
誰に相談したらいい?
不動産の管理会社となると様々なご相談が日々寄せられます。
設備の不良から隣人トラブルなどまで、本当に幅広い範囲だと思います。
私もこの仕事は長くなりましたが、それでも日々「こんなことが起きるとは」の連続です。
そんな刺激あふれる管理会社ですが
これは流石に管理会社の仕事か?
というようなご相談が寄せられることがあります。
今回は私が過去に経験したご相談の内、特に変わったものを3つご紹介しようと思います。
とはいえ、現在お住まいのことであれば、大体は一旦管理会社に連絡していただければ大丈夫です。
隣の娘さんの帰りが遅い

これは随分昔、東京での経験でした。
とあるワンルーム系のマンションにお住まいの方からの電話でした。
「隣の大学生の女性の帰宅が段々と遅くなってる気がするので、注意してください」
最初聞いた時にはてっきり深夜の騒音かと思っておりました、その女性が深夜に帰ってきて生活音などがうるさいのかな?と
しかし、よくよく話を聞いてみるとそうではありませんでした。
その方の言い分としては
「若い女性の帰りが遅いというのはけしからん」
「隣の女性が大学生というのはお引越しの挨拶で知っている」
隣に住む女性は進学の為に地方から出てきた方だそうです。
そしてお引越しのご挨拶に親御さんと来ていただいたことで、責任感を持ってしまったようで
「親御さんが心配するだろうから管理会社が注意しろ」とのことでした。
これについては、管理会社は親でも親戚でもありませんし、騒音などの苦情でない限りは生活やライフスタイルは本来自由です。
私は「生活音やマンションのルールを破っていない限りは帰宅が遅いというのは、管理会社として申し上げることは出来ない」と申し上げると
「管理会社なのだから、親御さんからお預かりしたお嬢さんを責任持って管理しないんですか?」とご立腹のようでした。
もちろん、この物件は女性限定や帰宅時間に関する取り決めなどもありません。いわゆる普通の賃貸マンションです。
設備や住環境に関することであれば対応は出来るのですが、生活の管理は範囲外です。
ご本人は混じりっけなしの善意なんですがね。
こういった経験からも私は「一人暮らしの時のお引越しご挨拶は程ほどに」と思っております。
結局はご説明して理解をしていただきましたが、変わった正義感でしたね。
私のところだけ新聞が届かない

次は微笑ましいお話です。
ある日のことお電話が
「私のところだけ新聞が届かないんですが、投函物抜き取りとかありますか?」
おや、深刻な相談です。もしそうなら窃盗などの警察にも頼らなければなりません。
まずは聞き取りです。
私「新聞はいつごろから届かないんですか?」
入居者さん「最初から届かないんです」
私「ちなみにどちらの新聞ですか?南日本新聞とかですか?」
入居者さん「分からないです」
私「?」
この辺で変だなと思い、詳細を聞いてみたところ
新聞を契約していない ということが判明しました。
どういうことかというと
引っ越してきて朝ポストを見ると、ほぼ全戸新聞が入っている
↓
そうか、このマンションは入居者全員新聞が届くんだ!
↓
自分のところに新聞が入っていない
↓
誰かが新聞を抜き取っているのではないか?
