
賃貸経営に欠かせないリフォーム 騙されない為には?
先日、ある不動産会社のスタッフから依頼を受けました。その内容とは「自分の持っている賃貸物件のリフォームをやってもらえないか?」とのこと。
当社は私を含め、リフォーム会社での経験があるスタッフもいる為、物件のリフォームも直接請け負っています。
自社でやる理由は単純に「自分達でデザインして発注すれば、質が良くて安くなるからオーナーの為になる」それだけです。
リフォーム会社さん主導で素敵なリフォームになることももちろんありますが、実際に賃貸管理を行っていて、「これはお客様に喜ばれる」「成約率も上がる」などのメリットをしっかりと反映しやすいので、そうしているのです。
いい物件になれば成約率も上がってオーナーも嬉しい、そして管理会社の私たちも嬉しい。ということですね。
そのことを知っている同業者の方から自分が所有している物件のリフォーム依頼がありました。
丁度手も空いていたことから、どの程度のリフォームをしたいか?などを聞き、見積りを出しました。
その後、しばらくして返答がありました。
「ロータスホームの見積りは高いですね」
おっと!あまり言われたことが無いだけに少しだけ心外でした。
私が作る見積りは通称「分離発注」と呼ばれる方式を取ります。
これは、リフォーム会社に丸投げでお願いするのではなく、業種ごとに職人さんを呼び、日程をこちらで調整するのです。資材も自分たちで拾い出して資材屋さんに直接発注したりもします。
その為、一括してお願いするよりもコストが安くなります。
お願いする業者さんとしても何度も現場調査にいったり採寸しなくても良い、資材を自分達で運ばなくてもいいなどのメリットがある為、請けてもらうコストが抑えらえれるのです。現場に当日行けば必要な物や他の職人さんとの調整も大体終わっている為、手間が省けるなどのメリットもあるのです。
そんな見積りだったので、あまり相見積などでも負けることが少なかったのです。
参考と勉強の為に「ちなみに他社さんのはどんな感じだったのですか?」と聞いて見せてもらいました。
そして、その他社の見積りを見せてもらったところ
同業者でもこんなのに引っ掛かるのか
という内容でした。
今回はリフォームを発注するオーナーさんへ向けての見積りのマジックや手口などを踏まえて、賢いリフォームになる助けになればと思います。
業者は見られるポイントを知っている
まず、その時に言われたのが壁紙の単価でした。
「ほら、A社さんは平米単価が安いんですよ」
確かに、そうですね。単価「は」安いですね。しかし、それは他の工事に乗っけられてるからでしょうね。しかも肝心の平米数は私の見積りよりも大分多く、合計金額では大して変わりもしないものでした。
そう、今回は水周りも絡む工事でした。その為、壁紙の単価は安く見せる為に当社よりも200円前後安いものでした。
しかし、それ以外の工事はちゃんと計算すると私の倍以上の単価です。しかも、他の工事内容も正直お粗末な内容でした。
見た目は多少良くなるでしょうが、本質の貸すという部分までは到底いけないものでした。
しかも、私の見積りを渡して相見積を作ってもらったとのことでしたが、その内容も巧妙に変更してありました。
例えば独立洗面台の交換であれば私の見積りは「独立洗面台の単価と取替え工事」とシンプルな2項目にしたりしますが、その業者では「独立洗面台+配管材料+工事手間+配管移設費+養生材+産廃処分費+諸経費」とたくさんの項目があり、そこに少しずつ金額を乗せていきます。
確かにそうすれば一つ一つの項目では安く見えますからね。
ここで何が言いたいのかと言うと
業者は突っ込まれそうなポイントを知っている
例えば壁紙の単価などは本当にそうですね、ネットで検索すれば大体の単価というのは出てきます。そしてその単価を安く見せておけば「安くていい業者」と映る訳です。
そうしておいて、他の部分で利益を取ればいいという考えなのです。
私は業者が利益を取ることが悪いと言っている訳ではありません。人が動く以上利益が無ければやっていけません。
そして、従業員にもしっかりと給与を支払い、いい仕事に繋げるためにはある程度の利益が無ければいけませんからね。
しかし、世の中には見積りの表面上は立派だが、仕上りや他の部分がおろそかになることを「分かって」言わない業者、隠す業者がいるのも事実です。それはあまり良いこととは思えません。
正当な見積りで出来ることは出来る、出来ないものは出来ないとハッキリしていればいいのです。そしてそれに掛かる経費や利益というものは正直に出せばいいと思っています。
要は聞こえのいい見積りで仕上がりが残念になったり、安物買いの銭失いにならなければいいのですから。
しかし、同業者でも引っ掛かる位ですから皆さんも覚えておいて損はありません。
ありがちな手口

