
効果的なDIYとは?
昨今、建築資材や人件費の高騰により原状回復やリフォームに要する費用が増加していることは周知の通りといえます。
加えてYouTubeなどで気軽にDIYの手法なども紹介されており、昔に比べると随分とやりやすくなったと思います。
そういった風潮も相まって、不動産投資×DIY=高収益化というセミナーや動画が人気を博しております。
今回はこの大家が自ら行うDIYの注意すべき点を、直接お客様と関わりあいのある管理会社目線からご紹介したいと思います。
最初に申し上げたいのが
大家がDIYをするな、業者に任せろ!と言いたい訳ではありません。
やるのであれば、こういった点には注意して最善の結果を出して欲しいという思いからですので、悪しからず。
まずはDIYの最大のメリットは「コスト」です。
業者にお願いすると自分は手を動かさずに済みますが、その分コストが掛かるのは仕方のないことです。
材料費、人件費、そしてもちろん施工側の利益が含まれていることは周知の通りです。
自分で行えば、人件費(自分の時間をコストと見るかは割愛します)や施工業者の利益分はカットできることでしょう。
また、作業自体が楽しいという側面もあります。少しずつ出来ることが増えたり、新しい知識を得ていく喜びというのも魅力の一つでしょう。
そういったメリットの裏には「副作用」と呼ぶべき、注意点が潜んでいることもあります。
今回はこういったDIYに潜む注意点をご紹介していこうと思います。
良かれと思ってやったのに・・・という結末にならない為にも参考になれば嬉しいです。
注意点を把握したうえで行うDIYは確かに収益性を高めること間違いなしですし、物件の価値を安価に上げることも可能です。
賃貸経営という部分においてDIYは有効な手段ですが、「骨折り損のくたびれ儲け」とならぬよう、ぜひ注意を
愛着が沸きすぎる

物件に愛着を持つことは素晴らしいことです。
物件を大切にすることで資産価値を向上させることはとても良いことですが、時にその愛情は周りが見えなくなることも・・
DIYの過程では苦労が付き物です。
思い通りにならないことや、新たな不備などを発見することもあり、長い時間を費やしてしまうこともあるでしょう。
借りてもらう入居者さんを想定し、「こんな設備があったら喜ばれるかも」や「デザインもこだわってお洒落にしよう」など、思いも時間も体力も使います。
そして苦労の末に完成したお部屋は当然、自信作となります。
いざ市場に出そうと思ったタイミングでふと思うのです。
「これだけ手を掛けた自信あるお部屋なら良い条件で貸し出せるのでは?」と
このように自分が苦労し、こだわったお部屋がゆえに市場の相場が見えなくなってしまうことがあります。
自分自身で苦労した作業が思い起こされ、市場から見た評価と自己評価がかけ離れた状態です。
もちろんグレードアップした部分については家賃UPなどで反映させるべきです。
しかし感情や愛着により盲目的になってしまってはいけません。
そもそも賃貸経営におけるDIYの目的は「良い物を安く」仕上げることに他なりません。
そうでなければ業者へ発注した場合との優位性がありませんからね。
しかし、この愛着が故に相場とかけ離れた相場設定になった場合はどうでしょうか。割高と捉えられ、空室が長期間に亘ってしまうかもしれません。
この段階で「やはり市場とズレていたか」と軌道修正が出来ればいいのですが、愛着が故に「こんないい物件を決められない不動産会社はダメだ」と矛先が変わる場合もあります。
一方、不動産業者から見ると「確かにお部屋はいいけれど、そこまでの家賃は取れないよ」という状態になりますが、「自分の作った物は良い物だ」と思う大家さんとの意識のズレは解消されません。
結局、空室期間を延ばしてしまい、更に管理会社への印象も良くなくなってしまう。という結果を迎えることも・・・
こういった状態を防ぐには「どこまで何を?」が大切だと思っています。
不動産会社の担当者と事前に打ち合わせておき、「この位のリフォームをすると家賃はどの程度想定できるのか?」「今市場で受ける付加価値はどういったものがあるのか?」をリサーチしておくことで防げます。
実は大家さんが行うDIYの中には「ありがたいんだけど、家賃に反映しないんだよなー」という「相場とのズレ」が起こることは珍しくありません。
そうするとせっかく苦労したDIYですが、その苦労した分のパフォーマンスを発揮できないこともあるのです。
信頼できる不動産会社と事前に「どこまで何を?」を決めておくことで、こういった悲しいすれ違いを防ぐことが可能となります。
事前に行う予定のリフォーム内容と貸し出せる想定家賃を照らし合わせて、費用対効果の最大化を図っておくことは無駄にはなりません。
機会損失(空室の長期化)

さあ、お部屋が空きました。
そしてあなた一人の力で素敵なお部屋に作り上げようとします。
兼業大家さんの場合、休日や仕事終わりの時間を使って少しずつ作業を進めていきます。
ここで考えなければならないのは、DIYでは仕方のないことですが商品化までの時間です。
一番分かりやすい時期でいうと1月~3月の繫忙期と呼ばれる時期です。
この時期はお部屋が空いたならすぐに確認し、不備箇所を直して早めに貸せるようにすることが不可欠です。
入居希望者をご案内する場合でも、リフォーム前とリフォーム後では明らかに成約率は違うものです。
いくら「これから〇〇をやるのでキレイになりますから」と言っても、相手はリフォーム後のイメージは上手く沸きません。
また繁忙期に限ったことではありません、閑散期も同様です。
閑散期は繫忙期に比べて当然入居希望者は減ることでしょう。
しかし、それでも1年中お引越しをする方はいらっしゃいます。ですが、タイミングというのもあります。
ふと引っ越したくなった方がたまたま訪れた時に紹介出来れば決まったかも?ということもあり、閑散期の方がタイミングを逃すデメリットは大きいものです。少ない時期だからこそ、逃した魚は大きいわけです。
