
異変あり
とある夏の暑い日に一本の電話がありました。
「窓ガラス越しに人が倒れているように見える」
ある物件からの連絡でした。
急いで駆けつけると、たしかに窓ガラス越しに人が横たわっているのが確認できます。
私はその時点で警察へ連絡しました。
なぜなら曇りガラス越しに既に変色しているのが分かったからです。
しかも、恐らく体液のようなものまで見えたため、残念ながら既に手遅れであろうことが分かりました。
数分後に警察官が来てくれました。
しかし、一つ問題がありました。
この物件にお住まいの方は私たちが管理を受ける前からお住まいの方で、この住戸の鍵は私たちも受け取っていないのです。
その為、鍵を開錠して室内に入るということが出来ないのでした。
いざ突入

警察官も外から眺めて、最早手遅れであることを確認しました。
そうすると、警察の方が取る手は2つです。
鍵屋さんに開けてもらうか、窓ガラスを破るかの2択です。
時間は既に夜になり、馴染みの鍵屋さんは丁度別件ですぐには来れないとのこと。
しかし、私たちも一刻も早く出してあげたいものです。
幸い角部屋であったこと、1階であったことから居室の横の小さい窓を割って入ってもらうことにしました。
ちなみにこういった時には手順があります。
壊す箇所の前での写真撮影です。
警察としても了解のうえで壊すという証拠の為に、壊す前のガラスの前で私が指をさしている写真を取らねばなりません。
要は「管理会社の確認を取ってこの窓ガラスを割るよ」という写真になります。
交通事故の時なども損傷している箇所を指さして写真を撮りますが、似たような感じです。
既にオーナーさんには連絡済みだった為、オーナーさんの了解も得ています。
私は警察官の指示に従い、窓ガラスの前に立ち、建物に背を向けた状態で窓ガラスを指さします。
さあ、シャッターを切ろうとした、その瞬間でした。
ドン!!
背後のガラスを叩く音がしました。
私は心臓が止まる思いがしました。
まさか、と思いました。
私はあまりの驚きで声が出ませんでした。
警察官も「うぉっ」と声をあげました。
私はただ、写真を撮る警察官の方へ後ずさりするだけでした。
窓ガラスを叩いた正体は?

私は後ずさりして窓ガラスを見ました。
すると、ガラス越しに何かがいるのが分かりました。
その正体は入居者さんが飼っていた「犬」でした。
確かにペット可の物件でしたから予想は出来たかもしれませんが、すっかり失念していました。
一刻も早く出してあげねばとばかり思い、予想の範囲から消えておりました。
そこからは、あっという間でした。
ガラスを破壊し、警察官が中へ入ると1匹の小型犬を抱いて出てきました。
その後、やはり亡くなっていた入居者さんを無事運び出してくれました。
後日、検死で病気による突然死だったとのことを伺いました。
犬は一旦警察署で預かったのちに、ご遺族に引き渡されたとのことも報告を受けました。
警察の方に聞いたところ、ガラスを割って入った時にワンちゃんは既にこと切れた飼い主さんの近くに駆け寄り、近づく警察官を威嚇し、かなり吠えたようです。
恐らく最後まで飼い主を守ろうとしていたのではないか。とのことでした。
私は飼い主さんのことを考えていました。
警察官の方に聞いたところによると、亡くなった入居者さんは家族とも疎遠で、友人づきあいも希薄だったようです。
しかし、唯一の家族であるワンちゃんはしっかりと可愛がっていたのでしょう。
亡くなった時のことは知る由もありませんが、最後の瞬間に一人でなかったこと、誰よりも自分を大切に思ってくれる命がそばにいたことが故人の幸せだったらいいなと、とりとめのないことを思っていました。
お問い合わせ
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居住支援の仲間が増えた日 ~突然のインタビュー依頼~