お客さんが見やすいポイントはこんな感じでしょうか
- 壁紙の単価
- 足場の金額
- 資材の単価
- 工賃(人工)
- 値引き額
これらは私自身も良く言われます。そして、言う側も言いやすいのです。
なぜかというと、単価として一般的に認知されている項目だからですね。インターネットなどでも平均単価というような内容で広く調べることが出来るからです。そしてだからこそ「ここだけ誤魔化せれば後は大丈夫」と思われやすいのです。
ちなみに誤魔化す手法としては
お客様としても自分が知る単価より安い業者なら「他の項目も安いんだろう」と思ってしまうのです。
- 壁紙なら 平米(㎡)ではなくメートル(m)で出す
- 足場の金額なら塗装や塗料に上乗せする
- 資材の単価は工賃や部品を分ける
- 工賃なら作業工程を分ける
- 値引き額なら最初の金額を高くしておく
単純に思えますが、それらを見抜くことが出来るでしょうか?細かな部品の単価や工程の理解など正直難しいものです。
そして、見積りには統一した書式というのはありません、各社様々な方法で出してくるので色々な誤魔化し方が出来てしまうのです。
とはいえ、書式を統一して欲しいと言ってもそれは難しいでしょう。なぜなら、工事に対するスタンスは各社様々なのです。
例えば少し不具合が出た場合、次の2社はどちらがいい業者でしょうか?
A「今回の工事ではコストは上がるが、隠れた部分のリスクも工事をして、今後長期間のリスクを取り除く工事をしてあげたい」
B「今回の工事では隠れた部分のリスクはちゃんと説明して、納得してもらえるなら不具合の部分のみを改善して、コストも抑えてあげたい」
どちらも良い業者だと言えます。そう、どこに焦点を当てるかによっても工事内容は変化します。その為、全社に統一した書式というのは正直難しいでしょうし、自分でかなりの部分まで細かく指示を出さないといけない為、かなりの知識量と労力が掛かります。現実的ではないかもしれません。
ではどうしたらいいのか?

対策としては、いくつかあるのですが、大事なのは「見積り通りの結果どうなるのか?」をしっかりと確認しましょう。
細かな単価で惑わされると、本質の「こうあって欲しい」という部分を見失ってしまいます。
あなたが達成したい目的を見積りの工事で達成することが出来るのかを確認していきましょう。
お部屋のリフォームであれば「やらない部分はどこか?」を把握することでイメージもしやすくなります。
よく失敗するリフォームでは「ここまでやってくれると思っていた」が大半です。「やらない部分」に焦点を当てるとイメージがしやすいものです。
その工事が自分の思っていた総額と合うかどうか?が肝心です。
知っている単価や一部分だけで「良い業者」と決めつけるのではなく、全体の工程とそれに対する「総額」で見ていくと失敗はグンと減ることでしょう。
この見積りではAはやるがBはやらない、こっちはAもBもやる、としっかり工事の結果で見比べていきましょう。
信頼できる業者と信頼できる管理会社とあなたとの3者の良いチームが出来れば一番です。
せっかくリフォームという「投資」をするのですから成果は最大限にして欲しいものです。
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ロータスホームの変わった社内ルール②
https://lotushome.jp/blog/4020/ 前回はこちら あくまで社内だけのルール 前回はロータスホームの社内ルールをご覧いただきました。 今回も当社のルールをご紹介してみます。 前回に引き続き、あくまで社内だけのルールなので当社の従業員以外には求めてもいませんので、単に読み物として読んでいただければと思います。 ミスは自己申告すればセーフ 前回少し触れたのでご紹介します。 人間ミスはつきものです。 しかし、そのミスを放置したり、隠したりするようになると事態は深刻です。 特に責任感が強かったり、社内で言いづらい雰囲気などがあると、中々言い出せなかったりするものです。 一旦ミスを隠したりすると、次からも同じく隠すようになります。 そして、そういった小さなミスの隠蔽が大きな事態へと発展した例は数知れないでしょう。 もちろん、ミスは本来あるべきではありません。 しかし、ミスが起こってしまった以上、本来は素早く修正を行うことで被害を最小限に留める必要があると思っています。 それを「言いづらい」「怒られるかも」などの感情で言えずに、もしくは言わずにいた場合どうなるでしょうか。 発覚した時にはもはや手遅れということもあり得るでしょう、 そういった事態を招かない為にも、当社の方針として「ミスは自己申告ならセーフ」となっています。 その為、比較的小規模な失敗を言い出せるように心がけています。 とはいえ、本当に怒らないのか?