
AD競争の果ては・・・
AD・入居促進費・広告料・広告宣伝費など様々な呼び名はあるものの、本質的には同じです。
このブログを読むような方には説明は不要でしょうから本題へ入っていきましょう。
もし不明な場合は「不動産 広告料」などで検索していただければ、たくさんの説明サイトがあります。
みなさんはこのAD(今回はADとして話を進めていきます)をどのように考えていますか?
昨今、入居者募集サイトなどの多様化や掲載料の値上げなどで不動産会社の広告コストは年々増加しております。
また人口減少や地方の過疎化なども進行し、入居者募集というのは年々激化していることは間違いないことと思います。
そんなコスト高も相まって不動産業の一部からは
「ADの積み増しによる入居募集を推奨」の声が上がっています。
今回はこの「ADの積み増し」による入居者募集の功罪について、管理会社目線での賃貸運営の私見を挙げてみたいと思います。
ADの積み増しによるメリットとは

まずはADの相場についてですが、これは正直「地域による」としか言いようがありません。
不動産賃貸業というのは地域の慣習に大きく左右されます。
1か月の地域もあれば、中には時期などにもよりますが3か月以上を要する地域もあるそうです。
このADの積み増しによるメリットは多くの場合以下のように言われております。
- 紹介頻度が上がる
- 成約率が高くなる
- 空室期間の短縮
不動産会社の営業マンは、現在でもほとんどが実績を基にした歩合や昇進などで成約単価を追っていることは周知の通りです。
その為、「どうせ決まるなら高単価になるAD付物件を狙いたくなるだろう」という思いのもと、ADを積み増すことで「私の物件に優先的に入居者を入れてくれ」という願いとともに積み増しを行う訳です。
仲介手数料は満額でも家賃の1か月が上限となってしまいますが、このADがあれば単価も上がる為、営業マンとしては力も入ることでしょう。私も賃貸営業マンだった時代にはお世話になったものです。
営業マンが優先的に狙いやすくなるという点については異論はありません。
しかし、今日の本題はここからです。
「本当にそれでいいのでしょうか?」
ADの積み増しによる入居者募集には「副作用」があります。
このADの積み増しによる「副作用」ともいうべき現象を正しく理解している方は少数に感じます。
「早く決まればいいじゃない」という意見はごもっともですが、副作用について理解しておくことも必要だと思います。
不動産業者が言わない「副作用」

まずは、この副作用については現場の営業マンは悪意なく「知らない」ことがほとんどだと思います。
その為、ADの積み増しによる早期の入居付けが本当に最善の道と信じていることがほとんどです。
ですから、この後書く内容をご覧になっても「あの営業マンは悪意があったんだ」とは思わないようにしてください。
現場の営業マンは善意で効果的な内容と思い、積み増しを提案している可能性が高いでしょう。
副作用については、賃貸運営をしっかり見ていくと気付く内容だったり、精査することで気づく内容ですから。
それでは挙げていきましょう。
副作用①入居期間が短くなりがち

ADの積み増しのデメリットの一番目はこれです。
正に副作用の部分なのですが、先ほどのメリットに挙げたとおり、高ADの物件は営業マンもどうしても決めたくなるものです。
その熱意が時に入居者と物件の「いびつなマッチング」を引き起こすのです。
お客様の中にはお引越しのニーズが曖昧だったり、強い意思を持っていない方も一定いらっしゃいます。
そんなお客様の時には通常であれば、深いヒアリングなどを行い、潜在的なニーズや要望などを汲み取ってお部屋を提案することが必要です。
しかし、そんな時に力のある営業マンであればあるほど、特定の物件への誘導が出来る場合があります。
そうすると、高ADの物件にニーズの違うお客様を誘導してしまうのです。
もちろんニーズが合っていれば大丈夫なのですが、合っていない場合はどうなるでしょうか?