年明け最初の仕事 2024年始まりの日 出社してすぐにメールをチェックしました。 すると、とある大学の学生さんからメールが来ていました。 「〇〇教授の指導のもと、居住支援と住宅確保要配慮者に関する考察について卒業研究の予備調査をしております。11月にございました「住まい支援と生活支援」シンポジウムに参加し、貴社の優れた取組みを拝聴いたしました。そこで、お取組み状況の詳細、課題点などをご教示願えないかと思いご連絡をいたしました。」 そう、私は現在霧島市の居住支援協議会にて部会長をやっておるのですが、その活動の一環で昨年11月に鹿児島県主催のシンポジウムにパネリストとして参加しておりました。 その様子はYouTubeでもUPされるとは聞いておりましたが、動画を見た学生さんからの取材依頼でした。 https://www.youtube.com/watch?v=FELwnNZVRmw シンポジウムの様子はコチラ 私は早速、学生さんへ電話をしました。 答えはもちろんOKでした。 行動力のある学生さんが来た 電話が繋がりました。 聞けば既に今日私の前に「NPO法人 やどかりサポート鹿児島」の芝田理事長に取材をしていたとのこと。 私自身も何度か芝田理事長はお会いしており、いつも勉強させてもらっています。 私自身の予定などを話すと、「今日のお昼からでもいいですか?」とのことでしたので、私も快諾。 お昼一番で学生さんが来ました。素晴らしい行動力です。 聞けば、高齢者問題から居住支援に興味を持ち、居住支援の枠組みなども含めて勉強中であるとのこと。 そこからは1時間程度質疑応答を重ねました。 居住支援を必要な方の実態はどのようなものか? なぜ居住支援に社会が前向きでないのか? 居住支援が必要な人に偏りがあるのはなぜか? お金だけで解決できるのか? 貧困ビジネスとは何が違うのか? 孤独を解消する為の方法はあるのか? 実際の居住支援で必要なものは何か? 他にもたくさんの質問をもらい、私なりに真摯に答えてみました。 中には思っていたことよりもハードな部分や、私が考える「人間の本質」のような話までしたと思います。 そして一通り話したあと学生さんは言いました。 「私はこれからの空き家問題と居住支援を繋ぐ試みをやってみたいと思っています」と 私は具体的なプランを聞く前に 「素晴らしいと思います、ぜひ成功させてください。私に出来る協力があればさせていただきます」 と返答しました。 私もこれからの空き家問題と居住支援はリンクすると思っています。 もちろん、課題になることはたくさんあるとは思いますが、課題は解決すれば良いのです。 一人でもこういった志を持った方を応援せずにはいられません。 今日、社会が少しだけ明るくなった 私は取材を終えた瞬間に 「あなたのやりたいことに近いことを行っている団体があるので、そこに話を聞きに行ってはどうでしょうか?」 と投げかけました。 すると興味を持ってくれたようでした。 私が居住支援で知り合った社団法人が、学生さんのやりたいことに近い活動を行っているのを知っていました。 私はすぐさま社団法人の代表に電話すると、代表も「私で良ければいいですよ」とのことでした。 更に霧島市の別の居住支援法人の代表さんにも連絡してお話する機会をいただきました。 後は学生さんに連絡先をメールで伝えました。 私自身もそうなのですが、分からないことなどは人に聞いた方が早いと思っています。 ですから学生さんには多くの人と会って話をして欲しかったのです。 これだけの行動力がある人ですから、きっと彼らに連絡して学びを得てくれることでしょう。 そして、その結果学生さんが活動を始めてくれたなら 明日は今日よりも社会が明るくなることでしょう。 そんな未来が訪れるといいなと思っています。 いつでも最初は小さく始まるものです。 焦らず地道に「出来ることを出来る範囲で」 今回私に出来ることは実体験を話すことであり、適任な方を紹介することでした。 また求めがあれば出来る限りのことをしていこうと思います。 一年最初の仕事が、この取材であったことに不思議な縁を感じながら今年も一年頑張ろうと思う次第でした。
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新年あけましておめでとうございます
2024年のスタート 新年あけましておめでとうございます。 昨年もご愛顧いただき本当にありがとうございました。 皆さまにとっても良い2024年となりますように願っております。 さて、1月4日より営業を開始しました株式会社ロータスホームは12月もご入居をたくさんいただき、入居率もUPいたしました。 本年も恒例の「春からキャンペーン」を実施しております。 今年も霧島市・姶良市を「昨日より明るい社会にする」を目標にスタッフ一同邁進して参ります。 2024年もよろしくお願いいたします。
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年末のご挨拶