と思ってしまったそうです。
そこからは、とっても和やかに終わりました。
入居者さんも「今思えば何でそんな風に思ってしまったのか」とのことでした。
私もありますが、一度思い込んでしまうと簡単なことに気付けないということなんでしょうね。
最初の入口が「郵便物の抜き取り」と思って話を聞いておったので、私も真相に辿り着くのに時間が掛かりました。
とはいえ、何の実害もない微笑ましいエピソードですね。
別れた彼氏が来るのを阻止して欲しい

これはマンションの掃除をしている時に話しかけられたのですが
若い女性が駆け寄ってきました。
そして
「最近別れた彼氏が頻繁に家に訪ねてくるので、来ないように説得して欲しい」
とのことでした。
ストーカーかな?と思って聞いておりましたが、残念ながらストーカーに対応する権利も実行力も不動産管理会社にはありません。
建物もオートロックでもありませんから、玄関先まで来るのを拒む設備もありません。
来訪者を遠ざける為には敷地内に関係者以外の立ち入りを禁止している部分しか、管理会社には根拠はありません。
しかし、彼女の言い分としては
隠れて待っているか、玄関先で待っていて、元カレが来たら注意して欲しい
なんてこった・・・・
私は警察をおススメしました。
ストーカー事案であれば深刻化すると身の危険につながるし、不動産会社が対応できる範囲を超えていると
しかし彼女は「警察はいや」とのことでした。
ですが、権限もなければ警告する為に張り込みまでは到底できませんのでお断りしました。
その後も折に触れては心配ではいました。個人的には警察にしっかりと相談した方が良いと思っていたからです。
しかし、思わぬ形で結末を知ることになりました。
それは警察からの連絡でした。
私は悪い予感が当たったのかとドキドキしながら聞きました。すると警察官は
玄関先で男性が大声を出して喧嘩しているので来ました。こちらの住民さんの連絡先を知りませんか?とのことでした。
私は警察官に何が起こったのかを確認したところ
部屋に訪ねてきた男と元から部屋にいた男が喧嘩になった。とのことでした。
私は理解が出来ずにいたのですが、結論から言えば
別れた元カレというのは、彼女の浮気相手だったそうです。
浮気相手には彼氏がいることを伝えていなかったそうです。
しかし、いつかはバレてしまうことを恐れて彼女は浮気相手に別れを切り出したそうです。
突然連絡も取れなくなった彼女に真相を聞きたい浮気相手(自身は彼氏と思っている)と本当の彼氏が鉢合わせになってしまいました。
本当の彼氏は困惑したことでしょう。突然家に来た男が自分の彼女の「彼氏」であると主張したのですから
そして玄関先で口論になってしまい、近所の住民が警察へ電話した。とのことでした。
なるほど、だから警察を頼りたくなかったのか・・・・
そして一刻も早く対応しなければ、いつか鉢合わせになってしまうことを恐れていたのです。
だからこそ、張り込みまでして対応をお願いしたのでしょう。
だからといって管理会社を使って遠ざけようとするなんて・・・
管理会社は「人の管理はできない」
私は常々こう思っております。
我々は不動産の管理を通じて人の幸せに貢献が出来ると思っています。
しかし一方で不動産の管理は出来るものの、人の管理は出来ません。
問題が起きても裁判所や警察のように権力を行使できる力はありませんし、不動産会社が人の管理を出来る権限など持つべきではありません。
もちろん、問題が起きれば「説得」「注意」「公的機関への相談」などは出来ますが、本当の意味での実力行使は出来ません。
だからこそ、「説得」「注意」の技術は上げる必要がある。と思っております。
言い方ひとつで怒っている人を冷静にすることも出来ますし、無理難題を言ってくる人に説明することだって出来ます。
武器も権限もありませんが、そういった技術を強化することで問題を解決することは出来ます。
しかし、根底には「人の管理は出来ない」という事実は管理会社のスタッフは持っておいた方が良いと思っています。
それを根底に認めつつ、それでも問題を解決する。というスタンスでなければならないと思っています。
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不動産投資に最初は反対!その後男性の熱量を追い越す女性