という疑問が沸くかもしれませんが、本当に怒りはしません。 もちろん、倫理的や悪意があるような行為は別です。それは「ミス」とは呼べませんからね、例えば「飲酒運転をしてしまいました」とか「会社のお金を横領しました」など明らかなものは別です。 しかし、それ以外であればミスの原因が例え「単純に忘れていました」でも構いません。 私はクレーム対応を長くやってきた経験から、物事は「初期対応」がとても重要だと思っています。 ミスも例外ではないと思っているので、私にとってはミスの叱責は二の次なのです。 もちろん、ミスと原因はしっかりと反省して、次回起こさないような仕組みづくりに活かすことも同様に重要です。 そうやって小さなミスを起こさない仕組みが出来ることが大事ですからね。 急な休みの申告はLINEでOK これは最初に補足しておくと 当社では女性と清掃スタッフが対象となっています。 男性社員については残念ながら至っておりません。 というのも、当社の女性スタッフは子育て真っ只中の方ばかりなのです。 となると当然、急な子供の体調不良などは日常茶飯事になります。 私も絶賛子育て中ですが、子供というのは体調を崩しやすいものです。 学校でインフルエンザなどが流行ることもあるでしょうし、時には夜は元気でも、朝には突然熱を出したりすることなど珍しくありません。 当初はみなさん律儀に電話をもらっていたのですが、私は毎回それについてOKという返事しかしたことがありません。 そして電話だと休む側も私が起きているであろう時間に連絡をしなければならないと気を使ってしまうのです。 他にもやはり突然の休みで申し訳ないという気持ちが声からも伝わってくるのです。 しかし、子育て中であれば仕方ないことですし、むしろそちらを優先すべきです。 そうなると、どちらにせよ「お休みで大丈夫ですよ」としか返事をしないのであれば、電話である必要はないんじゃないか?と思って変更しました。 スタッフからLINEで休みの連絡が入ったら私は 「承知しました。お大事に」とだけ送っています。 ちなみになぜ男性社員は違うのかといえばシンプルに 「絶対何かしらの予定があるから」です。 その為、病欠や子供の事情などで突発的な休みに関しては、全然OKなのですが、代わりに業務を行う引継ぎの把握の為、電話をもらっています。 LINEだと引継ぎの事項を正確に入力するより、話した方が流石に早いため、そうしています。 でもいつかは全社員そうしたいと思っています。 同じ質問を何度してもよい これは私自身が至らないばかりにこうなりました。 その昔、私が不動産業に入ったころの仕事の教わり方といえば ノートを片手に先輩の話を聞き、大事な点をメモして覚える というものでした。 私はこれがとても苦手でした。 というのも、不動産業界というのは専門用語や複雑なシステム、業界の慣習など独自のものが非常に多いのです。 その為、先輩の話すことでも言葉の意味が分からなかったり、作業と関係ない部分で引っかかることが非常に多かったのです。 そうすると、どこをノートに書いていいのかも分からなくなってしまいました。 最終的には「一言一句漏らさずに書くしかないのか?」と思うようにすらなりました。 また、メモを取ろうとすると相手の話の途中に書き留めるので、書いたころには次の話題に入ったりしていました。 次の話題に乗り遅れており、頭がパニック状態になってしまいました。 その結果どうなったかというと 見返しても役に立たないノートが完成しました 当時の不動産業は今ほど優しくなく、先輩にも怖い人が多くいました。 その為、一度教わったものの、理解できずに分からないことを聞きにいくと 「その話、この前話したよね?なんでメモ取ってないの?」 とか 「毎回同じ話させるなんて時間の無駄」 ひどい時には 「一回で覚えられないんなら不動産業向いてないから辞めたら?」 と言われました。 いやいや、社内システムの入力一つでも まずは「○○をクリックして→次は○○→△△を入力して→保存」などと細かに書いていたらマニュアルが完成するだろ!と内心思っていました。 怒られ過ぎて涙目の私は、その度に社内に唯一いた優しい先輩のところに行って 「すみません、これを教えてください」と聞いていました。 業務に必要な知識というのは、実際にやってみるとすぐ覚えるのですが、やったことが無い状態で言葉で学ぶのは難しかったのです。 その苦い経験の結果、当社では研修期間から 「分からないことは何度でも聞いてよい、メモは取っても取らなくても良い。それで怒ることはない」 としました。 メモというのは厄介でメモに必死になると話に集中できないのです。 それよりも、話に集中して理解することを優先させた方がずっと効率がいいと思ったのです。 システムの入力も一緒で、分からないことをメモから探すよりも知っている人に聞いて慣れた方が早いのです。 