構見かけます。
先日も他社で物件を購入されたお客様の物件の相談がありました。
内容はといえば「買ってからというもの次々と退去が出てくるんです」という内容でした。
ちなみに満室詐欺というのは立証するのはかなり難しいものです。
実際の犯罪としての詐欺という形で立件するのは至難の業といえます。
大体は泣き寝入りになり、その後何とか自分の力で立ち直らせるしかないのが現状です。
では手口と特徴を紹介していきましょう。
実際にはいない入居者

実際には部屋を使っていないし、下手すると家賃も払っていない。
購入後しばらくは家賃が入るかもしれませんが、早ければ1・2ヶ月で解約。
部屋を訪れたらトイレや水周りの使用形跡も無い。
正に売買期間だけの為の賃貸借契約です。
注意すべき契約は主に以下の通りです。
- 短期貸し
- 法人契約
- 倉庫としての使用者
それぞれをご説明します。
短期貸しは文字通りです。そもそも事前に短期と分かってて受け入れるということは「短期でもいいから入って欲しい」という弱気な状態であるということです。
人気物件であるならば敢えて分かっている短期を受け入れなくてもいいような気がしますよね。
いずれにしても短期というのはある意味正直な「売買が終わったらすぐ出ますよ」であることは間違いないです。
法人契約に注意が必要というのは2つの意味があります。
これは「隠れ短期」という面と「悪意ある協力業者」の可能性があるのです。
まず「隠れ短期」ですが、業種などにもよりますが建設系の会社の場合、近くの現場がある間の短期などの可能性があります。
事前に言っていたかどうかは別として実際には短期である可能性があるのです。またそれを仲介業者も知ってか知らずか正確に伝えない場合もあるのです。
もう一つは「悪意ある協力業者」の方ですが、これは真っ向から売主、もしくは売主側の関係する会社で何部屋か法人契約をするというものです。
この場合は家賃を払ってもおらず、実際には売主と結託している場合や売主から仕事を貰っている業者が名義だけ貸すなどの場合があります。
なぜ個人でなく法人なのかといえば「まとめて何部屋か借りても不思議ではない」という点と個人名で架空の契約などをすると流石に各個人の詐欺が疑われるという所です。個人であれば連帯保証人の有無や連帯保証人の印鑑証明など手続きも煩雑です。
流石にそれらを全部用意しての詐欺はハードルが高いのです。
売主や売主側の馴染みの法人であれば「近くで仕事があったが、もう終わったので解約した」という立証しづらい言い訳が出来るのです。
そういった点から「法人契約」は注意です。
見抜く方法としては法人の規模等で判断するのがいいのかもしれませんが、買主側が購入前段階で確認するのは難しいかもしれませんが、法人契約の数などは確認しても良いかもしれませんね。
最後に「倉庫としての使用」ですが、これがある場合に想定しなければならないのは
「状態が悪い部屋をそのまま貸しているんだろうな」ということです。
本来居住用であるお部屋を倉庫として貸すというのはいささか不可解です。
倉庫として原状のまま貸すといのであれば「直すのに多額の費用が掛かるから安くで倉庫として貸したのかも」と思って間違いないと思います。
現地で見抜く方法

ではチェックするポイントですね。
ここでは実際に住んでいるかどうかの簡易チェック方法です。
集合ポスト

まずはポストをチェックしましょう。
空室があるのであればポストにテープを張っていることもあります。
しかし、あまり管理をしない会社であれば逆にチラシなどが溢れかえっていることもあります。
ポストが塞がれているお部屋が多い、チラシがあふれているお部屋が多い場合は要注意かもしれません。
カーテンの有無

これもよくあるのですが、カーテンが付いていないにもかかわらず入居者がいるという分かりやすいものもありますが、一般的にはレースのカーテンなどをつけて誤魔化します。
ちなみに冒頭の相談があった物件に行った時は分かりやすいものでした。
法人契約があるというお部屋はカーテンも無く、外から見ると開封されていない布団が一組だけ置いてある状態でした。
