(4ページ目)大家が学ぶべき偉人伝 二宮金次郎 ~江戸時代最強のビジネスマンから現代への金言~

二宮金次郎はビジネスマン

このブログを読むような方の世代であれば、ご存知「二宮金次郎」

そう、薪を背負いながら読書する という勤勉の証として小学校に銅像が立っていたものです。

ところで、みなさんこの「二宮金次郎」って何をした人かご存じでしょうか?

「働きながらも勉強する子供」という印象しかないんじゃないでしょうか。

かくいう私もそうでした。

あの銅像は二宮金次郎(二宮尊徳)の幼少期のエピソードのたった一場面です。

ただ幼少期に働きながら勉強したから銅像になった訳ではありません。

詳細は省きますが、ざっと人生を説明するなら

  • 超極貧家庭に生まれ育った
  • 早くに両親を亡くしてしまい、親戚に預けられた
  • その後も腐ることなく、弟たちの為にも、懸命に働きながら、勉学を怠らなかった
  • 青年になったタイミングで没落した生家を復興しようとする
  • 見事生家を復興した噂を聞きつけた藩のお偉いさんから、別の家の復興をお願いされて、こちらも見事達成
  • なんでも復興できると思われ、数々の農村や町の再興を依頼される、苦労の末達成
  • これは有能と見込まれ、幕府に召し抱えられる
  • 後輩や若者に自分の教えを広めながら、農村の復興を続け、70歳で没

かなり端折っていますので、興味があればご自身で調べてみてください。

私の感想としては

超優秀なビジネスマンじゃないか

現代でいえば「プロ経営者」と呼ばれるような人物であったんだろうと思います。

一代で起業し、大企業に育てあげる経営者ではなく、優秀がゆえに困っている大企業を渡り歩く「プロ経営者」という立ち位置なんだろうと思います

江戸時代にプロ経営者としての立ち位置を確立した人物です。

それがゆえに、かなり鋭い視点での名言や金言を数多く残しています。

そこで今回は「大家が学ぶべき偉人」として、いくつかご紹介してみたいと思います。

実際に言ったかどうかなどの史実の部分は、まあ多めに見てあげてください。

道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である

おそらく、二宮金次郎の名言では一番有名であろうと思います。

経済を真っ正面から捉えているような言葉ですね。

想いが無いのはダメだが、想いだけでもダメ というある種辛辣な内容になっていますよね。

正しい行いをするためには力が必要であることは、異論はないでしょう。

但し、大義の無い利益追求に走ってしまっても、それはやはり社会の害悪となってしまうでしょう。

不動産賃貸業でも同じようなことが起こるのです。

不動産にはグレーゾーンと思われる様々な誘惑があります。

しかし、黒い誘惑に溺れてしまうと、本来達成したかった

  • 家族の幸せ
  • 自分自身の自己実現
  • 安定した将来

そういった本来の目的すら達成できない事態になることだってあります。

私自身もこの言葉を戒めとして心に留めております。

単なる「弱肉強食」という文脈で捉えるのではなく「目的と手段を履き違えない言葉」として心に刻んでいます。

二宮金次郎の「五常の道」が示す、経営と生活のバランス

二宮金次郎が農村や町の再興で実践した「五常の道」という教えをご存知でしょうか?
これは「勤労」「倹約」「分度」「推譲」「循環」の5つを基本とした経営哲学です。

この考え方は、不動産賃貸業でも流用できる優れた思想だなと思っております。

  1. 勤労
    働くことの重要性を説いた「勤労」は、二宮金次郎の人生そのもの。
    働くことはただ生活の糧を得るだけでなく、自己実現や社会貢献にもつながります。
    不動産賃貸業とはいえ、完全なる「不労所得」とは言いづらいものです。
    情報収集や各取引先との折衝など多岐にわたります。
    こういった作業を根気よく作り上げることはやはり「勤労」に他なりません。
  2. 倹約
    資源を無駄にせず、自らの生活や経営の中で節約を徹底するという考え方です。
    二宮が復興を任された村では、借金返済のためにまず「身の丈に合った生活」を提案したといいます。
    こちらも不動産賃貸業を行う上では大切な感覚です。
    収入が増えるに従って消費を増やし続けていたのでは、一向に資産の積み上げはありません。
    せっかく積み上げたものを再投資していく為には一定の「倹約」は必要不可欠となるでしょう。
  3. 分度
    分度とは、収入に応じた支出を行うことを意味します。
    二宮は、収入の一定割合を自己投資や貯蓄、共同体の発展のために使うことを提案しました。
    こちらも現代では主流になってきた考え方ですね。
    「バビロン大富豪の教え」でも「得た稼ぎの十分の一を何が何でも貯金し続ける」という教えがありますが、古今東西問わず、一つの真理なのかもしれませんね。
  4. 推譲
    得た利益を他者に譲る、つまり社会や次世代に貢献することです。
    これにより、地域社会全体が豊かになり、長期的な発展が可能になります。
    どんな商売でも消費者や取引先が必ずいるものです。
    自分一人だけが独占しようとしたとしても、持続可能な発展は難しいでしょう。
    入居者さんや各種の業者さんなど、様々な方と共同で発展していく意識は、更にみなさんを輝かせてくれることに繋がるのではないでしょうか。
  5. 循環
    自然や社会の資源を循環させる仕組みをつくること。
    不動産は永遠不滅のものではありません。
    その時々、情勢、自分自身のステージに応じて循環させていく。
    諸行無常という言葉もありますが、大きな時間軸で循環を意識することは不動産賃貸業においても例外ではありません。

積小為大

金次郎は「積小為大」という言葉を通じて、小さな努力や改善を積み重ねる重要性を説きました。


不動産投資においても、小さな物件から始めたり、古い物件のリノベーションを手掛けることで、少しずつ大きな資産を形成することが可能です。


大規模な投資を狙う前に、地道な一歩を積み重ねることが成功の鍵です。

今は規模が大きくなった大家さんも、最初は小さな物件などから少しずつ規模を拡大していくものです。

小さな行動の積み重ねは本当に大事なものです。

まとめ

二宮金次郎(尊徳)の人生は、現代の不動産投資家にも多くの教訓を与えてくれます。

彼が農村の再建や復興を通じて築いた哲学や行動は、不動産投資の成功に必要なマインドセットや戦略に通じるものがあります。

地道な努力と倫理を重視し、リスクを管理しつつ地域社会に貢献する姿勢が、長期的な成功を導きます。

彼の教えを実践することで、不動産投資家としての道を着実に歩み、豊かな未来を築くことができるでしょう。

日本にも優れた教えをもった偉人がいたことに驚きと共に、今後もお役に立てそうな偉人がいればご紹介したいと思います。

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