住み心地にしっくりとこない入居者は「なんだか違うんだよな」と思ってしまいます。
そうすると、入居者も生活の満足度が低く、比較的短期で解約を受けることになるのです。
これが「いびつなマッチング」となってしまいます。
入居者さんは本来自分が住みたかったお部屋ではなく、「営業マンが決めたいお部屋」に誘導されてしまったのです。
そうすると生活の満足度はどうやっても上がりません。
その為、居住年数も短めになってしまい、空室を繰り返してしまいます。
空室が出る→高いADの積み増しをする→早期に決まる→満足度が低い→解約→空室が出る
の負のスパイラルに陥ってしまいます。
空室の度に「ADの積み増しを行ったら早く決まったから」と繰り返してしまうと、入居の期間は短いにも関わらず募集に掛かるコストは高いままという何とも本末転倒の結果となってしまいます。
しかし、これも営業マン目線からすると「空室になっても早期に決められて大家さんも喜んでいるだろう」となってしまいます。
また大家側の視点でも解約理由には「高いADが原因」とはなりませんから、見えてこないのです。
長い期間での賃料収入を目指すハズが、決まることが目的となってしまいます。
なぜ次から次へと空室が出てくるんだろう?しかも高いADを払ったのに・・・・
これでは上手くいくハズがありませんよね。
副作用②物件の価値は変わらない

2つ目の理由として、物件の価値は変わらないということです。
これはどういうことかというと、物件の価値というのは年数が経てばたつほど下がっていくものです。
その価値が下がらないように適切な修繕や維持管理にコストを掛けながら運営していくことが必要です。
しかし、ADの積み増しを最善の方法として入居付けを行っていくと「賃貸物件の運営方針」となってしまうことがあります。
ADの積み増しによる入居付けが出来たとしても、修繕や維持管理のコストは別と考えねばなりません。
通常は維持管理や経年による陳腐化を食い止めていくことで市場にアピールをしていくのですが、高ADで入居付けを行っていくと、ほとんど維持管理にコストを掛けずとも決まったりします。
その為、「空いたら高ADで入居付けすればいいか」という短絡的な運営方針になってしまうことがあります。
そうすると年々価値が下がるお部屋に対して、維持コストを支払うよりはADの積み増しで対応しよう。となってしまいます。
繰り返すうちに建物はどんどん古く劣化していくばかりで、いよいよADの積み増しでは入居付けできなくなる建物になってしまいます。
その段階では物件の価値も下がっており、売却したいと思っても市場からの評価は低いものになるでしょう。
ADももちろん経費ではありますが、ADは物件の価値を上げるものではありません。
ADとは別に建物の維持管理に必要なコストは見込んでおきましょう。
まずはADに頼らない運営を

まとめに入ります。
ここで多くの営業マンが思っていることを代弁しましょう。
高ADでなくとも人気物件であれば嬉しい
これです。
高いADでなければ決まらない物件というのは市場から少し外れているのです。
営業マンが「頑張らないと」決まらない物件ということですね。
それは家賃の額、設備、築年数、立地など様々な要因が重なってそうなっているのでしょう。
その為、営業マンがある意味「無理して」決めている状態なのです。
その為「いびつなマッチング」などが起きてしまうのです。
もちろん高ADは前述した通り、営業マンは助かります。決めたくもなるでしょう。
しかし、それ以上に営業マンが嬉しい物件というのは
誰が案内しても決まる人気物件
募集広告を出せば反響が多くあり、実際に案内しても決まりやすい
そんな物件は営業マンも嬉しいのです。
高ADを無理して頑張って決めることよりも、案内してすぐに決まる物件を選ぶ営業マンは多いのです。
こういった人気物件は案内も楽なものです。
こみいった営業トークなども必要ありませんから、物件の魅力を素直に話せば成約も早いものです。
もうお分かりですね。
ADの積み増しをする位なら自分の物件の魅力を高めることから先に行いましょう
1か月分のADで出来ることをまずはやってみてはどうでしょう。
例えばインターホンが古くなっているならモニターホンに替えてみる・トイレに温水洗浄便座が付いていないなら付けてみる
少額でも出来ることはたくさんあります。
ADを払っても物件の価値は変わらないと書きましたが、こういった物件への投資なら物件の価値は少しずつ上がっていきます。
市場を見て家賃を見直すこともいいでしょう。
そうやって人気物件を作り上げることが出来たなら、高いADで無理をせずとも「この物件に住みたい」という人がやってきて納得のうえで長い期間を過ごしてくれることでしょう。もちろん早い段階で
それこそが「営業マン」も「入居者」も、そして物件の所有者である「あなた」も満足する方法ではないでしょうか?
最近、身の回りの不動産営業マンがADの積み増しを積極的に大家さんに提案しているのを見かけます。
賃貸営業という立場から見れば、一日も早い成約を目指す「正解」の一つではあることは間違いありません。
しかし、賃貸運営というのはたくさんの要因が絡み合うものです。
管理側の目線から見ると「高ADする位なら自分の物件に投資すればいいのに」という目線も知っておいていただきたい!という思いからでした。