私たちが相談を受けて現地を見に行って1か月後案の定解約が来ましたが、部屋は水周りの水も枯れておりました。
正に満室詐欺の分かりやすい例であるといえるでしょう。
カーテンがある場合でもレースカーテンだけである場合は疑っても良いでしょう。
電気の開通より「ガス」を見る

よくサイトでは電気の契約をチェック!とあるんですがね
電気の契約は空室でもすることが多いものです。
当社でもご案内の時の為に空室でも電気契約をいたします。
また、満室詐欺をする業者も流石にこれは開通などさせますし、電気が動いていなければ怪しまれるので室内の換気扇だけ動かしておくなどの手を使います。
そこで役立つのは「ガス」です。
ガスは契約されていないと給湯器付近に付箋のような物が付いていますし、元栓も横にされています。
またガスは基本的には開通させるのに立ち会いが必要になることから満室詐欺とは相性が悪いのです。
その為、疑わしいお部屋の給湯器付近はチェックしてみるといいと思います。
ガスまで丁寧に開通させることはあまり無い為、意外と電気は開通していたとしてもガスは中々開通させていないものです。
また、倉庫代わりに使っていたりするとガスを開通していないので、そういった意味でも注意が必要です。
賃貸物件ではオール電化はほとんど普及していませんから見分けるには格好の設備であるといえるでしょう。
満室詐欺に遭わない為に
ちなみに冒頭の家主さんの物件では、当社も空室のリフォームや入居付けでお手伝いをし、全体の半分ほどあった空室を半年程度掛かりましたが、満室へ至りました。
この家主さんの例では退去したお部屋に費やす資金も確保していた為、原状回復もすることが出来ましたし、当社もリフォームをなるべく安くできるように試行錯誤しました。物件それ自体に大きな問題があった訳でもなく、家賃設定も家主さんと協議したましたが当初設定の水準で決めることができました。
また買主側に立っていた業者さんも良好な業者だった為、協力することが出来た稀有な例だともいえるでしょう。
これが間に入った売買業者が悪意で有った場合は目も当てられない状況になったことでしょう。
満室詐欺は巧妙なものになると見抜くのは困難です。
しかし、例え満室詐欺に遭ってしまったとしても事前に「近隣相場と購入物件の家賃相場のずれが無いかを事前に確認する」「出来る限りの調査をする」「信頼できる不動産業者を見つけておく」などの基本的なことで回避したり、リカバリーすることも出来るのです。
悪意がある人に遭わないことが一番大事ですが、運悪く遭ったとしても自力で挽回できる「自身の力」と協力してくれる「信頼できる不動産業者」を見つけておくことが重要だと思います。
冒頭の家主さんは今でも満室を維持しており、今ではいい物件に生まれ変わっていますからね。
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管理会社スタッフが覚えておくべき慣用句と言い回し TOP2
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鹿児島県内の融資情勢 2023年11月現在
現在、不動産融資に前向きな金融機関はどこでしょうか? まだまだ厳しい状況だが・・・ 不動産投資が活発な昨今、賃貸物件の売買もにぎわいを見せている状況です。 やはり、新型コロナや政府による「老後2000万円問題」などで投資に対するマインドが一般化したことが大きいのかもしれません。 そんな状況ではありますが、肝心の金融機関の情勢としては不動産投資に積極的なところと慎重なところと分かれているようです。 今回は鹿児島県内での金融機関の情勢をお伝えしてみようと思います。 今回はみなさんに生の情勢をお伝えするにあたって、身の回りのオーナーさんや他業者さんでの売買時の条件なども伺った、実勢での状況をお伝えしていこうと思います。 当社は賃貸管理が主ですので、実際の融資情勢を身の回りの近況事例から集めてみましたので、お伝えする根拠としては良いのかと思います。 そして大事なのは 金融機関の融資への姿勢は時期にって変わる ということです。 A銀行が良い時期もあれば、B信用組合が良い場合もあります。 