(23ページ目)元・賃貸営業マンが教える「お部屋探しの定説」に騙されない方法

私は元々は賃貸営業マンでした。

窓口に座っていると、ネットや雑誌で一生懸命「お部屋探しのコツ」を勉強してこられたお客様によくお会いしたものです。

「南向きの部屋がいいです」 「駅徒歩5分以内で探しています」 「やっぱり1月からの繁忙期に探すのが正解ですよね?」

その熱心なお気持ち、すごくよく分かります。

失敗したくないですもんね。

でも、皆さんが信じているその「定説」、現場のリアリズムで見ると、実は損をしていたり、逆にリスクを背負い込んでいたりすることが多々あります。

今日は、教科書通りの正論でお茶を濁すのではなく、私が現場で見てきた「お部屋探しの真実」を主観をまじえてお話してみようと思います。

定説は本当なんでしょうか?

① 定説:お部屋探しは「1月〜3月」が一番いい!

よく言われる定説ですね。

物件数が一番動く時期ですから、確かに選択肢の多さで言えば正解です。

でも、その分ライバルも猛烈に多い。

ちょっと迷っている数時間の間に、決断の早い人にさらわれてしまうのがこの時期の怖さです。

逆に、閑散期と呼ばれる時期はどうでしょうか。

空室を抱えて焦った大家さんが、こっそり家賃を下げていたり、設備を新しくしてくれたりする可能性は、繁忙期よりずっと高いんです。

結論を言えば、どっちもどっちです。

ただ、「これだけは譲れない」という厳しい条件がある人ほど、選択肢が溢れる繁忙期に勝負をすべきでしょう。

逆に、時期にこだわりがなく、ライバルと競わずにじっくり良い条件を引き出したいなら、閑散期を狙うのもアリですよ。

② 定説:日当たり重視!「南向き」こそが正義!

昔からの大原則ですよね。

日当たりは悪いよりは良い方がいい。

確かにその通りかもしれません。

でも、近年のこの異常な酷暑を思い出してください。

夏場の南向きの部屋は、もはや「灼熱のサウナ」です。

冷房代はかさみますし、大事な家具や本も日焼けで傷みます。

そもそも、あなたはお日様が出ている時間に、どれだけ家にいますか?

日中はお仕事で外に出ているなら、日当たりの良さはただの「気分の問題」に過ぎないかもしれませんよ。

そして、洗濯物はある程度の日当たりがあれば、乾いてしまいます。

もちろん、日光で目覚める感覚などはいいのかもしれませんが、でも遮光カーテンしているんじゃないですか?

日当たりは好みで決めればいいですが、これからの時代、夏の暑さをどう凌ぐかという視点も忘れないでくださいね。

その位、最近の夏は過酷になってきましたらからね。

ひょっとすると、これからは「北向きこそ正義」となるかも・・・・いや、流石にそれはないか。

ないですよね・・・・?

③ 定説:学生なら、とにかく「近い」が正解!

通学の便利さを考えれば、確かにアクセスが良いに越したことはありません。

しかし、駅に近すぎる、あるいは大学に近すぎる物件には、思わぬ落とし穴があります。

それは、あなたの部屋が「仲間のたまり場」になるリスクです。

便利が良すぎると、夜な夜な友人が集まってきて、気がつけば自分の勉強や睡眠の時間が削られてしまう。

断りきれずにストレスを溜める学生さんを、私は何人も見てきました。

自分のプライバシーを守りたいなら、あえて駅から少し離れた、静かな場所を選ぶ勇気も必要ですよ。

でも、遠すぎると全てが億劫になってしまうので、加減は大事ですからね。

④ 定説:大通りに面した「うるさい場所」は避けるべし!

静かな環境を求めるのは、住まいの基本かもしれません。

わざわざウルさい場所を選ぶ人なんかいないと思うんです。

「誰だって静かな方がいいに決まってるだろ?流石にこれに異論はないんじゃないか!」

ほぅ、ではそれがご自身に向けられる刃になるとしてもですか?

ここが現実の面白いところです。

確かに「静かな環境」は一見、皆が望むように思われます。

でも、その「静かな環境」をわざわざ選んで住む人たちは、往々にして「音に対して非常に敏感」な方が多いんです。

もし、あなたが夜中に洗濯機を回す生活リズムだったり、友達と夜中電話するのが好きなタイプならどうでしょう。

「静かな環境」を望む隣人たちが、それを許してくれますかね?

そう、あなたが良いと思っている点は、きっと他の住人さんもそう思っています。

だからこそ、その規律を守れないあなたは異分子として、その物件で浮いてしまいます。

結果、ちょっとした音でクレームになり、かえって肩身の狭い思いをすることになるからです。

自分自身が、多少帰りが遅い、夜に洗濯機を回したり、掃除もしたい、夜型だ。

こんな自覚があるのであれば

あえて賑やかな大通り沿いや、少しガヤガヤした場所を選ぶのも悪い選択肢ではないんですよ。

そういう所を選ぶ人は「そんなに音に敏感な訳ではない」、「少々の音には動じない人たち」が住んでいる可能性は高いのです。

その方が、気楽に、のびのびと暮らせることもありますよ。

大切なのは「スペック」ではなく、自分との相性

お部屋探しに「絶対の正解」はありません。

誰かにとっての100点が、あなたにとっての幸せとは限らないからです。

そもそも定説になっているスペックは、その全てが家賃に直結します。

全て良いスペックを取ろうとした結果、「自分には必要ない」のに、家賃が高くなってしまいます。

ネットの情報を鵜呑みにせず、自分の生活スタイルや本当の希望を客観的に見つめ直してみてください。

「何を諦め、何を大切にするか」 その整理がついた時、あなたにとって最高の「縁」がある物件が、ふと目の前に現れるはずです。

あと、今回の画像はすみませんでした・・・・完全に・・・自分の趣味でした・・・・

次回は真面目にやります。

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