不動産あるあるですね 不動産投資スタートの最初の壁 結婚し、家庭を築いている内に不動産投資に興味を持ち、スタートしたいと思いました。 最初の壁はなんでしょう? 自己資金?銀行?物件探し? もちろん、そういったことも大事なのですが、最初の難関は パートナーの理解 そして、お決まりの構図はこうです。 不動産投資をしたい男性と反対する女性 不思議と逆はあまり見かけません。 もちろん、女性大家さんもたくさんいらっしゃるのですが、女性が志した場合に男性が強く反対するケースは少ないように感じます。 実はこれは性別による違いが如実に表れる結果なのです。 独立行政法人経済産業研究所や高知工科大学の調査によると 研究によると男性は女性に比べてリスクを好む傾向があり、女性はリスクを回避する傾向が強いという結果になりまし。 不動産投資を開始するというものに対しての拒否反応はこの為であり、何ら不思議なことではありません。 大昔の役割では、男性は獲物を取る=リスクを冒す必要があった。他方、女性はコミュニティや子供を守る為にリスク管理に長けていた。という側面も関係しているのでしょう。 こういったいわば生物学的な側面でも、未知なる投資(リスク)に対する反応としては「始めたい男性と反対する女性」は当然の反応といるわけです。 始めた途端逆転する熱意 これも多いのです 先ほどまでは「不動産投資を始めるまで」の話でしたが、何とか合意できて不動産投資を始められたとしましょう。 当初は「不動産投資を始めたい男性と反対する女性」でしたが、関係性はどう変化するのでしょうか。 往々にして見られるのは。 男性の熱意を追い越す女性 一転、女性の方が前向きになり、不動産投資に男性より積極的に取り組むのです。 これには理由があります。 リスクには拒否が強い女性ですが、取り組み始めて実感や実績が見えると思うのです。 リスクはあるが、限定的で対応できるな と 最大の敵である「リスク」の正体が見えてきて、最早「未知なるリスク」でなくなってくるのです。 そうすると、今度は女性の得意な部分が発揮されるのです。 それは コツコツ続けるのは女性が得意 こちらも学術的に検証されておりますが、女性は男性に比べて投資を長期で捉える傾向があるのです。 アメリカの証券会社の調査では男性は女性に比べて45%も多く取引を行うという結果が出ています。そしてそれにより投資パフォーマンスを悪化させるという皮肉な結果も一緒になっています。 女性はリスクに対しては拒否反応はあるのですが、コツコツ続けるということには長けています。 不動産投資は基本的には息の長い投資です。相性は良いのです。 一方男性は変化やリスクを好みますので、この段階でも「次の物件はどこにある」と狩猟本能で次を探し続ける傾向があります。 この段階になると、コツコツ続けることと、毎月結果が出ることで女性の方が積極的に取り組むようになることは珍しくありません。 男性がひと段落しているにも関わらず、女性の方が積極的に不動産会社とコミュニケーションを取り始めるのです。 最後にまとめます。 一番いいのは二人三脚 協力すれば強力に ここまでの話をまとめると、最適解としてはパートナーと協力すれば一番いいということですね。 物件を探したり、決断できる男性とコツコツ続ける女性がタッグを組めれば最大化することでしょう。 私が思い浮かぶ賃貸経営の上手な「名将」も夫婦どちらも積極的な方が多く思い浮かびます。 そしてその大半が「当初は男性が積極的で、その後女性も積極的になってきた」というこれまでのケースです。 協力できたなら、時間や労力は半分になるので、理にかなってもいます。 しかし、注意も一つ あくまで「協力」できれば です。 パートナーで投資方針などが合意できて協力できる環境であればという前提です。 方針が違ったり、喧嘩も絶えないような状態になるようであれば本末転倒でしょうし、投資のパフォーマンスは落ちることでしょう。 「幸せな未来の為に始める不動産投資が原因で不仲になった」では笑い話にもなりません。 中途半端な協力になる位なら一人の方が効率はいいものです。 賃貸経営の上手なご夫婦などは、普段からのコミュニケーションを上手に取っていて、お互いを尊重している姿勢が見られます。 そういった関係であれば、きっと困難な場合も乗り越えていけることでしょう、 また、先ほど申し上げた通り、必ずしもパートナーと共同で取り組むことが正解という訳でもありません。 しかし、不動産投資という多額の費用を運用するものである以上、パートナーの理解は合った方がいいことは当然かと思います。 そんな時にはこの記事を見せてもいいかもしれません。 「当初反対していた人の方が積極的になる」は本当に多く見られます。 いずれにしても、パートナーとしっかり話し合い、不動産投資に対する理解を深めておくことは必要だと思います。 今回はデータや一部主観になりましたが、投資に対する男女の違いについてご紹介しました。
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【再発防止】二度と滞納しなくなる魔法の一言
