VS 賃貸営業マンを狙う詐欺師②

目の前に座る詐欺師!どうしましょう

①はこちら

目の前にいる例のお客様

前回の続きになりますが、ここまで条件を聞くとKくんのお客様「A」とそっくり


確かに、こういった類のお客様もいない訳ではないのですが、あまりにも似ています。


Kくんに聞いていた風貌と年代にも当てはまります。


そして私の印象ですが、どうしても目の前のAはお金持ちには見えません。


お金持ち=いい身なり だとは流石に思っていませんが、さすがに普通すぎます。


なんなら、身に着けている高級時計は偽物であることも見て取れました。


この時点でバックヤードに戻り、一旦店長へ報告してみます。


しかし、かえってきた言葉は

「お客様を疑うのは良くないよ、まずは一生懸命に接客しなよ」

そうでした、うちの店長は良くも悪くも「お客様は神様」タイプでした。



この時点で私は99%そうだと確信していましたが、上司がそういうならトコトンやってみましょう。



世田谷区とはいえ、当時の近隣情報ではこの条件にあてはまる物件は3件程度でした。



その3件程度をAに提案すると、大して見もせずに



「この3件で良かったら今日決めようかな」と



その言葉を聞き、後ろで喜ぶ店長。マジか店長・・



「内田くん、頑張ってご案内行ってきてね、朗報待ってる」



笑顔の店長に能面ばりの無表情で応え、Aとのご案内の旅へ



VS詐欺師

ここまで皆さんお読みいただき、「警察に相談すれば?」と思われたかもしれません。



言うまでもなく、Kくん自身も警察へ一応相談したそうです。



しかし警察では対応をほとんどしてもらえませんでした。なぜなら



・ジャンケンにKくんも同意していた

・Kくんが勝っていた場合は本当に借りていたかもしれない

・脅しや監禁などした訳でもない

・賭博と呼ぶには微妙だし、詐欺と立件するにも証拠が立証しづらい


確かに、Kくんが勝っていた場合には借りていたかもしれませんし、騙しているかも確証はありませんからね。



車内ではまずはKくんに話しているような内容を私にも話してきました。


Aが話してきたのはこんな感じでした。


・いくつも会社を経営しており、年収は億を超えている

・最近の若者が好きで、チャレンジしてほしいと思っている

・リスクを取ることはリスクではない

・運を味方にする為には普段から「勝負の場」に身をおかなければならない


この時点で私は内心「確定じゃないですか」と思っていました。



そしてとうとうやってきました。



A「内田くん、君を気に入った。良かったらオレと勝負して成功を掴み取ってみないか?」




ついにきました。


A「勝負して勝ったら、3件とも借りるよ、君のこと気に入ったから」



大盤振る舞いです。Kくんよりも条件が上がりました。嬉しくないですが・・・






この話、実はAにはノーリスク

さて、この話ですがお互い同等のリスクなのでしょうか?


勝てば3件成約で恐らく今月の成績は全店でも1位でしょう。


しかし、お部屋探しの仕組みや社会の常識に照らし合わせたらAがノーリスクなのは分かり切ったことなのです。


なぜか?


続きます

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