もちろん、目の前のお金というコストは大切でもあるのですが、機会を失ったことによる本来得られていたかもしれない収益も見逃すことは出来ません。
そういった時間による機会損失をどう計算するのか?それを上回るコスト削減が出来るのか?という見極めが大事です。
これを防ぐには一旦、業者に見積りを取ってみることが有効です。
業者から出た見積りとDIYによる見積りを比較して、自分自身が完成させられる期間も同様に比較してみましょう。
自分でDIYする期間の空室損失とコストカットできる差額を比較しましょう。
水周り設備のリスク

DIYに慣れてくると、様々な部分に範囲を広げていきたくなります。
当初は壁紙などから始まり、そのうちに住宅設備などにも挑戦していき、最終的には大工さんレベルまで行う。
こういった方もいらっしゃるのですが、そこまで至るには数々の失敗が起こることでしょう。
その中でも被害が大きくなりやすい工事はズバリ「水周り」です。
水周り設備などは工事の中で「簡単に見えてしまう」というのも一つです。
水周り設備の部品というのは基本的には特別な工具を要しません。
大体はドライバーやレンチなどで取り外しが可能です。
また、設備の交換であれば説明書を読めば大体理解出来てしまうのです。
これが曲者です。
確かに設備を交換するだけなら簡単かもしれません。
しかし、水というのは簡単ではありません。
工事したその日は漏れていなくても、生活していく間に少しずつ振動などで漏れてきたりするのです。
水道業者の作業を見ていると、パッキンの取付からシールテープの巻き方や厚さ、シーリングの打ち方など、結構細かい作業が多いのです。
こういった「説明書に載っていない」工程が日常生活を長く過ごす場所では特に大事なんだと思います。
水周りの失敗は被害が大きくなったり、第三者にも損害を与えてしまいます。
上階で漏水して、下の階まで水が漏れてしまった。と考えるとゾッとします。
また、その原因が大家自身だった場合の入居者さんの憤りはそれなりになることでしょう。
水周りの故障は入居者さんにとっても一刻を争う事態や、我慢がしづらい部分です。
また、各種保険なども使えない可能性が出てきます。業者に発注しての施工不良であれば当然、業者が責任を負わねばなりませんが、自分で起こした施工不良は自己責任となってしまいます。
水周り設備は正しく理解し、慎重に慎重を重ねて施工しましょう。
大家さんの中には「水周りだけは自分でやらない」という方もいるものです。
水周り設備の交換位は簡単!と侮れません。ご注意を
安全で効果的なDIYを

いかがでしたでしょうか。
こんなことを書いておきながらなんですが、私は大家さんのDIYは「賛成派」です。
途中でも触れましたが、DIYを行う大家さんの大半はやはり物件への愛情が強くなっていくものです。
その愛情が物件の価値や入居者満足度に繋がることは疑いようがありません。
但し、DIYには今回書いたような「副作用」が出る時期などもあります。
こういった「副作用」を理解し、乗り越えていった先に賃貸経営を助ける技術が身に付くんだろうな。と思っています。
DIYをする大家さんの中には
「DIYに時間を取られ過ぎて疲れた」とか「家族と過ごす時間が無くなってしまった」となり、DIYを止めてしまう方もいらっしゃいます。
DIYそのものが好きであればいいのでしょうが、賃貸経営は事業であることも事実です。
効果的で収益にも繋がり、入居者さんも満足できる。
そんなDIYライフを過ごしていただきたいと思います。
DIYのメリットばかり取り上げられているご時世、こんな注意点もあることをご紹介しました。
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頑張れ管理スタッフ!オーナーさんに怒られた時の考え方 ~オーナーさんも人間だから~
頑張れ同志たち さて、最近オーナーさん向けの記事ばかり書いていましたので、全国の管理会社の同志へ向けての記事を書いてみましょう。 私たち管理会社は基本的には物件のオーナーさんから管理委託契約に基づいて管理を委託されております。 つまり、オーナーさんは仕事の「依頼者」となり、大切な顧客となります。 管理会社に勤めていると、このオーナーさんからお叱りを受けたり、冷たい対応をされるということもあるでしょう。 そんな時の心の持ち方を今回は書いてみようと思います。 時にオーナーさんとのお付き合いに疲弊して退職していく方も一定数いるのを見聞きします。 その度に思うことがあるのです。 今回はそんなお悩みを持っている管理スタッフへのエールも込めて書いてみようと思います。 大前提として「一生懸命頑張っている管理スタッフ」の為です。 やる気なくて怒られたのなら自己責任ですので、甘んじて怒られてください。 怒られた時の管理スタッフ まずはオーナーさんに怒られたり、冷たい対応をされた時の気持ちはよく分かります。 思いのほか凹んだりしますよね、分かります。 特に管理スタッフ社員などである場合、心の中をよぎるのはこんなことでしょうか。 これが原因で解約されたりしたらどうしよう 頑張ったのに伝わらないもんだな そんなに怒らなくてもいいのに それが出来たら苦労しないんだけどな こっちも一生懸命やってるのに まあこんな感じでしょうかね。 真面目なスタッフとかだと、翌日以降も気にしてしまうんですよね。 怒られた日に帰宅して、シャワーを一人で浴びている時などに 「ああぁぁぁぁ・・・・」 という溜息というか嗚咽というか、何とも言えないものが出てきたりするんです。 真面目に取り組んでいればいるほど、悲しさややるせない気持ち、憤りなどになることでしょう。 分かりますよ、その気持ちは それでも明日はまた来ますし、こんな状態を長く続けても辛いだけですから、なんとか消化しましょう。 今回は私が心がけていることで助けになったことを書いてみましょう。 