
超人気者を目指して
賃貸物件を所有しているオーナーのみなさんへ今回のテーマは「反響の数と成約率の関係」についてお話していこうと思います。
まずは「反響」とはなんですか?というところですが、これは空室募集へのお問合せの数です。
インターネット上の広告(SUUMOやホームズなど)、業者間への空き情報、店頭でのチラシ広告などが主になるでしょうが、いずれにしても「この物件が良さそう」と思ったお客様の数だとします。
ここでは反響が多い=鳴る と表現しました。
同様に成約率というのは「お部屋が決まる早さと案内時の成約率」だと思っていただいて大丈夫です。
もちろん、この2つは関係性が高いものです。
募集して、たくさんのお客様が興味を示し(鳴り)、たくさんのお客様が取り合って、その上でご案内して成約になる(決まる)
これが最高の状態であることは間違いありません。
今回は賃貸物件を4つのタイプに分類して、それぞれに必要な課題や陥りがちな状態を解説したいと思います。
これを目指そう「超人気者」

ジャニーズ乃木坂大谷翔平羽生結弦状態です。向かう所敵なしの「超人気者」物件
反響はかなり多く、決まる
ここまで辿り着くには並々ならぬ努力もあったことでしょう。おめでとうございます。
空室が出ようとも恐くはありませんね。
課題も正直ありません。家賃も上げられるなら上げてみた方が良いかもしれません。
しかし、「超人気者」が家賃UPの時に唯一気を付けなければいけないのは
人気者の壁です。
要は「このラインだからこそ輝いていた」ラインギリギリまで行くか行かないか?という決断です。
ボクシングで例えるならミドル級の絶対王者がヘビー級に階級を上げてしまうと輝かなくなってしまいます。
家賃を上げていく過程でいつかは「上のカテゴリー」と戦うことになります。そこまで行ってしまうと「超人気者」にはなりえない訳です。成約スピードも少しずつ落ちていく可能性もあります。
しかし、「超人気者」というのは市場から見ても実際「割安感(実際に家賃が安いかではありません)」がある訳です。
この割安感は保ちつつ、賃料UPにどこまで取り組むのか?これが唯一の課題でしょうか。
いずれにしてもオーナーとしては「贅沢な悩み」といえるでしょう。
飾り気はないが実力者「優等生」

派手な飾り気はないが、仕事を任せると着実にこなす「優等生」物件
反響こそ多くないものの、案内すれば決まる
その様はクラスにおける学級委員長であり、企業における総務部であり、サッカーにおける司令塔のような「見る人が見れば分かる」実力者です。
「超人気者」程ではないにしても空室期間も比較的短く、1年のほとんどの期間を満室で経営出来ていることでしょう。
当社でも一番多いパターンといえるでしょう。
賃貸経営が上手なオーナーさんだとこの「優等生」物件まで持って行けるため、オーナーのレベルも高く、入居者満足度も比較的高い傾向があります。
家賃も適正であることが多く、ご案内時も期待を裏切らない為、比較的スンナリと決まるお部屋です。
全てのパラメータが「適正」である為、反響こそ「超人気者」には及ばないものの、実力で成約を勝ち取ります。
ではそんな「優等生」物件ですが、課題は多くはありませんが、課題や注意点を挙げるとすれば
・管理会社、仲介業者とのコミュニケーションを円滑にしておこう
先ほども挙げた通り、「超人気者」ほどの反響数がある訳ではありません。ということは「しっかりとお客様に魅力が伝わるか?内見まで行きつくか」という点を重視しなければいけません。
その為、管理会社や客付けと呼ばれる仲介業者とのコミュニケーションは大事になってきます。
「案内されれば決まる物件」ですから、しっかりと「紹介の土台にのせておく」「営業マンに記憶してもらう」という作業も大事になってきます。
ちなみに記憶に残す方法としては不動産業者に「なにか相談があれば遠慮せず声かけてください、出来ることはやりますので」などと言っておくと良いと思います。
実際には無理な要望は無理ですし、そう答えて結構です。しかし、そういったオーナーさんの一言というのは不動産業者や営業マンは結構記憶に残っているものです。
不動産業者も流石に無茶な要求はしてこないでしょう。
しかし、ちょっとだけイレギュラーなお客様に対応してもらえるオーナーさんというのは客付けにおいて優先度は高くなるものです。
・「超人気者」へのランクアップのコツはチェックボックス
では、更に空室期間を短縮したい!家賃UPを狙いたいという場合はどうしたらいいのでしょう?