その時々で情勢は変わりますし、あるいは支店や担当者レベルでも違うものです。 とはいえ、実際の取引現場を経験している現オーナーや同業者さんの生の声ですので、参考になれば嬉しいです。 肝心の最近の情勢は? 現在はどこが前向きなのでしょう? 最近の身の回りの状況では 南日本銀行 鹿児島相互信用金庫(そうしん) は不動産投資に積極的に取り組んでいらっしゃる印象です。 特に南日本銀行については、一時期は不動産投資に対する融資はかなり慎重な姿勢だったと思えますが、このところは積極的になっている印象です。 鹿児島相互信用金庫はこの不動産投資に厳しい近況でも、割と柔軟に対応しており、引き続き案件によっては融資に取り組んでいるようです。 融資条件については、正直人や資産状況、物件によりまちまちであるようですので、ここでは参考にならないので紹介はいたしませんが、それでも一時期に比べると良い条件の方を聞くようになりました。 特に中古物件に対しては耐用年数という考え方があり、金融機関ごとに耐用年数に対する姿勢は変わってきます。 それでも上記2行は柔軟に取り組んでいる印象です。 とはいえ、誰でもという訳でもなさそう 無条件という訳ではありません 先日、会合で知り合った売買系の業者さんからも聞いたのですが、融資の可否に大きく関わることとして 実績と現在の資産 を金融機関が大きく評価しているのではないか?と話してくれました。 例えば年収の高い人というのは高属性であるのですが、そこだけではないということですね。 今までの不動産投資でしっかりと結果を出している、資産が積み上がっていってるか?などを評価しているようです。 今持っている不動産や預貯金がしっかりと根拠あるものになっているか? などによっては年収がそこまで高くなくとも融資が出ているような気がします。 不動産投資に対する姿勢は「かぼちゃの馬車事件」以降、やはり慎重にならざるを得ないのでしょう。 しかし、そんな中でも不動産投資を堅実に行っている方の「信用」に対して金融機関は評価しているのかもしれません。 属性だけで審査するよりも、ある種チャンスともいえますが、同時に日々の積み重ねを見られるシビアな状況とも言えます。 また定期的に情勢などに変化があればお伝えしていこうと思います。
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空室対策としての【ペット可】の理想と現実
需要と供給が合っていないからこそチャンス?傷みやトラブルのもと? 最後の手段と呼ばれた「ペット可」 空室対策と呼ばれるものには、たくさんの方法があります。 リフォーム、家賃見直し、入居属性の変更など様々な方法があります。 そして、最も強力であるが賛否があるのが「ペット可への変更」です。 現在では落ち着いてきたものの、コロナ禍でステイホーム期間を余儀なくされる生活の中で更に脚光を浴びたのがペットです。 味気ない生活に癒しと活力をもたらしてくれるペットの存在が大きくクローズアップされました。 様々なデータを参照してみましたが、ペットの飼育が出来る物件というのは全体の10~14%程度であるようです。 個人的にはこの数字自体は「そんなにあるかな?」と思っております。 そもそもデータの取り方がペット可の募集数を全体の空室率で割っていたりする為、実際の数字とは乖離がある印象です。 個人的な感覚でいえば鹿児島県では全体の5%程度じゃないかな?と思っております。 ちなみにペット可物件の割合は都市部になる方が増加傾向となります。理由は様々でしょうが、大都市圏の方が持ち家率が下がることから、ペット需要が強くあり、ペット飼育に前向きな物件が多いというのも理由だと思います。 では、そんな希少なペット可物件ですが、以前は空室対策の「最後の手段」と呼ばれておりました。 今回はそんなペット可物件の本当と嘘を管理会社目線でご紹介したいと思います。 主に空室で困っており、物件をペット可にするか否かでお悩みのオーナーさん向けとなっております。 ペット可にすると満室になる? あっという間に満室に?実は狙いはそこじゃない これは空室対策として気になるところだと思います。 