悪手 こういった経験をした管理スタッフの翌日以降の対応で悪手なのが その後、そのオーナーさんへの連絡を控えてしまう 「どうせ怒られるし・・」「分かってくれないし・・・」「もう言われたくない・・」「人として合わないんだ・・」 気持ちは分かります。一生懸命やったつもりなのにという気持ちは でも、この対応は事態を好転させてはくれません。 それどころか、悪化を招きます。 連絡がないことで不信感をもたれたり、コミュニケーションが途絶えて余計お互いの齟齬が生まれたりします。 でもね、私の経験上ですが その後も普通にコミュニケーションは取り続けた方がいいんです 間違いありません。 恐れてはいけませんし、放置すると余計悪化するだけです。 そして悪化した結果、更に嫌なことが襲ってきます。 「でも・・・・でも・・・」 分かりました、では次から勇気の出る話をしましょう。 オーナーの気持ち こんなオーナーさんはそうそういませんから安心してください。 まずは、身も蓋もない話からです。 オーナーさんがそこまで怒ったのは、話したタイミングが悪かっただけかもしれない まずはここから始めましょう。 こんなことを書くとオーナーさんから「真剣に怒ってるんだよ」と思われるかもしれませんが、待ってください。 まずは管理会社スタッフに次の一歩の為の勇気を持ってもらうのですから、お待ちください。 それでも本当にそういうこともあるんです。 私たち管理会社にとっては不動産管理が本業ですから、仕事と思ってオーナーさんに連絡をします。 しかし、大多数のオーナーさんは本業をもっていたりします。 たまたま、立て込んでいたり、或いはプライベートなどでオーナーさん自身も嫌なことがあったり、疲れていたりして ついつい厳しい口調になってしまっただけ という可能性もあるのです。 オーナーさんだって人間ですから、そういう時もありますよ。 管理会社スタッフのみなさんだってありませんか? 自分の機嫌が悪くて、ついつい他の人に必要以上に強く当たってしまうこと。ありませんか? 案外、叱られたオーナーさんと別の機会に連絡すると穏やかだったりします。 そもそも、物件のオーナーともなれば融資と言う名の借金をすることも珍しくはありません。 事業として取り組んでいるのですし、人生を懸けているのです。 もちろん、管理会社の社員も一生懸命仕事をしていますが、このプレッシャーは理解しておかねばなりません。 そんなプレッシャーを抱えているのですからね、ときに厳しいことがあることもあるかもしれません。 ですが「以降の連絡を控える」という選択はまずしないようにしてください。あまり良い結果は出ませんから 次は「怒った原因と改善についてです」 原因のほとんどは そもそも、怒られて凹むようなオーナーさんのことを、あなたは理解していますか? 往々にして、このような事態がある時は あんまり話したことのないオーナーさんと起こります 昔から気心しれたオーナーさんに急に怒られるということは少ないでしょうし、あるとすれば理由もハッキリとしているでしょう。 リカバリーの方法も心得ているでしょうから、こういった場合は凹むような必要はありません。 大体怒られて凹むような場合というのは そのオーナーさんの価値観が分かっていない場合がほとんどです。 つまり オーナーさんとのコミュニケーション不足が原因であることが多数 価値観が分からないので「何で怒られたのだろう」「なぜ怒られたのだろう」という状態が多いのです。 そもそも相手の価値観を理解していますか? 求める報告頻度は? 物事のスピード感は? 賃貸経営で重視しているポイントは? 何が好きで何が嫌いか 問題解決の方法は? こういったことが理解出来ている人からは滅多に怒られないことでしょう。 怒られる前に、相談や理性的に話し合いが出来るでしょうからね。 また、意外なことにこういったオーナーさんから怒られる社員というのは 気遣いが出来るスタッフが多かったりします。 え?気遣いできるなら怒られないんじゃない?となりそうですが、理由があります。 気を遣うあまり、連絡を控えてしまった結果、コミュニケーション不足が起こる 管理会社からの連絡というのは、喜ばしいことばかりではありません。 連絡をした時に不機嫌そうな声を聞くと、以降の連絡を控えたりしてしまうのです。 その結果、コミュニケーション不足に陥り、理解不足となってしまいます。 理解が不足すると、ますます価値観が分からないのです。 そう、その気遣いはお互いの為になっていないのです。 管理スタッフを志す方は、営業の方と比べるとこの傾向が強い方が多いと思います。 思ったことをハッキリと伝えずにオブラートに包んだりするのが上手な反面、その気遣いが故に上手く伝わらないということがあるのです。 一歩踏み出してみましょう まとめに入ります。 まずは怒られた事柄については迅速に対応しましょう。これは当然です。 そしてその後は勇気を出して一歩踏み込んでみましょう。 怒られた過去は「あの時はタイミングが悪かっただけかもしれない」と思い、勇気を出してみましょう。 そして、オーナーさんのことをもう少しだけ知ってみましょう。 報連相だけでなく、人間としてどういった価値観なのか?ということを きっと、思っていたような人ではなくて別の一面が見れるハズです。 私の好きな言葉に 「切り結ぶ 太刀の下こそ 地獄なれ 踏み込みいれば ここは極楽」 相対する刀の下は地獄だが、一歩進めば極楽だ という意味です。 人間関係でもこれはあると思います。 気を使って距離を取ると、益々お互いのことが分からずに疑心暗鬼になってしまう。 一歩踏み込んで、濃いコミュニケーションを試みてください。 もちろん、多少の雑談だけではコミュニケーションは深まりません。 仕事の話をしっかりとしてみましょう、出来ればその時には「私は管理会社として〇〇と言う風に考えている」というあなたのポリシーもあるといいと思います。 恐い人だと思っていたが、話してみたら良い人だった。 このような例がほとんどです。 あの時は怒ったオーナーさんも、あなたのことを「話してみたらいい人だった」「一生懸命やってくれているんだ」「この人はこう考えていたんだな」となるでしょう。 大体の場合、一歩踏み出してみれば、悪い結果というのは少ないものです。 それでもダメだった時はどうすればいいのか? そんなこともありますよ!人間ですから合う合わないもあるでしょう そう思うしかありません。 一生懸命仕事をしていても、全てが伝わる訳でも無いですから。仕方ないと諦めましょう。 それでも変に距離を取って疑心暗鬼や自然消滅よりは余程いい結果になるでしょうし、一生懸命やっての結果なら悔いも残らないでしょう。 私なんて この世のほとんどの人間は私のことを嫌いだと思っています。 今思い悩んでいる方へ あんまり気にし過ぎないでください。 真面目で良い方ほど思い悩んでいることも多いんです。この業界 今回がそんなあなたの心の助けになれば幸いです。 お互い頑張りましょうね。
