【茅ヶ崎刺殺事件】不動産トラブルが原因? ~滞納督促での注意点~

滞納督促での注意点

茅ヶ崎で起きた刺殺事件、容疑者が出頭し関係性が見えてきました。

被害者は容疑者の住んでいたマンションのオーナーであったとのこと、容疑者の家賃滞納を巡り裁判となり結果退去させられていたとのこと。

現段階では容疑者の逆恨みによる犯行ではないか?とのことです。

悲しい事件ですね、被害者の方のご冥福をお祈りいたします。同じ不動産業界に身を置く者として他人事ではない思いがあります。

見る情報だけではどうやら自主管理をされていたのか、今回の件でどこまで弁護士などを活用していたかは知り得ません。

今回は、この被害者の方とは別で滞納督促における注意点だけをクローズアップしてお話ししたいと思います。

特に現在自主管理をしていらっしゃるオーナーさんに向けての記事になろうかと思います。

「起こり得る危険」

私は管理会社に身を置いており、昔から滞納督促については非常に得意です。

別記事でも書きましたが、今まで自分で対応した滞納督促において法的対応まで至ったケースはありません。

正直得意でもあります。家賃保証会社が一般的になった現在では対応は少しずつ減っておりますが、現在でも保証会社以前の方などで残っているのも事実です。

ですが、私自身も長い経験の中で時に身の危険を感じるような事態に陥ったこともあります。

目の前で包丁を出されたり、胸ぐらを掴まれたり、脅し文句を受けたり、確かに一定数あるトラブルだとも思います。

そんな危ない事態ですが、数は極めて少数ですが確かに起こり得る危険だという事実があります。

そうはいっても管理会社ですから対応していくことになるのですが、今現在そのようなトラブルは皆無です。

管理会社というのは直接の危険性でいうと少ないのです。なぜなんでしょうか?

もちろん、対応策が慣れているというのもあるのですが、決定的な違いがあります。

管理会社は良くも悪くも「第三者」

間に挟まれるから出来ること

管理会社というのは事実として「第三者」です。オーナーが本来自分でやることを委託を受けて「代理」でやっているに過ぎません。

その為、管理会社というのは例え滞納が取れなかったとしても失うのは「委託費」程度です。

かたやオーナーは未納家賃は「負債」となります。

この良くも悪くも管理会社が「第三者」という立場が滞納督促においては有利に働くのです。

滞納督促で一番やってはいけないこと、それは

感情的になってしまうこと

そう、自分自身の負債ですから大変です。借金して買った物件で滞納があることはかなりのストレスです。

リスクを負っているのはオーナーさんだからですね。

その為、自分自身で滞納督促に向かうと感情的になってしまいます。

そして、大体の滞納者と呼ばれる人達の言い分も正当性がほとんどないことも感情的にさせてしまう要因の一つです。

物件を買えるオーナーさんというのは自分を律したり、お金を貯めるという感覚を持ち合わせている方がほとんどです。

一所懸命働いてお金を貯めて、切り詰めて節約し、ようやく辿り着くので、普通の感覚の方よりお金の感覚が鋭いものです。

そうすると滞納している方の言い分が「甘え」に聞こえてしまうんですね。

もちろん、私たち管理会社が聞いていても正当性が無いことがほとんどです。「何を身勝手なことを」とも思います。

しかし、そういったお金に対するリテラシーの低い方からすると「正当性がある言い分」なのです。

そういった「滞納者の考える理屈」というものに管理会社は慣れているのです、少なくとも私はそうです。

要は一般的には理解できない「滞納者の考える理屈」をとりあえず理解し、それを是正していく作業が本当の「滞納督促」になるのです。

感情論が入り過ぎると「甘え」を糾弾してしまうだけになります。元々正当性の無い言い分、論破するのもスグでしょう。

しかし、論破された側は逆恨みに近い感情を抱いてしまうのです。

「なぜそこまでしないといけないんだ」というのはごもっともですが、達成しないといけないのは

「家賃を回収すること」であり、「相手を論破すること」ではありません。


腹立たしいかもしれませんが、ここはグッとこらえましょう。

そして、言い分を「聞く」が「飲まない」ことも同時に重要です。

そこまで譲っていい訳ではありませんからね。

そうすることで回収率を私は上げています。滞納のトラブルもほぼありません。
良い意味での「第三者」目線が効いているのでしょう。

自主管理されていて、滞納督促が上手くいかないオーナーさん、少しだけ感情を置いておき、問題の解決という部分にフォーカスすると逆恨みもされずに、かつ滞納家賃が入るという正のサイクルに入ることでしょう。

また、具体的な手法についても別記事で書いていこうと思います。

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