もちろん、高ADが有効な手段であることは前述の通りですから「高ADを提案された、けしからん」と短絡的には思わないで欲しいものです。
それでも「どうせお金出すなら自分の物件に使ったらいいのに・・・」と私は思ってしまいます。
これを見た不動産会社のみなさん、怒らないでくださいね。
そしてオーナーのみなさんにはご自身の物件が市場で勝てる物件なのかどうかを再考してみてはいかがでしょうか。
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社名の由来 ~ロータスホーム~
たまに聞かれますので 株式会社ロータスホームの由来 弊社株式会社ロータスホームの社名の由来です。開業当初はよく聞かれたものです。なので、今後お付き合いが生まれることも期待して、社名の由来についてお話していこうと思います。 LOTUS=蓮 ますはロータスですが、「蓮」です。レンコンは蓮の茎ですね、蓮根と書きますから根っこだと思われていますが、茎です。なぜ「蓮」から取ったのかということですが、以前書いたように私は特定の宗教を信じている訳ではありません。たまにご存じの方が仏教とかですか?と聞かれます。 確かに蓮はお釈迦様のイメージもありますからね。この会社を作る時に色々なことを考えていました。「不動産会社を作るうえで、どんな想いを表そうか?」たくさん想いはありました。しかし、最終的に思ったことは 「どんな大変な仕事でも、住まいを通じて人に喜んでもらおう、そして人の喜びを自分たちの幸せとしていこう」という思いでした。その時に思い浮かんだのが「蓮」でした。蓮というのは、ご存知の通り泥の中で咲きます。しかも泥水が濃ければ濃いほど綺麗な花を咲かせるそうです。また、蓮の葉はどんなに泥や水が付いても弾き返すのです。ことわざの「泥の中の蓮」というのはこういった特徴から来ているのでしょう。その存在が不動産の管理会社にピッタリな気がしたのです。綺麗ごとだけではない不動産業界、時には辛いこともある仕事。そんな中で自分自身まで泥に浸かって、大事な心まで汚してしまってはいけません。そこで、そんな蓮の精神性から蓮=LOTUS=ロータスを選びました。決してキレイごとや華々しいだけではない仕事をも自分たちの糧にし、しかもそれでも汚れない、そして綺麗な花を咲かす。入居者さんやオーナーさんに代わって、大変なことをしっかりやり切ろう。そんな想いを込めました。あと、蓮根がその形状から「見通しがきく」などの縁起も良い物だそうで、そんな所も気に入りました。 HOMEとHOUSEの違い 次にLOTUSHOMEの「HOME」ですが、これは「家」という意味ですね。ではなぜ「HOME」で「HOUSE」ではないのか?ですね。どちらも日本語に訳すと「家」となります。これは、正確に合っているかは自信がないのですが、HOMEとHOUSEの違いは HOME=人が住んでいる場所としての家 居場所 本拠地 帰るべき場所HOUSE=住宅 家屋 建築物 HOMEは「人ありき」、HOUSEは「物質としての家」、こんなイメージを私が持っていたためです。私はHOMEが好きなのです。人が住んでいる家こそが「家」だと思っています。その住んでいる人にとっての居心地の良い「HOME」のお手伝いになればと思っています。 こんなことばかり言っていると「キレイごとばかり」などと言われるかもしれません。でも私は「キレイごと」でもいいと思っています。私もついつい仕事で熱くなったり、正直に言えば腹が立つこともたくさんあったりします。でもそんな時にこそ、この「キレイごと」を込めた社名が初心や本当にやりたかったことに戻してくれます。本当に私は聖人君主でもなんでもありません。だからこそ、初心や想いを忘れないように一番使う社名にしておきたかったのです。ちなみにHOMEは私の右腕ともいうべきスタッフがHOMEがいいということで採用しました。これからも社員と一緒にオーナーさんと入居者さんの役に立って、人を幸せにしていきたいと本気で思っています。そして、私も社員も人の幸せを作る仕事で「幸せ」になりたいと思います。今回は柄にもない内容でしたが、なんとなく書いてみたかったのです。今後ともよろしくお願いいたします。
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「宅建ハイ」あるある ~合格の高揚感、ちょっと待った!~
今年も宅建試験が終わりましたね。 頑張って受験されたみなさん、お疲れ様でした。 これからは、合格発表まで少しゆっくり出来る時間がありますね。 そんな宅建試験ですが、一生懸命に頑張った結果、合格を勝ち取るとですね、ある現象がやってきます。 宅建試験に合格した直後、なんだか自分が無敵になった気がする・・・ 半年、あるいはそれ以上、何度目かの受験で必死に勉強してつかんだ合格です。 嬉しくて舞い上がってしまうのは当然ですし、それだけの努力をしたのですから、誇っていいと思います。 ただ、この合格直後のハイテンション状態・・・通称「宅建ハイ」と勝手に名付けております。 今日は、そんな「宅建ハイ」にまつわる、先輩・同業者としてこれまで見てきた「あるある」を、番外編として振り返ってみようと思います。 さて、早速いきましょうか。 ① 勉強時間がどんどん短くなる人 合格発表の直前は「この1年間、必死に勉強しました」と言っていたはずなのに・・・ 合格した後になると、いつの間にか「3か月で取れました」に変わっている。 