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いい投資物件を買いたいなら「単にいい人」であることも武器である
お金がある=優遇される では必ずしもない 当社は収益物件の管理に特化しております。 その為、投資家と呼ばれる方とのお付き合いも必然的に多くなります。 他にも大家の会などに参加することも好きですから、そんな時にこんなことを聞かれることがあります。 「いい物件を中々紹介してもらえないのは、私がまだまだ資産的に弱いからですかね?」 「やっぱりお金をたくさん持っている人に良い話はいくんですかね?」と これについては 半分その通りだし、半分違う と思っています。 半分その通りと思う理由としては 時間の制約のある話(売主がよほど急いでいる事情)や、良い話だが金融機関の融資は難しそうな案件の場合はその通りでしょう。 こういった場合は現状の資産がある方が有利になることは、想像に難くないと思います。 ではもう半分の「違う」と思う理由としては 「誰に売っても変わらない収益だから」ということです。 もうちょっと丁寧に説明します。 この場合良い物件を紹介してもらいたい。ということですから不動産売買の話です。 不動産売買における不動産業者の主な収益は「仲介手数料」です。 基本的にはこの「仲介手数料」を得ようとして、各不動産業者は日夜頑張って情報収集に励んでいます。 ここで考えていただきたいことがあります。 仲介手数料というのは「上限」が決められています。 法律により、売買価格の「〇%+〇万円+消費税」となっています。 つまり 資産のある人に売ろうが、資産のない人に売ろうが収益は変わらない ということですね。 資産のある人に売ったら2倍などの報酬があるなどであれば勝負のしようはありませんが、それは法律違反になるのです。 つまり、不動産業者としては本来「誰に売ったっていいんです」 「資産家は性格が悪い」という幻想 じゃあ誰に売ってもいいってことは私でもいいじゃないか?と思われることでしょう。 それでも資産家と呼ばれる方が有利な側面があるのです。 誤解を恐れずに言えば 資産家と呼ばれる人たちはかなりの割合で「いい人」であるのです 皆さんがイメージする「資産家」というのは 資産を持ってるから「偉そう」 人をお金で動かしている お金を盾に買い叩いている 人間の価値は「お金」だと思っている そんなイメージなどありませんでしょうか? かくいう私も若い頃はそんな風に思っておりました・・・ それでもこれまでに職業柄、「資産家」と呼ばれるような方と何人もお会いしておりますが 正直、そんなイメージとはかけ離れた人が多いんです。 初対面でも腰が低く、我々との仕事でも小さなことでも感謝を伝えてくれたりします。 もちろん例外もあるのは言うまでもありませんが・・・・ それでも大多数はこんな感じです。 ひょっとしたらそれは表面上だけかもしれませんが、その擬態を見抜くのは困難でしょう。 擬態だとしても、相手側が好感を持っている以上、だれも不快な思いをしていないので問題はなさそうです。 資産も有って腰も低いとなればどうでしょうか? そんな人に良い話がいくのは当然かもしれませんよね・・・ 「それじゃあ勝ち目ないじゃん」と結論を出すのはまだ早いんです。 話はこれからです。 それでも「いい人」というだけで勝てる可能性がある 勝ち目がない・・・ そこで諦めてはいけません。 話はここからです。 資産の差を嘆いていては始まりません。 ここまで例に挙げた資産家の方たちも多くは「持たざる者」から始まっているのです。 そして資産家の多くが「いい人」もしくは「好感を持たれている」という現実があるのも事実。 ではなぜ資産家は「いい人」もしくは好感をもたれるようにするのか?というと 「いい人」であることを印象づけると「いいこと」が次から次に来るということを知っている そしてこの「いい人」ですが 本当に「いい人」あるで必要はないのです 心の中には思うことがあってもいいのです。 事実、資産家である「いい人」ですが、油断できない方ばかりなのです。 データなどを提示すれば「根拠」をしっかりと精査しますし、情報の真贋も厳しく見ています。 そこはある意味では「疑っている」のです。鵜呑みにしている訳ではありません。 また資産家である人たちは必ずしも全ての案件に興味を持つかといえば別です。 そういった案件の時に「あなたに勧めたい」と思ってもらうのが必要です。 ここまで書いていて皆さんの心の声が聞こえそうです。 「要は不動産屋に媚びを売れってことか」「不動産屋の言うことをホイホイ聞けってことか」「不動産屋にへりくだれってことか」 「資産家にシッポを振る金持ちの犬が!」 全然違います お金にあくどいと思われている不動産屋です。 そんな風に思われたのなら申し訳ありません。 でも今日私が言いたいのは、私も含めて「持たざる者が勝つ為には」という話です。 もちろん、不動産屋も収益は大事ですよ。 ですけれど いい人との商売を望んでいるのは本当です。 普段はあまり評判の良くない業界であることも自覚しています。 表面だけ見れば高額に見える「仲介手数料」などを影で言われていることも分かっているのです。 