全ての人へ感謝を 今年も一年お疲れ様でした。 みなさんの一年はいかがでしたでしょうか。 私は楽しいことも辛いこともたくさんありました。 しかし、一年がもう少しで終わろうとする今、振り返ってみると良い思い出ばかりとなりました。 その時は大変で辛いことでも、「あーあの時は大変だったな」で済むものです。 そして大変な思いも、次への経験となったと思えば無駄ではなかったのでしょう。 私は今年もたくさんの人と会うことが出来ました。 霧島市の居住支援協議会の部会長に選んでいただき、今までお会いする機会の無い方々ともお話することが出来ました。 仕事で知り合った同業他社の皆さん。 新しく弊社に管理をいただいたオーナーさん。 弊社の管理物件にご入居いただいた入居者さん。 職人さんや取引先の方々 本当にこの仕事はたくさんの人との関わりあいで成り立っているんだと実感させられます。 2024年のみなさんの幸せを願っています 明日の世界が今日よりも良くなるように私も微力ながら頑張っていこうと思います。 本当に一年、お疲れ様でした。 来年もよろしくお願いします。 当社の従業員のみなさんへ 今年も一年本当にありがとうございました。 「人を幸せにするには、まず自分が幸せでなければならない」と私は常々思っています。 このロータスホームという会社は賃貸管理を本業として、オーナーさん、入居者さん、ひいては地域を幸せにしなければならない会社です。 でも、人を幸せにするためには自分自身が幸せで充実していなければ、長続き出来ないと思っています。 私はまだまだ代表者として未熟ではありますが、みなさんを幸せにしたいと本気で思っています。 小さな会社ですが、立ち上げから力を貸してくれた皆さんを幸せにします。 そして自分自身が幸せになり、人を幸せにするという最高の人生を送りましょう。 いつも、私のわがままや無理難題に一緒にチャレンジしていただき、感謝してもしきれません。 今年も一年本当にお疲れ様でした。 来年も一緒に幸せになりましょう。 そして明るい未来を創ることにチャレンジしていきましょう。
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ロータスホームの変わった社内ルール②
https://lotushome.jp/blog/4020/ 前回はこちら あくまで社内だけのルール 前回はロータスホームの社内ルールをご覧いただきました。 今回も当社のルールをご紹介してみます。 前回に引き続き、あくまで社内だけのルールなので当社の従業員以外には求めてもいませんので、単に読み物として読んでいただければと思います。 ミスは自己申告すればセーフ 前回少し触れたのでご紹介します。 人間ミスはつきものです。 しかし、そのミスを放置したり、隠したりするようになると事態は深刻です。 特に責任感が強かったり、社内で言いづらい雰囲気などがあると、中々言い出せなかったりするものです。 一旦ミスを隠したりすると、次からも同じく隠すようになります。 そして、そういった小さなミスの隠蔽が大きな事態へと発展した例は数知れないでしょう。 もちろん、ミスは本来あるべきではありません。 しかし、ミスが起こってしまった以上、本来は素早く修正を行うことで被害を最小限に留める必要があると思っています。 それを「言いづらい」「怒られるかも」などの感情で言えずに、もしくは言わずにいた場合どうなるでしょうか。 発覚した時にはもはや手遅れということもあり得るでしょう、 そういった事態を招かない為にも、当社の方針として「ミスは自己申告ならセーフ」となっています。 その為、比較的小規模な失敗を言い出せるように心がけています。 とはいえ、本当に怒らないのか?という疑問が沸くかもしれませんが、本当に怒りはしません。 もちろん、倫理的や悪意があるような行為は別です。それは「ミス」とは呼べませんからね、例えば「飲酒運転をしてしまいました」とか「会社のお金を横領しました」など明らかなものは別です。 しかし、それ以外であればミスの原因が例え「単純に忘れていました」でも構いません。 私はクレーム対応を長くやってきた経験から、物事は「初期対応」がとても重要だと思っています。 ミスも例外ではないと思っているので、私にとってはミスの叱責は二の次なのです。 もちろん、ミスと原因はしっかりと反省して、次回起こさないような仕組みづくりに活かすことも同様に重要です。 