さらに翌年になると「直前の1か月で取れました」に進化している。 あれ、おかしいですね。 時間が経つほど勉強期間が短くなっていくんです。 気持ちは分かります。 「自分は要領よく受かった」と思われたいのでしょう。 でも、短い勉強で取ろうが、長くかかって取ろうが、同じ宅建士です。 そこに優劣なんてありません。 周りも「はいはい、そうですか」としか思われません。 今頃会ったら「1日で取れました」まで進化していないか、ちょっと心配です。 ② 身分証の提示で、わざわざ宅建士証を出す人 合格したのがそんなに嬉しかったのでしょうか。 市役所や銀行などで身分証の提示を求められることが日常、たくさんありますよね。 その時に運転免許証やマイナンバーカードではなく、わざわざ宅建士証を差し出す人がいました。 気持ちは、分からなくもないんです。 頑張って取った資格ですから、見せたくなる気持ちも分からんではありません。 本人はクレジットカードのプラチナやブラックカードを出すような感じなんでしょう。 しかし、宅建士証はそこまで一般的な身分証明書ではありません。 窓口の人も「これは・・・?」と一瞬固まってしまいます。 素直に運転免許証やマイナンバーカードを出しましょう。 宅建士証は、ここぞという実務の場面まで取っておいてください。 ③ 宅建士証を、不合格だった人の目の前でわざと落とす人 これは、私の昔の上司の話です。 普段はとても仲の良い、面倒見のいい上司だったんです。 それなのに、この時ばかりは・・・落ちてしまった人に本気で同情しました。 合格発表後、わざわざ不合格だった後輩の目の前で、宅建士証をポトリと落として見せたんです。 そして「あー、ごめんごめん、大事な宅建士免許を落としちゃった」 正直、殴りかかられてもおかしくなかったと思います。 ちなみにこの上司、実は前のエピソードで紹介した「全員で受験しよう、そして落ちた人は全員でいじろう」という、なかなかのハラスメントを事前に予告していた張本人でもありました。 おかげで私は「この人は本気でやる」「この人のイジりは恐い」と気合いが入って合格できたのですが、まさか落ちた人に対してそこまでやるとは、当時は思ってもみませんでした。 名誉のために言っておくと、その上司は普段は本当に後輩思いの頼りがいのある先輩でした。 私は上司本人にも「上司として100点、男としても95点、人として0点ですね」と言いました。 もちろん、みなさんはこんな真似、絶対にしないでくださいね。 ④ 重要事項説明の前の、宅建士証説明が長い人 重要事項説明を行う際は、宅建士証を提示することになっています。 それ自体は当然の手続きなのですが、その説明がとにかく長い先輩がいました。 「この重要事項説明を読むことができるのは、宅建士の資格を持つ者だけでして・・・」と、宅建士という資格の存在意義から語り始めるんです。 お客様は、別にそこを知りたいわけではありません。 お客様は「はあ・・・そうですか・・・」としかなりませんからね。 誇らしい気持ちは分かりますが、そこはサラッと済ませるところです。 みなさんも、契約の場では気をつけてくださいね。 まとめ いかがでしたでしょうか。 嬉しい気持ちはとてもよく分かりますし、一生懸命努力して掴んだ合格ですから、胸を張っていいと思います。 ただ、あんまり調子に乗ってしまうと、後々思い出して顔が真っ赤になる「黒歴史」になってしまいますよ。 ちなみにこのエピソードのうち、1つだけ私自身の話が混ざっています。 人のことを言ってる場合ではありませんね。 これから宅建士を目指す方も、これから合格発表を迎える方も、ぜひ「ハイになりすぎない」ことを、頭の片隅に置いておいてくださいね。 でも、合格した瞬間の喜びはひとしおです。 みなさんの良い結果を祈っております。
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管理会社が作って欲しい法律3選 ~本気で解決できると思ってるのか?~
私たちが行っている「賃貸管理」は、思っている以上に範囲が広い仕事です。 お部屋の設備故障から、お隣さんとのトラブル、地域との問題まで・・・本当に多岐にわたります。 ただ、ほとんどの問題は、丁寧に対応していけばいつか解決します。 設備なら、直すか交換するか。対処法があるんです。 一番厄介なのは、最終的な解決が「法律」に委ねられている問題。 法律そのものはあるものの、実際の現場で問題を解決するには、心もとないケースが本当に多いんです。 今回は、そんな問題点と、管理会社として「これは法律で作ってほしい」と思うものを3つ挙げてみようと思います。 みなさんも不満に思っているであろうこの問題、実はこんなにややこしいんですよ。 この問題に真摯に取り組んでくれる国会議員さんがいたら、全力で応援したい・・・。 そう思っている管理会社のスタッフは、きっと全国にたくさんいるはずです。 それでは、いきましょう。 ①無断駐車 「私の駐車場に知らない車が停まっているんですけど(怒)」と言われる無断駐車。 困るのは、これが基本的に「私有地内のトラブル」として扱われること。 110番したところで、警察が来てくれることはまずありません。 「当事者同士で解決してください」と言われて終わりです。 