正直に申しますと、 そもそもペット可への変更は「スピード重視ではない」 ということを申し上げたいと思います。 需要があって供給が少ないなら、「すぐに満室になるんじゃないの?」と期待するかもしれません。 しかし、ペット可への変更は諸刃の剣である面も否めません。 なぜなら「ペット可」ということで敬遠する方もいるのですから。 ペットを飼育しない方からすれば、ペット可物件というのはメリットはありません。 少なからずの騒音被害の可能性や共用部分で動物と会う可能性、共用部分が汚れるリスクがあるからこそ、一般のお部屋探しの方を遠ざけてしまうのです。 また、ペット可は需要と供給が合っていないことは事実ですが、ペットを飼っている(飼いたい)人の数はどうやっても、ペットを飼っていない人に比べると少ないのは当然です。 ペット可物件にするということは、ある程度、ペットを飼わない「普通の入居者」を諦めるということでもあるのです。 じゃあ「すぐに満室にならないのなら、空室対策上では何がメリットになるの?」 ずばり 「入居継続率」です これは、ペット可物件が少ないがゆえに一旦住み始めたら、入居期間が長期間になっていくのです。 ペット可の物件というのは少ないものです。ペット可を探した経験のある方なら尚更です。 そんな方々は引っ越しを余程の理由が無い限りしないものです。 各お部屋の入居期間が長くなれば、たまに空いたお部屋も決まれば長くなり、そうやって空室の期間が短くなるのです。 そういった意味でペット可物件は「空室対策」になるのです。 ここを読み違えると 「ペット可にしたのに、空室がすぐ埋まらない」 という不満になってしまいます。そうではなく 徐々に空室が埋まっていき、入居期間が長くなることで満室を長期間維持できる これがペット可物件の魅力であるのです。 原状回復費が高くなる? 入居者から取ればいい!は正論です。しかし、リスクは当然あります もう一つ、建物や内装の損傷が大きくなるという懸念もあるのではないでしょうか。 退去時の状態が悪いと原状回復の費用が高くなるというリスクですね。 これに関しては 「思った程ではないが、確実にある」といえます ペットを飼育する方のモラルやしつけ、種類にもよりますが、大体の入居者はある程度常識的な方が多く、ビックリするほどの損傷というのは意外とないものです。 しかも、ある程度の損傷があったとしても大半の入居者は、退去時に過失による原状回復費をしっかりと払ってくれます。 しかし、中にはヒドイ損傷や汚損なども一定確率で出てきてしまいます。 もちろん退去費用として請求しますが、こちらも一定程度支払わなかったり、不足するケースなども出てきてしまいます。 入居が長期間になりやすい反面、退去した時の原状回復は少し多めに見込んでおく必要があります。 事前にみなさんが予想するよりは少ないかもしれませんが、全くないかといえばそうではありません。 また、共用部分が汚れやすいなどの理由で清掃費なども見込んでおきましょう。 近隣トラブルは増える? これはペット可に変更する際が一番大変でしょうね 最後に入居者間トラブルの増加などのリスクの話です。 トラブルが増えてしまうのではないか?という点ですね。 これも そうでもない というのは正直な感想です。 というのも、ペット可物件として周知されている以上、動物によるものにお互い理解がある方たちになりますので、余程のことが無い限りは大きなトラブルなどは発生しにくいものです。 騒音問題も通常のアパートでも起こり得ますし、ペットによるものは特定がしやすく、改善の指示などもしやすいのかなと思います。 しかし、これは元からペット可物件である場合です。 空室対策の為にペット可にするという場合は、既存入居者との調整は必要になってきます。 「ペット可じゃない物件だから選んだ」「動物に対するアレルギーがある」という方たちにとっては大きな変化となります。 周知が十分でないままペット可へ変更した場合は、トラブルが起こる可能性は大です。 しっかりと周知し、意見などを拾い上げる丁寧な対応が必要です。 