もう帰ってきてはダメですよ! 滞納を繰り返させない 私は何度も言いますが、滞納解決についてはかなりのものです。 今までの滞納督促で弁護士などの法的対応に至ったケースはありません(保証会社は別ですよ) もう一つ、得意なことがあります。 それは 滞納を解消した後に再発させないことです そう、一度滞納してしまった方というのはクセになってしまうこともあります。 溜まった家賃を分割で何とか弁済しても、しばらくするとまた繰り返す人。 今回はこういった方に効く魔法の一言というテーマでお話しようと思います。 ねぎらいと評価 人は褒めるに限る 結論から言いましょう 滞納が解消したら「頑張りましたね、ありがとうございました」と連絡をするのです 一旦とはいえ、滞納が解消したら私は連絡をします。 滞納者は最初ムッとした感じで電話に出ます。 この時点では「払ってないと思ってるんだろ!」という感じがほとんどです。 私の第一声は大体 「〇〇さん、今日のご入金で滞納が全て解消しました。長くに亘って大変だったことでしょう。でも、お約束を守ってくれてありがとうございました。」 と声を掛けるのです。 すると、まさかお礼を言われると思っていなかった入居者さんは一転して「こちらこそご迷惑をお掛けしました」とか「良かったです、ホッとしました」とか色々なパターンがありますが、一様に安心した声色になります。 この連絡をした方はほぼ間違いなく以降は滞納をしません。 たまに金銭的に苦しい状況に陥ったとしても、事前に連絡をくれます。 「すみません、どうしても今月間に合わないのですが、〇〇日には必ず振込みます」等の連絡がきますし、約束を守ってくれるのです。 裏切りたくないという心理 完済まで至ったのです、そこは感謝してもいいのです まさか滞納していたにも関わらずお礼やねぎらいの言葉が来るとは思っていないのです。 そこに感謝の連絡が来ると、滞納が解消したという事実とも相まって、嬉しい気持ちになるのでしょう。 そしてそう思って欲しいのです。 滞納する方というのは「成功体験」が少ない気がします。 これまでの人生の中で「何かを達成して褒められた」という経験を久しく感じていない方がほとんどのように思えます。 せめて我々だけでも、滞納を解消したという事実と頑張りにねぎらいと感謝という「成功体験」を与えてもいいのではないか?と考えています。 すると「もうこういった思いはしたくない」とか「自分を信じ、評価してくれる、こんな人を裏切りたくない」という心理が働くのでしょう。 以降の滞納はほぼ無くなることでしょう。 私は以前から滞納については 「脅しや正論では解決できない」と再三再四申し上げております。 それで済むなら一番楽ですからね。でもなぜかそれではダメなのです。 「なんで滞納された側が感謝やねぎらいをしなければいけないんだ」という正論も分かります。 本来は当たり前のことですからね。 でも、それでもあなたが達成したいことはなんでしょうか? 滞納者に正論を言って論破することでしょうか? それとも「今後はこの人を困らせたくないな」と思ってもらって毎月家賃を払っていただく人になることでしょうか? 私は自分の為にも後者を選びます。 そして、あんなに自分勝手だった人が優しく変わっていく姿というのも、この仕事の醍醐味なのです。 そんな瞬間にまた人間が好きになっていくので、私は当面続けていこうと思います。
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入居してから退去まで一度も話したことのない人 ~最高の瞬間~
どうか次の場所でもお幸せに 最高の管理 タイトルにある通りですが、入居してから退去の立ち会いの日まで一度も連絡が来たことがなく、電話もなかった入居者さん 退去の日に 「何か不具合や住みづらかった点とかありましたか?」と必ず聞くのですが 「うーん、何にもなかったですね」 と言われた瞬間 私は心の底から「良かった」と思っております。 入居してから退去するまでに管理会社に一度も連絡するような事態が起きなかった。 これこそが最高の管理だと思っています。 管理会社に連絡する時というのは何かしら困ったことが起こった時であることがほとんどです。 みなさんもそうでしょうが、わざわざ「何にも起きていません、ありがとうございます」という連絡はしないものです。 だからこそ、一度も連絡をせずに済んだ方に会うと少し嬉しいのです。 みなさんが連絡をせずに済むように今後も励んでいこうと思います。 もちろん、不具合があった時にはすぐにご連絡ください。 早期に解決できるように全力を尽くします。
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事故物件の内側から飛び出してきたモノとは?
