
ちょっと待って!その連絡、間違ってませんか?
管理会社として働いていると、日々いろんなご連絡をいただきます。
でも、中には「それ、うちじゃないです…!」という内容もちらほら。
もちろん、入居者様が困っているときに連絡してくれるのは嬉しいことです。
でも時々、「なぜ管理会社に?!」と思うようなご連絡も…。
今回は、管理会社が対応できること・できないことを、実際の「あるある事例」とともに、ご紹介してみましょう。
【その1】「空き巣に入られました!どうにかしてください!」

定番ですね、これは当然ですが
警察(110番)です!
管理会社は防犯カメラの映像を提供したり、鍵交換の手配はできますが、犯人を追いかけたり、現場検証したりはできません!
警察に通報 → その後で管理会社に報告という流れがスムーズです。
なぜか最初に管理会社へ連絡する方が多いものです。
そして「防犯カメラを見せてください」がセットになるのですが、結論からいえば「NO」となるケースがほとんどです。
敷地内に防犯カメラがあったとしても、警察からの開示依頼などがない限りは管理会社として個人に防犯カメラ映像を開示することは基本的にはありません。
まずは110番、その後に管理会社へ連絡があると管理会社も動ける範囲が増えますので、まずは警察です。
この空き巣などの例の場合は、まずは通報して、その後に窓ガラスの復旧などの対応を管理会社と行っていく。という順番になります。
管理会社としても、犯罪に関することは警察を挟むことで、その後の対応がしやすいという側面があります。
大家さんに説明するにしても、「空き巣の疑いがある」より「警察からも空き巣であろうと聞いてます」の方が説得力がありますからね。
【その2】「隣の部屋から叫び声が!なんか様子がおかしい!」

まれなケースですが、これも定番ではあります。
「なんか異臭がする」「奇声がする」「安否が心配」…そんな時は――
まずは110番 or 119番!
単純な騒音被害であれば管理会社で大丈夫ですが、隣人が心配になるような奇声や揉め事に近い音などは管理会社では役に立たない可能性が大です。
もし急病や事件性があるなら、初動対応は管理会社ではなく緊急機関です。
仮に管理会社に連絡したとしても、「今すぐ駆けつけて中を確認してください!」というのは法律上も難しいんです。
警察や消防からの求めであれば管理会社は鍵の貸出や開錠などをスムーズに動けますが、隣人や入居者さんの求めでは、ほとんど全ての行動を管理会社はすることができません。
それくらい不動産会社というのは権限を持っていません。
仮にそのような権限や権利を不動産会社が持っていたら、恐くないですか?
少しの疑いで、アナタの家に不動産会社が入ってくるのですから・・・現実的ではありませんね。
まずは公的機関に連絡することです。
【その3】「部屋の中に虫がいる!どうにかして!」

虫問題…意外と多いんです。
でも残念ながら…
虫退治は自己対応が基本です…!
室内の害虫(ゴキブリ、蜂、クモなど)は、生活環境に起因することが多いため、原則ご自身での対応になります。
「私は住んだばかりで私のせいではない」などのお声もありますが、虫の出現は必ずしもご自身や隣近所、建物に起因する訳ではないのです。
清潔にしていて、建物自体に問題はないのに、たまたま虫が外部から侵入したということもあるのです。
一義的には自身で対応していただくことになります。
もちろん、かなり頻発するようであれば、建物などに原因があるかもしれませんから、そういった場合は管理会社へ相談することをおススメします。
ただし、例外として
建物全体に影響する「シロアリ」「外壁の蜂の巣」などは管理会社で対応可能です!
お部屋内の虫は初動としては自己対応となります。
【その4】「Wi-Fiがつながりません!」