そうやって小さなミスを起こさない仕組みが出来ることが大事ですからね。 急な休みの申告はLINEでOK これは最初に補足しておくと 当社では女性と清掃スタッフが対象となっています。 男性社員については残念ながら至っておりません。 というのも、当社の女性スタッフは子育て真っ只中の方ばかりなのです。 となると当然、急な子供の体調不良などは日常茶飯事になります。 私も絶賛子育て中ですが、子供というのは体調を崩しやすいものです。 学校でインフルエンザなどが流行ることもあるでしょうし、時には夜は元気でも、朝には突然熱を出したりすることなど珍しくありません。 当初はみなさん律儀に電話をもらっていたのですが、私は毎回それについてOKという返事しかしたことがありません。 そして電話だと休む側も私が起きているであろう時間に連絡をしなければならないと気を使ってしまうのです。 他にもやはり突然の休みで申し訳ないという気持ちが声からも伝わってくるのです。 しかし、子育て中であれば仕方ないことですし、むしろそちらを優先すべきです。 そうなると、どちらにせよ「お休みで大丈夫ですよ」としか返事をしないのであれば、電話である必要はないんじゃないか?と思って変更しました。 スタッフからLINEで休みの連絡が入ったら私は 「承知しました。お大事に」とだけ送っています。 ちなみになぜ男性社員は違うのかといえばシンプルに 「絶対何かしらの予定があるから」です。 その為、病欠や子供の事情などで突発的な休みに関しては、全然OKなのですが、代わりに業務を行う引継ぎの把握の為、電話をもらっています。 LINEだと引継ぎの事項を正確に入力するより、話した方が流石に早いため、そうしています。 でもいつかは全社員そうしたいと思っています。 同じ質問を何度してもよい これは私自身が至らないばかりにこうなりました。 その昔、私が不動産業に入ったころの仕事の教わり方といえば ノートを片手に先輩の話を聞き、大事な点をメモして覚える というものでした。 私はこれがとても苦手でした。 というのも、不動産業界というのは専門用語や複雑なシステム、業界の慣習など独自のものが非常に多いのです。 その為、先輩の話すことでも言葉の意味が分からなかったり、作業と関係ない部分で引っかかることが非常に多かったのです。 そうすると、どこをノートに書いていいのかも分からなくなってしまいました。 最終的には「一言一句漏らさずに書くしかないのか?」と思うようにすらなりました。 また、メモを取ろうとすると相手の話の途中に書き留めるので、書いたころには次の話題に入ったりしていました。 次の話題に乗り遅れており、頭がパニック状態になってしまいました。 その結果どうなったかというと 見返しても役に立たないノートが完成しました 当時の不動産業は今ほど優しくなく、先輩にも怖い人が多くいました。 その為、一度教わったものの、理解できずに分からないことを聞きにいくと 「その話、この前話したよね?なんでメモ取ってないの?」 とか 「毎回同じ話させるなんて時間の無駄」 ひどい時には 「一回で覚えられないんなら不動産業向いてないから辞めたら?」 と言われました。 いやいや、社内システムの入力一つでも まずは「○○をクリックして→次は○○→△△を入力して→保存」などと細かに書いていたらマニュアルが完成するだろ!と内心思っていました。 怒られ過ぎて涙目の私は、その度に社内に唯一いた優しい先輩のところに行って 「すみません、これを教えてください」と聞いていました。 業務に必要な知識というのは、実際にやってみるとすぐ覚えるのですが、やったことが無い状態で言葉で学ぶのは難しかったのです。 その苦い経験の結果、当社では研修期間から 「分からないことは何度でも聞いてよい、メモは取っても取らなくても良い。それで怒ることはない」 としました。 メモというのは厄介でメモに必死になると話に集中できないのです。 それよりも、話に集中して理解することを優先させた方がずっと効率がいいと思ったのです。 システムの入力も一緒で、分からないことをメモから探すよりも知っている人に聞いて慣れた方が早いのです。 そうすることで新人さんも仕事を覚えるのが早くなり、研修時間も短くて済むのです。 ですから当社では、分からないことは何度聞いてもいいのです。 また話の途中でも分からないことは聞いてOKです。 