
現地調査と決まらない理由
前回までのお話しはこちら
そうして、新たに管理物件となったアパートへ現地調査へ行きます。
築年数は少し経過したものの、外観はキレイです。
外観はこの物件を紹介してくれた業者さんが定期的にメンテナンスを行っているとのことで、とてもキレイな状態でした。
「この状態で決まらないもんかな?」
空室の鍵を開けました。
凄まじい異臭です。
このニオイは長期間の空室で排水管の水(封水)が枯れてしまってニオイが逆流していました。
しかも目に染みるレベルです。
この感じからして空室の期間はかなり長い間放置されていたことが分かりました。
もちろん電気も通っておらず、明かりも点かない状態でした。
この後、虫などの写真が出ますので、苦手な方はスキップしてください。

床一面の小バエ
ニオイの原因と思しきトイレを開けるとこの有り様です。
床に見える点々は下水管から上がってきた虫の死骸です。
トイレの水が無くなり、長い間放置されていたのでしょう。
ちなみにこの虫の正体は「チョウバエ」といいます。
壁に止まっているとハート型の形をしています。
主に下水管や汚い水で発生することが多く、細菌を媒介することもあります。
通常お部屋で出たりする、「小バエ」とはまた別の種類です。
今回もトイレの排水口の水が枯れたことにより、上に上がってきてトイレで大量に死んでいました。
お風呂も同様の状態ですが、更に汚いため、写真は掲載しないでおきます。

床もか・・・
床もあちこちめくれており、ささくれもヒドイ状態です。
靴下に穴が開きました。
これで決まらないのは当然でしょう。
まだまだ有った問題点 家賃滞納
お部屋の惨状は分かりました。
その後滞納の確認を行います。
まずは、遅れながら払っていた方に連絡します。
この方は管理会社が変わった旨と、やはり契約書通り前家賃(当月分を前月末に支払う方法、全国的にも一般的な方法)でお支払いをお願いしました。
すると、ご理解いただけました。
しかし、遅れている分をまとめては難しいとのことで数ヶ月に渡って分割でお支払いする約束をし、その後全額お支払いいただきました。
もう一人の方は6ヶ月以上の滞納&連絡が取れないという「ダブルパンチ」の方でした。
こちらはとても苦労しましたが、このブログでも何度かお話ししている通り、私は滞納の解決は得意です。
少し時間と労力は掛かりましたが、話し合いにて解決し、現段階でもあと少しの状態となりました。
そうです、この方達もやるべきことをしっかりと行っていけば問題の無い方達だったのでしょう。
復活の狼煙(のろし)
そして、同時並行で空室の募集です。
現在のお部屋の状況をオーナーさんにお話ししました。
オーナーさんもここ一年程は高齢のために中々現地へ行けなかったとはいえ、現状を見て落胆していました。
「どうしたら良いのでしょうか?」「家賃を下げた方がいいでしょうか?」
とのことでしたので、改善案として次のことをご提案しました。
①現状の空室で2部屋は清掃及び写真などを取り直せば大丈夫
②3部屋はお部屋の損傷も激しく、原状回復もされていない状態なので、少し手を入れましょう
③今まで年払いでもらっていた(実際には2部屋しか払っていなかった)共益費や自治会費を月額でもらいましょう
④家賃は下げなくて大丈夫です
ここまでお話しをするとご夫婦の顔色も大分良くなってきました。
私は原状回復ついでに少しのプラスで何とかなると思っていました。
そして、その結果は意外と早く訪れました。
次回で完結です
続きはこちら
