(4ページ目)宅建試験あるある オカルト?迷信?都市伝説?

さあ、今年も不動産業界では宅建試験の話題が出始める今日この頃。

会社からの厳命で受からねばヤバい人、ベテランながら毎年受験している人、やる気に満ちあふれて必死に勉強する人

この時期は受験生のモチベーションも様々です。

私は当時勤めていた会社の社長と直で約束したのと、当時の上司が「取ってない人は自分含めて全員受けること、そして落ちた人を全員で死ぬほど馬鹿にしよう」という何ともハードボイルドなプレッシャーのおかげで合格することが出来ました。

そんな宅建試験ですが、都市伝説なのか、迷信やジンクスなのか、まことしやかに噂されるものがあります。

今回はそんな風説、デマ、都市伝説などを解説してみたいと思います。

さて、早速いきましょうか。

① 参考書は1冊で受かる?

「参考書は絶対1冊に絞るべき」

これ、受験生の間ではかなり有名な説ですよね。

「え、1冊で全範囲網羅できるの?」と不安になる気持ち、すごくよく分かります。

実は、この説・・・あながち間違いではないと思います。

正確に言うと「1冊で受かる」のではなく「1冊をやり切ることが受かる近道」なんです。

参考書はどれを選んでも、カバーしている範囲や説明の切り口は微妙に違います。

あっちの本には載っていて、こっちの本には載っていない、なんてこともザラです。

だからといって、何冊も参考書を買い漁って中途半端に手をつけるのが一番危険です。

結局、大事なのは「範囲を広くさらう」ことより「1冊を隅から隅まで理解し、繰り返し解く」こと。

受験時代、色んな参考書に目移りしそうになった方も多いと思いますが、最終的には1冊に絞って何周もした方が知識は定着する気がします。

大体、試験の中には「どの参考書にも載っていない」という問題も出ますからね。

② 試験監督員やお偉いさんは答えを知っている?

これはもう、都市伝説の王道と言ってもいいかもしれません。

「試験監督のおじさん、絶対に答え知ってるでしょ」「知り合いにコネがあれば・・・」なんて冗談交じりに言われることもありますが。

結論、これは完全にウソです。

私自身、試験監督員のお手伝いをした経験がありますが、問題冊子は試験直前まで厳重に封がされたまま。

会場で、受験生の目の前で初めて封を切るんです。

もちろん試験監督員も、その瞬間まで中身を見ることはできません。

お偉いさんだろうが誰だろうが、事前に答えを知る術はゼロ。

ですから、たとえ知り合いに業界の偉い人がいたとしても、「答えを教えてもらう」なんてことは物理的に不可能なんです。

そういう意味では、宅建試験は思っている以上に公平です。

安心して、自分の実力だけを信じてくださいね。

③ 同じ番号が連続すると不安になる問題

マークシートを塗っていて、同じ番号が3つ、4つと続くと・・・

「あれ、どこかで間違えたかな・・・」

急に不安になりますよね、これも受験生あるあるです。

実際どうなのか、気になったので過去のデータを調べてみました。

過去15回分の試験を分析したデータによると、2連続は毎年当たり前のように発生(発生確率約12%)、3連続も約66%の年で出現しているそうです。

そして、肝心の4連続。

「さすがにこれは無いだろう」と思いきや・・・実は過去に2回、本当にありました。

平成23年の問34〜37は正解が全て「1」、平成24年の問40〜43は正解が全て「3」。

つまり、4連続はレアケースですが、ゼロではないんです。

ちなみに5連続は今のところ記録がありません。

ですから、同じ番号が続いたからといって焦って見直し、答えを変えてしまうのが一番危険です。

自信を持って解いた問題なら、番号の並びは気にせず、そのまま進めてしまった方がいいかもしれませんね。

④ 意外と当日欠席者が多い

これは間違いなく「あるある」です。

試験会場、実は結構な数の空席が目立ちます。

申込んだけれど、勉強が続かず途中で心が折れてしまったのでしょうか・・・当日来ない方、本当に多いんです。

さらに言うと、開始から1時間も経たないうちに、机に突っ伏して寝てしまう方もチラホラ。

もしかすると「もう無理だ」と早々に心が折れてしまったのかもしれません。

そう考えると「宅建の合格率は低い」と言われておりますが、真剣に受験している母数から考えると、もう少し高いのかもしれませんよ。

これから受験される方、ぜひ「会場に来ただけで、実は一歩リードしている」ということを覚えておいてください。

最後まで諦めずに解き切ることが、まず何よりの合格への近道です。

⑤ 落ちた人ほど自己採点を盛りがち問題

これは長年、色んな受験生を見てきた中で、かなり高い確率で当てはまる法則です。

試験後、「どうでした?」と聞いて回ると・・・面白いことに、実際に落ちたと思われる方ほど「30点でした」「29点でした」と、ちょっと高めの点数を答える傾向にあります。

以前、こんなことがありました。

合格発表前のある方が、自信満々にこう言っていたんです。

「32点でした、惜しかったです」

その当時は合格点が35点前後が多く、32点では届かないと思われていたのです。

ところが、その年の合格点はまさかの32点。「惜しかった」どころか、本来なら合格ラインだったはずなんです。

しかし結果は・・・不合格。

自己採点と実際のマークミスがあったのか、単なる見栄だったのかは分かりません。

ですが、変な見栄を張らず、正直に自己採点をしておいた方が、後々自分のためになります。

自分に嘘をついても、合格ラインは変わりませんからね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

宅建試験の「あるある」、オカルトのようで、実は当事者目線で見ると「なるほど」と思える理由があるものばかりだったのではないでしょうか。

・参考書は1冊をやり切る ・試験監督員は答えを知らない(完全に公平) ・同じ番号の連続はレアだけどゼロではない ・当日は欠席者、途中離脱者が意外と多い ・自己採点は盛らず正直に

これから受験される方は、変なジンクスに振り回されず、自分の実力を信じて試験に臨んでいただければと思います。

宅建士として、これからも試験にまつわるリアルな話や、不動産業界の裏側なども書いていきたいと思います。

次回もお楽しみに。

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