流れを遮っても大丈夫なのです、どこか一か所でつまずくとその後の話が頭に入ってきませんから、話の腰を折っても大丈夫にしています。 甘いように見えるが・・・ いかがでしたでしょうか。 こうやってみると「社員に甘い会社なのか?」と思うかもしれませんが、そうではないと思っています。 いずれも「無駄な時間を省きたい」という想いがあるのです。 ミスの自己申告も「大変な事態に陥る前に対処したい」 休みのLINEも「結果は変わらないから省略したい」 何度も質問OKも「教える側の自己満足より早く業務を覚えることを優先」 としているだけなのです。 賃貸管理というのは年々法律の規制や入居者の多様化などで、難しい仕事になってきています。 大事な資産を預かって、入居者の快適な住生活を実現するという仕事では、各スタッフの責任は重いのです。 だからこそ、無駄なことに時間を使うのではなく、本来の業務にしっかり時間を使いたいのです。 業務に対しては妥協せず、その他の部分は最低限。 それでいいんじゃないかと思っています。 もちろん、今回もあくまで社内ルールです。 周りの方に求めてはいませんので、読みものとして楽しんでいただければ幸いです。
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「訴えるぞ!」「〇〇へ相談します」への正しい返答
まずは冷静に 私は不動産業界に身を置いて十数年、その前にも接客業を長らくしておりました。 その為、いわゆるクレーム処理というのはそれなりに行ってきました。 ちなみに私はクレーム処理は正直上手な部類に入ると思います。 部下にも「どうしても厳しいクレームなどが発生したら私に持ってこい」と言ってあります。 ここでいうクレームとは 正当なものであったとしても過大な要求、もしくは理不尽な要求、または難癖に近いもの と定義しましょう。 クレーム処理を行っていると一定数当たるこの文言 訴えてやる! こういった強い言葉についての対応方法や返答方法を私なりに書いてみようと思います。 どちらかというと真面目な人ほど、こういった文言を言われた時に 「会社に迷惑を掛けてしまうかも」とか「訴えられたら嫌だ」と思い、プレッシャーに感じてしまうものです。 でも、こういった言葉は冷静に考えてみると実は「どっちでもいい」問題なのです。 今回は私が行っている対応方法をご紹介しようと思います。 バリエーションは様々 この手の言葉は他にもたくさんあります。 消費者庁に告発するぞ 宅建協会や国土交通省に言うぞ 市役所に連絡するぞ 地元の怖い人に連絡するぞ 法テラスに相談しに行こうかな 警察に電話するぞ などなど、様々なバリエーションがありますが、要は一緒ですね。 関係機関や法律に訴え出るぞ!もしくは相談するぞ!と言っている訳ですね。 クレーム対応している方からすれば気になるのはこういったところでしょうか。 自分の対応で問題が大きくなって会社に迷惑を掛ける 自分自身へ法的な問題が降りかかる 上司などから自分の評価が下がる 正当な対応をしているつもりだけど、どうしてよいか分からない かくいう私も当初はこんな気持ちでした。 訴えるぞ!という言葉に非日常の出来事が襲ってくるような感覚となり、電話などが終わってからも、こういった言葉や問題が頭を離れることがなく、大きなストレスとなりました。 また、自分自身は一生懸命仕事をしており、「間違ったことは言ってないはずなのに・・」というやるせない気持ちにもなってしまいます。 では、こういった言葉にはどう対応すればよいのでしょうか? 大前提「自分にはどうしようもない」 結論から言いましょう こういった言葉を使われた時に私が言うのはいつも変わりません。 相手「訴えるぞ」 私「そうですか、訴えるのはお客様の権利ですから、ご自由になさってください」 これです。強気だと思いますでしょうか。 大前提として考えてみましょう。 「訴えるぞ」と言われて嫌な気持ちは分かりますが、その後はどうするのでしょうか? 訴えられたくないから要求を飲むのでしょうか?→飲める要求なら先に飲んでおけばいいですね。 「訴えないでください」とお願いするのでしょうか?→今後の主導権は相手にお任せですね。 訴えられると困ることをしているのでしょうか?→それなら自業自得なので仕方ないですね。 そう、そうなのです。 訴えられて困るようなことはしてはいけないですし、過大な要求はどちらにしても飲めないのです。 