この場合におススメしていることは
SUUMOやホームズなどのポータルサイトに反映するチェックボックスを増やす
一般ユーザーが見る不動産のポータルサイトというのはチェックボックスによって多数の物件から検索数を絞っていきます。
例えば☑バストイレ別 ☑独立洗面台 ☑追い焚き ☑浴室乾燥 などですね。
このチェックボックスの数を増やす項目を足してみると反響率がUPすることが多々あります。
もちろん、「優等生」ですから多額な費用を掛ける必要はありませんが、それでも室内物干しやTVインターホンなど費用対効果の高い設備などをリフォーム時に足すことで「超人気者」への仲間入りを果たすことが可能性が高くなります。
一度ご自身の物件をお客様目線で探すようにチェックボックスの数などを数えてみることをおススメします。
期待を裏切る?「お調子者」

パッと見では人当たりも良く、お誘いも多いのですが、深い付き合いが出来ない「お調子者」
反響は多いが案内しても決まらないor決まりづらい
ここからは「決まらない」ゾーンに入る為、当然ながら課題が多くなります。
この「お調子者」不思議ではないでしょうか?
インターネットなどの反響やお客様にも紹介して反響が多いのになぜ決まらないのか?またなぜ反響は多いのか?
決まらない原因のほとんどは
実際に見た時のガッカリ感
お調子者物件は図面や間取り、家賃など文字や写真での印象だけはすこぶる良いのです。
その為、図面映えもしますし、家賃も格安に感じるのです。その為反響数は多く、皆が飛びつきます。
しかし、現地に行くとお客さんの希望は打ち砕かれます。
想像したより古い設備、汚い共用部、外観の劣化、駐輪場の雑多な様子 など様々な原因によりお客さんは
「だから安かったんだー、やっぱりお得物件なんてないよねー」と納得し、「優等生」物件などに流れてしまうのです。
そして残される「お調子者」
特に「お調子者」になりやすいのは「リフォームしない代わりに家賃を下げる」という方針を取る物件です。
確かに多額のリフォームをするくらいなら家賃を下げる。というのは一つの策としてはあり得ます。
しかし、それで早く決まればもちろんいいのですが、決まらないとなると問題です。
お調子者の課題ですが
期待感は裏切らない程度にメンテナンスをする
図面や条件は市場の期待感を上回っている状態です。その為反響は大きいのですから
後はそれに釣られたお客様が見た時の印象を追いつかせましょう。
必ずしも新しい設備やリフォームを毎回する必要はありませんが、お客さんが「この家賃ならこの程度期待している」というラインまでのメンテナンスはしましょう。
また、内装だけでなく、敷地内の清掃や外壁塗装など外周りが足を引っ張っている可能性もあります。
清掃の回数を見直す、除草が出来ていないなら草刈りを依頼する などの印象UPも効果的です。
ゆくゆくはメンテナンスに見合った家賃に設定して「優等生」へランクアップしていきましょう。
そうすることでいつかくる売却時の売値も随分と違ってくるものです。
しかし、この「お調子者」も反響は多いので、決まる可能性も秘めているのです。
少しの意識で改善できますからね。
至急改善「劣等生」

見てももらえない、そして数少ない案内でも決まらない「劣等生」
反響も少ないし、決まらない
深刻です。
課題は山積みです。
これは家賃設定から物件のメンテナンスから問題点を上げればキリが有りません。
まさに「何のために不動産投資を始めたのか?」という負の連鎖を引き起こしてしまいます。
課題は一つや二つではないかもしれません。
基本的には「相場ズレ」を起こしている状態です。
家賃の見直しだけで済むのか、はたまたリフォームが必要なのか
早急に手を打ちましょう。
この時に特に注意して欲しいのが
決まらないからといって「広告料」の積み増しだけで入居付けしないように
不動産業者も報酬の為にやっていますから広告料をたくさん貰えるなら頑張ってくれるでしょう。
一瞬だけは
所詮身の丈に合わない家賃や設備のお部屋です。
間違いなく
入居期間は短くなります
無理して入居させられた入居者は「他に良い部屋あるよな」と思うのは当然です。仲介した業者も「報酬だけ貰えれば後のことは知ったこっちゃない」という状態になるでしょう。
そしてまた空室を埋める為に「広告料」をたくさん出す→入居短いのでお金はたまらない→短期で解約→空室
負のスパイラルです。
以前もお話ししましたが、広告料を多く出すなら自分の物件にお金を使って「物件の価値」を上げましょう。
不動産業者も意外と
苦労して報酬の多い物件<簡単に決まる物件
だと思っているハズです。
なぜなら価値の高い物件であればお客さんは勝手に来てくれて案内すれば決まるのですからね。
そして価値の高いお部屋なので入居期間も長くなることでしょう。
私も不動産業ですから報酬が多いのは嬉しいかもしれませんが、それではオーナーの賃貸経営は上手くいきません。
広告料は地域の相場に合わせる程度でいいのです。
広告料は並みだが、案内すればすぐに決まるのだから不動産業者も楽でしょ!という物件を作ってください。
まとめ
今回は4つの例えで「反響」と「成約率」の分類をしてみました。
みなさんの物件はどこに位置しているでしょうか?