そうすることで新人さんも仕事を覚えるのが早くなり、研修時間も短くて済むのです。 ですから当社では、分からないことは何度聞いてもいいのです。 また話の途中でも分からないことは聞いてOKです。 流れを遮っても大丈夫なのです、どこか一か所でつまずくとその後の話が頭に入ってきませんから、話の腰を折っても大丈夫にしています。 甘いように見えるが・・・ いかがでしたでしょうか。 こうやってみると「社員に甘い会社なのか?」と思うかもしれませんが、そうではないと思っています。 いずれも「無駄な時間を省きたい」という想いがあるのです。 ミスの自己申告も「大変な事態に陥る前に対処したい」 休みのLINEも「結果は変わらないから省略したい」 何度も質問OKも「教える側の自己満足より早く業務を覚えることを優先」 としているだけなのです。 賃貸管理というのは年々法律の規制や入居者の多様化などで、難しい仕事になってきています。 大事な資産を預かって、入居者の快適な住生活を実現するという仕事では、各スタッフの責任は重いのです。 だからこそ、無駄なことに時間を使うのではなく、本来の業務にしっかり時間を使いたいのです。 業務に対しては妥協せず、その他の部分は最低限。 それでいいんじゃないかと思っています。 もちろん、今回もあくまで社内ルールです。 周りの方に求めてはいませんので、読みものとして楽しんでいただければ幸いです。
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「訴えるぞ!」「〇〇へ相談します」への正しい返答
まずは冷静に 私は不動産業界に身を置いて十数年、その前にも接客業を長らくしておりました。 その為、いわゆるクレーム処理というのはそれなりに行ってきました。 ちなみに私はクレーム処理は正直上手な部類に入ると思います。 部下にも「どうしても厳しいクレームなどが発生したら私に持ってこい」と言ってあります。 ここでいうクレームとは 正当なものであったとしても過大な要求、もしくは理不尽な要求、または難癖に近いもの と定義しましょう。 クレーム処理を行っていると一定数当たるこの文言 訴えてやる! こういった強い言葉についての対応方法や返答方法を私なりに書いてみようと思います。 どちらかというと真面目な人ほど、こういった文言を言われた時に 「会社に迷惑を掛けてしまうかも」とか「訴えられたら嫌だ」と思い、プレッシャーに感じてしまうものです。 でも、こういった言葉は冷静に考えてみると実は「どっちでもいい」問題なのです。 今回は私が行っている対応方法をご紹介しようと思います。 バリエーションは様々 この手の言葉は他にもたくさんあります。 消費者庁に告発するぞ 宅建協会や国土交通省に言うぞ 市役所に連絡するぞ 地元の怖い人に連絡するぞ 法テラスに相談しに行こうかな 警察に電話するぞ などなど、様々なバリエーションがありますが、要は一緒ですね。 関係機関や法律に訴え出るぞ!もしくは相談するぞ!と言っている訳ですね。 クレーム対応している方からすれば気になるのはこういったところでしょうか。 自分の対応で問題が大きくなって会社に迷惑を掛ける 自分自身へ法的な問題が降りかかる 上司などから自分の評価が下がる 正当な対応をしているつもりだけど、どうしてよいか分からない かくいう私も当初はこんな気持ちでした。 訴えるぞ!という言葉に非日常の出来事が襲ってくるような感覚となり、電話などが終わってからも、こういった言葉や問題が頭を離れることがなく、大きなストレスとなりました。 また、自分自身は一生懸命仕事をしており、「間違ったことは言ってないはずなのに・・」というやるせない気持ちにもなってしまいます。 では、こういった言葉にはどう対応すればよいのでしょうか? 大前提「自分にはどうしようもない」 結論から言いましょう こういった言葉を使われた時に私が言うのはいつも変わりません。 相手「訴えるぞ」 私「そうですか、訴えるのはお客様の権利ですから、ご自由になさってください」 これです。強気だと思いますでしょうか。 大前提として考えてみましょう。 「訴えるぞ」と言われて嫌な気持ちは分かりますが、その後はどうするのでしょうか? 訴えられたくないから要求を飲むのでしょうか?→飲める要求なら先に飲んでおけばいいですね。 「訴えないでください」とお願いするのでしょうか?→今後の主導権は相手にお任せですね。 訴えられると困ることをしているのでしょうか?→それなら自業自得なので仕方ないですね。 そう、そうなのです。 訴えられて困るようなことはしてはいけないですし、過大な要求はどちらにしても飲めないのです。 「お願いします、訴えないでください」と言ったところで相手が本気なら訴えられるでしょう。 