そうなんです、無断駐車は基本的に民事上の問題であって、刑事事件として動いてもらえるケースはかなり限られているんです。 警察に依頼しても、その車が盗難車であるか否かを調査して、盗難車の届けが出ていなければ基本的に警察は介入できません。 かといって、管理会社や土地所有者に強い権限があるかというと、これがまた何もない。 勝手に他人の車をレッカー移動させることはできませんし、タイヤロックで閉じ込めるようなことも、下手をすればこちらが訴えられるリスクすらあります。 できることといえば、警告文を貼る、看板を立てる、チェーンを張る・・・正直、気休め程度の対策しかできないんです。 だからこそ、無断駐車をきちんと「違法駐車」として扱ってくれる法律があれば、どれだけ楽か。 一番は私有地の無断駐車でも一定期間過ぎたら違法駐車として罰金やレッカーの対象になればいいんですけどね・・・・難しそう ちなみにこの無断駐車の所有者を照会する仕組みもあるにはあるのですが、やはりかなりの期間と労力が必要です。 せめてこの照会をオンラインとかで出来るようになっても欲しいですね。 https://lotushome.jp/blog/3860/ ②ゴミの不法投棄・分別違反 分別されていないゴミが収集されずに、そのまま放置されるアレです。 これも結局、「誰が捨てたか分からない」となれば、警察はほとんど動いてくれません。 不法投棄自体は法律上罰則がある行為のはずなのに、少量のゴミや一回きりの違反では、実際に捜査・摘発までいくケースはごくわずか。 「防犯カメラでもない限り、犯人の特定は難しいですね」で片付けられてしまうことも多いんです。 管理会社にできることも限られています。 注意喚起の張り紙をする、分別ルールを再周知する・・・それくらいしかできません。 ゴミを出した本人に直接注意することも、誰が出したのか分からなければ不可能ですし、仮に分かったとしても、強制的に片付けさせる権限まではないんです。 結局、収集されなかったゴミは管理会社や大家さんが自腹と手間で片付ける、というのがよくある結末です。 これも、分別違反や不法投棄にもっと踏み込んだ罰則があれば・・・と思わずにはいられません。 ちゃんとルールを守っている入居者ほど損をする今の状況、法律でしっかり後ろ盾を作ってもらえれば、管理会社も入居者もずっと守りやすくなるはずです。 個人的には罰則が厳しくあることも必要だとは感じますが、保険などでもカバーできるような仕組みがあればいいなとも考えます。 ③長期間放置されたバイク・自転車の処分 駐輪場や駐車場の隅に、持ち主不明のまま何年も置かれている自転車やバイク・・・。これも管理会社の悩みのタネです。 「持ち主が分からないなら、警察に言えばいいんでしょう?」と思われがちですが、実はそう簡単にはいきません。 防犯登録を照会してもらっても、盗難届が出ていなければ、警察としてはそれ以上動けないことがほとんど。 「所有者に心当たりはありませんか?」と逆に聞かれて終わる、ということも珍しくないんです。 「じゃあ、不明で放置されているなら管理会社や大家さんが勝手に処分すれば?」 しかし、それも簡単ではありません。 所有者が分からないまま撤去・廃棄してしまうと、後から持ち主が現れて「器物損壊だ」「窃盗だ」と言われるリスクがあるんです。 張り紙をして一定期間様子を見る、保管場所を確保する・・・できることはそれくらいで、結局は「動かせないスペース」として、何年も駐輪場の一角を占領されたままになってしまいます。 本来の手続きでいえば、妨害排除請求権というものを根拠に裁判所に訴え出て、勝訴はすることでしょうが、そこから更に時間を掛け、費用も掛けてと放置された側の損失は計り知れないのです。 大体、公道上のバイクは簡単に撤去できるのに、私有地はダメってのはねー。 また、放置した人物にそこまでの権利を与えなくても良い気がします。 せめて、放置されたバイクを適切に処分した場合には、後から所有者がいちゃもんとか損害賠償する権利などは無くして欲しいものです。 やったもん勝ちはダメだと思う さて、いかがでしたでしょうか。 結局、これらの問題は法律上での解決は「あるといえばある」ただし、その方法は「やられた側が多大な労力や金銭負担を生じる」 こういった点が問題になるのかなと思います。 もっと簡便な方法で解決が出来るような仕組みになればいいなと感じますね。 そうでなければ、結局はやったもん勝ちになってしまうのです。 そして、そういったコストは大家負担だから関係ないと感じるかもしれませんが、このコストは回りまわって、家賃として善良な入居者が負担せざるを得なくなってしまうのです。 だからこそ「正直者が馬鹿を見る」ような社会ではいけないと思うんです。 誰か「不動産新党」なるものを掲げて、このような法律を作ってくれないでしょうかね・・・・ 投票するのは全国の管理会社や大家さんだけになりますかね、票が取れなそうですね。 ぜひ議員のみなさん、よろしくお願いいたします。
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不法投棄対策|敷地内ゴミ置き場を守る管理会社の本気