だからこそ、感謝されたり、小さな仕事を労ってもらったりすると 上限のある仕事だからこそ 「どうせ売るならあの人に」と思うことも多いのです。 これは善人ぶっている訳でもなく 業者同士の交流や飲み会でも本当に話されています。 要は応援したくなる人であればいいのです。 そして一番大事なことはここです。 「いい人」と思われるのにお金はいらない この勝負では資産家だろうが、持たざる者だろうが関係ないのです。 「いい人」と思われる為にお金を使ってプレゼントなどもいりませんし、ワイロみたいなものも必要ありません。 ただ不動産業者といえど一介の人間です。 相手の立場に立って「こんな振る舞いだと嬉しいだろうな」という付き合いをすればいいのです。 いい歳した人間でも褒めてもらえれば嬉しいですし、敬意を持って接して貰えれば嬉しいのです。 そこに損は無いのですから、取り組んでみてはいかがでしょうか。 今日はここまでですが、不動産業界というのは意外と「義理人情に厚い業界」だとも思っています。 どこかで「不動産屋をたらしこむ付き合い方」などを書いてみましょうかね・・・
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お部屋の解約手続き ~不動産屋が教える「損しない解約」とは?~
立つ鳥跡を濁さず さて、今回は賃貸物件にはつきものの、お部屋の「解約」について改めて解説してみましょう。 今回は改めて、一般的な解約の流れと手続きについてご説明してみようと思います。 お部屋探しの手続きについてはたくさんのサイトがありますが、解約時の注意点やお得な方法などは比較的少ないものです。 今回は「損しない解約」を不動産会社の目線からお伝えしてみようと思います。 まずは基本的な流れ 賃貸物件を借りる際には、入居だけでなく、退去時の手続きも重要です。解約手続きをスムーズに進めるためには、事前に必要な手順や注意点を把握しておくことが大切です。この記事では、不動産賃貸の解約手続きについて詳しく解説します。 賃貸物件を解約する理由は様々です。以下のようなケースが一般的です: 転勤や引越し:仕事の都合や生活環境の変化による転居。 契約更新の見送り:契約更新を希望しない場合。 物件の問題:設備の不具合や騒音問題などの理由による退去。 家賃の見直し:家賃の負担が大きくなったため、より安い物件への引越し。 賃貸物件の解約手続きの基本ステップ 賃貸物件の解約手続きは、以下のステップに従って進めます。 契約内容の確認:まず、賃貸契約書を確認しましょう。解約に関する条項(解約通知期間、違約金、退去時の手続きなど)が記載されています。特に解約時の日割り家賃の計算方法が各物件によって異なる場合がありますので、とにかく賃貸借契約書をよく読みましょう。 解約通知の提出:解約の意思を正式に伝えるため、書面で解約通知を提出します。通知には解約理由や退去希望日を明記し、契約書に定められた通知期間を守ることが重要です。通常、1~2ヶ月前に通知する必要があります。現在では各管理会社のホームページなどオンラインでの解約が出来る会社も増えてきました。どのように解約通知を出すのかは、賃貸借契約書か管理会社や大家さんに確認しておきましょう。 退去日の調整:解約通知を提出後、管理会社や大家と退去日を調整します。退去日は次の住まいへの引越し日と調整して決めましょう。ここでの注意点としては引っ越し当日の立ち会い希望の場合は、時間の調整をしっかりとしておきましょう。お引越し当日に設定する場合は少し余裕をもって臨みましょう。 物件の状態確認(立ち会い検査):退去前に物件の状態確認(立ち会い検査)が行われます。物件の損傷や汚損がないかを確認し、必要に応じて修繕費用を負担します。通常、立ち会いは退去日の前後に行われます。 荷物の整理と掃除:退去前に荷物を整理し、物件を清掃します。特にキッチンやバスルームなどの水回りは念入りに掃除しましょう。ハウスクリーニングの特約がある場合、そこまで大掃除しなくても良いかもしれませんが、特別に汚損が激しいとハウスクリーニング費が上乗せされる場合もありますので、ある程度の清掃はやって損はないと思います。 鍵の返却:退去時に鍵を返却します。複製した鍵も全て返却することを忘れずに行います。 敷金の精算:退去後、敷金の精算が行われます。契約書に基づき、修繕費用や未払いの家賃が差し引かれた後、残額が返金されます。 賃貸物件の解約手続きで注意すべきポイント 解約通知期間を守る:契約書に定められた解約通知期間を守らないと、違約金が発生する可能性があります。事前にしっかり確認しましょう。 修繕費用の確認:物件の損傷や汚損に対する修繕費用は、契約書に基づいて精算されます。納得できない場合は、写真を撮影して証拠を残すことも重要です。また、それ以上にご入居時の状態を写真で撮っておくことが重要です。 清掃の徹底:退去前に物件をきれいに清掃することで、修繕費用を減らすことができます。特に目立つ汚れや破損箇所は修繕しておくと良いでしょう。 連絡先の変更通知:引越し後の連絡先を管理会社や大家に通知しておきましょう。敷金の返金や重要な連絡がある場合に必要です。 損しない為に ここまでは全国的にもそう大きな違いは無いと思います。 ここからは不動産業者が教える「損しない解約」方法です。 なぜ「得する」ではないのかと言うと、解約でお金が増えることはありません。 基本的には解約時に日割り家賃やハウスクリーニング特約などがあれば出費が出てしまうことがほとんどだからです。 しかし、やり方次第では「損しない」ことは可能です。 それでは、ここからは不動産屋が教える「損しない解約」です。 ①お部屋の掃除はどの程度? 退去するからにはお部屋をキレイにしないとね・・・ でも、いざ始めてみると大変なんですよね。 どこまでやればいいんだ? これに回答するとしたら ハウスクリーニング特約の有無で変わる 地域の商習慣で異なりますが、現在の主流としては 退去時にハウスクリーニング特約が設定されており、入居の長短に関わらずハウスクリーニング費用を賃借人が負担する。