
滞納を繰り返させない
私は何度も言いますが、滞納解決についてはかなりのものです。
今までの滞納督促で弁護士などの法的対応に至ったケースはありません(保証会社は別ですよ)
もう一つ、得意なことがあります。
それは
滞納を解消した後に再発させないことです
そう、一度滞納してしまった方というのはクセになってしまうこともあります。
溜まった家賃を分割で何とか弁済しても、しばらくするとまた繰り返す人。
今回はこういった方に効く魔法の一言というテーマでお話しようと思います。
ねぎらいと評価

結論から言いましょう
滞納が解消したら「頑張りましたね、ありがとうございました」と連絡をするのです
一旦とはいえ、滞納が解消したら私は連絡をします。
滞納者は最初ムッとした感じで電話に出ます。
この時点では「払ってないと思ってるんだろ!」という感じがほとんどです。
私の第一声は大体
「〇〇さん、今日のご入金で滞納が全て解消しました。長くに亘って大変だったことでしょう。でも、お約束を守ってくれてありがとうございました。」
と声を掛けるのです。
すると、まさかお礼を言われると思っていなかった入居者さんは一転して「こちらこそご迷惑をお掛けしました」とか「良かったです、ホッとしました」とか色々なパターンがありますが、一様に安心した声色になります。
この連絡をした方はほぼ間違いなく以降は滞納をしません。
たまに金銭的に苦しい状況に陥ったとしても、事前に連絡をくれます。
「すみません、どうしても今月間に合わないのですが、〇〇日には必ず振込みます」等の連絡がきますし、約束を守ってくれるのです。
裏切りたくないという心理

まさか滞納していたにも関わらずお礼やねぎらいの言葉が来るとは思っていないのです。
そこに感謝の連絡が来ると、滞納が解消したという事実とも相まって、嬉しい気持ちになるのでしょう。
そしてそう思って欲しいのです。
滞納する方というのは「成功体験」が少ない気がします。
これまでの人生の中で「何かを達成して褒められた」という経験を久しく感じていない方がほとんどのように思えます。
せめて我々だけでも、滞納を解消したという事実と頑張りにねぎらいと感謝という「成功体験」を与えてもいいのではないか?と考えています。
すると「もうこういった思いはしたくない」とか「自分を信じ、評価してくれる、こんな人を裏切りたくない」という心理が働くのでしょう。
以降の滞納はほぼ無くなることでしょう。
私は以前から滞納については
「脅しや正論では解決できない」と再三再四申し上げております。
それで済むなら一番楽ですからね。でもなぜかそれではダメなのです。
「なんで滞納された側が感謝やねぎらいをしなければいけないんだ」という正論も分かります。
本来は当たり前のことですからね。
でも、それでもあなたが達成したいことはなんでしょうか?
滞納者に正論を言って論破することでしょうか?
それとも「今後はこの人を困らせたくないな」と思ってもらって毎月家賃を払っていただく人になることでしょうか?
私は自分の為にも後者を選びます。
そして、あんなに自分勝手だった人が優しく変わっていく姿というのも、この仕事の醍醐味なのです。
そんな瞬間にまた人間が好きになっていくので、私は当面続けていこうと思います。