最後まで読んでくださいね 不法投棄は犯罪です 当社ではある物件で冒頭の画像をゴミ捨て場に掲示しました ゴミ捨て場のマナーですが、各管理会社やオーナーさんには頭の痛い問題です。 住民のマナーもさることながら、通りに面していたりすると近隣からの持ち込みなどの問題もあるものです。 警察などに通報したとしても、本気で捜査を行っていただける訳でもありません。 そうすると最終的にはオーナーの負担で処分せざるを得ません。 そういった管理コストの上昇は回りまわって、家賃へ転嫁をせざるを得なくなってしまう。 この負のスパイラルを断ち切る為に 掲示したのは特に被害の多い物件のみですが、今後は他物件へ拡大しようと思っております。 敷地内ゴミ捨て場のメリットデメリット この問題は賃貸物件におけるメリットとデメリットのバランスが難しい問題です。 一般的にゴミは地域のゴミステーション等に出すことが本来ではあります。 しかし、問題はあります。 地域ですと町内会などの自治組織が運営を担っていることもあり、多数のゴミが出る集合住宅を受け入れる余地の問題 他にも地域に戸建てを建てて「永住」する目的の方と賃貸物件で「仮住まい」の方との意識の差 各個人におけるモラルやマナーの差と問題は枚挙に暇がありません。 一方で賃貸物件であれば敷地内にゴミ捨て場があるということは、各居住者のゴミ出しの手間を大幅に削減してくれることで、入居率を上げる施策の一つでもあります。 ですが当然、敷地内でゴミ捨て場を管理するという手間、不法投棄時には行政は中々助けてはくれず、処分費用などのコストが掛かることなどはデメリットと言えるでしょう。 昔に比べると地域とのつながりが希薄になっている昨今、ゴミや地域に対する意識というのは低下している印象があります。 強硬策 我慢の限界です 今回、この画像を張り出した物件は通りに面しています。 これまでも住民の方から「車で来てゴミを捨てる人がいる」という話を聞いておりました。 そういったルール違反を平気でするモラルの方というのは、当たり前かもしれませんが、分別作業などもしておりません。 当然ですよね、そういったルールを守れる人なら他所のゴミ捨て場に持ってくることなどはしませんから。 正直に言えばそういった方への警告であり、今後発見した場合はそれなりの法的手段も取ろうと思っております。 不法投棄や分別をしないゴミは法律違反となります。 当社では、証拠とともに警察へ訴え出ます。 じゃあ晒していいのか? ここまで読まれた方で思った方はいませんか? 悪いことをしたのは分かる!だからといって皆にさらすような行為は良いのか?と 胸を張って答えます いいんですよ!別に なぜなら写真の人物は私なのだから 私も当初は犯人の画像を出そうかと思いました。 しかし、一旦は保留することにしました。 そして、自分自身を撮影モデルにして警告文を作ることにしました。 これを見て「本気で実行しそうだ!危ない」と思って、不法投棄を止めてくれれば結構です。 私も本来は法的対応など好んでしたい訳ではありません。 ここまで読んでもう一つの疑問が出ませんか? なぜネタバレするのか?と 答えとしては、 ①不法投棄するようなモラルやマナーの無い方はわざわざ当社のブログまで見ないだろう ②やり方の是非は別として、効果があったので、参考になればとご紹介したい ③これが最大です。 この位の労力や手間を掛ける人間は、あなたを突き止めた場合、本気で法的対応をするぞ!という警告を発したいのです。 わざわざ寝間着に着替え、防犯カメラ画像に自作自演を行い、画像を加工して現地に張り出す。 という狂気に近いことを会社の代表がやるような管理会社です。 実際に今後も不法投棄が続いた場合、本気で法的対応や画像をさらす、実行する気合があると伝えたいのです。 そうでなければ、しっかりとゴミ出しマナーを守っていただけている当社の入居者さん、物件のオーナーさん、地域のみなさんが可哀想です。 最後にここまで読んでいただいた方の中で、不法投棄をした方へ 今回は自作自演ですが、私は本気でやりますからね 私はオーナーと入居者、地域のみなさんを守る為なら、張り込みも持さない人間です。 あなたが不法投棄した時に物影から身長182cm体重85kgの男が近づいてきたら、ご注意ください。 お互いの為に不法投棄はやめましょうね。
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宅建試験あるある オカルト?迷信?都市伝説?
さあ、今年も不動産業界では宅建試験の話題が出始める今日この頃。 会社からの厳命で受からねばヤバい人、ベテランながら毎年受験している人、やる気に満ちあふれて必死に勉強する人 この時期は受験生のモチベーションも様々です。 私は当時勤めていた会社の社長と直で約束したのと、当時の上司が「取ってない人は自分含めて全員受けること、そして落ちた人を全員で死ぬほど馬鹿にしよう」という何ともハードボイルドなプレッシャーのおかげで合格することが出来ました。 そんな宅建試験ですが、都市伝説なのか、迷信やジンクスなのか、まことしやかに噂されるものがあります。 今回はそんな風説、デマ、都市伝説などを解説してみたいと思います。 さて、早速いきましょうか。 ① 参考書は1冊で受かる? 「参考書は絶対1冊に絞るべき」 これ、受験生の間ではかなり有名な説ですよね。 「え、1冊で全範囲網羅できるの?」と不安になる気持ち、すごくよく分かります。 実は、この説・・・あながち間違いではないと思います。 正確に言うと「1冊で受かる」のではなく「1冊をやり切ることが受かる近道」なんです。 