そして、自分や会社が法に触れていたり、誤っていた対応をしていたら指導や罰を受けるしかありませんよね。 そもそも相手側もなぜ黙って訴えればいいものを相手に伝えるのでしょうか? 相手は交渉だったり叶えたかった希望が叶わないので、そういった意思を表明して、あなたの譲歩や謝罪を要求している段階なのかもしれません。 しかし、自分自身や会社が出来る限りの対応や謝罪などを行っているにも関わらず、このようなことを言われたら覚悟を決めましょう。 「訴える、訴えないは相手の権利」であり、本来あなたの意思とは関係ないのですから 訴えられたくなくて、相手の言い分に屈して謝罪や対応をしてしまうのもいいかもしれませんが、大体そういったことがあれば、次から次へと止まりませんからね。そのたびに「訴えるぞ」を聞きながら対応しますか? あまり良い対応だとは思えませんし、「訴えるぞ」の度に疲弊していくだけですね。 ちなみに私は上記の言葉に続けてこんな風に続けることもあります。 私「そうですか、それはお客様の権利ですから、ご自由になさってください」 私「訴えるのは〇〇様の権利ですから、私がどうこういうものでもないです。会社や私も裁判での判決や関係機関からの指導などが下ればその通り従うだけですから」 どうでしょうか?よくよく聞けば当たり前のことしか言ってませんね。 そうです。判決や指摘、勧告など形は違えど、決定されたら従うしかありませんからね。 訴えるぞについては、こちらは何も言うべきことなどありません。出来ることといえば、実際に訴えられてから対応していくしかありません。 今思い悩んでもやることは今はありません。心配しないでください。 じゃあ実際の効果は? 私は接客業の時からこの「訴えるぞ」的な言葉を何度言われたか覚えていません。 冒頭に申し上げた通り、昔は怯えたり、気に病んでいました。 しかし、この思考になって上記の対応にしてからというものトラブル解決までのスピードや気持ちの持ち方も段違いです。 「訴えるぞ」を「脅し」として使っていた人達への対応が格段に楽になりました。 「訴えるぞ」という言葉は強い言葉です。大体の方はひるんでしまうのでしょう。使う方は頻繁に使うものです。 しかし、その相手が「お好きにどうぞ」となってしまうと相手は交渉方法が無くなってしまいます。 大体、脅しで使う人は論理的にお話出来ないから「脅し」を使う訳です。 何度も言いますが、本当に訴える人は何を言っても「訴訟」を実行することでしょう。 その場合、あえて相手に告知する必要はありませんし、わざわざ伝えない方が多数でしょう。 その為、この「脅し」として使う人は、相手に対して無効であることが分かるとトーンもダウンして、冷静に話せるようになる印象です。 逆に「俺も熱くなって訴えるとか言ったけど、困ってるだけなんだよ」などとなるケースも珍しくありません。 だからといって 「訴えられるもんなら訴えてみろ!」とまで言ってしまってはダメですよ。 人には損得勘定以外にも「面子をつぶされた」という理由で炎を燃やすタイプもいますからね。 「そこまで言うなら、トコトンやってやるよ」という結果を招きかねません。 こちらから火を大きくすることもないでしょう。 とはいえ、実際に訴えられたい訳でもありません。そんなに強気に出てもいいのでしょうか? 事実として、実際にこういった言葉を使う方の多くが実行に移しません 私が分からないだけで、実際には行動を起こしているのかもしれませんが、相談先で「これは無理だよ」と逆に言われたりして断念しているのか、私には知る由もありません。 私は何度も言われていますが、実際に行動に移す方の割合は1000人に1人位じゃないでしょうか。 そして実際に行動に移されたとしても、しっかりと法律や原理原則に則った対応をしていれば問題になることなどほぼ無いことでしょう。 いかがでしたでしょうか。 今こういった言葉を使われて悩んでいる方も、よくよく考えてみてください。 「あなたには止める権利はないこと」ですから心配しないでください。 あなたが気に病んでいること自体が相手の思う壺かもしれませんよ。 当たり前のことを当たり前のように 私の好きな言葉です。 しっかりとした対応をしているのであれば、問題はありません。 頑張ってください、応援しています。
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その大掃除ちょっと待った! ~やってはいけない大掃除とは?~