という特約が設定されていることが多いと思います。 もし、そのハウスクリーニング特約がある場合は、正直 そこそこの掃除でOKです というのも、どんなにキレイにしたところで専門のハウスクリーニング業者が入ることになります。 基本的には皆さんが使うような家庭用洗剤ではなく、強力な洗剤などを使っての清掃になりますし、仮にキレイに掃除した箇所も 「キレイだから掃除しなくていいや」というハウスクリーニング業者はいないでしょうから、その箇所も清掃されます。 ですから、せっかく負担するのであれば退去時の労力を少し削ってもらって大丈夫です。 但し、度が過ぎる汚損は原状回復費として請求される可能性があります なので、汚損が激しい箇所は自分で出来る範囲で清掃しておくことで追加で請求されないように注意しましょう。 特に気を付けて欲しいのが以下の点です。 キッチン周りの油汚れ 水周りのカビや汚損 専用庭がある場合の雑草 シールなどを張ってしまった部分 いずれも少々なら問題ありませんが、あまりに放置や汚損がヒドイ場合は追加での請求に繋がってしまいます。 上記の項目は国土交通省のガイドラインでも、「日常の適切な手入れが必要」と定められていますので、あまりに汚れがヒドイ場合は自分でしっかりと掃除しておきましょう。 それ以外の床の少々のホコリなどは、清掃されていれば嬉しいですが、ハウスクリーニング特約がある以上、そこそこで大丈夫です。 ②お部屋探しをする前に解約手続を知っておこう 通常、お部屋の解約通知は新居が決まってから出すものです。 そうでなければ解約通知を出したはいいものの、いざ解約日までの間に次のお部屋を探すという極めてリスクのある行為となってしまいます。 その為、通常はお部屋探しをして、お部屋の申込や審査を済ませた段階で解約通知を出します。 しかし、ここでちょっと待ったです。 お部屋探しをする前に賃貸借契約書の解約通知を事前に見ていましたか? みなさん、お部屋探しを優先するあまり、お部屋が決まってから解約通知の方法を契約書などで確認するのですが、 まれに賃貸借契約書記載の解約方法が特殊な場合があるので注意してください。 特にこんな解約については注意が必要です。 解約予告が本当に1か月前か?=2か月前だった場合、新居への引っ越しまでに家賃が重複する期間が長くなる 解約月の家賃は日割りか?=半月割や日割り精算をしないケースも多い 解約違約金などがないか?=〇年以内の解約は〇月分の賃料違約金などの設定がないか いずれもお部屋を決めてから発覚した場合、金銭的にも「なんだって!」という事態になってしまいます。 日割り精算の方法も上記の通り「解約月の日割り家賃精算は行わないこととする」という条項が入っていた場合、新居と現住居の家賃の重複が多くなってしまう可能性があります。 もちろん、新居と現住居の重複期間が全くないのは危険すぎますので、大体1週間~2週間を目安として設定しておけば余程のことが無い限り大丈夫でしょう。 ③退去時のお部屋の写真を残そう https://lotushome.jp/blog/3751/ 以前の記事はコチラ 退去する場合、全ての荷物を出した状態で各部の写真を撮っておきましょう。 立ち会いなどがあることでしょうが、それでも実際に請求が来るまでは早くても数日~2週間程度掛かる場合もあります。 そうなると、「あれ?あの部分ってどうだったっけな?」となってしまいます。 もちろん、これは自衛の為ということですが、後々管理会社と揉めることは避けたいものです。 その為にもキズや汚れがある箇所などは撮影しておいて損はありません。 もちろん、以前のブログにもある通り、入居時に撮影をしておくことで更に信ぴょう性を高めることがベストではあります。 それでも、退去時に気になる箇所などは撮影しておくに越したことはありません。 終わり良ければ いかがでしたでしょうか。 今回は不動産の管理会社として「損しない」解約についてお伝えしてみました。 解約の理由は様々でしょう。 結婚や進学、新生活などの前向きな解約もあれば、トラブルや老朽化などの正直残念な解約などもあるかもしれません。 解約をスムーズに行うことで「終わり良ければ総て良し」という形にして欲しいのです。 最後になって大家さんや管理会社と揉めたり、想定外の出費などに見舞われないように、このブログが役立てばいいなと思います。 ご解約される皆様へ管理会社として 「次のお住まいでも皆さんの幸せを願っております」 いってらっしゃい
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繁忙期後の考察2024年版 ~アフターコロナの賃貸市況はいかに?~
2024年の繁忙期を振り返ろう さて、昨年もやりました繁忙期の振り返り2024年版です。 今年はコロナ禍を抜けた「アフターコロナ」初めての繁忙期となりました。 今回は当社の傾向とデータ、他の業者さんとのお付き合いで判明したことと、私の独断と偏見で繁忙期の振り返りと、今後の市況予想を書いてみようと思います。 鹿児島県という地域柄もありますが、みなさんの賃貸経営に役立てば幸いです。 まずは結果から まずは結果から申し上げると 今年は退去が例年に比べてかなり少なかった これは、当初は「当社だけかな?」と思っておりました。 その為 流石ロータスホームだ!いい管理をしているから退去が少ないんだ と 思いたかったところですが、これは市場全体でその傾向がありました。残念・・・ 一方、入居希望者は例年通り「横這い」でした。 つまり、当社でみれば入居率は昨年度よりもUPしたという結果です。 しかし、退去の少なさ=引っ越し機会が減っているということは事実として無視できない状況です。 退去の少なさはデータでも明らかでした。 昨年比で物件により変動はありますが、解約件数は全体で5%ほど少ないものでした。 