不動産投資に向くのは男?女?

男女でどちらが不動産投資に向いているのでしょうか?

男女の違いをデータも含めて考察してみよう

我々不動産の管理会社はたくさんのオーナーとお話しします。

当社でも男性のオーナーもいれば女性のオーナーもいます、そして最近特に多いのが、名義などのオーナーは旦那さんだが、実質の運営は奥さんが行うというパターンも。

その中で、ふと「男女の考え方で大分違いがあるかもな」ということが多い気がします。

今回はデータなども活用しながら不動産投資における男女の違いと、その違いが不動産投資にどのような影響を及ぼすかをお話しできればと思います。



決断力の男性 継続性の女性

まずは、スタートの違いです。総務省統計局の調査によると30台の男女で有価証券を持っている人の割合は

男性22.4% 女性8.1%となり、男性の方が投資に対して積極的であると言えるでしょう。

一方女性は全年齢平均で定期預金保有率で66.5%で男性の53.3%を上回ります。女性は「長く貯めること」は男性に比べて比重が高いのです。

このデータで世に言う「不動産投資を始めようとする夫と反対する妻」という構図が理解できます。

女性は男性に比べて投資という一見不確定に見えるものより入ってくるお金より、現実にあるお金を「貯める」という意識が高いのです。
その為、投資をしたいという男性を止める傾向が高い訳ですね。

そしてもう一つ気になるデータがあります。それは男女の投資に対する見方です。

株式などの証券投資におけるデータで「全額出金する割合」というものがあります。これは証券口座から全額資金を引き出す割合なのですが、男性は女性に比べて2倍近い数字があるそうです。

これは株式などで一時的に損が発生した場合、男性の方がすぐに辞める決断をしやすい傾向があるそうです。
比べて女性は男性より長期で積み立てなどを行うことが多く、あまり一喜一憂しない傾向になっています。

これは確かに管理会社としてもそうかもなと思います。

比較的男性投資家の方が物件の購入売却のスパンが早めな割合が多く、女性は長く保有する傾向が高いと思います。

不動産投資という観点で見るのであれば、買うという勇気のいる決断は男性が得意であり、運用という長期スパンで見ると女性が得意という結果になります。

このデータの結果は私も実感できるものでした。男性は決断が早い方が多く、物件購入の要否をハッキリとしている方が多い印象です。大して女性は吟味する傾向にあるので概ね納得できる内容です。

売買を専門に行う業者さんなどは決断が早い人へ新着情報を持っていくことが多く、こういった点では男性が有利に働くことも多いのかもしれません。

しかし、不動産投資というのは比較的長期で考えないといけない部類の投資です、短期でアレコレ動き過ぎると思った収支にならないこともあります。
こういった長期目線では女性が有利に働くことが多いともいえます。

ちなみにもう一つ男女の投資に対するスタンスの違いとして、アメリカの証券会社の調査では
「男性は女性に対して45%も多く取引をする」というものがあり、そしてそれによって運用パフォーマンスが下がる傾向があるそうです。決断力は投資において一長一短あるというデータともいえますね。

男性は物件への愛情が深すぎることも

私は数多くの大家さんと会っていますが、保有している不動産の話しを伺う時に男女差を感じることがあります。

それは持っている不動産のことを話す時に

男性は「どうです、いい物件でしょう」というニュアンスが多く
女性は「この物件どう思います?」というニュアンスが多いのです。

男性は「この物件の良さが分かりますか?」というニュアンスなのに対し、女性は「この物件を周りと比べて良い物件でしょう」という

男性が主観に対しての評価、女性は客観に対しての評価を求めることが多いのです。

ここから男女の物件に対する愛情の違いも関係してきます。

これは私の考察になりますので、データに基づくものもあればそうでないものもあります。

まず物件への愛情ですが、これは男性の方が圧倒的に高いと思います。

物件への愛情など高い方がいいじゃないか?と思われるかもしれませんが、一概にそうとは言えません。

それは「物件への愛情がある余り、現実との差を認められない時がある」

そしてそれは男性に多い傾向があります。

これはどういうことかと言うと、賃貸用の不動産はニーズに基づく物です。同じ物件でも年数が経ったり、世の中のトレンドが変われば入居者の好みなども変わっていくものです。