人に迷惑を掛けてはいけません さて2023年も残すはあとわずか みなさん、今年も一年お疲れ様でした。 もう少しでお休みになるこの時期、我々賃貸の管理会社は戦々恐々とする時期です。 ただでさえ年末年始のお休み前のチェックやお引越しシーズンに向けての準備などに多忙の日々に、追加で襲ってくる問題があるのです。 そう 大掃除問題 一年の締めくくりとして、新年をキレイな状態で迎えるこの行事。 素晴らしいものです。 しかし、賃貸物件では気を付けなければならないことがたくさんあります。 今回は大掃除にまつわるNG項目をいくつかご紹介してみようと思います。 このNG項目を守らないと他人に迷惑を掛けてしまったり、年末年始を気分よく過ごせない場合もあるのです。 しっかりとした大掃除を行って気持ちよく新年を迎えましょう。 ゴミ出しマナーを守ろう まずはゴミ出しについてです。 さあ大掃除を始めよう!と意気込むのは結構ですが、ゴミの収集日などは確認していますか? 大掃除となれば普段はやらない範囲を掃除する訳です。 そうすると、普段の生活で出さないゴミなども出てきます。 普段捨てない物を大掃除の勢いそのままにゴミ捨場へ投棄することは最早「罪」といってもいいでしょう。 特に以下の点にご注意ください ゴミの分別 年末のゴミ収集スケジュールの確認 粗大ゴミを通常のゴミ捨場に捨てない 段ボールなどの資源ゴミを燃えるゴミにしない 自分の部屋だけキレイであれば、自治体や他の住人のことは関係ない。はダメですよ。 特に大掃除で処分する物というのは自分自身でも「何ゴミ?」となってしまいがちですから、しっかりとルールに則って捨てましょう。 また年末年始のゴミ収集は多くの自治体で異なります。 その為、あなたが「毎週〇曜日は燃えるゴミ~♪」として出しても年末年始の休業期間だった場合、年明けまでしっかりと残ってしまいます。 せっかく大掃除をするのであれば、自分も世間も気分よく迎えられるようにしましょう。 良かれと思って壊してしまう これは本当に心苦しいのですが 普段やらない大掃除の結果、建物や設備を壊してしまうことがあります。 せっかく良かれと思ってした行動が自宅を破壊してしまうのです。 そして年末年始などですぐに対応が難しい場合、その状態で年明けを迎えてしまう。ということもあります。 また、修繕費用はご自身での負担になってしまうこともあるでしょう。 特にこんなケースが多いものです。 ついでに模様替えしようと思い、家具移動で床にキズ 洗濯機のホースを外してしまい漏水 換気扇を分解して掃除しようとしてモーター部分に水を掛けて故障 大掃除中に物をぶつけて壁に穴 玄関土間に水を撒いて下の階へ漏水 私のおススメは断然 YouTube YouTubeには、各設備のお手入れ方法や取扱についての注意なども動画が上がっていたりします。 慣れない設備を取り扱う時は見ておいて損はありません。 これもせっかくの大掃除の結果、周りや自分自身に迷惑を掛けてしまっては、気分も良くありません。 しっかりとした準備を整えて挑みましょう! 騒音 大掃除に必死になった結果 時間や音量に配慮が出来なくて、隣人へ迷惑を掛けてしまう。 これも注意しましょう。 特に年末年始の休みは比較的みなさん深夜まで起きていたりするため、いつもと比べると寛容になりやすい時期なのですが、とはいえ限度はある訳です。 さすがに深夜に掃除機をかけ始めたり、大きな作業をしていては迷惑となってしまいます。 また、年末年始とはいえお仕事をされている方も少なくありません。 自分が休みとはいえ、周りへの配慮は忘れてはいけませんね。 やはり気分が良い大掃除 たくさん注意を挙げてみましたが、とはいえ大掃除というのは気持ちの良いものです。 身の回りを整えて、心身ともに新たな気持ちで新年を迎えるのは、とても良いことです。 しかし、その為に周りの人に迷惑を掛けたりしてはいけませんよね。 いつもと同じ配慮をしつつ、いつもと違うお掃除をする。 そうして新しい年を気持ちよくお迎えください。 今年も一年お疲れ様でした。来年もよろしくお願いします。
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管理スタッフは「ポンコツ翻訳家」であるべき
管理会社はオーナーではない 管理会社のスタッフというのは、仲介役です。 入居者さんとオーナーさんを繋ぐ役割であることは周知の事実かと思います。 通常の管理委託契約を結んでいる形態であるならば、あくまで決定権や方針は物件の所有者であるオーナーさんにあります。 よく入居者さんが勘違いしているのですが、管理会社が権限を持っているという風に思われています。 もちろん、多少の権限はあるのですが、大きな変更や多額の支出を伴う工事などの権限は持っていません。 時には「こんなのすぐ返事出来るんじゃないの?」といったことでも返事までにお時間を頂いたりするのは、その為です。 今回はそんな管理会社の管理スタッフが備えておくべき能力 管理スタッフは「ポンコツ翻訳家」であるべきについてお話しようと思います。 なんでも伝えりゃいいってもんじゃない まずは大前提として 入居者とオーナーの感覚は違うことが多い オーナーさんは本当の意味での入居者さんの気持ちが分からないことが多くあります。 