「お願いします、訴えないでください」と言ったところで相手が本気なら訴えられるでしょう。 そして、自分や会社が法に触れていたり、誤っていた対応をしていたら指導や罰を受けるしかありませんよね。 そもそも相手側もなぜ黙って訴えればいいものを相手に伝えるのでしょうか? 相手は交渉だったり叶えたかった希望が叶わないので、そういった意思を表明して、あなたの譲歩や謝罪を要求している段階なのかもしれません。 しかし、自分自身や会社が出来る限りの対応や謝罪などを行っているにも関わらず、このようなことを言われたら覚悟を決めましょう。 「訴える、訴えないは相手の権利」であり、本来あなたの意思とは関係ないのですから 訴えられたくなくて、相手の言い分に屈して謝罪や対応をしてしまうのもいいかもしれませんが、大体そういったことがあれば、次から次へと止まりませんからね。そのたびに「訴えるぞ」を聞きながら対応しますか? あまり良い対応だとは思えませんし、「訴えるぞ」の度に疲弊していくだけですね。 ちなみに私は上記の言葉に続けてこんな風に続けることもあります。 私「そうですか、それはお客様の権利ですから、ご自由になさってください」 私「訴えるのは〇〇様の権利ですから、私がどうこういうものでもないです。会社や私も裁判での判決や関係機関からの指導などが下ればその通り従うだけですから」 どうでしょうか?よくよく聞けば当たり前のことしか言ってませんね。 そうです。判決や指摘、勧告など形は違えど、決定されたら従うしかありませんからね。 訴えるぞについては、こちらは何も言うべきことなどありません。出来ることといえば、実際に訴えられてから対応していくしかありません。 今思い悩んでもやることは今はありません。心配しないでください。 じゃあ実際の効果は? 私は接客業の時からこの「訴えるぞ」的な言葉を何度言われたか覚えていません。 冒頭に申し上げた通り、昔は怯えたり、気に病んでいました。 しかし、この思考になって上記の対応にしてからというものトラブル解決までのスピードや気持ちの持ち方も段違いです。 「訴えるぞ」を「脅し」として使っていた人達への対応が格段に楽になりました。 「訴えるぞ」という言葉は強い言葉です。大体の方はひるんでしまうのでしょう。使う方は頻繁に使うものです。 しかし、その相手が「お好きにどうぞ」となってしまうと相手は交渉方法が無くなってしまいます。 大体、脅しで使う人は論理的にお話出来ないから「脅し」を使う訳です。 何度も言いますが、本当に訴える人は何を言っても「訴訟」を実行することでしょう。 その場合、あえて相手に告知する必要はありませんし、わざわざ伝えない方が多数でしょう。 その為、この「脅し」として使う人は、相手に対して無効であることが分かるとトーンもダウンして、冷静に話せるようになる印象です。 逆に「俺も熱くなって訴えるとか言ったけど、困ってるだけなんだよ」などとなるケースも珍しくありません。 だからといって 「訴えられるもんなら訴えてみろ!」とまで言ってしまってはダメですよ。 人には損得勘定以外にも「面子をつぶされた」という理由で炎を燃やすタイプもいますからね。 「そこまで言うなら、トコトンやってやるよ」という結果を招きかねません。 こちらから火を大きくすることもないでしょう。 とはいえ、実際に訴えられたい訳でもありません。そんなに強気に出てもいいのでしょうか? 事実として、実際にこういった言葉を使う方の多くが実行に移しません 私が分からないだけで、実際には行動を起こしているのかもしれませんが、相談先で「これは無理だよ」と逆に言われたりして断念しているのか、私には知る由もありません。 私は何度も言われていますが、実際に行動に移す方の割合は1000人に1人位じゃないでしょうか。 そして実際に行動に移されたとしても、しっかりと法律や原理原則に則った対応をしていれば問題になることなどほぼ無いことでしょう。 いかがでしたでしょうか。 今こういった言葉を使われて悩んでいる方も、よくよく考えてみてください。 「あなたには止める権利はないこと」ですから心配しないでください。 あなたが気に病んでいること自体が相手の思う壺かもしれませんよ。 当たり前のことを当たり前のように 私の好きな言葉です。 しっかりとした対応をしているのであれば、問題はありません。 頑張ってください、応援しています。