参考書はどれを選んでも、カバーしている範囲や説明の切り口は微妙に違います。 あっちの本には載っていて、こっちの本には載っていない、なんてこともザラです。 だからといって、何冊も参考書を買い漁って中途半端に手をつけるのが一番危険です。 結局、大事なのは「範囲を広くさらう」ことより「1冊を隅から隅まで理解し、繰り返し解く」こと。 受験時代、色んな参考書に目移りしそうになった方も多いと思いますが、最終的には1冊に絞って何周もした方が知識は定着する気がします。 大体、試験の中には「どの参考書にも載っていない」という問題も出ますからね。 ② 試験監督員やお偉いさんは答えを知っている? これはもう、都市伝説の王道と言ってもいいかもしれません。 「試験監督のおじさん、絶対に答え知ってるでしょ」「知り合いにコネがあれば・・・」なんて冗談交じりに言われることもありますが。 結論、これは完全にウソです。 私自身、試験監督員のお手伝いをした経験がありますが、問題冊子は試験直前まで厳重に封がされたまま。 会場で、受験生の目の前で初めて封を切るんです。 もちろん試験監督員も、その瞬間まで中身を見ることはできません。 お偉いさんだろうが誰だろうが、事前に答えを知る術はゼロ。 ですから、たとえ知り合いに業界の偉い人がいたとしても、「答えを教えてもらう」なんてことは物理的に不可能なんです。 そういう意味では、宅建試験は思っている以上に公平です。 安心して、自分の実力だけを信じてくださいね。 ③ 同じ番号が連続すると不安になる問題 マークシートを塗っていて、同じ番号が3つ、4つと続くと・・・ 「あれ、どこかで間違えたかな・・・」 急に不安になりますよね、これも受験生あるあるです。 実際どうなのか、気になったので過去のデータを調べてみました。 過去15回分の試験を分析したデータによると、2連続は毎年当たり前のように発生(発生確率約12%)、3連続も約66%の年で出現しているそうです。 そして、肝心の4連続。 「さすがにこれは無いだろう」と思いきや・・・実は過去に2回、本当にありました。 平成23年の問34〜37は正解が全て「1」、平成24年の問40〜43は正解が全て「3」。 つまり、4連続はレアケースですが、ゼロではないんです。 ちなみに5連続は今のところ記録がありません。 ですから、同じ番号が続いたからといって焦って見直し、答えを変えてしまうのが一番危険です。 自信を持って解いた問題なら、番号の並びは気にせず、そのまま進めてしまった方がいいかもしれませんね。 ④ 意外と当日欠席者が多い これは間違いなく「あるある」です。 試験会場、実は結構な数の空席が目立ちます。 申込んだけれど、勉強が続かず途中で心が折れてしまったのでしょうか・・・当日来ない方、本当に多いんです。 さらに言うと、開始から1時間も経たないうちに、机に突っ伏して寝てしまう方もチラホラ。 もしかすると「もう無理だ」と早々に心が折れてしまったのかもしれません。 そう考えると「宅建の合格率は低い」と言われておりますが、真剣に受験している母数から考えると、もう少し高いのかもしれませんよ。 これから受験される方、ぜひ「会場に来ただけで、実は一歩リードしている」ということを覚えておいてください。 最後まで諦めずに解き切ることが、まず何よりの合格への近道です。 ⑤ 落ちた人ほど自己採点を盛りがち問題 これは長年、色んな受験生を見てきた中で、かなり高い確率で当てはまる法則です。 試験後、「どうでした?」と聞いて回ると・・・面白いことに、実際に落ちたと思われる方ほど「30点でした」「29点でした」と、ちょっと高めの点数を答える傾向にあります。 以前、こんなことがありました。 合格発表前のある方が、自信満々にこう言っていたんです。 「32点でした、惜しかったです」 その当時は合格点が35点前後が多く、32点では届かないと思われていたのです。 ところが、その年の合格点はまさかの32点。「惜しかった」どころか、本来なら合格ラインだったはずなんです。 しかし結果は・・・不合格。 自己採点と実際のマークミスがあったのか、単なる見栄だったのかは分かりません。 ですが、変な見栄を張らず、正直に自己採点をしておいた方が、後々自分のためになります。 自分に嘘をついても、合格ラインは変わりませんからね。 まとめ いかがでしたでしょうか。 宅建試験の「あるある」、オカルトのようで、実は当事者目線で見ると「なるほど」と思える理由があるものばかりだったのではないでしょうか。 ・参考書は1冊をやり切る ・試験監督員は答えを知らない(完全に公平) ・同じ番号の連続はレアだけどゼロではない ・当日は欠席者、途中離脱者が意外と多い ・自己採点は盛らず正直に これから受験される方は、変なジンクスに振り回されず、自分の実力を信じて試験に臨んでいただければと思います。 宅建士として、これからも試験にまつわるリアルな話や、不動産業界の裏側なども書いていきたいと思います。 次回もお楽しみに。
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宅建試験、当日にすべきこと3選
