やっててよかった賃貸管理 心の火と燃料

漫画「キングダム」より麃公(ひょうこう)将軍大好きな言葉です

仕事をしていると毎日順調で絶好調!などあるハズもありません。時には挫折や苦しみなども襲ってきます。


でも、この仕事では心の燃料が補給される瞬間があるのです。今日はそんなお話です。


なぜか私と縁のあるお客様



私はその日、正直少し疲れていました。


少し力のいる仕事が続いており、中々上手く進まない物事に少しだけ落ち込んでもいました。



夕方16時頃、一人の男性のお客様がご来店されました。



「鍵を持ってきました、解約で」



現在、当社では新型コロナウイルス対策として解約時の立ち会い業務を行っておりません。



ご解約の際には、お引越し後鍵を当社にお持ちいただいております。



そこでご転居先やお部屋の状態を伺ったりして、その後お部屋の確認を私たちで行っております。



当初はトラブルや言った言わないなどになるかと懸念はありましたが、今年に入ってからそのように揉めたりするケースなどは1件もありませんでした。


その為、このお客様も鍵を持ってきていただきました。



たまたま他のスタッフもお客様の対応などで空いておらず、私が対応することになりました。



いつものように必要事項を説明し、いつものように聞いてみました。



「最後に正直、住み心地とか困ったこととか、使いにくかったことはありませんでしたか?」



必ず皆さんに聞いています。もし何かあれば次回に活かすためです。


すると


「家の前に共用灯があったせいか、少し虫が多く来たくらいでしたね」



「でも、住んでいる間は快適に過ごせました。静かで環境も良かったです」



良かった、毎回この瞬間にホッと胸をなでおろします。



そして今後の流れや手続きについて説明をしていると




「内田さんですか?」と聞かれました。




「はい、内田です」と答えました



すると



「妻が最初に一人暮らしで借りていたので、初めてお会いしますね」

初めて会う旦那さん、そして

そうです、そこで思い出しました。


ご入居中、同棲するために入居者さんが増えるとの連絡をいただいたのでした。


元々2人以上住めるような間取りでしたので、もちろんOKですとご返答しました。


そして、2人入居になるため、駐車場をもう一台契約したいとのご相談を受けました。しかし、その時点でこのマンションは満室で駐車場の空きがなかったのです。



その時私は確か昔からの入居者さんで駐車場を使っていない方がいたような気がして、もう一度調査しました。



その方に確認をしたところ、心よく譲っていただけました。そしてこのお部屋に2台駐車場を用意できたのでした。



そんな私にとってはいつもの日常の仕事でした。



私はそのことを忘れていましたが、旦那さんは私の名前を覚えてくれており、「あの時は助かりました」と言ってくれました。



そして旦那さんは



「妻も気持ちよくここで過ごせたから本当は今日、ここに来たいと言ってたんですよ」



と言ってくれました。




この時点で疲れていた私は心と目の奥から熱いものがこみ上げてくるのを感じました。



退去の時の感謝の言葉はいつも貰っているのに、なぜかこの日は特に強く心に響きました。



そして、旦那さんは目の前で奥さんに電話を掛け、その電話を私に手渡してくれました。



「本当にお世話になりました、とても良いお部屋でした、ありがとうございました。」



声を聴いてまた思いだしました、奥さんの当時の営業担当は他ならぬ私自身でした。



数年前、一人暮らしの為にマルトクエステートへ来てくれて一緒にお部屋探しをしました。



本当に優しい方で私も一所懸命ご案内したことが思い出されました。



いつもならそんなことはお部屋号室を聞くだけで思い出すのに、疲れていたのか、そんなことも思い出せなくなっていました。



年月が経ち、そんな彼女もご結婚し、お子さんが産まれたことを期にお引越しだったのです。



私は胸が熱くなりました。



普段、どうしても不動産会社へ連絡をもらう時は困った時が大半です。もちろんそのサポートが仕事であるので、苦でもありません。



でも、この時は何気なくやっていた業務がやっぱり人の役に立っていたんだと、誰かの助けになっているんだと、上手く言葉にできませんがそんなことを強く実感できました。





心の燃料と使命



気づくと私は逆にしつこい位に旦那さんと奥さんに感謝を言っていました。


「こちらこそありがとうございました。そう言って貰えて本当に嬉しいです」と



そして「これからのお二人の幸せを本当に願っています」と



旦那さんへ最後まで同じようなことを繰り返し話していました。



私の疲れは一気に吹き飛びました。気づくと目は半ベソです。




そう、この感情と感動が好きなのです。日常茶飯事のこんな一言が大好きなのです。




どうしても強い時ばかりではありません。




しかし、日々もらう「ありがとう」が私の心の燃料だったのです。そんな当たり前のことを思い出せました。




私はこの仕事が大好きです。













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