賃貸不動産というのは投資の中でも「自分でコントロールしやすい」のが特徴です。
アメリカの株価を上げることや金の値段を変えたり、為替をコントロールすることは不可能に近いものです。(読むことは出来るかもしれませんが、変えられないですからね)
しかし、不動産投資というのはオーナーの考え方や方針次第で結果は大きく違ってきます。
そこが楽しい部分でもある訳ですね。
こういった分類を知る為には日頃から不動産業者とのコミュニケーションや市場調査などちょっとしたことで気づくことも出来ます。
参考になれば嬉しいです。
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意外と知らない「ベランダ」と「バルコニー」と「テラス」の違い
呼び方が違うだけ? 今回はベランダとバルコニーの違いをお知らせしてみようと思います。 ちなみにみなさんは「ベランダ」と「バルコニー」の違いはご存じでしょうか? 諸説あるのですが、不動産会社的な定義を簡単にいえば 「上に屋根があるのがベランダ、雨を防ぐものがなければバルコニー」 となっています。 例えば、5階建てマンションの2階にベランダがある場合、大抵の場合ベランダに出ると上には上階のベランダがあり、屋根代わりになっていますよね。あれはベランダです。 反対に最上階になり、同じように外に出た場合、屋根がなかったりします。この場合はバルコニーとなる訳ですね。 ちなみにどっちがどっちか分からなくなった場合、「ルーフバルコニー」という言葉を覚えておくと思い出せます。 これがルーフバルコニーです。 下にはどこかのお部屋などがあります。下のお部屋の天井(ルーフ)がバルコニーになっている。という状態です。 こんな広さなので当然屋根などありません。 なので「ルーフバルコニーは屋根がない」だから「バルコニーは屋根がなくて、あるのはベランダ」と思い出せます。 この知識をつけたみなさんは今後お部屋を探す時に ベランダとバルコニーをしっかり見分けて探そう!と思うかもしれません。 しかし、その努力は無駄です。 なぜなら当の不動産会社自身がベランダとバルコニーを区別して使っていないから そうなのです、不動産会社自身は対して気にしていません。 なぜかといえば 募集サイト(suumoなど)でも明確に区別していなかったりするのです。 ベランダやバルコニーの「有無」は項目があるのですが、わざわざベランダとバルコニーを区別していなかったりするのです。 その為、ベランダかバルコニーかという区別の知識があったとしても、ネット上で探す時には対して意味を持ちません。 不動産会社自身もベランダやバルコニーの有無は確認していますが、違いまでは確認していたりしないことがほとんどです。 また不動産会社の営業マンもベランダとバルコニーの違いを知らない人も多い為、重要視されていません。 かくいう私もお部屋探しの方にわざわざ「ベランダ」と「バルコニー」の違いなど指摘したりはしません。 せいぜい、聞かれたり雑談の範囲程度で話すことがあるかどうかです。 ちなみにテラスとは? 他にもテラスというのもありますが、こちらは 1階の外に出れる場所で、地面よりも1段高いスペース と簡単に覚えておけばいいでしょう。 画像で説明すると分かりやすいのでコチラを このタイルの部分が「テラス」です。 外に出れて地面より1段高い。ですね そして、このテラスの材質が木で出来ていると「ウッドテラス」となるのです。 ここは単にコンクリートを打っているだけの場所ですので、屋根の有無は関係ありません。 しかし、この知識をつけても「ベランダ・バルコニー」と同様にお部屋探しの時にはあまり役に立ちません。 理由は同じく「不動産会社自身が対して区別していない」からです。 単なる庭を「テラス」としていたり、1階のベランダを「テラス」としていたりなども珍しくはありません。 じゃあ何で役に立たないことを教えたの? という問いには だって知ってた方がカッコイイじゃないですか さあ、これからのお部屋探しの季節に不動産会社に行って営業の方に問いかけてみましょう! 「ベランダとバルコニーの違いって知ってますか?」「テラスの定義って知ってますか?」と そして知らなかった場合にはマウントを取ってやりましょう。 きっと良い顔はされないでしょう。 その時に絶対私の名前は出さないでくださいね。