IT系トラブル、めちゃくちゃよく来ます。
これは
プロバイダ(契約している通信会社)へご確認を!
管理会社はネット回線の保守や設定までは対応していません…。
そして昨今多い「インターネット無料」という場合でも、提供会社の連絡先などを教えてもらっている場合がほとんどです。
まずはそのプロバイダなどに連絡をするのが、最短で復旧することでしょう。
ルーターの電源が入ってない、配線が抜けている、なんてこともありますので、まずは落ち着いてチェックしてみましょう。
なぜなら不動産会社の社員はインターネットに対してそこまで知識がある人は稀です。
アナタよりインターネットに詳しくない不動産会社社員はザラにおります。
こちらはネット会社へ依頼が吉です。
【その5】「カギを無くしました!開けてください!」

これはグレーゾーンですが…
カギの紛失=原則は自己責任です!
管理会社でスペアキーを管理している場合もありますが、即時開錠はできません。
最近では管理会社も鍵の保管をしないケースも増えてきています。
その為、最近では入居者向けに「鍵の紛失時に無料で対応するサービス」などを不動産会社が月額制などでサービスとして打ち出していることもあります。
この場合は指定のコールセンターに連絡するとお部屋に鍵屋さんを派遣してくれて、鍵を開錠してくれます。
その場合の費用は一般的には無料です。
もしそういったサービスに加入していない場合で夜間になると、鍵業者にお願いするしかないでしょう。
これを防ぐには「かなり信用していて、かつ近くに住んでいる人に合鍵を渡しておく」などになりますが、ハードルは高いものです。
上記のようなサービスを契約しておくのも、あながち無駄ではない気がします。
【その6】「トイレが詰まった」

最近、とても多いのがこのトイレの詰まりです。
結論から申し上げると、トイレの詰まりのほとんどの理由が
トイレットペーパーの詰まりです。
「え?トイレットペーパーを流すことが何で悪いんだよ!」と思われるかもしれません。
大まかにいえば、以下のような理由が考えられます。
- 海外製の水に溶けにくいトイレットペーパー
- 一度に大量に流す
- 厚手のトイレットペーパーの普及
特に個人的にはコス〇コで買ったというトイレットペーパーは、非常に詰まりやすいイメージがあります。
いずれにしても、トイレットペーパーの詰まりの場合、管理会社経由で水道業者などを呼ぶと、場合によっては入居者負担という可能性があります。
自分としては、トイレットペーパーを流しただけなのに、それで詰まるトイレが悪いと思われるかもしれません。
しかし、配管やトイレ自体に故障がない場合は入居者負担となる可能性が高いのです。
他にもトイレの詰まりで自己負担になるケースは以下のような場合です。
- 節水をしすぎてつまった
- 異物(流せないもの)を落としてつまった
- DIYなどで手を加えて故障の原因になった
- トイレットペーパーや排泄物を大量に流してつまった
では、どのように防げばいいのかといえば
- トイレットペーパーは国内産を使う(海外製は水に溶けにくい物が多い)
- トイレットペーパーを多く使用する場合は、何度かに分けて流す
- 節水しすぎない(小で流さないで、大で流す)
あと、この事態の最強の小道具である
ラバーカップ(スッポン)をトイレに備えておくと、いいでしょう。
でも、分からない時は相談してください!

ここまで書いておいてなんですが
管理会社は「困ったことがあったらとりあえず連絡してみようかな」と思ってもらえる存在でいたいです。
管理会社は「何でも屋」じゃないけど、「相談窓口」ではあります。
本当に困った場合は、とりあえず管理会社に連絡をいただければ「それは〇〇に連絡してみてください」と答えてくれることでしょうからね。
でも、今回の記事を読んで「これは管理会社で対応できること?それとも別の専門機関?」と
ワンクッション置いていただけると、お互いスムーズな対応ができるのも事実です。
時に管轄外のことも「借りているんだから管理会社がするのが当然だ!」と来られると、私たちも辛いものです。
これからも快適な住環境を守るべく、情報発信に努めたいと思います。
それでも、対応が分からない場合はまずは管理会社にお気軽に連絡してみてください!
適切な対応をご案内いたしますので