それは仕方のないことと思います。 実際に住んで生活する入居者と、収益性の為に事業として行うオーナーには、時には対立構造のようになってしまう問題が起こってしまうのです。 お金を払っている以上求めたい入居者 VS 十分やっているつもりなのに過大な要求だと思ってしまうオーナー これはあくまで一例ですが、こういった意識の乖離の間に立つのが管理会社のスタッフとなります。 そんな時に例えば入居者さんとオーナーさん、直接双方の言い分をやり取りした場合、どうでしょう。 高確率で揉めることは容易に想像できます。 そもそも、そういった対応をしなくてもいいように管理会社というのがあるのですからね。 問題はここからです。 入居者とオーナーのどちらも異論の無い事柄はいいのです。例えばお部屋の設備で水漏れがあった場合などで、対応を渋るオーナーなどはいないことでしょう。こういったことではトラブルにはなりません。 しかし、入居者とオーナーの意見が対立するような事柄の時に管理会社スタッフは板挟みとなってしまいます。 そんな時でも管理会社スタッフというのは解決へ歩みを進めるべきです。 その中で必要になる能力というのが「ポンコツ翻訳家」なのです。 要は入居者もオーナーも言い分があるはずです。しかし 言い分をありのまま、直接伝えたのでは上手くいくはずがない そんな時に解決へ導くため、ポンコツ翻訳家の出番です。 人間は感情の生き物である 人間というのは感情の生き物です。 時には理屈や損得を超える決断すら感情のままにしてしまうことが多くあります。 そういった部分を知らずにオーナー、入居者の言い分をありのままに直接ぶつけてしまったとしたら、どうなるでしょうか? 高確率で双方の目的は達成されないでしょう そもそも、法律や契約上でしなければならないことは論点になりません。決められた義務はオーナー、入居者共にお互い果たすしかありませんからね。 しかし、問題が起きている時は大体、契約や法律でグレーな部分で起こるのです。 そうでなければ基本的には揉めることはないのですから。 そんな状態で双方にとって良い状態に持ち込む為にはどうしたらいいのでしょうか。 いよいよ「ポンコツ翻訳家」の出番です。 ポンコツ翻訳家とは「お互いの言い分を感情に左右されないように翻訳して相手に伝える」という能力です 言い分をオブラートやフィルターを駆使して、相手に伝えるのです。 相手の言い方や感情のもつれを「わざと正確に伝えない」という意味でのポンコツ翻訳能力です。 そうすることで、問題をスムーズに解決することを目指すのです。 有能な通常の翻訳家ではオブラートも何もありません。 相手からの言葉をそのまま伝えたのでは、気分を害してしまうような内容すらも、ポンコツ翻訳家を通すことで聞けるようになります。 相手の要求が飲めないということは多々あるでしょうが、多くの場合、「言い方」が悪かったり、心象を損なって聞いてもらえない。のように、もそも交渉のスタートに立てないこともあるのです。 そういった感情の行き違いを無くしてあげることが管理会社の立場として大事だと思っています。 その為にお互いの感情を整理して、事実をベースに物事を解決していかねばならない訳です。 事実を曲げてはいけない とはいえ、注意点もあります。それは 結果や本質を変えてはいけない フィルターやオブラートまではいいのかもしれませんが、相手の返答そのものを捏造してしまって、結果を変えてはいけません。 例えば修繕についてオーナーはNOと言ったのに、相手にYESと伝えることはあってはいけません。 それは最早「嘘」ですからね。 そうではなくて、双方の言い分だけをしっかりと伝えるだけでいいのです。 例えばですが、こんな入居者がいたとしましょう。 入居者「トイレから水が漏れてきた。こんなボロ物件に住んでやっているのに、こんなことまであるなんて最悪な物件だ」 ここまでヒドイ言い方をする人はいないでしょうけどね。 当然ながら上記のような言われ方をされた場合、多くの人は気分は良くないでしょう。 ポンコツ翻訳家を通してみましょう。オーナーさんへの報告ですね (本当は水漏れなら早急に対応しますが、例として) ポンコツ翻訳家「入居者さんからの連絡でトイレから水漏れが起っているそうです、お困りのようなので修繕しても良いでしょうか」 となるでしょう。 水漏れの不満を解決して欲しい。という部分以外はいらない情報ですから伝える必要はないでしょう。水漏れで困っているのも事実ですから。 基本的には相手の感情の部分は抑えて伝えることが基本となるでしょう。 感情だけは当人の価値観に大きく左右されてしまいます。 あくまでも冷静に事実としての問題解決に徹するべきです。 特に悪意ある言動については、取扱は注意です。 