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管理会社あるある 年末編 ~酒は飲んでも飲まれるな~
管理会社はつらいよ 師(僧侶)も走る位忙しい時期ということで師走と呼ばれるそうですが、12月は管理会社も大変な時期となります。 今回はそんな12月や年末年始にありがちな苦情などを管理会社あるあるとしてご紹介してみたいと思います。 忘年会シーズンとなり、お酒を飲む機会も自然と増えるこの季節。 お酒の失敗を起こす方が出てきたりするものです。 忘年会などになる為、普段はお酒を飲まない方なども「こんな時くらいは・・」となったり、ついつい楽しくて飲み過ぎてしまう方など、普段の生活では起こらないようなことが起こってしまいます。 管理会社はこの「酔っ払い」の後始末が降りかかってくることもあるのです。 ご紹介していきましょう。 嘔吐 まずは最凶最悪のこの行為 敷地や共用部分に吐かれた場合の被害は甚大です。 他の入居者に与える不快感と清掃を行う人の手配など、その迷惑さ加減は怒りすら覚えるほどです。 また、この季節ですと様々なウイルスなどの感染なども含めて、注意せねばなりません。 普段の季節ではほとんどありませんが、この時期になると発生したりします。 繁華街にほど近い物件などになれば、入居者ではなく、通りすがりの人が敷地に嘔吐されたりなど、本当に迷惑な行為となります。 体調不良などによる嘔吐の場合は、大体本人、もしくはご家族などがしっかりと掃除をするのですが、そこは酔っ払い。 掃除などをしない方もいるわけです。 これは本当に全ての人に迷惑になりますし、仮に特定された場合、そういった清掃料金含めてご請求されても文句はいえないでしょう。 本当に気を付けましょう。 他の部屋をガチャガチャ これはですね。 酔っ払い過ぎて自分の部屋と他人の部屋が分からなくなってしまい、他人の部屋のドアノブをガチャガチャする行為です。 本人は自分の部屋にやっと辿り着いたと思っていますが、そこは他人の部屋です。 賃貸物件はほとんどの場合、玄関ドアに特徴はありません。お隣や上下でデザインが変わることは稀です。 仮に間違ったとしても、普段の理性がある状態であれば、鍵が合わないことですぐ理解するでしょう。 しかし、お酒に酔った状態では、そんな当たり前のことが分からなくなる人もいるのです。 挙句、無理にドアをガチャガチャしたり、家族が中で寝てると思って「おーい開けてくれー」と大声を出してみたり 想像してください。 あなたの玄関ドアが深夜にガチャガチャされたり、「開けてくれー」と大声を出されたら 恐怖です ちなみにこういったことをされた場合はどうしたらいいのでしょうか? ずばり警察に言う方がいいと思っています。 自分のお部屋と他人のお部屋の区別がつかない状態の人相手に説明したりするのは、中々難しいものです。 中にはお話にならないケースなどもある為、不審者として警察を頼った方が良いと思います。 また酔っ払いかどうかも確信を持てないこともありますので、やはり直接対峙はあまりお勧めしません。 ケガ これは人にも迷惑になりますし、なにより自分も痛い目を見てしまいます。 階段で転んでしまう、転んで鼻血などが多い気がします。 管理会社として困ってしまうのはやはり「血」です。 血痕が残った場合、清掃も大変なのですが、何より この物件の入居者に何かあったのではないか? と不安になるのです。 当の本人は転んだと分かっているかもしれませんが、管理会社としては事情が分からなければ 誰かひどいケガをして室内で倒れていないか? 暴力的な事件ではないか? 具合が悪くて室内で倒れているのかも? など、心配をしてしまいます。 