他社さんに聞いてみても、その傾向は明らかでした。 みなさん一様に「今年は退去が少なくて、静かな繁忙期に感じる」という感想が多く聞こえました。 この傾向は何を表していたのでしょうか? 「ある解約理由」が減少 ここからは私が入手した情報とデータと個人の見解と予想編です。 まずはこの退去件数の少なさを読み解いてみましょう。 弊社は解約の通知を受けた際に「解約理由」をもちろん聞いております。 この解約理由の中で、昨年から明らかに変化した項目がありました。 それは 転勤、異動による解約です 例年に比べると転勤や異動による解約の数が減っておりました。 一方、卒業や入学に関する入退去はほぼ例年通りでした。 そう、結論としては私が手に入れられる情報を組み合わせると 企業の転勤や異動が減っている という答えが出てきます。 これは別の角度からも検証してみました。 私の周りにいる「転勤のある企業に勤めている方」に聞いてもみました。 すると 転勤そのものを控えているか、企業内で抑制の動きが強くなってきている傾向がありました。 特定されるような書き方をせずにいえば以下のような事例が確認できました。 今までは転勤ありきだったが「通える範囲での転勤」制度ができた 転勤そのもののスパン(期間)が延びた 転勤を廃止した 職種を変えて「転勤ありだが高収入」「転勤なしの場合、それなり」という社内制度が出来た もちろん例年通りという企業も多くありますし、昨年の夏ごろにアフターコロナとなり「人流解禁」の傾向があった秋ごろは転勤が活性化した時期もありました。 これは「今までコロナ禍で転勤したくても出来なかった」企業が今まで出来なかった転勤を解禁させたことが原因でしょう。 それではなぜ企業は転勤や異動を抑制しているのでしょうか? 物価高と人手不足と技術発達 ここからは独断と偏見です。 企業が転勤を抑制、見直しをしている原因は大きく3つであろうと思います。 物価高と人手不足と技術発達です。 物価高は言うまでもなく、全業種を襲っていることでしょう。 そして人手不足も有効求人倍率などのデータからも明らかです。 「それと転勤に何の関係が?」と思われるかもしれませんが、これも明白です。 転勤のコストが上がったのと、転勤を機に退職する人の増加です。 転勤となると引っ越しや受け入れ先のコストが掛かります。 そして有効求人倍率の高さを背景として 「転勤命じられてまで働きたくないでござる」という価値観が広がったことです。 企業への忠誠心の低下は承知の通り、低下の一途です。 終身雇用制度の崩壊と共に、少子高齢化、働き方の多様化で雇用主と雇用側のパワーバランスの変化が要因でしょう。 つまり、転勤ありきで入社はしたが社会の価値観の変化により「転勤を機に」退職する人が増えてきたのです。 そこに人手不足が重なってきたら企業は考え直さねばなりません。 このご時世、せっかく育った人材が出ていくのは困ります。 年々上がる採用コストに教育の時間、機会損失など枚挙にいとまはありません。 また、コロナ禍でZOOMなどのオンライン業務の推進が出来たこと、在宅ワークが進んだことも一因でしょう。 企業も 「転勤って本当に必要なのか?」と考えだしました。 もちろん、金融機関などは転勤自体に不正防止の仕組みが入っておりますので相変わらずですが、その他の企業では奇しくもコロナ禍によりこれまでの企業体質を変えた、あるいは変えざるを得なかったのです。 つまり、コロナ禍により人流にも変化が訪れたのです。 それでは、このような世の中になり、大家さんはどのように対応していく必要があるのでしょうか? まとめます。 機会損失と居住満足度 ここからは、大家さん側はこのような世の中に対応する為にどういった対策をせねばならないのかをご紹介して終わろうと思います。 このようにアフターコロナでの人の流れが変わりつつある中ですが、大事になってくるのは 機会損失を防ぐ これは空室が発生してから、貸し出せるようにするまでのスピードが重要ということです。 人の流れが少なくなってくる為、一回一回の内見希望を大事にせねばなりません。 その為、空室が発生したらなるべく早い原状回復とハウスクリーニングを実行し、入居希望者を万全の体制で迎えることです。 この時に注意したいのが 自らでのDIYを行うオーナーさんなどは特にこの機会損失に注意して欲しいと思います。 以前のブログでも書きましたが、私は大家DIYについては賛成派ではあります。 しかし、一方でDIYでは時間との勝負が不利に働きます、外注コストを抑える目的でDIYを行うことになりますが、この機会損失とは相性が悪いのです。 削ったはずの外注コストが、機会損失で空室期間が延びることで帳消しになったり、時期を外してしまい、却ってマイナス。 そういったことにならないように計画的に進めねばなりません。 もう一つは 入居満足度の向上 人流の抑制がこれからも続くとなれば、もう一つの対策としては 「今入居してくれている入居者に長く住んでもらう」 当然、こうなります。 その為、入居者の生活満足度を上げる施策は積極的に行って損はありません。 また、共用部分の整備などは意外と入居者満足度向上につながります。 お部屋の中だけではなく、防犯上の設備(防犯カメラやセンサーライト)の整備なども入居長期化の一つの手です。 というのも、女性の入居者さんなどが不審者や下着泥棒などの被害にあった場合、高確率でお引越しになります。 大家さんの責任でもないのですが、こういったことを引き起こさない、抑止するためにも共用部分の整備は役立っています。 ここまで書いてあることを思いませんでしたか? それって当たり前のことじゃないの? そう思われた方は素晴らしい大家さんです。 そうです、機会損失を防ぐことも、入居者満足度を上げることも本来当然のことなのですが、それが意外と出来ていないものなのです。 私は常々こう思っています。 基本の技こそ必殺技 ついつい、空室を埋める時には新商品や新サービスなどの「必殺技」のようなものを考えてしまいます。 しかし、基本をしっかりと行うことが一番の空室対策なのです。 たったそれだけで?と思われるかもしれませんが、本当にたったそれだけだったりするのです。 「あと一週間早く出来上がっていれば・・・」そんなことが起きるのです。 今一度、ご自身の物件で出来ているかを見直してみてはいかがでしょうか? もちろん、その他の空室対策もたくさんあるのですが、まずは足元から見直しましょう。 このように書く以上、私たちロータスホームもしっかりとした管理をしないといけません。 自戒の為にもしっかりとお伝えしてみました。 いかがでしょうか? 来年の今頃も繁忙期の振り返りを出来るように、しっかりと本業に努めていきます。 今回もみなさんの参考になれば幸いです。