この時に時代や年数などに応じて物件にも変化が必要になってきます。

しかし、物件への愛情が深すぎると「自分が買った物件は素晴らしい物件であるはず」と固まってしまうのです。

そうすると、市場の変化や入居者の好みなどに合わせることを「負け」として捉えてしまうのです。

世の変化や物件の年数などに合わせて柔軟に対応していくことが必要にも関わらず、自分が買った物で手を掛け、愛情が深すぎるが故に人からのアドバイスも「自身の否定」のように捉えてしまいます。

この点については女性の方の方が割り切って対応するのが上手な傾向が強いように思います。もちろん、男性でも上手な方はいるのは言うまでもないのですが、女性の方が割合としては多いように思います。

ここからは私見になりますが、女性は化粧や美容というものに男性より意識が高いものです。それは自身の年齢や世のトレンドによっても変化していきます。女性の方が自分自身の変化を楽しんだり、世の中の動向などに敏感であるといえます。

大して男性はどちらかというと世の中に流されないことを美徳として捉える傾向が強く、自分自身をしっかりと持っていたいという気持ちが強く、世のトレンドを追う事を「敗北」のように受け取ってしまう傾向も同時に強くなってしまいがちです。

不動産投資でも物件への愛情を自分自身のように捉えるのであれば、自分を変化させるのに男性は抵抗が強く、大して女性は変化に対して柔軟なのが一因ではないかと思います。



2馬力の力は大きいのか?

ちなみにこれまでたくさんの不動産投資をされている方を見てきた過程では、この男女差を上手く活用しているオーナーさんは比較的上手くいくことが多いと思っています。

例えば、旦那さんは本業があり、物件購入は旦那さん主導だったが実質の運営は奥さんが行うというパターンです。

日中忙しい旦那さんは物件購入の決断などは出来ますが、実際の運営に割く時間というのは確保しづらいのです。そこを奥さんが担うことで正に「2馬力」となる訳です。

また、実際の運営も旦那さんがやる場合でも支出の管理だけは奥さんが行っているというパターンもあります。

管理会社としても日中の連絡などがある場合には奥さんにすればスピードも違い、確かに理に適っているといえます。

中には物件の売買から運営まで全て奥さんの指示で行っており、旦那さんは名義以外はほとんど物件のことを知らないというご夫婦もいらっしゃいました。こちらのご夫婦は特に資産を増やすペースも早く、今ではメガ大家さんと呼ばれる規模まで拡大していきましたね。

しかし、これはあくまで男女差をうまく活かした方法であるのです。1人ではそのように上手くいかないのか?というとそうではありません。

この男女差というのが上手くいくのであれば、その視点を1人で持てばいいだけなのです。



結局は男女差はあるが・・・

ここまでデータや経験で書いて参りましたが、やはり男女差というのはあるのでしょう。

しかし、不動産投資においてはその男女差も一長一短であるということが分かりました。

決断できないと物件は買えない、しかし買っただけでは運営できない。

男女の特性は正直あるのでしょう、しかしそれだけでどちらが「勝ち」ということは言えません。

今回はタイトルではどちらが?としましたが、こういった傾向を見て男女どちらが「優れているか?」ではなく、不動産投資において「思い込み」などがないか?もっといい方法があるのではないか?というスタンスでいられたらいいのではないでしょうか?

自分自身の投資スタンスはあってもいいと思いますし、ある程度は無ければならないとも思います。

それと「固定観念」というのはあくまで別であるべきです。

自分のスタイルというのは確立する、しかし別の視点で日々検証もしていく。アドバイスなども柔軟に受け入れながら、流されず。こういったスタンスを持つことは必要ではないでしょうか。

簡単であるように見えて難しいとは思います、今回はデータなどで自分の思い込みなどを修正する一助になればと考えています。

また、面白いデータなどがあればご紹介しようと思います。

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