これもせめて自覚があるのであれば連絡して欲しいものです。 そうでなければ管理会社スタッフは心配のままなのです。 もちろん、清掃などはご自身で出来る状況であれば、自分ですべきですし、もし出来ない場合などは管理会社にしっかりと伝えましょう。 お酒はほどほどに いかがでしたでしょうか。 お酒というのは適度に楽しむ分には素敵なものです。 今年の頑張りを労ったり、来年への英気を養ったりといいこともあります。 一方でコロナウイルスなどがここ数年は猛威を振るったこともあり、ここ数年は忘年会や飲み会なども減っておりました。 そうして迎えた今年、自粛も明けて楽しい機会が増えましたよね。 そんなせっかく楽しい時期が戻ってきた訳ですから、誰かに迷惑を掛けたり、自分自身を傷つけるようなことはしないようにしましょう。 私自身はお酒は弱いですが、楽しいお酒はやはり好きなものです。 自分もそして身の回りの人も気分よく過ごせるようにお酒は適度に楽しみましょう。 そして、今年も一年お疲れ様でした。 良いお酒を楽しんでください。
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管理スタッフが持つべき7つ道具 ~電動ドライバー編~
今回から不定期に管理会社7つ道具シリーズです サイズ感と性能が丁度いい 管理会社やオーナーさんも現地に行く際に最低限持って行って損のない「管理会社7つ道具シリーズ」です。 初回は写真の通り「電動ドライバー」です。 電動ドライバーといえば こちらを想像するかもしれません。 しかし、こちらは通称「インパクト」と呼んだりします。 主に建築現場など本格的な作業で必要となります。 ハイパワーな作業に適しておりますが、大きさやパワーも含めてオーバースペックです。 今回ご紹介したいのは当初の画像の小型電動ドライバーというタイプです。 通常使う程度のドライバーサイズでバッテリー内蔵になっています。 パワーが「弱いから丁度いい」 具体的な使い方ですが、通常のドライバーと同じです。 画像のタイプですと真ん中のツマミを前後にスライドすることで正転、逆転を切り替えます。 そして最大のメリットは パワーが無いこと です。 パワーが有った方がいいんじゃないの?と言われるかもしれません。 しかし、管理会社スタッフが現地に行って対応する程度の内容では、基本的には人力以上のパワーは必要ありません。 例えば建具のネジが緩んでいる などの場合にはパワーを掛け過ぎるとネジがナメたり、ひどい場合はネジそのものを切ってしまいます。 この小型電動ドライバーは、パワーが無い為、そこそこの力が掛かると止まってしまいます。 この締め具合が丁度いいんです。 このドライバーが止まったところから、少しだけ人力で増し締めすると丁度いいのです。 ドライバーというのは地味に体力を削ります。関節への負担もあるので、電動というだけで大分楽になります。 充電も車で出来る USBケーブルで充電できる 途中のインパクトタイプのドライバーですと、充電器は家庭用コンセントに差して、専用の充電器が必要です。 しかし、この小型電動ドライバーはUSBケーブルで充電が出来るのです。 ということは、車のシガーソケットなどから充電することが出来る為、現地対応をする車に積んでおけば良いだけです。 こういった点も優れているのでおススメなのです。 個人的には写真のVESSEL(ベッセル)というメーカーの物が使いやすくて好きです。 しかし、どのメーカーも大差はありません。なぜならパワーなど必要ないため、そんなにメーカー差も出ません。 好きな物を使っていいと思います。 価格は3000円~5000円程度ですが、コストパフォーマンスは高いです。 私を含め管理会社スタッフは車に必ず1本は積んでおります。 建具の調整、ネジの増し締め、住警器の取り付けなど簡易作業の多い管理スタッフには必需品です。 似たものでペン型の電動ドライバーもありますが、こちらで十分です。 持っておいて損はありません。 また次回以降も便利な道具をご紹介したいと思います。