発した本人も普段はそんなことはしないのに、トラブルなどで頭に血が上って口走ってしまったりするものです。 根っからの筋違いなものでなければ、問題にすることもないでしょう。わざわざ伝えるまでもないでしょう。 先ほどの例でいえば、「水漏れを早急に直して欲しい」という点以外は入居者自身もオーナーに伝えたい訳ではないでしょう。 そうであれば、ポンコツ翻訳家はその部分を削除しても良い訳ですね。 ポンコツ翻訳家を通して言葉を聞いたオーナーは「それは大変だ、すぐに対応してください」となるでしょう。 そして問題解決へ進む。 それでいいのだと思います。 管理会社のスタッフは時に強い言葉を受けてしまい、まるで自らを責められているかのように思うことも多々あります。 しかし、そんな時でも「ポンコツ翻訳家」としての能力を発揮させねばなりません。 自分の怒りにまかせて物事を伝えたとしても誰も幸せにはなりません。 管理会社で働く同志のみなさん、今年も一年お疲れ様でした。 この言葉はそのまま受け取ってください。
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意外と知らない「ベランダ」と「バルコニー」と「テラス」の違い
呼び方が違うだけ? 今回はベランダとバルコニーの違いをお知らせしてみようと思います。 ちなみにみなさんは「ベランダ」と「バルコニー」の違いはご存じでしょうか? 諸説あるのですが、不動産会社的な定義を簡単にいえば 「上に屋根があるのがベランダ、雨を防ぐものがなければバルコニー」 となっています。 例えば、5階建てマンションの2階にベランダがある場合、大抵の場合ベランダに出ると上には上階のベランダがあり、屋根代わりになっていますよね。あれはベランダです。 反対に最上階になり、同じように外に出た場合、屋根がなかったりします。この場合はバルコニーとなる訳ですね。 ちなみにどっちがどっちか分からなくなった場合、「ルーフバルコニー」という言葉を覚えておくと思い出せます。 これがルーフバルコニーです。 下にはどこかのお部屋などがあります。下のお部屋の天井(ルーフ)がバルコニーになっている。という状態です。 こんな広さなので当然屋根などありません。 なので「ルーフバルコニーは屋根がない」だから「バルコニーは屋根がなくて、あるのはベランダ」と思い出せます。 この知識をつけたみなさんは今後お部屋を探す時に ベランダとバルコニーをしっかり見分けて探そう!と思うかもしれません。 しかし、その努力は無駄です。 なぜなら当の不動産会社自身がベランダとバルコニーを区別して使っていないから そうなのです、不動産会社自身は対して気にしていません。 なぜかといえば 募集サイト(suumoなど)でも明確に区別していなかったりするのです。 ベランダやバルコニーの「有無」は項目があるのですが、わざわざベランダとバルコニーを区別していなかったりするのです。 その為、ベランダかバルコニーかという区別の知識があったとしても、ネット上で探す時には対して意味を持ちません。 不動産会社自身もベランダやバルコニーの有無は確認していますが、違いまでは確認していたりしないことがほとんどです。 また不動産会社の営業マンもベランダとバルコニーの違いを知らない人も多い為、重要視されていません。 かくいう私もお部屋探しの方にわざわざ「ベランダ」と「バルコニー」の違いなど指摘したりはしません。 せいぜい、聞かれたり雑談の範囲程度で話すことがあるかどうかです。 ちなみにテラスとは? 他にもテラスというのもありますが、こちらは 1階の外に出れる場所で、地面よりも1段高いスペース と簡単に覚えておけばいいでしょう。 画像で説明すると分かりやすいのでコチラを このタイルの部分が「テラス」です。 外に出れて地面より1段高い。ですね そして、このテラスの材質が木で出来ていると「ウッドテラス」となるのです。 ここは単にコンクリートを打っているだけの場所ですので、屋根の有無は関係ありません。 しかし、この知識をつけても「ベランダ・バルコニー」と同様にお部屋探しの時にはあまり役に立ちません。 理由は同じく「不動産会社自身が対して区別していない」からです。 単なる庭を「テラス」としていたり、1階のベランダを「テラス」としていたりなども珍しくはありません。 じゃあ何で役に立たないことを教えたの? という問いには だって知ってた方がカッコイイじゃないですか さあ、これからのお部屋探しの季節に不動産会社に行って営業の方に問いかけてみましょう! 「ベランダとバルコニーの違いって知ってますか?」「テラスの定義って知ってますか?」と そして知らなかった場合にはマウントを取ってやりましょう。 きっと良い顔はされないでしょう。 その時に絶対私の名前は出さないでくださいね。