心臓が止まるかと思いました 異変あり とある夏の暑い日に一本の電話がありました。 「窓ガラス越しに人が倒れているように見える」 ある物件からの連絡でした。 急いで駆けつけると、たしかに窓ガラス越しに人が横たわっているのが確認できます。 私はその時点で警察へ連絡しました。 なぜなら曇りガラス越しに既に変色しているのが分かったからです。 しかも、恐らく体液のようなものまで見えたため、残念ながら既に手遅れであろうことが分かりました。 数分後に警察官が来てくれました。 しかし、一つ問題がありました。 この物件にお住まいの方は私たちが管理を受ける前からお住まいの方で、この住戸の鍵は私たちも受け取っていないのです。 その為、鍵を開錠して室内に入るということが出来ないのでした。 いざ突入 一刻も早く出してあげたいのです 警察官も外から眺めて、最早手遅れであることを確認しました。 そうすると、警察の方が取る手は2つです。 鍵屋さんに開けてもらうか、窓ガラスを破るかの2択です。 時間は既に夜になり、馴染みの鍵屋さんは丁度別件ですぐには来れないとのこと。 しかし、私たちも一刻も早く出してあげたいものです。 幸い角部屋であったこと、1階であったことから居室の横の小さい窓を割って入ってもらうことにしました。 ちなみにこういった時には手順があります。 壊す箇所の前での写真撮影です。 警察としても了解のうえで壊すという証拠の為に、壊す前のガラスの前で私が指をさしている写真を取らねばなりません。 要は「管理会社の確認を取ってこの窓ガラスを割るよ」という写真になります。 交通事故の時なども損傷している箇所を指さして写真を撮りますが、似たような感じです。 既にオーナーさんには連絡済みだった為、オーナーさんの了解も得ています。 私は警察官の指示に従い、窓ガラスの前に立ち、建物に背を向けた状態で窓ガラスを指さします。 さあ、シャッターを切ろうとした、その瞬間でした。 ドン!! 背後のガラスを叩く音がしました。 私は心臓が止まる思いがしました。 まさか、と思いました。 私はあまりの驚きで声が出ませんでした。 警察官も「うぉっ」と声をあげました。 私はただ、写真を撮る警察官の方へ後ずさりするだけでした。 窓ガラスを叩いた正体は? 私は後ずさりして窓ガラスを見ました。 すると、ガラス越しに何かがいるのが分かりました。 その正体は入居者さんが飼っていた「犬」でした。 確かにペット可の物件でしたから予想は出来たかもしれませんが、すっかり失念していました。 一刻も早く出してあげねばとばかり思い、予想の範囲から消えておりました。 そこからは、あっという間でした。 ガラスを破壊し、警察官が中へ入ると1匹の小型犬を抱いて出てきました。 その後、やはり亡くなっていた入居者さんを無事運び出してくれました。 後日、検死で病気による突然死だったとのことを伺いました。 犬は一旦警察署で預かったのちに、ご遺族に引き渡されたとのことも報告を受けました。 警察の方に聞いたところ、ガラスを割って入った時にワンちゃんは既にこと切れた飼い主さんの近くに駆け寄り、近づく警察官を威嚇し、かなり吠えたようです。 恐らく最後まで飼い主を守ろうとしていたのではないか。とのことでした。 私は飼い主さんのことを考えていました。 警察官の方に聞いたところによると、亡くなった入居者さんは家族とも疎遠で、友人づきあいも希薄だったようです。 しかし、唯一の家族であるワンちゃんはしっかりと可愛がっていたのでしょう。 亡くなった時のことは知る由もありませんが、最後の瞬間に一人でなかったこと、誰よりも自分を大切に思ってくれる命がそばにいたことが故人の幸せだったらいいなと、とりとめのないことを思っていました。
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季節ごとの「旬な苦情」~管理会社あるある~
時期によって移ろいゆくものです 季節により変化する「旬」 日本には四季があります。季節の変わり目などには、ウキウキしたり、時にセンチメンタルな気分にさせてくれたりと移ろいゆく季節は素敵なものです。 そして管理会社にも「あぁ、季節の変わり目だなぁ」と感じさせるものがあります。 それが季節特有の苦情やクレームです 季節の変化は住宅にも影響を及ぼします。 今回はそんな管理会社特有の「季節あるある」を3か月ごとに区切ってご紹介してみようと思います。 今回あげるものは決してネガティブなものではなく、来ると「あぁ、もうそんな季節かぁ」と思う程度のものです。 入居者さんは我慢することなく、ご連絡をください。 1月~3月 南国鹿児島でも寒いんです まずは正月から3月です。 この時期に恐れることといえば 水道管の凍結 これですね。 当社は南国鹿児島県に位置していますが、鹿児島県とはいえ、寒さが厳しい時期には水道管は凍結します。 