まとめ「ペット可物件にする時に理解しておくこと」 ペット可物件に移行する場合の手順などは様々なサイトで取り上げられておりますので、ここではペット可物件の運営についての心構え などを挙げておこうと思います。 ペット可物件の魅力は「入居継続率」であり、成約スピードではないペット可にする=これまでの入居希望が減る可能性がある原状回復費はこれまでより多めに見ておく共用部分の清掃費をしっかりと見込んでおくペット可物件への移行は十分に時間を掛ける 特に入居継続率であるという点は把握しておきましょう。 ペット可は空室対策としては効果が出やすいのですが、目的は成約スピードではなく、空室発生率を下げることであるのです。 またこれまで選んでいただけた「入居希望者」も一定数は諦めなければなりません。 そういったデメリットも理解しながら「ペット可」にするかしないかを検討して貰えればいいと思います。 しかし、やはり需要と供給は全国的に釣り合っていないのが現状ですから、空室対策としては有効な手段の一つであることは間違いありません。 いかがでしたでしょうか、ペット可を探している方向けの情報は多いのですが、ペット可にしたい方への現実を取り扱う情報は少ないものです。 管理会社目線からペット可の現実をお話してみました。
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思ったより厳しい希望条件TOP3 ~有りそうで無い~
簡単に見えて難しい条件 今回は繁忙期を前に、こんなことを書いてみようと思いました。 入居者さんと不動産屋の温度差のある希望条件について挙げてみようと思います。 これは入居者さん的には「多分あるし、大丈夫でしょ」と思いがちですが、探す不動産屋としては「数が少ないんだよなぁ・・・」と思う条件に絞ってご紹介しようと思います。 例えばペットが飼える物件などは、入居希望者の方も「数が少ないんだろうな」と予想がつきますし、ペット可物件は少ないという認知度もあろうかと思います。 今回はそういったメジャーなものではなく、皆さんと不動産屋の認識を近づけることを目的としています。 いずれの条件も「無くはない」のですが、「絶対数は少ない」のです。 そういった認識が無いと本当は優良物件にも関わらず、「もっといい物件があるのでは・・」と思ってスルーしてしまった結果、「最初に見ていた物件が良い物件だった」という後悔をして欲しくありません。 そうして、お引越しシーズンに良いお部屋探しに繋がれば幸いです。 また、大家さん側としては「なるほど、そういった条件をクリアすれば入居希望者に選んでもらいやすくなるかも」と思っていただければ嬉しいです。 バイク 自転車と同じ感覚の方も多いんですよね まずはバイクです。 入居者さんのなかには「自転車と同じ位の大きさだから駐輪場で大丈夫」と思われている方も多くいらっしゃいます。 その為、「駐輪場あり」という物件であればバイクもOKと思っている方もおります。 しかし、バイクについてはしっかりと許可を取ることは必須です。 仮に無断でバイクを駐輪してしまった場合、契約違反となってしまい、バイクの撤去を求められることもあります。 そもそも、バイクというのは法律的に厳密にいえば「車」と同じ扱いです。 百歩譲って50ccまでの原動機付自転車(原付)までが自転車扱いです。 そしてなぜ駐輪場ではいけないかという理由ですが スペースを取る駐輪場へ出入りする時にエンジンを掛けての移動が危険エンジン音による騒音バイクに自転車が接触した時の責任問題オイル交換などをして汚れる問題 こんな理由が挙げられます。 その為、「自転車と同じ位だからいいよね」と自己判断で駐車してしまうと撤去を求められたり、最悪の場合、契約違反で解約されてしまうこともありますので十分注意していただきたいと思います。 「じゃあしっかりとバイクOKの物件を探して」となりますが、これが意外と厄介なのです。 バイク置場となると、多くの物件では有ったとしても戸数分は無いことが多いものです。 例えば総戸数が20戸ある物件で、バイク置場があったとしても5台分などで、しかも先着順だったりします。 対してバイク置場を使っている方たちは、バイク置場でお部屋探しに苦労した方ばかりですので、解約率は少なめです。 