今年も宅建試験の季節となりました。 各不動産会社に勤めている人やこれから不動産会社に入社を志す人、自己研鑽の為に取る人、様々な動機があるでしょう。 そんな皆さんに、私から宅建試験「当日にすべきこと」を3つご紹介してみようと思います。 不思議なもので、一生懸命頑張ってきた人ほど、当日は緊張するものです。 「これだけやったのに、ちゃんと発揮できるだろうか」頑張った分だけ、そんな不安も大きくなってしまう。 私は試験監督員として何度か会場に立ってきましたが、真剣に勉強してきたであろう方ほど、表情がこわばっていたり、そわそわしていたりするのをよく目にします。 個人的には当日はあれこれ考えすぎず、シンプルに行動することが大事な気がします。 当日になって新たな分野や範囲などをカバーしようと思うと、変な焦りなどが出てきてしまい、これまでの勉強の成果を疑ったりしてしまいます。 ここまで積み上げてきた知識を、当日の立ち回り一つで無駄にしてしまうのは、本当にもったいないことです。 私は宅建試験の試験監督員を何度か務めたことがあり、会場でたくさんの受験生を見てきました。 今日は、直前の勉強法ではなく「当日、何をすべきか」に絞って、3つだけお伝えしようと思います。 結論からいきますと 結論からいきますと、当日やるべきことは次の3つです。 会場で配られるチラシは必ずもらう 時間と持ち物に余裕を持つ 試験の最後に、マークシートから問題用紙へ解答を書き写しておく 一つずつ説明していきますね。 その1:会場で配られるチラシ、必ずもらう 5問免除を受けていない方は特に覚えておいてほしいことです。 念のため簡単に説明しておきますと、5問免除とは、不動産会社に勤務し、決められた登録講習を修了した方が対象となる制度です。 これを受けていると、本来50問あるうちの5問(主に統計や土地・建物に関する問題)が免除され、45問での受験となります。 免除される5問は比較的得点しやすいとされる分野なので、免除を受けていない方にとっては、その分をどう得点していくかも大事なポイントになってきます。 試験会場では、資格試験予備校などが直前の法令改正や最新の統計の要点をまとめたチラシを配っていることがあります。 「そんなものが当たるの?」と思われるかもしれませんが、これが意外と高確率で当たるんです。 直前期に法改正の部分まで手が回らなかった、という方も多いと思います。 そんな時こそ、会場入り前に配られているチラシには必ず目を通しておいてください。 ものの数分で見られる内容ですが、そこに書かれていたことがそのまま出題される、なんてことも十分あり得ます。 正直に言いますと、会場に入ってから何か勉強をするのであれば、このチラシに目を通すことが一番効率がいいと言ってもいいくらいです。 今さら参考書を開いても頭には入ってきませんし、緊張も増すだけです。 それなら、この数分で読めるチラシに目を通しておく方が、よほど得点に直結するような気がします。 その2:時間と持ち物には、とにかく余裕を持つこと これは監督員をしていて強く感じたことです。 時間ギリギリに駆け込んでくる方や、忘れ物をしてしまう方は、大体そのまま最後まで慌てた様子で試験を受けています。 知識があるのに、その慌てた状態のまま本番に突入してしまうのは、本当にもったいないことです。 時間に余裕を持って会場に到着すること。 受験票や筆記用具などの持ち物を前日のうちに確認しておくこと。 当たり前のようですが、これができているかどうかで、本番のパフォーマンスは大きく変わります。 せっかく積み上げてきた知識を、当日の慌てふためきで台無しにしないでください。 その3:試験の最後に、マークシートから問題用紙へ解答を書き写しておく 3つ目、意外と一番お伝えしたかったことかもしれません。 試験が終わって会場を出た後、多くの方が気になるのが「自分は何点取れたのか」です。 当然、自己採点をしますよね。 ところが、ここで意外な落とし穴があります。 「問題集には〇を付けているけど、マークシートにちゃんとその番号を書いたか自信がない」 「一度考え直して、複数の選択肢に〇を付けていて、結局マークシートにはどちらを書いたか思い出せない」 こういうことが、本当によくあるんです。 こうなると、正確な自己採点ができず、合否のボーダーライン上で悶々とした日々を過ごすことになってしまいます。 これを防ぐ方法はシンプルです。 試験の最後、時間が余ったタイミングで、「問題集に書いた自分のメモ」ではなく、必ず「マークシートに実際にマークした番号」の方を見て、それを問題用紙の余白に書き写してください。 ここが肝心です。 あくまで、最終的にマークシートへ塗った答えを正として書き写すのです。 これさえやっておけば、会場を出た後にどんなに記憶があいまいになっても、正確な自己採点ができます。 余計な不安を抱えずに済みますし、次の一歩(合格発表までの過ごし方や、万一の場合の次の対策)にも早く動き出せます。 努力は十分。あとは当日の立ち回りだけ いかがでしたでしょうか。 会場で配られるチラシに目を通す。時間と持ち物に余裕を持つ。そして最後にマークシートの解答を問題用紙に書き写しておく。 どれも特別な知識は要りません。 ちょっとした心がけだけです。 でも、この3つをやっているかどうかで、当日や合否発表までの安心感は大きく変わってきます。 ここまで頑張ってきたあなたの努力が、当日きちんと結果に結びつくよう、心から応援しています。 鹿児島県での受験の方は、どこかでメガネを掛けた監督員が心配そうに見ていたら、それはきっと私だと思います。 みなさんの健闘を祈っております。