逆に寒さのイメージがない分、凍結するのかもしれません。 水道管なども外壁に露出している部分があったりと、凍結防止の措置はあまり取られていません。 その為、記録的な寒波などがあると時折凍結被害が出てしまいます。 みなさんの地域ではいかがでしょうか? ちなみに凍結は火災保険などでも補償の対象になったりもしますが、正直被害の割に金額が少ないことが多く、被害は深刻ですね。 4月~6月 この時期は2つですね お次は4月~6月です。気候的には穏やかな陽気になる時期なのですが、この時期は2つです 雨漏りと虫 雨漏りはいうまでもなく、梅雨時期ですね。 年々雨量が安定しなく、全国的にも短期間での雨量が記録的になることも多くなってきました。 昔は台風時期に備えておけば良かったのですが、長雨なども増えてきており、雨漏りに繋がることもあります。 もう一つの虫ですが、気温が高くなってくると活発に活動します。 しかし、入居者さんから連絡が来るのはアリがほとんどです。 5月頃になると、シロアリなどの羽をもったアリが活発に活動します。 よくこの時期になると「家の中にシロアリが飛んでいる」という電話をいただくことがあります。 しかし、みなさんから連絡が来るときのほとんどはシロアリではなく「通常のアリの羽アリ」であることがほとんどです。 みなさんは羽アリを見るとシロアリだ!と思ってしまうのですが、黒い通常のアリもこの時期は羽アリとなって飛ぶのです。 しかし、黒いアリが飛ぶイメージがあまり無いせいか、羽アリ=シロアリと思われることが多いのです。 見分け方は簡単にいえば「腰にくびれがない、4つの羽が同じ長さ」の個体がシロアリです。 また、シロアリも数匹程度であれば被害が出ていることは殆どなく、巣を作ろうと彷徨ってきただけのケースがほとんどです。 実際にシロアリの被害は羽アリで気づく場合は、かなり大量に宅内に発生するか、もしくは被害があって発見するというケースが多く、羽アリ数匹程度では無いことが多くあります。 しかし、情報としては貴重な初期発見に繋がるので、ご連絡をいただくことはありがたいものです。 7月~9月 この時期は台風も怖いのですが、ダントツは さて暑い暑い夏です。 この時期は言うまでもないですが台風が一番の恐怖です。 しかし、台風は予測などもあり、多少準備が出来ますし、自然災害ですので人間の力が及ぶのは過ぎ去った後です。 この夏で一番厄介な苦情といえば エアコンの故障 これ一択です。 鹿児島だからということもありますが、エアコンをこの時期にしか稼働させないというお宅が大半なのです。 冬はこたつや他の暖房器具を使うことが多く、冬場はエアコンを使わない方が大半であります。 その為、一年間稼働しておらず、暑くなってきた時期にエアコンを使用しようとすると・・・ 「冷風が出ない」 ということがよくあります。 しかも年々気温が上がっている昨今、エアコンの故障は急を要するのです。 私たちも複数の業者さんと提携しておりますが、この時期は修羅場と化すこともあります。 もちろん、エアコンが無いとストレスも溜まってしまうため、出来るだけ迅速な対応が求められます。 毎年梅雨が明けるタイミングでエアコンの故障の連絡が来ると「夏がきたな」と思ってしまいます。 10月~12月 苦情の少ない時期です さて気温も下がってくる10月~12月、年末の足音も聞こえてくるこの時期ですが 管理会社的には一番穏やかな時期になります。 気温的にも凍結などもありませんし、先ほど申し上げた通りエアコンの稼働も少ない時期になります。 台風や梅雨などの長雨などもなく、本当に穏やかな季節なのです。 入退去もこの時期は活発ではない為、多少穏やかな日々となります。 強いて挙げるなら年末年始のお酒の失敗などでしょうか。 酔った旦那さんがお隣のドアを深夜にガチャガチャやってしまい警察を呼ばれて奥さんに大目玉とか、酔って階段で転倒してケガをしたなど自己責任系のものはありますが、設備などの特有の苦情などは少ない時期です。 私たちも来年の繁忙期に備えて色々な準備をしたりなどと本当に穏やかな時期となります。 気候的には1年中この時期でもいいと思える位です。 遠慮なく連絡ください さて、今回は1年の季節ごとの苦情を挙げてみました。 今回はこんな苦情がありますよ。というものを挙げてみましたが、入居者の皆さんにおかれましては些細なことでも気兼ねなくご連絡をください。 大したことでないことも、何かの初期症状だったりもします。 「こんなことで連絡して悪いな」とは思わずにお困りごとがありましたら連絡してみてください。 ほとんどは業者さんを手配するか電話だけで済むことがほとんどです。 気候変動が叫ばれる昨今、対処が難しくなってきているのは事実ですが、それでも皆さんの住みよい住環境を守るのも管理会社の役目ですからね。 今回は以上です。