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カスハラの行く先とは? ~サービスを受けられない人達=「ブラックお客様」という未来~
カスタマーハラスメント対策に本腰 カスタマーハラスメントとは、暴行・脅迫・暴言・不当な要求といった、顧客による著しい迷惑行為のことである。略してカスハラともいう。 顧客+嫌がらせを組み合わせた用語であるが、英語には「customer harassment」という用語は存在せず、和製英語の一種である。 ウィキペディアからの引用です。 昨今、このカスタマーハラスメントに各業界で取り組んでいくようになりました。 カスタマーハラスメントを受けやすい業界である不動産業界にも朗報といえるでしょう。 昔からあった理不尽なカスタマーハラスメントですが、今になってなぜ取り組む必要があったのでしょうか? 私はこのように思っています。 慢性的な人材不足が原因 昔は人手不足ではありませんでした、「人が辞めたら次の人を雇えばいいや」と企業は考えていました。 しかし、人手不足と高齢化社会待ったなしの状況ではそうもいきません。 大事に育てた社員が、たった一人の理不尽なお客様(カスハラする人がお客様かは別として)で退職してしまう。 また採用から教育に時間と労力とお金を掛けるのか・・・・ そう考えた時に結論が出たのです。 理不尽なお客さんにそこまで付き合う義理があるのか?と それよりも社員を大事にしないと事業が上手くいかない。 一定の理不尽な要求は断った方がいいハズだ!と あまりに理不尽なお客様を切ってしまった方がかえっていいのだ!と その方向に舵を切ったのでしょう。 私はニュースを見ながら「この流れは歓迎するけど、これからは善い人でなければ社会にいられないかもな・・・」と思いました。 なぜかというと 「ブラックお客様」が出来る 私はニュースを見ながら考えました。 各企業がカスタマーハラスメントに強気になることは基本的には良いことであり、合理的である。 そのうち、各企業がカスタマーハラスメントを行う人のリストを共有することも考えられるだろう。と その結果、出来上がる社会は 社会のサービスを受けられない人=ブラックお客様が出来る どういうことかと言うと、各企業がカスタマーハラスメント情報を統合してデータベースのような物が出来た場合 各企業が新規でお客様を迎えるときに個人情報を照合するようになるでしょう。 そして個人情報をデータベースで照会した時に 「この人は〇〇という企業にこんなことをした」「カスタマーハラスメントの履歴あり」と出るでしょう。 そうなるとどうなるのかというと ブラックお客様は最初からサービスを受けられない 例えば旅館を予約しようとした場合には、問い合わせの段階で「予約不可」となるでしょう。 タクシーに乗ろうとすると「乗車拒否」、買い物も「売ってもらえない」 インフラなどは生存権に関わるので難しいでしょうが、それでもサービスを受けられない局面はどんどん増えていくんでしょう。 そうすると、お金を払おうとしてもサービスを受けられないのです。門前払いになるのです。 仮に自分自身ならまだしも、それが当人の履歴で家族や子供までブラックお客様になってしまったら? 正直、現在の不動産業界でも進み始めています。 現在、家賃保証会社という仕組みが全国的にも主流となりました。 その保証会社は業界で共通したデータベースを持っています。 とある保証会社で滞納を繰り返した場合、まったく別の保証会社でも審査はNGとなってしまいます。 そうすると自分が選んだお部屋に住むことは出来ません。 現在のところ、あくまでも「家賃滞納」という部分での履歴にとどまるのが現状ですけどね。 こういった動きが不動産業界だけでなく、一般の商売にも導入されるんだろうな。と思います。 私は「ケイゾク」というTBS放送で、個人的に愛してやまないドラマがあるのですが、そのドラマの第9話のサブタイトルで 「過去は未来に復讐する」 という言葉があります。 私はこの言葉が当時からずっと頭から離れないのです。 自分自身が他者にした行いというのは良くも悪くも「そのまま返ってくる」と思っています。 これからの社会では善人でなければ「社会に入れてもらえなくなる可能性があるんだな」と恐怖も感じました。 私は日頃からサービスを受ける側の場合は努めて「不快な客でないよう」に気を付けているつもりです。 しかし、何かの弾みや昔の行いなどでブラックお客様と判定されたら? 私は社会の輪から弾き出されるのでしょう。 みなさんも「いつまでも話を聞いてもらえる社会」だとは思わない方がいいかもしれません。 正当な怒りや苦情だとしても、相手の尊厳や人格まで否定出来るような程のことはめったにないとは思いませんか? 「お金を払ってるのはコッチだから」という価値観は過去のものとなりつつあります。 「お金を払おうとしても受け取ってすらもらえない社会」がそこまで来ているのです。 私自身も振る舞いに気を付けねばなりません。 「過去は未来に復讐する」 善人でなければ社会に参加できなくなる時代がそこまで来ているのかもしれません。 その社会で弾き出された人はどうなるんでしょうか また新たな社会階層が出来あがるのでしょうか、そこに幸せはあるのでしょうか