なぜなら「ここを引っ越したらバイク置場がある物件は少ない」と分かっていたりしますからね。 このようにバイク置場は希望者と市場の乖離が大きい条件の一つです。 私は20代の頃はバイク大好きで自分も乗っていたので、大事なバイクは手放せないのはよく分かります。 だからこそ、大事なバイクライフの為に数が少ないというのはご理解しておくと良いと思います。 来客用駐車場 続いては「来客用駐車場」です。 これは地方だと特に需要と供給が合っていません。 都市部になると当然のごとく駐車場が無いのが普通です。 しかし、地方になると、それなりに駐車場が敷地に有ったりして、車社会となっています。 だからこそ、友人や恋人などもお互いの行き来が車になってきます。 そこで必要になってくるのが来客用駐車場となるのです。 しかし、オーナー目線で見ると来客用駐車場というのは直接収益にはなりません。 空きスペースがあるのであれば、2台目駐車場として賃借人に貸し出せば収益になるので、来客用駐車場までは完備していることが少ないのです。 また来客用駐車場を設けている場合でも、ルール設定などをしていないと 「いつも同じ車が停まっていて使えない」や「2台目駐車場として使っている人がいる」など管理上の問題なども発生してしまいます。 その為、来客用駐車場は普及率が低いのです。 オーナーさん側もこれを逆手にとって空室対策として来客用駐車場を設ける方も増えてきています。 これはネット募集などでは効果は薄いですが、対面の営業では絶大な効果を発揮します。 「こちらの物件は来客用駐車場がありますよ」というと学生さんは保護者に強烈に刺さります。また彼氏彼女と別に住んでいる方も喜びます。 このように車社会になっている地方都市での効果は高いと思います。 駐車場に余裕のあるオーナーさんは是非参考にしていただけると良いと思います。喜ばれますよ。 屋根付き駐車場(駐輪場) 車やバイク好きにはたまらない 最後は屋根付き駐車場です。 やはり賃貸でも車やバイクに並々ならぬ愛情をお持ちの方は多いものです。 私たちの会社がある鹿児島市などはそれに加え、桜島の降灰も重なります。 他県の方には分からないかもしれませんが、鹿児島県においては 「今日も噴火したねー」 という恐ろしいワードが日常茶飯事です。 火山灰が降り注ぐと白い車は黒く、黒い車は白く汚れてしまいます。 大きな噴火の後は、ガソリンスタンドの洗車機がフル稼働になっております。 そういった地域性を抜いても、車への愛情がある方には大事な設備となります。 しかし、普及率の低さはズバリ「コスト」です。 画像のようなカーポートは設置だけでなく、屋根のパネルが強風により飛んでしまうこともある為、維持にもそれなりのコストが掛かってしまいます。 最近は新築でもガレージ付き賃貸などが好評ですが、まだまだ普及率が低いものです。 特に車の屋根付き駐車場などは車好きの方には強烈に訴求力がある物です。 しかし、最近の物価高でエクステリア商品は特に値段が高騰しており、現在設置するのは覚悟が必要です。 共通するのは「好きな人はいるが、そこまで多くない」 いかがでしょうか。 今回挙げた物の特徴としては 「好きな人はいるが、多数派ではない」という点です。 いずれの条件も一定数の需要は見込めるのですが、大多数が重視するかといえばそうでもないのです。 だからこそ、普及していないのです。 普及していないからこそ、競争力が激しくなってしまうのです。 今回挙げた3つの条件が希望条件の方は「絶対数が少ないんだな」と意識したうえでお部屋探しをすると「他の人に先を越された」などの事態を回避できるかもしれません。 またオーナーさん側にとっては「そういった設備を少し増やせば希望者が増えるかも」という条件でもあります。 全世帯分導入するには費用対効果は難しいかもしれませんが、一定の需要があることは間違いありません。 こうやってご紹介することで、これらが普及してくれればいいんですけどね。 当社では「こんな条件厳しいかも」と思われる条件も一所懸命にお探ししますので、お気軽にご相談ください。 ではまた次回





